「玄米を食べてみようと思っているけど、炊き方って白米と同じで問題ないのかな…」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、玄米の炊き方や水加減について白米と比較しながらご紹介します。
□玄米とは
玄米とはもみがらを取り去っただけの精白していないお米のことです。
玄米から、表面の薄皮にあたるぬか層をすべて又は一部取り除くと、普段私たちがよく目にする白米(精米)となります。
この取り除いたぬか層には、多くの栄養価が含まれているため、玄米に含まれる栄養価は高いです。
特にビタミンB1は精白米の4倍以上もあります。
さらに食物繊維は5倍、カルシウムは2.5倍、ビタミンB2は2倍といわれています。
玄米はこの他にも多くの栄養素を含むため、「完全栄養食」とも呼ばれています。
□玄米の炊き方と水加減
*洗う
白米を洗うとき、表面についたホコリやぬかを取り除いているため、水は白くなりますが、玄米を洗うときは精米をしていないため、白くなりません。
ですから、一生懸命研ぐ必要はなく、2~3回程度、サッと洗い流してホコリや塵などを取り除きましょう。
*もみ洗い
大きく白米と異なる工程がここです。
白米は傷つけてしまうとうまみが落ちるので優しく取り扱わなければなりませんでしたが、一方で玄米は掌で揉むようにして洗い、玄米同士を擦り付けることで表面に細かい傷をつけます。実は、この傷から水が入ることで、ふっくらと炊き上がります。このもみ洗いは3~4回行います。
*水加減・浸水
気になる水加減ですが、白米よりも少し多くの水が必要です。
玄米一合に対し、およそ300mlの水が目安です。
そして、お水を入れたら浸水させます。
玄米の場合、浸水時間は6時間前後が目安です。浸水時間によって硬さにも差が出ますので、好みに合わせて調節してみてくださいね。
*炊き上がったら十分に蒸らす
玄米モードで炊飯し、炊き上がったら10分程度蒸らしましょう。
ふっくらとした仕上がりになります。
□さいごに
今回は玄米の炊き方とその水加減についてご紹介しました。
少し白米と違うところが多いですが、慣れてしまえば全く難しいことはありません。
ぜひ皆さんも栄養価たっぷりの玄米を食べてみませんか。
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ぜひ一度お試しくださいませ。