お米の品種はどうやって生まれた?品種改良の歴史とお米の特徴を解説

お米の歴史には、よく実る稲を選び、寒さに耐える品種や粘りの強い品種を育ててきた人々の工夫が込められています。いつもの一杯も、そうした積み重ねから生まれたものです。
この記事では、日本に稲作が伝わったころから品種改良が進んだ時代へと歩みをたどり、コシヒカリとミルキークイーンの誕生や食感の違いを解説します。
お米の歴史と品種改良の歩みをたどる

稲作の起源は、中国の長江流域と考えられています。日本の水田稲作は約3000年前、紀元前10世紀ごろに九州北部で始まり、時間をかけて列島各地へ広まりました。
お米は食料としてだけでなく、江戸時代には年貢や武士への俸給にも使われました。江戸時代中頃には厚いふたの釜が普及し、水を米に吸収させて炊き上げる方法が定着していきます。
米作りの道具も変わり、新潟では手作業だった田植えや稲刈りに、田植機やコンバインが使われるようになりました。暮らしや農作業の変化とともに、田で育てる品種にも工夫が重ねられてきたのです。
出典:特集1 米(1)|農林水産省、第1展示室|国立歴史民俗博物館
品種改良で求められる性質は時代とともに広がる
品種改良で求められてきたのは、味のよさだけではありません。寒さで実りが損なわれる地域では、冷害に耐える品種が必要でした。寒さに強く、寒冷地へ広まった品種の一つが、1921年に育成された陸羽132号です。
収穫を支える性質だけでなく、味や食感も改良されてきました。1995年育成のミルキークイーンは、粘りの強いごはんにつながる低アミロース米の例です。
近年は、米が実る時期の暑さによる品質低下にも対応しています。2018年に公表されたにじのきらめきは、高温への強さと食味、収量を兼ね備えるよう育成されました。収穫量・味・気候への対応は今も並行して求められています。
出典:科学的育種の開始、ミルキークイーン3姉妹で作期分散、高温耐性に優れた多収の極良食味水稲新品種「にじのきらめき」|農研機構
身近な2品種を誕生の背景と食感で比べる

ここでは、コシヒカリとミルキークイーンがどのように生まれ、どんな味や食感を持つのかをご紹介します。
甘みや粒のやわらかさ、粘りの違いを好みのお米を探す目安にしてみましょう。ただし、味や食感は品種だけでなく、栽培や乾燥などの条件によっても変わります。
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品種 |
味・食感の特徴 |
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コシヒカリ(新潟県産) |
つやと粘りがあり、かすかな甘みが特徴 |
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ミルキークイーン |
つやがあり、粘りの強いもっちりした食感。冷めても硬くなりにくい |
コシヒカリ|交配と選抜を経て生まれた品種
コシヒカリは、1944年に新潟県で農林22号と農林1号を掛け合わせ、福井県で選抜を重ねて育成されました。1956年に農林100号として登録された品種です。
親の農林22号は当時いもち病に強く、農林1号は収量や食味に優れていました。ただし、コシヒカリには倒れやすさやいもち病への弱さもあり、親の長所がすべて受け継がれたわけではありません。
新潟県産コシヒカリは、つや、粘り、かすかな甘みが特徴です。ごはんを味わうときには、食感とともに、交配や選抜を続けた人々の仕事にも思いを巡らせてみてください。
出典::新潟コシヒカリの軌跡 ~誕生から定着に至るまで~|新潟県
ミルキークイーン|コシヒカリから生まれた粘りの強い品種
ミルキークイーンは、コシヒカリに人為的に起こした突然変異を利用し、1995年に育成されました。異なる品種を掛け合わせる交配とは、別の方法から生まれたお米です。
米のでんぷんを構成するアミロースが少ない低アミロース米で、炊いたごはんにはつやと粘りがあります。アミロースの割合が低いほど粘りが強くなるため、もっちりした食感が好きな人に向いています。
低アミロース米には、冷めても硬くなりにくい特徴もあります。炊きたての粘りに加え、お弁当やおにぎりにしたときのやわらかさも味わってみましょう。
出典:ミルキークイーン3姉妹で作期分散|農研機構
くりやのサブスクで品種ごとの違いを味わう

くりやのお米のサブスクは、真空パックのオコメール2合(300g)が毎月3パック届くサービスです。
セットは次の2種類から選べます。
- ・同じ銘柄を楽しむ:イチ押し銘柄を3パック
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2026年産の募集期間は9月1日〜10月31日です。契約は1年間で期間内は解約できず、解約がなければ自動更新となります。
毎月届くお米を少量ずつ食べ比べながら、好みの銘柄を探す楽しみがあります。品種が生まれた背景にも目を向けながら、粘りややわらかさの違いを発見してみてください。
お米の歴史を知って食べる楽しみを広げよう

お米の品種には、収穫を支え、味や食感を育ててきた工夫が詰まっています。歴史を知った後は、普段のごはんの粘りややわらかさを思い出し、次に味わいたい品種を選んでみましょう。
少量ずつ届くサブスクは、毎月違いを味わうきっかけになります。お米を贈るなら、ギフト用のオコメールもあります。
11月23日はオコメールの日、コメニケーションの日です。お米に感謝の言葉を添えて贈ってみませんか。


































































