気候変動と米づくりへの影響

近年の急激な気候変動は、お米の品質と需給バランスに深刻な影響をもたらしています。本記事では、具体的な影響やその課題、今後の将来予測について解説をし、気候変動への適応策などをご紹介します。

 

気候変動と米づくりへの影響

お米は日本の食文化の基礎であり、日本人の食生活に深く根差す重要な穀物です。

 

しかし近年の急激な気候変動は、お米の生産に深刻な影響を及ぼしており、需給バランスを崩す原因にもなっています。今回は、気候変動がお米へ与える影響や、今後の予測、適応策などについて解説します。

【2024年】気候変動の現状と将来予測

米づくりに影響を及ぼす気候変動の現状と将来予測を解説します。

 

 

地球温暖化

出典:気象庁 | 日本の年平均気温

 

気象庁の発表によると、2023年の日本の平均気温は観測史上最高を記録。基準地と比較して+1.29℃の上昇が見られました。過去100年間では1.35℃の割合で上昇し、とくに1990年代以降、高温年が頻発しています。この気温上昇の傾向は、気候変動が着実に進行している明確な証拠といえるでしょう。

 

 

異常気象の増加

出典:気象庁 | 大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化

近年、日本では豪雨や大型台風による被害が増えてきました。気象庁の観測データから、局地的な豪雨の増加は顕著で、大雨の発生頻度が高まっていることがわかります。

 

とくに強い雨ほど増加率が高く、300mm以上の強雨は1980年ごろと比較し、約2倍の頻度で発生しています。このような異常気象の増加は農業全体に大きな影響を及ぼし、深刻な問題となっているのです。

日本における気候変動の将来予測

日本の気候変動2020」では21世紀末の将来予測について、2℃上昇シナリオと4℃上昇シナリオが掲載されています。この報告書では、「気温」「降水」「台風」それぞれの項目について以下のような予測がなされています。

 

気温 ・21世紀末までに年平均気温が1.4〜4.5℃上昇。

・猛暑日・熱帯夜が大幅増、冬日が減少する。

降水 ・大雨や短時間強雨の頻度が増加。

・無降水日数も増加傾向にあり、降水の極端化が進行する。

台風 ・強い勢力を保持しながら日本に接近する可能性が高い。

・日本の東側で台風の強度が増す傾向にある。

 

これらの予測は今後さらなる課題に直面することを示しており、社会全体で取り組んでいくことが必要です。

 

 

気候変動がお米の生育に与える影響とは

気候変動がお米の生育に与える、具体的な影響を見ていきましょう。

気温上昇による影響

近年、温暖化・ラニーニャ現象により、大気全体の温度が非常に高くなっています。これらの影響から今年の7〜9月の気温は全国的に高くなる傾向にあり、米づくりにおいては高温対策の徹底と適切な水管理が重要といえるでしょう。

 

高温が続く影響により、高温障害・白未熟粒の発生が注意喚起されており、収量や品質の低下が懸念されています。

 

今年のお米の生育状況については、全国的に十分な日照時間を確保できたことから、例年よりも早い傾向が見られます。日照時間が少ないといわれていた東北方面も、7月になれば回復するとの声が聞かれました。

 

集中豪雨と台風の影響

集中豪雨の影響で、冠水被害が深刻化しています。冠水被害は稲の損傷だけでなく、土壌流出を引き起こし、栄養分の損失をもたらします。

 

さらに2日以上水に浸かると根腐れ が起こり、稲の健全な生育を妨げる恐れがあるのです。事例として、南越前町が記録的な大雨に見舞われた際、3分の1のお米が出荷できなくなり、収穫量は7割も減少しました。

 

台風も、米づくりに大きな被害をもたらす要因です。強い暴風は稲を倒し、収穫量を大幅に減少させます。また稲がこすれ合うことで傷ができ、病気にかかりやすくなるケースも。さらに台風がそれた地域に直接的な被害はなくとも、フェーン現象が起こりやすくなり、高温障害の可能性を高めてしまいます。

 

これらの被害を最小限に抑えるには、気候変動に適応した新たな栽培方法や品種の改良が必要です。

 

温暖化による害虫の増加

温暖化は、お米の生育に「害虫の増加」という形で影響を及ぼしています。

 

福岡県では、2024年にトビイロウンカが1ヶ月程早く発生しており、その数も多いことが報告されています。この時期に発見されたのは、過去10年間のうち初めて。トビイロウンカの発生により、一部の稲が突然枯れてしまう「坪枯れ」の発生が懸念されています。

 

さらに、トビイロウンカは福岡県内のほぼ全域に飛来したと見られています。高温とまとまった降水量が、トビイロウンカの増殖に適した条件を作り出していると考えられるでしょう。

 

また、熊本でも斑点米カメムシ類の発生数が去年より増加しており、今後の被害が予想されています。

 

お米の品質低下が顕著

出典:農業生産における気候変動適応ガイド 水稲編|農林水産省

2024年現在、お米の収穫量の低下について大きな問題は出ていません。しかし、品質の低下が課題に挙げられています。

 

農研機構では、気候変動に適切な対策を講じないと、稲の早期生育よって「収量の減小」と「品質の低下」を引き起こす可能性が高いという研究結果を示しました。高温障害や稲の早期生育、害虫の増加など、さまざまな要因が品質低下に関係していると考えられます。

 

気候変動適応へ向けた取り組み

気候変動に適応する新たな対策として、さまざまな取り組みが行われています。

 

例えば、高温な環境下でも品質を維持できる高温耐性品種の開発や、白未熟粒の発生を低減する遺伝子研究、開花日をコントロールする遺伝子研究が行われています。さらに、栽培技術の改良も進んでおり、気候変動適応に向けた対策として、今後の発展が期待できるでしょう。

 

適応策には、即効性のあるものや長期的なものがあります。個別対応がむずかしい場合は、農業協同組合、自治体との連携と情報共有が重要です。

 

まとめ

気候変動は、お米づくりに高温障害や品質の低下・水害・害虫の増加など、数多くの課題を

もたらしています。気候変動適応の取り組みには、耐性品種の開発や栽培技術の改良など、総合的な対策が進められており、今後の発展に期待できる部分も多くあるでしょう。

 

安定したお米の供給を維持するには、生産者だけでなく行政や関係団体と連携した長期的な取り組みが不可欠といえます。

 

 

2024年、おすすめのお米銘柄を5つご紹介!              ◇お気に入りのお米の見つけ方◇

日本人の主食であるお米は、毎日の食卓に欠かせない食材です。現在、お米の品種は約900品種以上あり、そのなかでも食卓に並ぶごはんとして作られているのは320品種ほど 。

 

これだけ多くの品種のなかから、好みのお米を見つけることはむずかしいかもしれません。

 

令和5年産のお米は全国的に「高温・渇水」の影響で総じて品質は4年産よりも低下しました。
特にコシヒカリの低下が著しく5年産の魚沼産こしひかりは弊社が仕入したものは全て2等という結果からもその影響が大きく出た年となります。

そのような中でも高温耐性品種がその品種特性を出して品質は例年並みに
仕上がってきました。

品種特性にプラスして農家さんの栽培技術の高いところのものが今年は総じて
良かったです。

 

現在販売しているものの中でお米の外観も良く炊き上がりのツヤも良く
その品種らしい炊き上がりをしているものを私ごはんソムリエ徳永が全て試食した中で令和5年産のオススメを以下の通り選ばせて頂きました。

 

① 福島会津産福、笑い
② 秋田産サキホコレ
③ 岩手産銀河のしずく
④ 山形産雪若丸
⑤ 栃木産なすひかり
⑥ 千葉産粒すけ
⑦ 群馬沼田産こしひかり(小松姫)
⑧ 奈良産ひのひかり
⑨ 島根産きぬむすめ
⑩ 鳥取産星空舞
⑪ 愛媛産ひめの凛
⑫ 高知四万十産にこまる
⑬ 大分産なつほのか
⑭ 鹿児島産あきほなみ

上記14品種は特におすすめとなります。

 

もちろん、それ以外のお米がダメなわけではありませんが
例年に比べるとその品種特性が十分に出ていないと判断しオススメにはいれておりません。

 

お米は農産物ですので、天候に大きく影響を受けるものです。

 

 

そこで今回は、その中でも特におすすめのお米銘柄を5つにしぼってご紹介します。それぞれの特徴から、ぜひ自分に合うおいしい品種を見つけてみてくださいね。

【2024年版】おすすめのお米銘柄5選

 

福島県産「福、笑い」

「福、笑い」は2021年にデビューした 新しいブランド米です。開発期間は14年にわたり、福島県の最高級米として位置づけられています。

 

「香りが立つ」「強い甘み」「ふんわりとした柔らかさ」を掲げる「福、笑い」は、その通りかめばかむほどに広がる強い甘みが特徴の品種。お米のなかでは大粒 にあたり、柔らかめに炊き上がるので、もっちりとした食感が楽しめます。

高知県 四万十産「にこまる」

清流・四万十川で作られる「にこまる」は、有機肥料50%以上使用の特別栽培肥料で育てられた、環境にやさしい品種。「米の食味ランキング」で8年連続特A ※を、「日本一おいしい米コンテスト」では金賞を獲得しています。

 

コシヒカリの良さを受け継ぎ、ほどよい柔らかさときれいな光沢が食欲をそそります。炊き上がりはふっくらとしており、もっちりとした強めの粘り気が特徴です。噛むたびに深まる甘みとうまみに、ご飯がどんどん進むでしょう。

 

※商品そのものの評価ではありません。

群馬県産コシヒカリ「小松姫」

真田信之介の妻・小松姫の提案によって整備された真田用水から、雪解け水を引き込み大切に育てられている「小松姫」。収穫量が少ないため「幻のお米」ともいわれる品種です。

 

丹精込められたその工程は、自家製発酵肥料の使用や無農薬での栽培など、生産者のこだわりが多く詰まっています。お米本来の味が楽しめる甘みとうまみが「小松姫」の大きな魅力のひとつ。農薬を使用しないやさしい甘みを求める方におすすめです。

大分県産「なつほのか」

大分県が力を入れる新しい品種「なつほのか」は、高温に強く、きれいな光沢が特徴的です。「米の食味ランキング」では、2年連続特A※を獲得 し、高く評価されています。

 

大粒な「なつほのか」は食べ応えがあり、ほんのりとしたお米の香りが魅力的な品種。口に広がる甘みは優しい味わいです。また、冷めても柔らかさと甘さが続くこともうれしいポイント。炊き上り・冷めてからと、2度おいしさが味わえます。

※商品そのものの評価ではありません。

 

新潟産「新之助」

お米の収穫量全国1位の新潟県 から、新品種として登場した「新之助」。お米を代表するブランド・コシヒカリを受け継ぎ、さまざまな品種をかけあわせた結果、新たなおいしさを持つお米が完成しました。

 

炊き上がりは1粒1粒が立ち上がり、美しいつやが印象的な品種です。口のなかに運ぶと、「新之助」の香り高い味わいが広がり、コシヒカリとは違った味わいが楽しめるでしょう。

おいしいお米選びのポイント

 

おいしいお米を選ぶには、自分好みの味や1ヶ月を目安としたお米の消費量を知ることが大切です。

 

以下よりくわしくチェックしていきましょう。

自分好みの味を知ろう

お米は、地域ごとの気候や地形に合わせた品種改良が行われ、現在ではさまざまなおいしい品種が誕生しています。それゆえ同じ品種であっても、産地の環境によって味や食感が変わるのは、お米の奥深いところ。

 

お米の特徴である粘り・甘み・食感などを知ると、自分好みのお米を見つけやすくなるでしょう。

必要なお米の量をチェックしよう

お米は精米した瞬間から劣化が始まるため、1ヶ月を目安に食べきれる量を購入しましょう。

 

  • 1人暮らし:2kg
  • 2~4人以上:5~10kg

上記の量を目安に、ライフスタイルや好みに合わせて調整することをおすすめします。

まとめ

 

産地や品種によって異なる味・食感を持つお米は、非常に奥深いものです。お米の特徴を理解し、自分好みの一品を見つけると毎日の食卓がより楽しくなるでしょう。

 

今の時代、美味しくないというお米は存在しませんが、やはり昨今の高温に
強い品種や高温の影響を受けにくい山間部の産地、また農家さんの栽培技術の
高いものがやはり品質は良い傾向にあります。

 

今回は5つのおすすめ銘柄を紹介しましたが、国内にはほかにもさまざまな種類があります。各地域で丹精込めて育てられた自慢の品種を定期的に試し、新たなお気に入りを見つけることもおすすめです。

 

お米のくりやでは、ごはんソムリエが厳選した「 食べ比べセット」や、「お米のサブスク 」などを提供しています。多くのお米を試してみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

 

 

 

新潟県産のお米をお探しの方に向けて!新潟県産新之助について紹介!

新潟県産のお米をお探しの方はいらっしゃいませんか。
新潟は日本一の米どころでもあるため、特にレベルの高いお米が集まっています。
そんな中でも今回ご紹介するのが、2017年にデビューしたブランド米の「新之助」です。
ここからは、誕生の経緯や名前の由来をご紹介するため、ぜひお役立てください。

□どんなお米?

これは、2017年以デビューした新ブランド米であり、新潟の「米研究120周年」を記念する品種でもあります。
日本一の米どころである新潟がプライドをかけて開発した新之助は一体どんなものなのでしょうか。

*誕生の経緯

新潟のお米と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか。
やはり「コシヒカリ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、新潟の多くの場所で生産されていたコシヒカリは、県内のお米の栽培時期が重なってしまい、気候によっては収穫量が激減してしまうといったリスクを抱えていました。
また、近年では食の多様化が進んでおりそれに伴うお客様のニーズに対応するため、コシヒカリとは違う味わいの品種開発の必要もありました。

そこで、新潟県は2008年に20万株の品種の中から選抜を開始し、その結果選ばれたのが「新之助」だったのです。
実はこれは、日本のお米の新基準になるものとして、7年の歳月をかけて作られた新潟の新しいブランド米です。

これは、生産者を限定しており、一定の条件を満たす環境を用意できた農家のみが栽培できるようになっています。
そして、これはコシヒカリとは違う種類の美味しさと、他の都道府県に負けない美味しいお米を生み出すために開発されたものでもあるため、新しい味わいも楽しめるでしょう。

*名前の由来

この名前は、新しいの「新」と新潟の「新」、そして誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして名づけられました。

□特徴とは?

「コシヒカリとはベクトルが異なる美味しさを持つお米を提供したい。」このような思いから誕生しました。
では、どんな特徴があるのでしょうか。
ここからさらに詳しく見ていきましょう。

*食味の要素全てがトップレベル

これは、大粒できれいなツヤがあり、ほんのりとした香りが特徴的です。
そして豊潤な甘みとコクやしっかりとした粘りと弾力を併せ持っており、それらの結果として、その食味は高く評価されているのです。
そして、これには理想的な比率のたんぱく質とアミロースが含まれています。
他にも、表層が他の品種と比べて硬めでありながら、粘りが強いことも分かりました。
これによって、しっかりとした粒感と粘りが両立しているのです。

また、これと代表的なお米の品種の数値化を行った結果、米の美味しさに関連する、コク、味の厚み、濃さ、ボディ感、旨味、甘みの全てにおいて、これは平均値よりも高いことが分かりました。
特に、コクと甘み、味の厚みには特徴があり、その数値は他の都道府県産の代表的な品種とは大きく異なっていました。
この味の積み重ねが、これの豊潤な美味しさの源となっているのです。

*他のお米とは何が違うのか

他の品種と比べた際、これには品質の劣化が少ないといった特徴があります。
高温下で長期貯蔵後でも脂肪酸度が低く、古くなりにくいことが分かっています。
そのため、これは時間が経っても多品種に比べて表層や粒全体が硬くなりにくく、美味しさを長く保てるのです。
新潟県でお米を選ぶ方は、ぜひ参考にしてください。
お客様のコメ生活が豊かになることを願っています。

□まとめ

今回は、新潟の新之助についてご紹介しました。
これは、有名なコシヒカリとは異なるベクトルの品種であり、食味の要素のすべてがトップレベルにある新品種です。
そのため、他県に引きを取らない、新しい味わいを楽しめますよ。
新潟でお米をお探しの方は、ぜひ新之助を検討してみてはいかがでしょうか。

福井県産のあきさかりをご紹介します!

お米にはたくさん種類があり、どのお米が自分に合うかが分かりにくいです。
しかし、毎日の食事を妥協したくないですよね。
そこで今回は、福井県産のあきさかりについて紹介します。

□あきさかりについて

あきさかりは、平成9年に福井県の農業試験場で交配されました。
コシヒカリとキヌヒカリを組み合わせており、両方の良いところを受け継いだ高品質のお米と言えるでしょう。
コシヒカリは食味が良いお米として有名です。
キヌヒカリは、絹のような艶が特徴的でしょう。
そのため、あきさかりは美しいツヤがあるだけでなく、味まで美味しいというお米なのです。

あきさかりは、見た目と味の評価が高いため、とてもおすすめです。
また、稲が倒れにくいことも特徴的です。
生産者側からすると、とても嬉しいことですね。
福井県産あきさかりは、平成28年度の日本穀物検定協会の食味ランキングで特A評価を獲得しています。
続けて福井県産は2年連続の受賞を果たしました。
高く評価されている銘柄と言えるでしょう!

□あきさかりの特徴について

ここまではあきさかりがどういった経緯で生まれたのか、受賞歴などを紹介しました。
ここからは、あきさかりの特徴や味について紹介するので、お米選びの際に役立ててください。

あきさかりは、炊いたときのもっちりとした食感とツヤ感が特徴的です。
口に含んだ際には、お米本来の甘みが凝縮されており、それがもっちりとして食感につながるのでしょう。
また、程よい粘り気があるため、食べ応えも申し分ありません。
味はコシヒカリと同等以上で、見た目はキヌヒカリ以上と言われています。
冷めても美味しく食べられることから、おにぎりやお弁当を作る際にあきひかりを使っても良いでしょう。
あきさかりは高品質なお米のため、買ってから後悔することは少ないかもしれません。
しかし、自分の好みとお米の特徴をよく理解した上で購入することをおすすめします。

□まとめ

今回は、福井県産のあきさかりについて紹介しました。
あきさかり以外のお米にも興味があるという方は、ぜひお米のくりやホームページから探してみてください。
きっとお気に入りのお米が見つかります。

山口産のお米「晴るる」の特徴とは?解説します

山口県産の晴るるとはどのようなお米なのかについて詳しく知りたい方はいらっしゃいませんか。
「美味しいお米を買いたいので、晴るるがどのようなお米なのか気になる。」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、山口県産のお米晴るるの美味しさの秘密や栽培戦略などについてごはんソムリエ徳永真悟が解説します。

□山口県産の晴るるの特徴についてご紹介!

晴るるという品種について聞いたことがある方はいらっしゃいますか。
晴るるは、自然豊かな山口県宇部市北部を中心に栽培されている山口県オリジナルの品種です。
そんな晴るるの美味しさの秘密や名前の由来などについて見ていきましょう。

*晴るるの美味しさの秘密についてご紹介します

山口県産晴るるは、粘り気のあるコシヒカリとツヤと光沢が美しいヤマホウシという品種を掛け合わせて作られた品種です。
中山間地域での栽培に適しており、コシヒカリの食味とヤマホウシのツヤを受け継いで誕生しました。

そんな晴るるには、少し硬めで食感がしっかりしているという特徴があります。
噛むたびに甘みが出てくるので食べ応えたっぷりです。
後述しますが、コシヒカリ由来の粘りもあり、艶やかな美しい炊き上がりも魅力の1つです。

しっとりと甘い匂いがするので、食欲が湧くこと間違いなしですよ。
また、大きくしっかりとした粒なので、歯ごたえもあります。
粒と粒の間に空気を十分に含むので、口の中でホクホクとした感覚を味わえます。
主食用のお米としても、酢飯としても使えますのでおすすめです。

*名前の由来について解説します

晴るるという名前は、95代天皇花園院が歌い残した夏の歌の歌詞にある「夕立の雲飛びわくる白鷺のつばさにかけて晴るる日の影」という歌から抜き出して名付けられました。
夏の日差しをたっぷりと浴びて美しく育って欲しいという思いを込めて「晴るる」という名になったのですね。

□晴るるの栽培戦略である金太郎飴生産戦略について解説します

金太郎飴とは、どこを切っても同じ絵柄になる飴のことを指します。
山口県産の晴るるも、金太郎飴と同じように、常に品質と美味しさが安定したお米にしようという思いを込めて栽培管理戦略として金太郎飴生産戦略が取られるようになりました。
晴るるを生産する農家の方は5つの約束を守り、それに沿った栽培管理を行っています。

秋鍬と土壌改良資材投入で土づくりをすること、薄播きと細植で健康づくりをすること、田植期間を限定して1等米を作ること、穂肥を限定して良食味米を作ること、ライスセンター・カントリーを利用してブランドづくりを行うことが具体的な約束事です。
これらを守り、生産されることで安定した品質の美味しいお米が届けられるのですね。
そんな品質管理を徹底している山口県産の晴るるを、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

山口県産の晴るるというお米について知っていただけたと思います。
晴るるはとても美味しいお米なので、ぜひ一度お試しください。

 

 

愛媛産のおいしいお米「あきたこまち」を紹介します!

あきたこまちというお米をご存知の方は多いと思います。
コシヒカリ同様にさまざまなエリアで作られているお米なので、馴染み深いですよね。
しかし、あきたこまちは生産地によっても味が変わります。
そこで今回は、愛媛県産のあきたこまちについてご紹介します。

□愛媛県産のあきたこまちの特徴について解説!

「あきたこまちというお米を知ってはいるけど、具体的にどのような味なのか忘れてしまった」という方もいらっしゃると思います。
そのような方向けに、あきたこまちの特徴についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介いたします。

□あきたこまちの歴史について解説します

コシヒカリの系列の品種はたくさんありますが、その中でもあきたこまちは先駆け的な存在だと言えるでしょう。
コシヒカリと奥羽292号という品種を交配させて1982年に生まれた品種です。
コシヒカリ以上とも言われるような食感とうま味は、コシヒカリの評価を超えたこともあります。
そんなあきたこまちの名前は、秋田県湯沢市小野の小野小町生誕生伝説から命名されています。

*あきたこまちの特徴を紹介!

後述しますが、あきたこまちはコシヒカリの特徴を受け継いでおり、コシヒカリ譲りの甘みの強さがとても人気なお米です。
ただ、コシヒカリと比べると粘りが控えめなので、色々な料理に合うと言えるでしょう。素材の味を活かす和食にもぴったりですね。

そんなあきたこまちは発祥の地である秋田県以外にも岩手県や茨城県、愛媛県などの地域で盛んに栽培されています。
産地によっても味が変わるので、今回は愛媛県産のあきたこまちに絞って特徴をお伝えします。

*愛媛県産のあきたこまちはとても美味しい

お米のくりやが取り扱っている愛媛県産のあきたこまちを生産している場所は、山間の少し小高いところにある丹原町川根地区というところです。
年中涼しい風が吹き抜けている風光明媚な場所です。
山から流れてくる美味しくて綺麗なお水を使って作られています。
そんな愛媛県丹原町川根地区で作られるあきたこまちは、適度な粘りとお米本来の味が特徴のとても美味しいお米ですよ。

お米のくりやでは、ごはんソムリエが47都道府県の中から選んだお米を真空パックに詰めてお送りするオコメールという形で、愛媛県産のあきたこまちを販売しております。
お米好きにはたまらない採れたて新鮮なお米を真空パックに詰めてお送りするので、一味違う美味しさを堪能できますよ。
ぜひこの機会に試してみてくださいね。

□まとめ

今回は、愛媛県産のあきたこまちについてご紹介しました。
コシヒカリに次ぐ人気を誇っているあきたこまちですが、産地によっても味が異なります。
風光明媚な愛媛県の丹原町川根地区で栽培された採れたての美味しいあきたこまちをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

おいしいお米を食べたい方へ!長崎産「にこまる」をご紹介

長崎県産の「にこまる」の特徴や美味しさについて知りたい方はいませんか。
日本にはたくさんのお米がある中で、長崎県産のにこまるを選ぶ際はなるべく後悔しないように特徴を知ってから買いたいですよね。
そこで今回は、「長崎県産のにこまる」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□九州生まれの美味しいお米「にこまる」を紹介!

近年では、九州産のお米がコンクールで入賞して評判を呼んでいるため、かなり人気が高まってきています。
そんな中、九州で生まれた「にこまる」もとても脚光を浴びるようになってきました。そんな「にこまる」の美味しさの特徴についてご紹介します。

*長崎県産のにこまるの美味しさの特徴についてご紹介!

にこまるは、ツヤツヤとした光沢を持っているお米です。
研ぐ前のお米の時点でとても綺麗でキラキラしているので、炊き上がりも期待できますよね。
粘りが強く、食味が良いのが特徴で、ふっくらと炊き上がった様子はとても食欲をそそりますよ。
粒ぞろいも良く、もちもちした食感も味わえるので、もちもちしたお米が好きな方にはたまらないでしょう。

何よりもシッカリ感じる粒感と噛みしめた時のもっちりとした食感!
二つの異なる食感を持つ品種は、にこまるだけの特徴です。
素晴らしい食感と食味を誇る希少品種にこまるは、特質すべきお米です。

*ヒノヒカリに代わる次世代のブランド米になる?

にこまるは、ヒノヒカリに代わる存在になると言われています。
ヒノヒカリはとても人気のお米なのですが、稲が成熟していく時期に高温が続くと、白未熟粒が多発してしまうという問題を抱えていました。
しかし、にこまるはこの問題を解決し、高温の障害にも負けずに美味しいお米を提供できるような耐性を獲得しています。
そのため、今後もかなり普及していくお米になっていくと言えるでしょう。

□にこまるの歴史について解説

にこまるはヒノヒカリと同様の美味しい品種になるように目標を立てて開発されたお米です。
先述したように、ヒノヒカリは温暖化の影響を受けやすいため、安定した収穫ができない時期がありました。
そのような問題を解決するために開発が着手されたのがにこまるです。

にこまるは、1996年に九州沖縄農業研究センターで北陸174号ときぬむすめという品種を交配させて誕生しました。
双方の親がコシヒカリの系統の品種なので、にこまるはコシヒカリの美味しさを引き継いでいます。
2006年には長崎県で初めて生産が始まり、2009年には長崎県産のにこまるは特A評価を獲得しました。
このように、とても美味しいお米ということが客観的に評価されたことがあるので、ぜひ一度長崎県産のにこまるを試してみてくださいね。

□まとめ

今回は、長崎県産のにこまるについてご紹介しました。
とても美味しいお米なので、ぜひこの機会にお米のくりやのホームページから注文してみてください。

好みのお米を探している方へ!栃木県産「なすひかり」について紹介します!

「栃木県産のなすひかりが美味しいと聞いたけど、どのようなお米なのだろう。」
このように、なすひかりについて詳しく知りたい方は多いと思います。
日々の食卓に並ぶお米はなるべく美味しい物を食べたいですよね。
そこで今回は、「栃木県産のなすひかり」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□栃木のオリジナル品種である「なすひかり」についてご紹介!

美味しいお米の代名詞としてコシヒカリを思い浮かべる方は多いですが、日本には他にもたくさんの美味しい品種があります。
栃木県のお米が美味しいとはあまり知られていないかもしれませんが、実は栃木県産のなすひかりはとても美味しいお米として評判です。
なすひかりは栃木県の農業試験場で作られ、2007年に品種登録された栃木県のオリジナルの品種です。
コシヒカリの美味しさを受け継いでいて、大粒で食味が良いという特徴を持っているので、とてもおすすめの品種だと言えるでしょう。

また、2010年から6年連続で特A評価を獲得していて、きちんと客観的にも美味しいと評価されています。
炊き上がりはとてもツヤツヤしていて、ふっくらしています。
粘りもありますが、コシヒカリほどは強くなく、ややあっさりとしているのでとても食べやすいお米ですよ。噛めば噛むほど甘みが増します。

□なすひかりの歴史や名前の由来について解説!

そんな「なすひかり」にはどのような歴史があるのでしょうか。
作られた時の様子や名前の由来について見ていきましょう。

*なすひかりの歴史を詳しく知ろう

なすひかりは、美味しい味や高い品質のお米を作ることを目標として育成されたお米です。
生産力検定試験を始めたタイミングの1998年は冷害があった年で、収穫はよくありませんでした。
しかし、この年のなすひかりの収穫量はコシヒカリと比較して118パーセントもあり、安定した収穫量を確保できることがわかりました。

その後、月日が経つにつれてお米の産地同士の競争が激しくなっていき、各県がオリジナル品種を開発して販売するようになっていきました。
そんな中、栃木県も2007年になすひかりを品種登録して、県の奨励品種に採用し、現在のブランドができあがっていったのです。

*なすひかりの名前の由来についてご紹介

全国的にも有名な那須高原の爽やかなイメージを想像できるように、那須高原のなすとコシヒカリのヒカリをとり、なすひかりと名付けられました。

□まとめ

今回は、「栃木県産のなすひかり」についてご紹介しました。
本記事を参考にして、ぜひこの機会になすひかりを食べてみてくださいね。

 

 

茨城県産のお米「ふくまる」について解説します!

「茨城県産のふくまるというお米が美味しいと聞いたけど、どのような特徴があるのだろう。」
このように、ふくまるの購入を検討されている方は多いと思います。
そこで今回は、「茨城県産のお米ふくまる」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□茨城産ふくまるの特徴を紹介!

ふくまるの名前は、ふっくらと炊き上がり、丸くて大きなお米であることから名付けられました。
高温耐性がある「ふさおとめ」という品種と、粒が大きい「ひたち20号」という品種を交配させてそれぞれの良さを受け継ぎ、誕生しました。
関東でもトップクラスにお米の生産量が多い茨城県の大粒なお米の品種として期待されています。

そんな「ふくまる」にはどのような美味しさの特徴があるのでしょうか。
味や食感、見た目などの要素を見ていきましょう。

*ふくまるの美味しさの特徴とは?

ふくまるの特筆すべき特徴は、ふくよかで大きな粒なので食べ応えがあることです。
日々のご飯としてもとても美味しいですし、お弁当やおむすびにして食べるのもおすすめですよ。
ふくまるはやや弾力があり、口の中でひと粒ひと粒の存在感を感じられます。
ここまで粒を感じられるような食感のお米は珍しいです。

あっさりとした味わいで、よく噛んで味わうことで風味もかなり伝わります。
また、パラパラしているので、口の中で粒が転がるようなイメージの食感も感じられるでしょう。

*ふくまるの出荷時の品質管理について

お米の美味しさを左右するタンパク質の含有量によって仕分けをきちんと行っているので、食卓に並ぶお米はとても美味しいですよ。
天候が悪くなったり害虫が発生したりすることを防ぐために品質管理や情報共有などもしっかりと行っているので、ご安心ください。

□ふくまるは冷めても美味しくおかずに合うお米です

硬さや粘り、こし、付着などの要素を測定できるテンシプレッサーで調べたところ、他のお米は少し変化があったのに対し、ふくまるは炊飯した直後と24時間後を比較してもあまり数値に変化はありませんでした。
つまり、ふくまるは冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにもとてもぴったりなのですね。
また、AISSY株式会社が味覚センサーレオという食品の味覚分析や相性分析ができる機械でふくまるを調べたところ、梅干しや生卵との相性がとても良いというデータが出ました。和食に合いそうですね。
日々の食卓に並ぶお米としてとても優秀なのがわかりますね。

□まとめ

今回は、「茨城県産のお米ふくまる」についてご紹介しました。
本記事を参考に、ふくまるをぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

おいしいお米に出会いたい方へ!奈良県産「ヒノヒカリ」を紹介します

奈良産のお米ヒノヒカリについて知りたい方はいらっしゃいませんか。
ヒノヒカリはとても美味しいお米だと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はヒノヒカリの中でも奈良県産のヒノヒカリはとても人気があるので、今回は奈良産のヒノヒカリについて解説します。

□奈良県産のヒノヒカリについてご紹介!

そもそもヒノヒカリとはどのような品種なのでしょうか。
ヒノヒカリは味や香り、粘りのバランスがとてもよく、炊き方によってもさまざまな料理に合わせられる万能なお米です。
少し固めに炊くとチャーハンやオムライスにぴったりですし、少し柔らかめに炊くと美味しいご飯の美味しさを味わえます。

ヒノヒカリは奈良の奨励品種になっているのですが、奈良だけでなく近畿地方や九州、中国、四国地方など広い地域で栽培されています。
とても人気のある品種なのですね。

そんなヒノヒカリの中でも、奈良県産のヒノヒカリは特に美味しいと評判です。
奈良盆地を中心に栽培されているのですが、2012年から2015年まで4年連続で特A評価を獲得したことがあります。
特A評価は、お米の味の美味しさを決めるランキングの中でも、トップクラスの美味しさを誇っていると認定された場合にのみ獲得できるものです。
全国にたくさんある品種の中から選ばれた由緒正しい称号なので、特A評価を獲得したことがあるお米はかなり味が良いと言えるでしょう。

また、ツヤツヤとした炊き上がりで、コシヒカリよりも粘り気が少ないのが特徴です。
粒は小さめなのですが、粒感があり厚みがあるため食べ応え抜群です。
味の主張はあまり強くないので、さまざまな料理にも合いますよ。
お米本来のうまみも味わえるのは嬉しいですよね。

□ヒノヒカリの歴史について解説!

ヒノヒカリが作付けされ始めたのは1989年からです。
しかし、作付けされる10年前から研究開発が始まっていたので、長期間研究した結果の賜物(たまもの)だと言えるでしょう。
農林水産省指定試験地の宮崎県総合農業試験場で育成が始まり、コシヒカリと黄金晴という品種を掛け合わせて作られました。
また、ヒノヒカリという名前は、西日本を表す「日」とお米がツヤツヤと光る様子の「ヒカリ」を組み合わせて名付けられました。

□まとめ

奈良県産の美味しいお米ヒノヒカリについて知っていただけたと思います。
奈良県産のヒノヒカリは特A評価を獲得したことがあり、美味しいとお墨付きなので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
もし何かご不明点がございましたら、お気軽にお米のくりやまでご連絡ください。

 

 

長野のお米「風さやか」はご存知ですか?ご紹介します

長野県産のお米、風さやかについて知りたい方はいらっしゃると思います。
どのような特徴があるお米なのかを知らずに購入して、後悔したくはないですよね。
本記事では、風さやかの特徴についてごはんソムリエ徳永真悟が解説していきます。

□長野県産のお米「風さやか」の特徴について解説!

密かに人気になっているお米である長野県産の風さやかという品種をご存知でしょうか。 実は、風さやかはとても美味しいと評判になっているので、どのようなお米なのかについて詳しくご紹介します。

*風さやかの味わいについてご紹介します

風さやかはあっさりとした食感なので、和風の朝食にとてもぴったりです。
冷めても「もっちり」とした食感や美味しさが保たれるので、おにぎりやお弁当にもBESTですよ。
味わいとしては、しっかりと旨みや甘さが備わっており、粘りや味、香りなどのバランスも良く、さまざまな料理に合うという特徴があります。

*風さやかはなぜ品質が良いの?

風さやかの品質が良い理由は3つあります。
1つ目は、長野県が定める栽培マニュアルに則って栽培されていることです。
農産物検査法に基づく一等米なので、きちんと品質が保証されているのですね。

2つ目は、厳しい基準をクリアしたお米しか風さやかとしてパッケージに入れられないことです。
一般的なお米の基準に対してかなり厳格な基準値を設けているので、美味しいお米以外は入れられません。

3つ目は、精米する設備がきちんと整っていることです。
機械だけでなく、書類管理や検査体制などをきちんと満たしている施設で精米されているので、安心して食べられるのですね。

□風さやかの現状について解説します

そんな美味しさや品質の管理を徹底している風さやかですが、現状では一般の方にどのくらい認知されているのでしょうか。
風さやかは平成25年に品種登録されて、本格的な栽培がされ始めました。
平成27年には913ヘクタール、平成28年には1002ヘクタールと順調に作付面積を増やしてきています。

派手なスタートではありませんでしたが、コシヒカリとはまた違う食味の良さで評判になり、市場の評価も高まっています。
お米の炊飯試験では、冷却直後のお米と16時間経った後のお米の食味値があまり変わらず、冷めても美味しいということが実証されました。

現在は長野県のオリジナル米という位置付けですが、今後は生産が拡大されて全国展開されていくでしょう。
ぜひ、今のうちにどのような味なのかを試してみてください。

□まとめ

長野県産の風さやかについて知っていただけましたでしょうか。
風さやかはとても評判が良いお米なので、ぜひ一度お米のくりやのホームページからお試しください。

 

 

富山で採れるお米「てんたかく」について紹介します!

美味しいお米を買いたい方で、富山県産のてんたかくについて気になっている方はいませんか。
富山県産のてんたかくはどのようなお米なのでしょうか。
今回は、具体的に富山県産のてんたかくの特徴をごはんソムリエ徳永真悟が解説します。

□富山県産のてんたかくの特徴をご紹介!

「てんたかく」はコシヒカリの系統のお米なので、ほどよい粘りや甘みがあります。
粒には弾力がありますが、粘りが強いわけではなく、さっぱりとした味わいが特徴です。

コシヒカリと比べて、てんたかくは米粒が大きく光沢があるため見た目が美しく、ほどよい粘りと甘みがありつつもさっぱりとした味わいが特徴のお米です。
冷めても美味しいので、おにぎりやお弁当にもおすすめですよ。

コシヒカリは、もちもちとした食感を味わいたい方におすすめですが、てんたかくは美味しくさっぱりとした味を求めている方におすすめです。

□富山県産のてんたかくの名前の由来や歴史について解説!

良いところがとても多いてんたかくですが、どのように作られたのでしょうか。
てんたかくの歴史や名前の由来についてご紹介します。

*てんたかくの歴史についてご紹介します

てんたかくはコシヒカリの系列であるハナエチゼンとひとめぼれを交配させて誕生しました。
気候変動に強い品種を作ることを目標として、富山県がオリジナルで開発した品種です。
そして、猛暑が続く夏にもしっかりと品質を保ったまま栽培できるように改良されました。

ハナエチゼンは高温に強く、ひとめぼれは寒さに強いという特徴を持っているので、どのような気候にも強いと言えるでしょう。
そのため、安定して栽培ができるのですね。
また、早生なので、コシヒカリよりも約2週間早く収穫できます。

*てんたかくの名前の由来について解説

全国的に見るとあまり知名度はありませんが、てんたかくは地元の人にとても人気で、知る人ぞ知る質の高さを誇っています。
そんなてんたかくは、富山県にある天高くそびえる立山連峰のように、全国に飛躍してほしいという思いを込めて命名されました。
この機会に、ぜひ一度てんたかくを試してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

本記事で紹介したように、てんたかくはとても評判の良い美味しいお米です。
他にも、さまざまな種類のお米を取り扱っておりますので、気になるお米を一度調べてみることをおすすめします。

 

神奈川県のお米「さとじまん」についてご存じですか?

神奈川県産のさとじまんとはどのようなお米なのでしょうか。
事前にどのようなお米かを知ってから購入しようとしている方は多いと思います。
さとじまんの特徴や味についても、事前に知っておくと役に立ちます。
そこで今回は、さとじまんの特徴について、ごはんソムリエ徳永真悟が解説します。

□さとじまんの特徴について解説!

さとじまんは、コシヒカリよりも一粒一粒が大きいという特徴を持っています。
おいしく炊き上げられると、もちもちとした食感のご飯になります。
炊き上がった「さとじまん」は、コシヒカリにも負けない美味しいさ。

□さとじまんの歴史をご紹介!

暖かい地域の水田でも美味しいお米を作れるように品種改良を行い、作られた品種がさとじまんです。
暖かい地域では、水稲の収穫作業との競合を避けるため、コシヒカリと栽培時期が異なる美味しい品種や麦跡の晩植栽培に適した市場性の高い品種が必要とされています。
そのような要望に応える形でさとじまんが作られたのですね。

さとじまんは早植・晩植共に収穫量が多く、耐倒伏性が強いという特徴を持っています。
また、稲麦二毛作地帯で問題となりやすい縞葉枯病にも耐性を持っており、安全に栽培されているのでご安心ください。
そんなさとじまんの歴史についてご紹介します。

*さとじまんの歴史について

さとじまんは、関東175号という品種と越南154号という品種を掛け合わせて作られたお米です。
平成6年に人工交配を行い、平成13年からは奨励品種決定調査に試してもらってきました。
その結果、平成17年に神奈川県で奨励品種に採用されました。

また、さとじまんの名前の由来は我が里を自慢したいというところからきています。
里を自慢できるような美味しいお米だという自信の表れかもしれませんね。

*お米のくりやではオコメールという真空パックでさとじまんをご提供しております

お米好きにはたまらない企画として、採れたて新鮮なお米を真空パックにして提供しているのがオコメールです。
神奈川県大井産のさとじまんを3パックそれぞれ300g入っている物をお送りいたします。
オコメールは47都道府県のお米を全県分揃えて企画したのですが、その品揃えを確保するのに最も苦労したお米の1つがさとじまんです。
とても貴重なさとじまんの美味しさを、ぜひご堪能ください。

□まとめ

本記事で紹介したように、さとじまんはとても美味しいお米です。
お米のくりやのオコメールを活用して、ぜひ一度味わってみてください。
もし何かわからないことがございましたら、お気軽にお米のくりやまでご連絡ください。

 

 

 

鹿児島産のお米「あきほなみ」の特徴を紹介します!

鹿児島県産のあきほなみというお米をご存知の方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、鹿児島県の独自の品種であるあきほなみの味や歴史についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□鹿児島県産のあきほなみの特徴をご紹介!

あきほなみは、鹿児島県のみで栽培されているお米です。
鹿児島県は日本でも南の方に位置しているので、暖かい気候が特徴ですよね。
その暖かさを生かして、鹿児島県では7月中旬に収穫する早期水稲と10月上旬以降に収穫する普通期水稲で稲作を行っています。

そのような稲作の特徴を持っている鹿児島県が、普通期水稲のために独自で開発したお米があきほなみなのです。
初めは伊佐市やさつま町などの一部の地域で作付けされていたのですが、次第に県内全域に広がっていきました。
そんな鹿児島県の独自のお米の味の特徴について解説します。

*あきほなみの味を知ろう!

あきほなみは食味ランキングの特A評価を獲得したことがあるとても美味しいお米です。
特A評価とは、お米の食味を審査員が査定して評価するお米のランキングの中でも、トップクラスの味わいがあるという証です。
査定項目は外観、味、香り、粘り、硬さ、総合評価の6つです。
外観、味、香り、粘り、の4つの項目でヒノヒカリを上回る評価を得たこともあるようなお米なので、かなり美味しさを感じられるでしょう。

粘り気が強く、程よい硬さが特徴のお米です。
粒は大きくツヤツヤしているため、美味しそうな見た目から食欲がかなり湧きますよ。
また、甘さとうま味を兼ね備えた味で、冷めても美味しく感じられます。
和食、洋食、中華などのさまざまなジャンルの料理にもよく合います。

□あきほなみの歴史や名前の由来について解説

あきほなみは、ヒノヒカリの系統である99S123と越南179号という品種を掛け合わせて誕生しました。
鹿児島県では今までヒノヒカリが栽培されていることが多かったのですが、台風の被害や高温による品質の低下などの問題がありました。
それを解決するために、10年かけてあきほなみが開発されました。

*あきほなみの由来とは

あきほなみは、秋にたくさん実った稲穂が波打つ様子から連想して命名されました。
豊作を思い浮かばせるような名前から、美味しそうなイメージが湧きますよね。

□まとめ

あきほなみという品種の特徴について知っていただけましたでしょうか。
あきほなみはとても美味しいお米なので、ぜひ一度試してみてくださいね。
他にもご興味のあることがございましたら、いつでもお米のくりやにご連絡ください。

 

 

 

千葉産のお米「ふさおとめ」について解説します

千葉県産のふさおとめとはどのようなお米なのでしょうか?
今回は、千葉県産のふさおとめの具体的な特徴についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□千葉県産ふさおとめの特徴を解説!

ふさおとめの特筆すべき特徴は、ほどよい甘みとあっさりとした粘り気です。
粒の揃った行儀の良い乙女のような品種だと言えるでしょう。

味が良いのはもちろんですが、コシヒカリより香りが抑えられているので、牛丼や親子丼、さらにカレーライスや卵かけご飯などとも相性がとても良いです。
他にも、ちらし寿司や手巻き寿司のように、素材の味を引き立てたい場合にもおすすめですよ。
また、炊き上がりのツヤや見栄えもとても良いので、美味しそうな見た目を演出できます。

*食感について解説

粒がしっかりしていて、粒と粒の間に空気を溜め込むため、ほっこりとした食感になっています。
全体的にふわっとした食感だと言えるでしょう。
また、飲み込んだときに粒の存在を感じられるので、余韻も味わえますよ。

□ふさおとめの歴史や名前の由来についてご紹介します

とても美味しいと評判の千葉県産ふさおとめですが、どのように誕生したのでしょうか。
ここでは、ふさおとめの歴史や名前の由来についてご紹介します。

*歴史について解説

ふさおとめが生まれた千葉県には利根川が流れており、お米を収穫できる時期の秋に下流域で洪水が起きることが多いです。
洪水によって収穫ができないというリスクを回避するために、千葉県では従来の収穫時期よりも比較的早い時期に収穫できる品種が求められてきました。

その要望に応えるために生まれたのがふさおとめです。
ひとめぼれという品種とハナエチゼンという品種が掛け合わされて誕生しました。
ひとめぼれは味がよくて、ハナエチゼンは早生で大粒だという特徴があります。
それらの良さを引き継いで生まれました。

ふさおとめの収穫時期は他のお米よりも早い8月上旬から始まります。
そのような特徴からふさおとめはとても人気になり、平成29年度には千葉県内の作付面積第3位にランクインするほど生産されるようになりました。
このようにしてふさおとめは人気のあるお米として認知されるようになったのですね。

*名前の由来について解説

ふさおとめの名前の由来は、千葉県房総半島の房(ふさ)と、白くふっくらとしてツヤがある炊き上がりをイメージさせるようなおとめという言葉が組み合わされて命名されました。

□まとめ

本記事で紹介したように、ふさおとめはとても美味しいお米です。
ぜひ一度お米のくりやのホームページで詳細を見てみてくださいね。