2024年 気になるお米の市況

2024年のお米市況を生産量・需要動向・価格動向から解説します。後半では、価格と需要安定のため取り組まれる品種改良や、お米の魅力を伝える新たな提案などもご紹介します。

 

2024年 気になるお米の市況

お米は日本人の主食であり、生活に欠かせない重要な作物です。しかし1人あたりのお米消費量は1962年度の年間118.3キロをピークに、2022年度は50.9キロまで減少しました。一方で、近年ではお米の新しい価値や活用法が見出されており、魅力が再認識されています。

 

今回は、日本の食卓に不可欠な2024年のお米市況について、生産量、需給動向、価格動向の観点から解説します。また豊かな食文化の維持・発展に取り組むくりやの活動についてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

引用:農林水産省

【2024年】お米の生産量予測

農林水産省は2024年産主食用のお米生産量は、669万と予測。これは前年比で微減の見込みを示しており、需要バランスの調整が図られていると考えられます。

 

一方で、一部の県では作付意向が増加傾向にあり、地域差が見られることも。天候や作柄次第では予測を上回る可能性もあるため、引き続き注視が必要です。

引用:農林水産省

 

お米の需要動向は?

米穀機構は、2024年4月分の消費動向調査結果を前年同月比で2.6%増加したと公表しました。1ヶ月単位での精米消費量は、一人当たり約5キロという結果です。

 

新型コロナの影響で外食機会が激減し、お米の消費量は減少傾向にありましたが、現在は回復傾向にあります。一方、家庭内のお米在庫は平成23年以降で最低値を記録し、需要回復が遅れています。

 

下表は昭和35年からのお米需給動向を表したものです。

出典:農林水産省

月単位ではわずかな増減がありますが、全体としては需給バランスに沿うように減少の推移をたどっています。

 

お米の価格動向は?

千葉県内にある農協では、2024年産のお米買取価格は前年度より3千円ほど上回ると予測。お米買取価格については、新米が出回る端境期にかけて2023年産の市中相場の動向によって左右されるでしょう。

 

出典:農林水産省

農林水産省は2024年3月の相対取引価格は60キロ1万5,428円と公表し、2023年産米の出回りからの年産平均価格は、前年よりも1,442円高の60キロ15,286円になると見通しています。「相対取引価格の推移」からは、過去5年間(平成30年産~令和5年産)が最も高い水準で推移していることがわかります。

 

価格上昇の背景には生産コスト増加などの要因がありますが、需給バランス次第では価格変動の可能性も十分にあるでしょう。

 

お米需要増加を目指す産地や農家の取り組み

お米の消費が減少傾向にあるなか、需要増加に向けた産地や農家の創意工夫が積極的に行われています。

 

パックご飯

パックご飯(包装米飯)とは、炊いたお米を無菌包装し、常温で保存可能にした食品。

 

その手軽さから好調に生産量を伸ばし続け、令和5年度の包装米の年間生産量は約20万トンとなる見込みです。平成27年の年間生産量約12万トンと比較すると、大幅な上昇傾向にあるといえます。

 

農水省農産局穀物課の東原祐介氏は、お米の消費量全体が減少傾向にあるなか、パックご飯を「大きな光」だと評価しました。とくに若者や高齢者に人気が高く、調理の手間を省ける点が大きな魅力です。

 

簡単にご飯が用意できるパックご飯の需要は、単身世帯の増加・高齢化社会といった環境にもマッチしており、今後の伸び率に期待が高まっています。

 

気候に負けない強い品種改良

 

お米価格上昇の背景には、深刻な気候変動も影響しています。異常気象による収穫量の減少や品質低下の対策として、猛暑でも安定して供給できるよう、暑さに強く、高い品質が保てる品種改良が進行中です。

 

このような取り組みには気候の変化に負けず、安定したお米の生産と供給を実現し、急激な価格変動を抑える効果が期待されています。

 

くりやの取り組み

 

 

くりやでは「お米」を通じ、自然に生まれる人とのコミュニケーションや身体の健康に貢献する多様な取り組みを展開しています。

 

真空パックの「オコメール」はくりやの登録商品です。「気持ちをコメて、贈れるおコメ」として、一味違ったコミュニケーションが生まれます。“食べ比べオコメール”はごはんソムリエが選んだ銘品ばかりをご用意。食卓で食べ比べ、生産者の思いがこもったさまざまなお米に触れていただけます。

 

「主食から嗜好品へ」をコンセプトに、LINEギフトや楽天オコメール専門店でのカジュアルギフト商品の開発に取り組んでおり、気軽にお米を楽しめる機会を広げています。

 

また、くりやでは生産者直送の玄米を精米した「精米玄米」をご提供。異物の混入リスクを低くし、安心して食べられる玄米をお届けします。

 

ヘルシーブラウン」は、レンジでチンしてすぐに食べられる便利な玄米パックご飯。玄米独特のボソボソ感を解消し、やわらかくもっちりとした食感を実現しました。

 

まとめ

2024年のお米市況は生産量が減る一方、価格は上昇すると予想されます。お米の価格安定や需給バランスのため、気候変動に強い品種改良や新商品開発といった取り組みが進行中です。

 

これからのお米業界には、お米の魅力の発信・日本の豊かな食文化の担い手となることが求められるでしょう。

 

くりやは「お米」を通じた“楽しく健康的なライフスタイル”を提案し、新しいお米の楽しみ方、お米の消費拡大に今後も貢献していきます。

https://www.kuriya.jp/

夏の定番を再発見!そうめんアレンジレシピ

小豆島手延べそうめん「島の光」を使った、夏にぴったりのアレンジレシピを3つご紹介します。なかには夏バテ防止に効果的な、栄養満点のそうめんレシピも。いつもとは違ったそうめんの楽しみ方で、食欲が落ちやすい暑い時期を乗り切りましょう。

 

夏の定番であるそうめんは、食欲がなくなりがちな暑い日にぴったりの一品です。しかし、いつも同じ食べ方では飽きてしまうことも。

 

そこで今回は、コシが強くなめらかなのど越しが特徴の「島の光」を使ったアレンジレシピを3つご紹介します。

 

 

・小豆島手延べそうめん「島の光」

約400年の歴史を誇る逸品「島の光」。細い糸を重ねたような、なめらかで美しい乳白色が食欲をそそります。「島の光」は、赤帯・黒帯・オリーブ素麺の3種類あります。

 

  • 赤帯:原材料は小麦粉・食塩・ごま油のみ。厳選素材を使用し、小豆島の環境をいかした天日干しで製造されている。
  • 黒帯:瀬戸内海の寒風が吹き寄せる時期に、二日製法でつくられている。二日製法とは前日に仕込み、熟成させるために朝まで寝かせ、翌日天日干しを行う伝統ある製法。
  • オリーブ素麺:小豆島特産のオリーブを練り込んだ素麺。ペースト状のオリーブを島の光に練り込み、ほのかに緑がかった色合いが特徴的。表面はオリーブオイルが絡められている。

くりやでは、オリーブ素麺と麺伸びがしにくい限定品黒帯を販売しております。

・「島の光」アレンジレシピ

のど越しなめらかな「島の光」を使ったアレンジレシピを3つご紹介します。

夏にぴったり!レモン冷やし中華

材料(2人分)

  • 「島の光」 2人分

▼タレの調味料

  • レモン果汁 大さじ4
  • 醤油 大さじ4
  • 水 大さじ4
  • みりん 大さじ3
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • ゴマ油 小さじ1

▼お好みの具

  • ねぎ
  • ゆで玉子
  • トマト
  • レモン
  • きゅうり など

 

作り方

  1. 鍋にタレの調味料を入れ、ひと煮立ちさせる。
  2. ボールに氷水や冷水を入れ、そこに「1.」の鍋を浮かべて冷やす。
  3. 「島の光」を表示時間通りゆで上げ、ざるにあげてよくすすぐ。
  4. 器に盛った「島の光」にトマトやゆで玉子、レモンなど、お好みの具材をのせ、冷ましたタレをかけて完成。

 

さっぱりと冷たい「島の光」に、レモン風味のさわやかなタレをあわせたアレンジレシピ。レモンの酸味がのど越しのよい「島の光」に絡み、食欲がなくなりやすい暑い夏でもさっぱりと味わえます。

 

コシが癖になる!そうめんチャンプルー

材料(2人分)

  • 「島の光」 2人分

 

▼材料 2人分

  • 玉ねぎ 1/4個
  • 人参 1/4本
  • ネギ 1/2本
  • ニラ 4本
  • 豚肉 100g

 

  • めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ2
  • ごま油 適量
  • かつお節 適量

 

作り方

1.玉ねぎはくしぎりに、人参は細切りにする。

2.ネギ・ニラはお好みの長さに切る。

3.豚肉は一口サイズの3cm程度に切る。

4.「島の光」を表示時間よりも1分短くゆで、流水でぬめりを洗い流したらサラダ油を絡めておく。

5.熱した鍋にごま油をひいて、豚肉を炒める。

6.色が変わったら、Aの具材・めんつゆを入れて炒め合わせる

7.具材に油とめんつゆがなじんだら「島の光」も炒め合わせ、お皿に盛る。

8.かつお節をトッピングして完成。

 

そうめんチャンプルーは有名な沖縄料理で、ボリューム感を味わえる一品です。夏バテ予防や疲れた体の回復を助ける豚肉をたっぷり入れるのもおすすめ。「島の光」のコシの強さを楽しむには、規定の表示時間より短めにゆでることが大切です。「島の光」と香ばしい油が絡んだ具材により、食べ応えのある一品に仕上がります。

 

夏冷え防止!温かいわかめにゅうめん

材料(2人分)

  • 「島の光」 2人分
  • 水で戻したわかめ お好みの量

▼うどんつゆ

  • だし 600ml
  • 醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 塩 小さじ⅓

作り方

1.うどんつゆの材料を鍋に入れ、中火で煮立たせる。

2.「島の光」を別の鍋で表示時間より短くゆで、ゆで上がったらぬめりを流水で洗い流す。

3.そうめんをうどんつゆの鍋に入れ、ひと煮立ちしたら器に盛りつける。

4.水で戻したわかめをトッピングして完成。

 

エアコンや冷たい食べ物で冷えた体を、ほっと温めてくれるアレンジレシピです。シンプルな材料と簡単な工程で、さっと食べたいときやお腹をすかせた子どもたちに手早く作れます。「島の光」のコシの強さと、わかめの食感が同時に楽しめる一杯。お好みで、めんつゆで炒めた牛肉や豚肉を加えてもおいしく味わえます。

 

・「島の光」をおいしく保つ保存方法

 

「島の光」をおいしく保つには、湿気や直射日光を避けて保管しましょう。

 

  • 密閉容器や密閉ジッパーの袋に入れる
  • 直射日光を避け、通気性がよく湿度の低い場所で保管する

 

湿度が高いと、虫やカビが発生しやすくなります。上記の保管方法を実施し、「島の光」をおいしく保ちましょう。

 

・まとめ

のど越し豊かな「島の光」は、食欲がなくなりがちな夏にも手軽に、さっぱりと味わえるそうめんです。「島の光」をおいしく保つには、高温多湿・直射日光を避け、「島の光」を虫やカビから守ることがポイント。

 

夏バテ予防や体の冷えに効果的な、栄養満点のそうめんアレンジレシピで暑い夏を元気に乗り切りましょう!

2024年、おすすめのお米銘柄を5つご紹介!              ◇お気に入りのお米の見つけ方◇

日本人の主食であるお米は、毎日の食卓に欠かせない食材です。現在、お米の品種は約900品種以上あり、そのなかでも食卓に並ぶごはんとして作られているのは320品種ほど 。

 

これだけ多くの品種のなかから、好みのお米を見つけることはむずかしいかもしれません。

 

令和5年産のお米は全国的に「高温・渇水」の影響で総じて品質は4年産よりも低下しました。
特にコシヒカリの低下が著しく5年産の魚沼産こしひかりは弊社が仕入したものは全て2等という結果からもその影響が大きく出た年となります。

そのような中でも高温耐性品種がその品種特性を出して品質は例年並みに
仕上がってきました。

品種特性にプラスして農家さんの栽培技術の高いところのものが今年は総じて
良かったです。

 

現在販売しているものの中でお米の外観も良く炊き上がりのツヤも良く
その品種らしい炊き上がりをしているものを私ごはんソムリエ徳永が全て試食した中で令和5年産のオススメを以下の通り選ばせて頂きました。

 

① 福島会津産福、笑い
② 秋田産サキホコレ
③ 岩手産銀河のしずく
④ 山形産雪若丸
⑤ 栃木産なすひかり
⑥ 千葉産粒すけ
⑦ 群馬沼田産こしひかり(小松姫)
⑧ 奈良産ひのひかり
⑨ 島根産きぬむすめ
⑩ 鳥取産星空舞
⑪ 愛媛産ひめの凛
⑫ 高知四万十産にこまる
⑬ 大分産なつほのか
⑭ 鹿児島産あきほなみ

上記14品種は特におすすめとなります。

 

もちろん、それ以外のお米がダメなわけではありませんが
例年に比べるとその品種特性が十分に出ていないと判断しオススメにはいれておりません。

 

お米は農産物ですので、天候に大きく影響を受けるものです。

 

 

そこで今回は、その中でも特におすすめのお米銘柄を5つにしぼってご紹介します。それぞれの特徴から、ぜひ自分に合うおいしい品種を見つけてみてくださいね。

【2024年版】おすすめのお米銘柄5選

 

福島県産「福、笑い」

「福、笑い」は2021年にデビューした 新しいブランド米です。開発期間は14年にわたり、福島県の最高級米として位置づけられています。

 

「香りが立つ」「強い甘み」「ふんわりとした柔らかさ」を掲げる「福、笑い」は、その通りかめばかむほどに広がる強い甘みが特徴の品種。お米のなかでは大粒 にあたり、柔らかめに炊き上がるので、もっちりとした食感が楽しめます。

高知県 四万十産「にこまる」

清流・四万十川で作られる「にこまる」は、有機肥料50%以上使用の特別栽培肥料で育てられた、環境にやさしい品種。「米の食味ランキング」で8年連続特A ※を、「日本一おいしい米コンテスト」では金賞を獲得しています。

 

コシヒカリの良さを受け継ぎ、ほどよい柔らかさときれいな光沢が食欲をそそります。炊き上がりはふっくらとしており、もっちりとした強めの粘り気が特徴です。噛むたびに深まる甘みとうまみに、ご飯がどんどん進むでしょう。

 

※商品そのものの評価ではありません。

群馬県産コシヒカリ「小松姫」

真田信之介の妻・小松姫の提案によって整備された真田用水から、雪解け水を引き込み大切に育てられている「小松姫」。収穫量が少ないため「幻のお米」ともいわれる品種です。

 

丹精込められたその工程は、自家製発酵肥料の使用や無農薬での栽培など、生産者のこだわりが多く詰まっています。お米本来の味が楽しめる甘みとうまみが「小松姫」の大きな魅力のひとつ。農薬を使用しないやさしい甘みを求める方におすすめです。

大分県産「なつほのか」

大分県が力を入れる新しい品種「なつほのか」は、高温に強く、きれいな光沢が特徴的です。「米の食味ランキング」では、2年連続特A※を獲得 し、高く評価されています。

 

大粒な「なつほのか」は食べ応えがあり、ほんのりとしたお米の香りが魅力的な品種。口に広がる甘みは優しい味わいです。また、冷めても柔らかさと甘さが続くこともうれしいポイント。炊き上り・冷めてからと、2度おいしさが味わえます。

※商品そのものの評価ではありません。

 

新潟産「新之助」

お米の収穫量全国1位の新潟県 から、新品種として登場した「新之助」。お米を代表するブランド・コシヒカリを受け継ぎ、さまざまな品種をかけあわせた結果、新たなおいしさを持つお米が完成しました。

 

炊き上がりは1粒1粒が立ち上がり、美しいつやが印象的な品種です。口のなかに運ぶと、「新之助」の香り高い味わいが広がり、コシヒカリとは違った味わいが楽しめるでしょう。

おいしいお米選びのポイント

 

おいしいお米を選ぶには、自分好みの味や1ヶ月を目安としたお米の消費量を知ることが大切です。

 

以下よりくわしくチェックしていきましょう。

自分好みの味を知ろう

お米は、地域ごとの気候や地形に合わせた品種改良が行われ、現在ではさまざまなおいしい品種が誕生しています。それゆえ同じ品種であっても、産地の環境によって味や食感が変わるのは、お米の奥深いところ。

 

お米の特徴である粘り・甘み・食感などを知ると、自分好みのお米を見つけやすくなるでしょう。

必要なお米の量をチェックしよう

お米は精米した瞬間から劣化が始まるため、1ヶ月を目安に食べきれる量を購入しましょう。

 

  • 1人暮らし:2kg
  • 2~4人以上:5~10kg

上記の量を目安に、ライフスタイルや好みに合わせて調整することをおすすめします。

まとめ

 

産地や品種によって異なる味・食感を持つお米は、非常に奥深いものです。お米の特徴を理解し、自分好みの一品を見つけると毎日の食卓がより楽しくなるでしょう。

 

今の時代、美味しくないというお米は存在しませんが、やはり昨今の高温に
強い品種や高温の影響を受けにくい山間部の産地、また農家さんの栽培技術の
高いものがやはり品質は良い傾向にあります。

 

今回は5つのおすすめ銘柄を紹介しましたが、国内にはほかにもさまざまな種類があります。各地域で丹精込めて育てられた自慢の品種を定期的に試し、新たなお気に入りを見つけることもおすすめです。

 

お米のくりやでは、ごはんソムリエが厳選した「 食べ比べセット」や、「お米のサブスク 」などを提供しています。多くのお米を試してみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

 

 

 

美味しいお米を探したい!お米を見比べておすすめをご紹介

世の中にはたくさんのお米の銘柄があります。
選択の自由があるのは嬉しいですが、どれが自分の好きなお米なのか迷ってしまうこともありますよね。
「自分に合ったお米を知りたい!」と思ってはいませんか?
そこで、有名なお米を簡単に見比べていただけるよう、おすすめをピックアップします!
きっと自分の好みのお米が見つかるはず。

□有名なお米5選

*コシヒカリ

コシヒカリは、非常になじみ深いお米で、普段食べているという方もいらっしゃるかもしれません。
もちもちした適度な粘りと、強い香りは日本人好みとも言われ、多くの人に愛される品種です。
新潟県が主な産地ですが、日本全国広く生産されています。

*ヒノヒカリ

ヒノヒカリは、コシヒカリをさらに改良し作られたお米です。
コシヒカリのバランスの良さを受け継ぎ、非常に美味しいことで知られています。
一方、価格はコシヒカリより抑えめであることが多く、手に入りやすいお米と言えます。
コシヒカリと同様、多くの地域で生産されており、特に九州、四国で大規模に作られています。

*ゆめぴりか

ゆめぴりかは、北海道産のブランド米です。
粘りの強い食感と強い甘味で、非常に美味しいお米として知られています。
その美味しさは、食味ランク特Aを受賞するほど。
飛行機のファーストクラスで提供されるお米も、このゆめぴりかです。
北海道はかつては米栽培に向いていないとさえ言われていましたが、ゆめぴりかはそのイメージを払拭したブランド米です。

*あきたこまち

あきたこまちは、その名の通り秋田を代表するお米です。
強い甘味と旨味が特徴で、粘りと歯ごたえのバランスが良い、万人に愛されるお米です。
あきたこまち特有の性質として、水分量が多いということがあります。
水分量が多いと、冷めても美味しいままなので、お弁当にするにも最適です。
元々コシヒカリやササニシキを超えようと作られたお米で、その味については最高級だと言えるでしょう。

*ひとめぼれ

ひとめぼれは宮城県産のお米です。
優しい口当たりとバランスの取れた味わいで、誰もが楽しめるお米です。
価格も高級ブランド米と比べて安く、手に入れやすいお米のひとつです。
お米の味が主張しすぎないので、おかずと一緒に食べるのに適しています。
特に、和食との相性は抜群で、高齢者の方を中心に幅広く愛されるお米です。

□まとめ

以上、代表的なお米5種をピックアップしました。
もちろん、これ以外にも素晴らしいお米はたくさんあります。
お米の探し方として、何か好きな品種に似たものを探すというのもありです。
まずは自分の好きな傾向を見つけられると、そこからもっとお米を広く知ることができますよ。
是非、好みを見つけて、お米を楽しんでくださいね!

新潟県産のお米をお探しの方に向けて!新潟県産新之助について紹介!

新潟県産のお米をお探しの方はいらっしゃいませんか。
新潟は日本一の米どころでもあるため、特にレベルの高いブランド米が集まっています。
そんな中でも今回ご紹介するのが、2017年にデビューしたブランド米の「新之助」です。
ここからは、誕生の経緯や名前の由来をご紹介するため、ぜひお役立てください。

□どんなお米?

これは、2017年以デビューしたブランド米であり、新潟の「米研究120周年」を記念する品種でもあります。
日本一の米どころである新潟がプライドをかけて開発した新之助は一体どんなものなのでしょうか。

*誕生の経緯

新潟のお米と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか。
やはり「コシヒカリ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、新潟の多くの場所で生産されていたコシヒカリは、県内のお米の栽培時期が重なってしまい、気候によっては収穫量が激減してしまうといったリスクを抱えていました。
また、近年では食の多様化が進んでおりそれに伴うお客様のニーズに対応するため、コシヒカリとは違う味わいの品種開発の必要もありました。

そこで、新潟県は2008年に20万株の品種の中から選抜を開始し、その結果選ばれたのが「新之助」だったのです。
実はこれは、日本のお米の新基準になるものとして、7年の歳月をかけて作られた新潟の新しいブランド米です。

これは、生産者を限定しており、一定の条件を満たす環境を用意できた農家のみが栽培できるようになっています。
そして、これはコシヒカリとは違う種類の美味しさと、他の都道府県に負けない美味しいお米を生み出すために開発されたものでもあるため、新しい味わいも楽しめるでしょう。

*名前の由来

この名前は、新しいの「新」と新潟の「新」、そして誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして名づけられました。

□特徴とは?

「コシヒカリとはベクトルが異なる美味しさを持つお米を提供したい。」このような思いから誕生しました。
では、どんな特徴があるのでしょうか。
ここからさらに詳しく見ていきましょう。

*食味の要素全てがトップレベル

これは、大粒できれいなツヤがあり、ほんのりとした香りが特徴的です。
そして豊潤な甘みとコクやしっかりとした粘りと弾力を併せ持っており、それらの結果として、その食味は高く評価されているのです。
そして、これには理想的な比率のたんぱく質とアミロースが含まれています。
他にも、表層が他の品種と比べて硬めでありながら、粘りが強いことも分かりました。
これによって、しっかりとした粒感と粘りが両立しているのです。

また、これと代表的なお米の品種の数値化を行った結果、米の美味しさに関連する、コク、味の厚み、濃さ、ボディ感、旨味、甘みの全てにおいて、これは平均値よりも高いことが分かりました。
特に、コクと甘み、味の厚みには特徴があり、その数値は他の都道府県産の代表的な品種とは大きく異なっていました。
この味の積み重ねが、これの豊潤な美味しさの源となっているのです。

*他のお米とは何が違うのか

他の品種と比べた際、これには品質の劣化が少ないといった特徴があります。
高温下で長期貯蔵後でも脂肪酸度が低く、古くなりにくいことが分かっています。
そのため、これは時間が経っても多品種に比べて表層や粒全体が硬くなりにくく、美味しさを長く保てるのです。
新潟県でお米を選ぶ方は、ぜひ参考にしてください。
お客様のコメ生活が豊かになることを願っています。

□まとめ

今回は、新潟の新之助についてご紹介しました。
これは、有名なコシヒカリとは異なるベクトルの品種であり、食味の要素のすべてがトップレベルにある新品種です。
そのため、他県に引きを取らない、新しい味わいを楽しめますよ。
新潟でお米をお探しの方は、ぜひ新之助を検討してみてはいかがでしょうか。

新潟産こしひかりの特徴とは?美味しいお米が食べたい方へ

日本人なら誰もが耳にしたことのある「こしひかり」は、国内栽培面積の3分の1を占める人気ブランド米です。
美味しいお米が食べたいとお考えの方は、「こしひかり」というブランドを見たり食べたりしたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、新潟産こしひかりの特徴とおいしい理由をご紹介します。

□新潟産こしひかりの特徴をご紹介!

お米の人気ブランドである「こしひかり」は、全国的に人気のある銘柄です。
その中でも特に新潟産のこしひかりは、ツヤや粘りの他に、独特の甘みを持つことから、こしひかりの中でも特に人気があるでしょう。

ここからは、新潟産こしひかりの特徴をご紹介します。
新潟産のこしひかりの特徴は、こしひかりが持つ独特の甘みと粘りだけでなく、炊き上がったときの香りとツヤにあります。
また、ふっくらしているのはもちろん、もっちりもしており、みずみずしく、ひと粒ひと粒が光り輝き、炊き上がりの美しさもピカイチでしょう。
新潟県は、信濃川や阿賀野川などの河川により、稲作に必要な水が十分に確保でき、稲作に適した土地や天候に恵まれてることから、他のこしひかりと比較すると粘りと甘みが強いです。
新潟産こしひかりは甘みが強いことが特徴で、煮物やハンバーグなどの味の濃いものにも負けない存在感があります。
どんなものでも相性が良いため、ご飯のお替り回数が増えるかもしれませんね。
和食と洋食問わず相性が良く、冷めていてもおいしく食べられるため、お弁当やおにぎりにもおすすめです。

□新潟産こしひかりがおいしい理由をご紹介!

ここまで、新潟産こしひかりの特徴についてご紹介しました。
新潟産こしひかりが、美味しいと感じるのか?
ここからは、新潟産こしひかりがおいしい理由をご紹介します。

*肥沃な大地

先ほど紹介したように、日本一長い信濃川や阿賀野川をはじめとする多くの川が、上流から栄養分を含んだ肥えた土と豊かな水を運んできます。
下流には豊かな平野が広がっており、お米や農産物を育てるのに適している土壌となります。
肥沃な粘土質でできている土壌は、お米作りに必要な養分を豊富に含んでいるため、化学肥料をあまり必要とせず、平野を中心においしいお米が作られています。
これらの天然の養分がこしひかりの「うま味」のもとになっているのです。

*気候

新潟県は、お米が実る時期の気温が平均25度であり、お米の成長にとって適している環境なのです。
新潟県のある地域は、稲の育つ春から夏には比較的良い天気が続き、雨も適度に降ります。
夏は、稲の成長に適した高温の日が多く、冷害や台風なども少ない傾向にあるでしょう。
寒い季節になると、高い所を中心に多くの雪が降ります。
そして、暖かくなると雪が解け出して、腐葉土の養分をたくさん含んで、平野部へ向かいます。
天然の養分を含んだこの水は水田を潤してくれます。
このような気候が、米づくりに適しており、昔から稲作を中心とした農業が行われているのでしょう。
水、土壌、気候と3つの地の利を紹介しましたが、実は新潟県にはお米作りのプロが多いのです。
農家同士で情報交換も行われており、情報が引き継がれています。
そのような優秀な農家は昔から受け継がれ、現在も多くの方が稲作をしています。
自然の環境も美味しいお米作りには大事ですが、受け継がれた稲作の情報が集まる環境も新潟産こしひかりが美味しい理由と言えるでしょう。

□まとめ

今回の記事では、新潟産こしひかりの特徴とおいしい理由をご紹介しました。
「こしひかり」は、艶の良い見た目、粘り気のある食感、旨味の強い味といった、全てにおいてバランスが取れています。
新潟産こしひかりについて気になっている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

料理を引き立てるお米?山形県庄内産ササニシキについて解説!

みなさんは、山形県庄内産のササニシキはご存知でしょうか。
この品種は、料理を引き立てるお米として、多くの飲食店で愛用されています。
今回の記事では、山形県庄内産ササニシキについてご紹介します。

□ササニシキの特徴をご紹介!

最近のご家庭では、ササニシキについてほとんど耳にすることがないのではないでしょうか。
そのため、どんな特徴があるのか気になっている方も多いでしょう。
そこでここからは、山形県庄内産ササニシキの特徴をご紹介します。
ササニシキの特徴は、なんと言っても「さっぱり」とした味で、いくらでも食べれると感じられるところでしょう。
コシヒカリ系統と比較すると、粘りや甘みのあるもっちり感はなく、昔ながらのお米です。
特に山形県庄内産のものは、ササニシキの中でも最も人気があり、控えめな甘さとうま味、さっぱりした柔らかくほぐれるような食感は、寿司ネタやおかず本来の味を引き出すため、長年愛され続けています。
普段食べているお米は「もちもちで甘すぎる」と感じている方は、ほどよい甘さとさっぱりした山形県庄内産ササニシキをおすすめします。

□山形庄内産ササニシキは何に合う?

コシヒカリは、ふっくらもっちりとしており、みずみずしく、ひと粒ひと粒が光り輝き、炊き上がりの美しさがあります。
それに対して山形庄内産ササニシキは、さらっとした口当たりで、うす味のあっさりした感じでしょう。
このようなササニシキが、なぜさらっとしているのか、そして何に合うのかご紹介します。
そもそもご飯の粘りはどのように決まるかというと、お米に約70パーセント程度含まれる「でんぷん」によって決まります。
これにはアミロースとアミロペクチンの2種類があり、でんぷんのアミロースの割合が小さい場合は粘りのあるお米になり、逆にアミロースの割合が高い場合であると粘りがあまりないお米になります。
山形県庄内産ササニシキは、うるち米の中ではアミロースの量が多い品種と言えるでしょう。
コシヒカリが17パーセント前後なのに対して、ササニシキは20パーセントから23パーセントと、アミロースが高い値を示します。
そのため、ササニシキは粘りが少なく、さらっとした食感になります。
先ほど紹介したように、コシヒカリと比較するとアミロース含有量が多いため、相対的にはあっさりしており和食に向きますが、好みの分かれるお米とも言われます。
寿司酢を混ぜてもべたつかないため、多くの寿司職人に好まれているでしょう。
そのため、お寿司屋さんによってはササニシキの使用をアピールしているところもあります。
ササニシキは他のお米と違い、口の中でふわりと溶けてほぐれるような食感でお寿司にぴったりでしょう。
このような特性から、かつてはお寿司屋さんといえば「ササニシキ」というくらい人気のあるお米でした。
粘りがとても強いお餅の原料になるもち米のでんぷんは、全てアミロペクチンからなり、アミロースの割合は0パーセントです。
一方で、日本の一般的なうるち米のでんぷんは、先ほども述べたようにアミロースが17パーセント程度なのに対して、ササニシキは20パーセントから23パーセント含まれていると言われています。
やはり、今出回っている多くの品種はしっかりとした味があり、特徴的なうま味のあるアミロースの低いお米が多いです。
しかし、それに対して山形県庄内産ササニシキはアミロースが高く、食べ飽きしないさっぱり感のあるお米なのです。

□まとめ

今回の記事では、山形県庄内産ササニシキの特徴を紹介しました。
山形県庄内産ササニシキには、コシヒカリのようなモチモチ感はないものの、さらっとした食感でお寿司などの和風料理、冷たいおかずにも合うなどの特性を持っています。
山形県庄内産ササニシキについて興味がある方は、ぜひお米のくりやでお買い求めください。

山梨県産の農林48号は幻のお米?その理由を解説します!

大量に買ったお米が美味しくないために、困っているという方はいらっしゃいませんか。
購入したお米が美味しくないと、かなり残念ですよね。
しかし、どういった基準でお米を選べば良いかわからない方が多いと思います。
そこで今回は、幻のお米と呼ばれている山梨県産の農林48号について紹介します。

□幻のお米誕生エピソードとは

農林48号って聞いたことがないという方が多いでしょう。
こちらは戦後間もない昭和24年に愛知県の農業試験期間で開発されたお米です。
農林8号と陸羽132号を交配することで、農林48号が生まれました。
こちらは開発当時、富山や栃木、山梨などで奨励品種として指定されるほど食味が良いとされていました。
しかし、病気に弱いという点から評判が低下して、姿を消してしまいました。
姿を消してしまった農林48号は近年になって再び脚光を浴び始めました。
それは、都内の高級寿司店が食味の良さを評価して使用していることから、再び注目を集めたのです。
現在農林48号が栽培されているのは、武川村周辺のみとされています。
そのため、市場価値がますます高くなっているでしょう。
コシヒカリにも劣らない農林48号を試してみてはいかがでしょうか。

□農林48号の特徴とは

ここまでは農林48号のエピソードを中心に紹介しました。
そこでここからは、農林48号の味について紹介します。
農林48号は、一度食べたら忘れられないほどの粘りと甘みが特徴的です。
においをかいだだけで、口の中に甘みを感じられるでしょう。
粒自体は小ぶりです。
のどごしはお米の粘り気のおかげで、つるっとした感じでしょう。
こちらのお米は、洋食と相性が良いお米です。
洋食がお好きな方はぜひ一度検討してみてくださいね。
特別な日のお弁当に農林48号を使ってみても良いかもしれませんね。
農林48号は素晴らしいお米ですが、その他にもおすすめのお米はたくさん存在します。
ご自身の好みのお米を見つければ、毎日の食事が楽しくなるでしょう。
その他のお米が気になる方は、お米のくりやホームページをご覧ください。

□まとめ

今回は、幻のお米と呼ばれている山梨県産の農林48号について紹介しました。
銀座の高級寿司屋でも使用されているお米を自宅でも楽しみたいですよね。
お米のくりやが提供している新米詰め合わせセットは、全国の美味しいお米を集めた商品です。
ご自身の好みのお米を見つけるのに最適なため、是非ご利用ください。

福井県産のあきさかりをご紹介します!

お米にはたくさん種類があり、どのお米が自分に合うかが分かりにくいです。
しかし、毎日の食事を妥協したくないですよね。
そこで今回は、福井県産のあきさかりについて紹介します。

□あきさかりについて

あきさかりは、平成9年に福井県の農業試験場で交配されました。
コシヒカリとキヌヒカリを組み合わせており、両方の良いところを受け継いだ高品質のお米と言えるでしょう。
コシヒカリは食味が良いお米として有名です。
キヌヒカリは、絹のような艶が特徴的でしょう。
そのため、あきさかりは美しいツヤがあるだけでなく、味まで美味しいというお米なのです。

あきさかりは、見た目と味の評価が高いため、とてもおすすめです。
また、稲が倒れにくいことも特徴的です。
生産者側からすると、とても嬉しいことですね。
福井県産あきさかりは、平成28年度の日本穀物検定協会の食味ランキングで特A評価を獲得しています。
続けて福井県産は2年連続の受賞を果たしました。
高く評価されている銘柄と言えるでしょう!

□あきさかりの特徴について

ここまではあきさかりがどういった経緯で生まれたのか、受賞歴などを紹介しました。
ここからは、あきさかりの特徴や味について紹介するので、お米選びの際に役立ててください。

あきさかりは、炊いたときのもっちりとした食感とツヤ感が特徴的です。
口に含んだ際には、お米本来の甘みが凝縮されており、それがもっちりとして食感につながるのでしょう。
また、程よい粘り気があるため、食べ応えも申し分ありません。
味はコシヒカリと同等以上で、見た目はキヌヒカリ以上と言われています。
冷めても美味しく食べられることから、おにぎりやお弁当を作る際にあきひかりを使っても良いでしょう。
あきさかりは高品質なお米のため、買ってから後悔することは少ないかもしれません。
しかし、自分の好みとお米の特徴をよく理解した上で購入することをおすすめします。

□まとめ

今回は、福井県産のあきさかりについて紹介しました。
あきさかり以外のお米にも興味があるという方は、ぜひお米のくりやホームページから探してみてください。
きっとお気に入りのお米が見つかります。

山口産のお米「晴るる」の特徴とは?解説します

山口県産の晴るるとはどのようなお米なのかについて詳しく知りたい方はいらっしゃいませんか。
「美味しいお米を買いたいので、晴るるがどのようなお米なのか気になる。」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、山口県産のお米晴るるの美味しさの秘密や栽培戦略などについてごはんソムリエ徳永真悟が解説します。

□山口県産の晴るるの特徴についてご紹介!

晴るるという品種について聞いたことがある方はいらっしゃいますか。
晴るるは、自然豊かな山口県宇部市北部を中心に栽培されている山口県オリジナルの品種です。
そんな晴るるの美味しさの秘密や名前の由来などについて見ていきましょう。

*晴るるの美味しさの秘密についてご紹介します

山口県産晴るるは、粘り気のあるコシヒカリとツヤと光沢が美しいヤマホウシという品種を掛け合わせて作られた品種です。
中山間地域での栽培に適しており、コシヒカリの食味とヤマホウシのツヤを受け継いで誕生しました。

そんな晴るるには、少し硬めで食感がしっかりしているという特徴があります。
噛むたびに甘みが出てくるので食べ応えたっぷりです。
後述しますが、コシヒカリ由来の粘りもあり、艶やかな美しい炊き上がりも魅力の1つです。

しっとりと甘い匂いがするので、食欲が湧くこと間違いなしですよ。
また、大きくしっかりとした粒なので、歯ごたえもあります。
粒と粒の間に空気を十分に含むので、口の中でホクホクとした感覚を味わえます。
主食用のお米としても、酢飯としても使えますのでおすすめです。

*名前の由来について解説します

晴るるという名前は、95代天皇花園院が歌い残した夏の歌の歌詞にある「夕立の雲飛びわくる白鷺のつばさにかけて晴るる日の影」という歌から抜き出して名付けられました。
夏の日差しをたっぷりと浴びて美しく育って欲しいという思いを込めて「晴るる」という名になったのですね。

□晴るるの栽培戦略である金太郎飴生産戦略について解説します

金太郎飴とは、どこを切っても同じ絵柄になる飴のことを指します。
山口県産の晴るるも、金太郎飴と同じように、常に品質と美味しさが安定したお米にしようという思いを込めて栽培管理戦略として金太郎飴生産戦略が取られるようになりました。
晴るるを生産する農家の方は5つの約束を守り、それに沿った栽培管理を行っています。

秋鍬と土壌改良資材投入で土づくりをすること、薄播きと細植で健康づくりをすること、田植期間を限定して1等米を作ること、穂肥を限定して良食味米を作ること、ライスセンター・カントリーを利用してブランドづくりを行うことが具体的な約束事です。
これらを守り、生産されることで安定した品質の美味しいお米が届けられるのですね。
そんな品質管理を徹底している山口県産の晴るるを、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

山口県産の晴るるというお米について知っていただけたと思います。
晴るるはとても美味しいお米なので、ぜひ一度お試しください。

 

 

愛媛産のおいしいお米「あきたこまち」を紹介します!

あきたこまちというお米をご存知の方は多いと思います。
コシヒカリ同様にさまざまなエリアで作られているお米なので、馴染み深いですよね。
しかし、あきたこまちは生産地によっても味が変わります。
そこで今回は、愛媛県産のあきたこまちについてご紹介します。

□愛媛県産のあきたこまちの特徴について解説!

「あきたこまちというお米を知ってはいるけど、具体的にどのような味なのか忘れてしまった」という方もいらっしゃると思います。
そのような方向けに、あきたこまちの特徴についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介いたします。

□あきたこまちの歴史について解説します

コシヒカリの系列の品種はたくさんありますが、その中でもあきたこまちは先駆け的な存在だと言えるでしょう。
コシヒカリと奥羽292号という品種を交配させて1982年に生まれた品種です。
コシヒカリ以上とも言われるような食感とうま味は、コシヒカリの評価を超えたこともあります。
そんなあきたこまちの名前は、秋田県湯沢市小野の小野小町生誕生伝説から命名されています。

*あきたこまちの特徴を紹介!

後述しますが、あきたこまちはコシヒカリの特徴を受け継いでおり、コシヒカリ譲りの甘みの強さがとても人気なお米です。
ただ、コシヒカリと比べると粘りが控えめなので、色々な料理に合うと言えるでしょう。素材の味を活かす和食にもぴったりですね。

そんなあきたこまちは発祥の地である秋田県以外にも岩手県や茨城県、愛媛県などの地域で盛んに栽培されています。
産地によっても味が変わるので、今回は愛媛県産のあきたこまちに絞って特徴をお伝えします。

*愛媛県産のあきたこまちはとても美味しい

お米のくりやが取り扱っている愛媛県産のあきたこまちを生産している場所は、山間の少し小高いところにある丹原町川根地区というところです。
年中涼しい風が吹き抜けている風光明媚な場所です。
山から流れてくる美味しくて綺麗なお水を使って作られています。
そんな愛媛県丹原町川根地区で作られるあきたこまちは、適度な粘りとお米本来の味が特徴のとても美味しいお米ですよ。

お米のくりやでは、ごはんソムリエが47都道府県の中から選んだお米を真空パックに詰めてお送りするオコメールという形で、愛媛県産のあきたこまちを販売しております。
お米好きにはたまらない採れたて新鮮なお米を真空パックに詰めてお送りするので、一味違う美味しさを堪能できますよ。
ぜひこの機会に試してみてくださいね。

□まとめ

今回は、愛媛県産のあきたこまちについてご紹介しました。
コシヒカリに次ぐ人気を誇っているあきたこまちですが、産地によっても味が異なります。
風光明媚な愛媛県の丹原町川根地区で栽培された採れたての美味しいあきたこまちをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

おいしいお米を食べたい方へ!長崎産「にこまる」をご紹介

長崎県産の「にこまる」の特徴や美味しさについて知りたい方はいませんか。
日本にはたくさんのお米がある中で、長崎県産のにこまるを選ぶ際はなるべく後悔しないように特徴を知ってから買いたいですよね。
そこで今回は、「長崎県産のにこまる」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□九州生まれの美味しいお米「にこまる」を紹介!

近年では、九州産のお米がコンクールで入賞して評判を呼んでいるため、かなり人気が高まってきています。
そんな中、九州で生まれた「にこまる」もとても脚光を浴びるようになってきました。そんな「にこまる」の美味しさの特徴についてご紹介します。

*長崎県産のにこまるの美味しさの特徴についてご紹介!

にこまるは、ツヤツヤとした光沢を持っているお米です。
研ぐ前のお米の時点でとても綺麗でキラキラしているので、炊き上がりも期待できますよね。
粘りが強く、食味が良いのが特徴で、ふっくらと炊き上がった様子はとても食欲をそそりますよ。
粒ぞろいも良く、もちもちした食感も味わえるので、もちもちしたお米が好きな方にはたまらないでしょう。

何よりもシッカリ感じる粒感と噛みしめた時のもっちりとした食感!
二つの異なる食感を持つ品種は、にこまるだけの特徴です。
素晴らしい食感と食味を誇る希少品種にこまるは、特質すべきお米です。

*ヒノヒカリに代わる次世代のブランド米になる?

にこまるは、ヒノヒカリに代わる存在になると言われています。
ヒノヒカリはとても人気のお米なのですが、稲が成熟していく時期に高温が続くと、白未熟粒が多発してしまうという問題を抱えていました。
しかし、にこまるはこの問題を解決し、高温の障害にも負けずに美味しいお米を提供できるような耐性を獲得しています。
そのため、今後もかなり普及していくお米になっていくと言えるでしょう。

□にこまるの歴史について解説

にこまるはヒノヒカリと同様の美味しい品種になるように目標を立てて開発されたお米です。
先述したように、ヒノヒカリは温暖化の影響を受けやすいため、安定した収穫ができない時期がありました。
そのような問題を解決するために開発が着手されたのがにこまるです。

にこまるは、1996年に九州沖縄農業研究センターで北陸174号ときぬむすめという品種を交配させて誕生しました。
双方の親がコシヒカリの系統の品種なので、にこまるはコシヒカリの美味しさを引き継いでいます。
2006年には長崎県で初めて生産が始まり、2009年には長崎県産のにこまるは特A評価を獲得しました。
このように、とても美味しいお米ということが客観的に評価されたことがあるので、ぜひ一度長崎県産のにこまるを試してみてくださいね。

□まとめ

今回は、長崎県産のにこまるについてご紹介しました。
とても美味しいお米なので、ぜひこの機会にお米のくりやのホームページから注文してみてください。

好みのお米を探している方へ!栃木県産「なすひかり」について紹介します!

「栃木県産のなすひかりが美味しいと聞いたけど、どのようなお米なのだろう。」
このように、なすひかりについて詳しく知りたい方は多いと思います。
日々の食卓に並ぶお米はなるべく美味しい物を食べたいですよね。
そこで今回は、「栃木県産のなすひかり」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□栃木のオリジナル品種である「なすひかり」についてご紹介!

美味しいお米の代名詞としてコシヒカリを思い浮かべる方は多いですが、日本には他にもたくさんの美味しい品種があります。
栃木県のお米が美味しいとはあまり知られていないかもしれませんが、実は栃木県産のなすひかりはとても美味しいお米として評判です。
なすひかりは栃木県の農業試験場で作られ、2007年に品種登録された栃木県のオリジナルの品種です。
コシヒカリの美味しさを受け継いでいて、大粒で食味が良いという特徴を持っているので、とてもおすすめの品種だと言えるでしょう。

また、2010年から6年連続で特A評価を獲得していて、きちんと客観的にも美味しいと評価されています。
炊き上がりはとてもツヤツヤしていて、ふっくらしています。
粘りもありますが、コシヒカリほどは強くなく、ややあっさりとしているのでとても食べやすいお米ですよ。噛めば噛むほど甘みが増します。

□なすひかりの歴史や名前の由来について解説!

そんな「なすひかり」にはどのような歴史があるのでしょうか。
作られた時の様子や名前の由来について見ていきましょう。

*なすひかりの歴史を詳しく知ろう

なすひかりは、美味しい味や高い品質のお米を作ることを目標として育成されたお米です。
生産力検定試験を始めたタイミングの1998年は冷害があった年で、収穫はよくありませんでした。
しかし、この年のなすひかりの収穫量はコシヒカリと比較して118パーセントもあり、安定した収穫量を確保できることがわかりました。

その後、月日が経つにつれてお米の産地同士の競争が激しくなっていき、各県がオリジナル品種を開発して販売するようになっていきました。
そんな中、栃木県も2007年になすひかりを品種登録して、県の奨励品種に採用し、現在のブランドができあがっていったのです。

*なすひかりの名前の由来についてご紹介

全国的にも有名な那須高原の爽やかなイメージを想像できるように、那須高原のなすとコシヒカリのヒカリをとり、なすひかりと名付けられました。

□まとめ

今回は、「栃木県産のなすひかり」についてご紹介しました。
本記事を参考にして、ぜひこの機会になすひかりを食べてみてくださいね。

 

 

茨城県産のお米「ふくまる」について解説します!

「茨城県産のふくまるというお米が美味しいと聞いたけど、どのような特徴があるのだろう。」
このように、ふくまるの購入を検討されている方は多いと思います。
そこで今回は、「茨城県産のお米ふくまる」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□茨城産ふくまるの特徴を紹介!

ふくまるの名前は、ふっくらと炊き上がり、丸くて大きなお米であることから名付けられました。
高温耐性がある「ふさおとめ」という品種と、粒が大きい「ひたち20号」という品種を交配させてそれぞれの良さを受け継ぎ、誕生しました。
関東でもトップクラスにお米の生産量が多い茨城県の大粒なお米の品種として期待されています。

そんな「ふくまる」にはどのような美味しさの特徴があるのでしょうか。
味や食感、見た目などの要素を見ていきましょう。

*ふくまるの美味しさの特徴とは?

ふくまるの特筆すべき特徴は、ふくよかで大きな粒なので食べ応えがあることです。
日々のご飯としてもとても美味しいですし、お弁当やおむすびにして食べるのもおすすめですよ。
ふくまるはやや弾力があり、口の中でひと粒ひと粒の存在感を感じられます。
ここまで粒を感じられるような食感のお米は珍しいです。

あっさりとした味わいで、よく噛んで味わうことで風味もかなり伝わります。
また、パラパラしているので、口の中で粒が転がるようなイメージの食感も感じられるでしょう。

*ふくまるの出荷時の品質管理について

お米の美味しさを左右するタンパク質の含有量によって仕分けをきちんと行っているので、食卓に並ぶお米はとても美味しいですよ。
天候が悪くなったり害虫が発生したりすることを防ぐために品質管理や情報共有などもしっかりと行っているので、ご安心ください。

□ふくまるは冷めても美味しくおかずに合うお米です

硬さや粘り、こし、付着などの要素を測定できるテンシプレッサーで調べたところ、他のお米は少し変化があったのに対し、ふくまるは炊飯した直後と24時間後を比較してもあまり数値に変化はありませんでした。
つまり、ふくまるは冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにもとてもぴったりなのですね。
また、AISSY株式会社が味覚センサーレオという食品の味覚分析や相性分析ができる機械でふくまるを調べたところ、梅干しや生卵との相性がとても良いというデータが出ました。和食に合いそうですね。
日々の食卓に並ぶお米としてとても優秀なのがわかりますね。

□まとめ

今回は、「茨城県産のお米ふくまる」についてご紹介しました。
本記事を参考に、ふくまるをぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

おいしいお米に出会いたい方へ!奈良県産「ヒノヒカリ」を紹介します

奈良産のお米ヒノヒカリについて知りたい方はいらっしゃいませんか。
ヒノヒカリはとても美味しいお米だと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はヒノヒカリの中でも奈良県産のヒノヒカリはとても人気があるので、今回は奈良産のヒノヒカリについて解説します。

□奈良県産のヒノヒカリについてご紹介!

そもそもヒノヒカリとはどのような品種なのでしょうか。
ヒノヒカリは味や香り、粘りのバランスがとてもよく、炊き方によってもさまざまな料理に合わせられる万能なお米です。
少し固めに炊くとチャーハンやオムライスにぴったりですし、少し柔らかめに炊くと美味しいご飯の美味しさを味わえます。

ヒノヒカリは奈良の奨励品種になっているのですが、奈良だけでなく近畿地方や九州、中国、四国地方など広い地域で栽培されています。
とても人気のある品種なのですね。

そんなヒノヒカリの中でも、奈良県産のヒノヒカリは特に美味しいと評判です。
奈良盆地を中心に栽培されているのですが、2012年から2015年まで4年連続で特A評価を獲得したことがあります。
特A評価は、お米の味の美味しさを決めるランキングの中でも、トップクラスの美味しさを誇っていると認定された場合にのみ獲得できるものです。
全国にたくさんある品種の中から選ばれた由緒正しい称号なので、特A評価を獲得したことがあるお米はかなり味が良いと言えるでしょう。

また、ツヤツヤとした炊き上がりで、コシヒカリよりも粘り気が少ないのが特徴です。
粒は小さめなのですが、粒感があり厚みがあるため食べ応え抜群です。
味の主張はあまり強くないので、さまざまな料理にも合いますよ。
お米本来のうまみも味わえるのは嬉しいですよね。

□ヒノヒカリの歴史について解説!

ヒノヒカリが作付けされ始めたのは1989年からです。
しかし、作付けされる10年前から研究開発が始まっていたので、長期間研究した結果の賜物(たまもの)だと言えるでしょう。
農林水産省指定試験地の宮崎県総合農業試験場で育成が始まり、コシヒカリと黄金晴という品種を掛け合わせて作られました。
また、ヒノヒカリという名前は、西日本を表す「日」とお米がツヤツヤと光る様子の「ヒカリ」を組み合わせて名付けられました。

□まとめ

奈良県産の美味しいお米ヒノヒカリについて知っていただけたと思います。
奈良県産のヒノヒカリは特A評価を獲得したことがあり、美味しいとお墨付きなので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
もし何かご不明点がございましたら、お気軽にお米のくりやまでご連絡ください。