皆さんは、お弁当に適したお米の品種について考えたことはありますか?
実は、お米は品種によって「粘り気が強い」、「しっかりと粒感がある」、「香りが強い」、「味わいが強い」などといった、様々な特徴を持ちます。
これらの特徴に応じて適している用途が異なります。
今回はお弁当に入れるのに適している「お弁当向きのお米の品種」について、ごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)がご紹介していきます。
□お弁当に向いているお米の特徴とは
お弁当に向いているお米の特徴、それは「冷めても美味しいこと」です。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
*冷めてもパサパサになりにくい
冷めた後も硬くパサパサにならない品種を選ぶと、お弁当に入れてももっちりとした美味しいご飯が食べられます。
*適度な粘りともっちりとした食感
炊き立てのままの粘り気や食感を冷めても保つことができる品種を選ぶのが良いでしょう。
では、このような特徴を持つお米の品種を見ていきましょう。
□お弁当に向いている品種
*夢ごこち
夢ごこちは、冷めた後でももちもちの食感が楽しめます。
炊き立ては非常に甘いお米の良い香りがする品種なのですが、この香りは冷めた後も全く変わりません。
やわらかくクセがないため、食べやすい品種でもあるため、誰にでも好まれるお弁当にぴったりの品種です。
*ミルキークイーン
ミルキークイーンは粘りが強く、味わいが強いお米です。
粒が大きくしっかりとした粒感があります。
冷めても硬くなりにくいため、お弁当に入れてもやわらかく、炊き立てと同じような美味しさを味わえます。
*銀河のしずく
「銀河のしずく」は、粒が大きくて粘り気が程良く、軽やかな食感が特徴のお米です。そのため、何度食べても飽きを感じさせることありません。
食味もバランスが取れており、炊き上がりの透明感のある白さは、とても美しいものです。
炊き立てと冷めた後の味の変化を感じさせないので、おにぎりにも適したお米といえるでしょう。そのため多数のおにぎりに関するお米の賞を受賞しています。
日経トレンディが主催する「米のヒット甲子園2016」では、大賞を受賞し、今一番食べてほしいお米として注目されました。
審査員の評価には、「余韻が長いおいしさ」や「口に入って、ほろりと消える」というような感想があり、高い評価を受けました。
*ゆめぴりか
粒が厚く、一粒一粒の食感がしっかりしているのが特徴です。
ほおばった時に口の中に広がる香りと甘みが強く、噛むほどに美味しさが増します。
冷めても硬くなりにくく、さらに味の濃いお弁当のおかずともぴったり合うため、お弁当にはぴったりです。
□さいごに
今回はお弁当に適しているお米の品種についてご紹介しました。
冷めても美味しい、パサパサにになりにくく、もちもちした食感を味わえる品種がお弁当には向いています。
ぜひ様々な品種を試して、あなただけのお気に入りの品種を見つけてみてくださいね。
当店では、47都道府県の様々なお米を入荷しております。
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是非お米のくりやで、お米の食べ比べをご賞味くださいませ。