「無洗米と白米どっちを選んだらいいかわからない」
お米を買う時に、このような迷いを感じる方はいませんか?
味や値段がどう違うのか知らないと、どちらを買うと得なのか判断できませんよね。
そこで今回は、無洗米と白米の違いについていくつかの項目からご紹介します。
□特徴
無洗米と白米が特徴の面で違う点は大きく二つあります。
*水洗いの有無
炊く前にしっかり研ぐ必要がある白米に対し、名前の通り無洗米は炊く前に研ぐ必要がありません。
この違いは精米時に「肌糠(ぬか)」を取り除いているかどうかにあります。
無洗米は精米時に肌糠を除去する技術を使っていますが、白米は炊く前に人の手で洗って落とすようになっています。
*水の量
同じ量を炊くのに必要な水分の量に違いがあります。
比較すると、無洗米の方が多く水を入れる必要があります。
1カップあたり大さじ1~2杯多めに入れましょう。
無洗米専用のカップを使えば水の量を考えなくても良いので、おすすめです。
□値段
糠を取る分、同じ重さを買えば無洗米の方が多くなります。
具体的に言うと、10キログラム買った際には、白米は実質9.7キログラム相当のお米だと言うことになります。
ただその量の違いを考慮した上でも、同じ銘柄で比べれば値段は少しだけ無洗米の方が高くなります。
一つ注意が必要なのは安い無洗米です。
同じ銘柄で比べると上記のように無洗米の方がわずかに高いですが、同じ重さでも安いものが出回っている可能性が高いのが無洗米です。
できの悪いくず米を無洗米にして売っているケースが考えられるので、粒の小さな無洗米には気をつけておくのをおすすめします。
□味
実は味にはほとんど違いがありません。
違いがあるのは、美味しく炊くために研ぐ必要があるかどうかのみです。
肌糠があると味が格段に落ち、匂いもきつくなります。
白米は肌糠をしっかり研いで落とせば、美味しく炊き上がります。
対して無洗米は洗わなくても肌糠による味の悪さは懸念されません。
しかし無洗米の方が美味しくないというイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
それは以前の無洗米技術が低かったことに加え、安価な低品質のお米をブレンドして無洗米にすることが多かったからです。
今はニーズの多様化に合わせ、美味しい銘柄のお米でも無洗米が売られています。
□まとめ
今回は無洗米と白米がどう違うのか解説しました。
しっかり違いを理解すれば、どちらを買うべきか適切に判断できるのではないでしょうか。
ぜひ今回の記事を参考にあなたはどちらが合っているのか検討してみてください。