新しいお米の品種とは? 2018年秋デビューしたばかりのお米をご紹介!

お米の品種は毎年新しいものが生み出されています。
お米にこだわる方にはぜひ試していただきたいのが、お米の新しい品種。
特に2018年秋は、ブランド米として覇権を握るかもしれないほどの美味しいお米が発表された年でした。
高級ブランド米から、家庭用として新しいスタンダードを狙う品種まで、2018年秋デビューの新しいお米をご紹介します!

□お米の評価の仕方は?

ここで一度、お米の評価の仕方について簡単に解説しておきます。
お米の評価基準の一つに、「食味ランキング」というのものがあります。
これは、穀物検定協会が定めた味の目安で、「コシヒカリ」を基準としてランク付けされます。
コシヒカリと同じくらいのものがA’、コシヒカリよりも優れているものがA、特に優れていれば特Aがつきます。
コシヒカリより劣るものは、段階的にB、B’とランクが付きます。
審査は、酒利きならぬ「米利き」ができる資格を持った審査員が厳正に判定します。
味という主観的なものを図る一つの目安として、非常に便利です。

□2018年秋デビューのお米

*いちほまれ(福井県)

「日本一おいしい、誉れ高いお米」という意味で名づけられた「いちほまれ」。
コシヒカリ誕生の地、福井県から2018年に全国本格デビューの品種です。
味にこだわって開発された期間は、およそ6年。
粒の弾力と粘り、お米の甘さのバランスが素晴らしい品種です。

*雪若丸(山形県)

「つや姫」「はえぬき」などのブランド米を数多く送り出した山形県ですが、2018年デビューの新たな品種を発表しました。
「雪若丸」は雪国である山形県ならではのお米です。
「つや姫」に続く山形県のブランド米を目指しており、すでに特Aの受賞歴もあります。
粒感と粘り感が両立したもっちり食感が特徴的で、つや姫とは対照的な食味で、新たな山形のブランド米として期待されています。

*だて正夢(宮城県)

伊達政宗をもじって命名された、宮城県の「だて正夢」。
米どころとして全国的に有名な、宮城県が新たに贈るブランド米です。
育成から数えて12年を費やして開発されたこの品種からは、お米界で覇権をとろうという意気込みが感じられます。
味は、もちもちした食感が特徴で、甘さと絶妙なもっちり感が素晴らしいお米です。

*富富富(富山県)

富を3つ書いて「ふふふ」と読む、富山県の新ブランド米です。
富山県もお米の名産地として有名です。
試験栽培時には特Aを受賞し、新たなブランド米としての地位を確立しています。
粒ぞろいがよく、艶やかで透明感のある炊きあがりで、食べた人が幸せになってほしいという思いが込められたお米です。

*くまさんの輝き(熊本県)

熊本県は、九州の中でのお米の産地として有名です。
1997年に、「森のくまさん」という品種を開発して以来、「くまさんシリーズ」とでも言うべき一連の品種を次々発表しています。
この「くまさんの輝き」は2018年本格デビューの最新品種で、その名に違わず素晴らしい特性があります。
2016年の試験栽培では、特Aの評価を得た、味に関しては最高級の品種です。

□まとめ

2018年秋デビューのお米について紹介しました。
お分かり頂いた通り、日本では続々と素晴らしいブランド米がデビューし、注目を集めています。
美味しいお米を求めている方は、是非最新の品種を試してみてください!