七夕に味わう“星の名前のお米”|由来とおすすめ品種解説

短冊に願いを込めて夜空を見上げる七夕。星に思いをはせるこの季節は、いつものお米を名前で選んでみると新しい発見があります。
お米には、星や光の情景から名付けられた銘柄が少なくありません。今回は、おすすめの星や光にまつわるお米をご紹介します。
七夕は星の物語!お米にも広がる星や光にまつわる銘柄

七夕といえば、天の川をはさんで織姫と彦星が年に一度だけ出会える、星降る夜の物語。夜空を見上げて願い事をする、日本の美しい夏の風物詩ですよね。
そんな七夕の季節、お米の銘柄に目を向けてみると面白い発見が見えてきます。今年の七夕は定番のそうめんだけでなく、銘柄に込められた物語に思いをはせながら、お米を味わってみてはいかがでしょうか。
七夕の夜空が思い浮かぶ、名前に「空や星」がつくお米たち

お米のなかには、夜空や星、そして美しい光の情景をイメージして名付けられた銘柄がたくさんあります。ここでは、七夕の季節にぴったりな4つのお米の由来と味わいの特徴をご紹介します。
ななつぼし|北斗七星みたいに、輝いてほしい
北海道を代表する人気銘柄「ななつぼし」は、空気が澄んで星がきれいに見える北海道で、「北斗七星(ななつぼし)のように輝いてほしい」という願いを込めて命名されました。
味わいはあっさりとしたバランス型で、一粒一粒の粒立ちのよさが持ち味。さらりと食べられて、おにぎりやお寿司ともよく合います。毎日の食卓にそっと寄り添う、頼れる定番のお米といえるでしょう。
銀河のしずく|天の川を、そっとすくいとった一粒
岩手県生まれの「銀河のしずく」は、その名のとおり夜空の銀河をイメージして名付けられた銘柄です。「きらめく星空のように一粒一粒が輝くお米であってほしい」という願いに、岩手出身の宮沢賢治『銀河鉄道の夜』のイメージも重ねられています。そして「しずく」が表すのは、つやと白さの美しさ。透き通るような白い粒と、軽やかな口あたりが魅力です。
粘り気が強すぎず、上品でさっぱりとした味わいなので、暑さで食欲が落ちやすい夏の夜にもぴったりです。
青天の霹靂|晴れ渡る空に走る、ひとすじの稲妻
青森県産の「青天の霹靂(へきれき)」は、「青天」が青森の青い空、「霹靂」が突如として轟く稲妻を意味しています。インパクトのある名前ですが、古来から稲妻は「稲を実らせる光」として豊作の象徴とされてきました。夏の晴れ渡った空から降る稲光のように、鮮烈な美味しさで食卓を驚かせたいという思いが込められています。
お米の粒はやや大きめでしっかりとしており、噛むほどに広がるキレのある旨みが持ち味。夏バテ気味のときでもすっきり食べられる、爽快な食味のお米です。
つや姫|織姫を思わせる、艶やかな輝き
山形県が10年以上の歳月をかけて育てた「つや姫」は、その名の通り炊きあがりの美しい「つや」と「白さ」が自慢のお米。一粒一粒がキラキラと輝く上品な姿は、まさに七夕の織姫のようです。美味しいお米のルーツである山形の名種「亀ノ尾」の系譜を受け継いでおり、選ばれた認定農家だけが厳しい基準のもとで大切に栽培しています。
「炊いてほれぼれ、冷めても美味しい」と言われる通り、口に運ぶと濃厚な甘みと強い旨みが広がります。七夕のごちそうメニューにはもちろん、冷めても風味が落ちないので、翌日のお弁当や塩むすびにもぴったりです。
くりやのおひさま米|おすすめ銘柄は「とちぎの星」

くりやには「おひさま米」と呼んでいるお米があります。温暖化が進み、夏の暑さが年々厳しくなるなかでも、元気に実るお米。
そんな高温に強い品種を食卓に届けたい、その想いでくりやが名付けたシリーズの呼び名が「おひさま米」です。いつもの食卓に変わらないおいしさを運びたい、という願いが込められています。
ぷくっと大粒、豊かな甘み。栃木が生んだ「とちぎの星」
くりやがおひさま米としておすすめする銘柄が、栃木発祥の「とちぎの星」です。2014年に登場したお米で、一粒がぷくっと大きく、炊いても形がくずれにくく、噛むほどに豊かな甘みが広がります。
粒立ちがよく、丼ものやカレーなど味のしっかりした料理と好相性。冷めても硬くなりにくいので、お弁当やおにぎりにもよく合います。「さまざまな災害に打ち勝ち、燦然(さんぜん)と輝く“栃木の星”に」と名付けられ、2019年には天皇陛下の即位に伴う重要な儀式・大嘗祭の献上米にも選ばれました。星の名を持つお米は、七夕の食卓の主役にもおすすめです。
七夕の食卓は星の名のお米で
北斗七星に天の川、晴れ渡る空、織姫の輝き。名前をたどると、お米にはこんなにも夜空の情景が宿っています。
今年の七夕は一膳のごはんを添えて、星の物語ごと味わってみてはいかがでしょうか。なかでもくりやのおひさま米「とちぎの星」は、大粒でしっかり、冷めても美味しい夏にうれしい一品です。













































