お米の産地ごとに味の違いはある?地域ごとに徹底比較!

お米を選ぶときに、銘柄にこだわるという方は少なくありません。
しかし、同じ銘柄ならすべて同じお米と言えるでしょうか?
よく見ると、同じコシヒカリでも産地が違うという場合があります。
ここで疑問なのが、「産地が違うと味は変わるのか?」ということ。
果たして産地はどの程度味に影響するのでしょうか。
今回は、同じお米の品種でも、産地によってどう違うのかについて解説します!

□産地によって味は違う

*お米は条件によって味が変わる

お米がおいしくなるにはいくつかの条件が必要です。
例えば、日照時間。
お米が十分に育つには太陽の光をしっかり浴びなければなりません。
その他、寒暖差が少ないことや土壌の栄養が豊富なことなど、地理的な条件だけでもたくさんあります。
つまり、育つ場所が違えばお米の品質が変わってくるのは当たり前のことなのです。

*お米のランクは地域ごとに違う

お米の味のランクとして、食味ランクというものが知られています。
これは、お米の味をB’から特Aまででランク付けしたもので、特Aを受賞したお米はブランド米として高い注目を浴びます。
日本穀物検定協会が定めているもので、全国的に使われているためひとつの目安として便利です。
この食味ランクは、地域ごとに決まります。
従って、ある地域でとれたコシヒカリが特Aを受賞したとしても、ほかの地域の同年度のコシヒカリが特Aとは限らないのです。

□美味しい産地はどこ?

 

*食味ランクを調べてみる

では、今美味しい産地はどこなのか気になりますよね。
折角同じ銘柄を買うなら、できるだけいい産地から買いたいものです。
その調べ方の一つに、その年の食味ランクを参考にする方法があります。
例えば、2019年のコシヒカリで見てみると、福島県、茨城県、福井県、長野県などの中部~東北のお米や、京都、三重など関西のお米が特Aを受賞しています。
つまり、この年は該当地域から買えば美味しいコシヒカリを手に入れることができるということです。
これは年度ごとに変わるので情報は更新する必要がありますが、信頼できる方法です。

□まとめ

今回は、お米の産地ごとの味の違いについて紹介しました。
お米は産地によっても、年によっても味が異なります。
「少しでも美味しいお米を食べたい!」という方は、産地にもこだわってみるといいかもしれません。
また、産地ごとに食べ比べてみるのも楽しいですね。
現代はインターネットで遠く離れた産地のお米を買うのも簡単です。
産地ごとの違いを知ると、お米選びの幅が広がりますね!