放置しすぎて食べられなくなったお米の処分に困っていませんか?
いくらお米は腐らないといっても、虫食いやカビ・匂いで食べることのできなくなったものが出てくることはあり得ます。
しかしお米を大切にするお国柄、簡単に捨てる気が起こらない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)が食べられなくなった古米の活用方法をいくつかご紹介します。
□回収に出す
食べられないお米を回収してくれる機関を探してみましょう。
バルーンの重しや、肥料にするために引き取ってくれるところが存在します。
送料がかかる可能性があるため持ち込みができる近場で見つかるとなお良いです。
□野菜の茹で汁にする
たけのこのアク抜きには糠を用いることがあるのはご存知でしょうか。
また、大根や人参、里芋の下ゆでにも使うことができます。
糠の代わりに古米の研ぎ汁で茹でれば、野菜のえぐみを簡単に抜くことができます。
□研ぎ汁を使う
お米自体を使う方法ではありませんが、お米のとぎ汁だけでも活用すればもったいなさも軽減するのではないでしょうか。
*掃除に使う
霧吹きや雑巾で床武器に研ぎ汁を使う方法です。
ただの水よりも床をピカピカに仕上げることができます。
できるだけ触れる家庭内のものを安全なもので掃除したいというお子さんのいる家庭などでは、市販のワックスよりも確実に自然の原料を用いたものなので良いかもしれません。
*植物の水やりに使う
糠には栄養が豊富に含まれています。
植木の水やりにお米の研ぎ汁を使うことで肥料の代わりにもなるでしょう。
*洗い物に使う
フライパンや鍋、カレーなどの油汚れに研ぎ汁を使うのが効果的です。
研ぎ汁につけておけば油を浮かせてくれるので、洗剤の量も少なくて済み、手間もコストも減る裏技です。
*陶器のアク抜きに使う
おろしたばかりの陶器を使う前に研ぎ汁を入れてアク抜きをすれば長持ちします。
□おかきにする
食べるのは無理だと判断したお米の中でも、軽度のものならこの方法で消費してみてはいかがでしょうか。
炊いてそのまま食べるのは躊躇われる程度の古米なら、カリカリに焼いて味付けしたおせんべいに変えれば食べられるかもしれません。
まず炊いたお米をボウルに入れて潰し、クッキングシートなどで平たく伸ばし、レンジで加熱するだけで作ることができます。
□まとめ
今回は食べない古米を活用する方法についてご紹介しました。
お米をそのまま捨てるのは勇気がないという方も、ぜひ今回の記事を参考に古米を処理してみてはいかがでしょうか。