筋トレを続けていると、筋肉のキレが気になったり、脂肪をもっと落としたいと誰もが考えます。中には、ボディビルダーのように本格的に3か月以上前から大会に向けて減量に入っていく方もいます。
そういった方にとって、お米はやはり「敵」に思えますよね。
そこで今回は、減量中やダイエットをしている方に、お米との正しい向き合い方・食べ方について、ごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)がご紹介していきます。
□お米をそもそも減量中・ダイエット中に食べるのはOK?
結論から言うと、OKです。
むしろ糖質を摂取しなければ、脂肪を燃焼するためのエネルギーが足りなくなり、効率的ではありません。
問題なのはその量です。
お米は、ブドウ糖に分類され、消化吸収されて余った分は肝臓に貯蔵されるのですが、その貯蔵量に限界があり、それを超えると脂肪となってしまうのです。
山盛りのご飯を食べるとなると、筋トレの減量やダイエットに対しての悪影響になりかねませんが、普通の茶碗一杯分なら問題ではありません。また、ご飯にはたんぱく質も含まれており、海外のボディビルダー達にも人気です。
食物繊維も含まれているため、腸内環境を整えて便秘の改善にもつながります。
よく筋トレやダイエットにいそしんでいる方は、タンパク質中心の食事に偏ってしまい、腸内環境を悪くさせがちです。
体調が崩れるとトレーニングの質にも影響してしまいます。
大会前の減量末期でも無い限りは、できるだけお米を食べるようにしましょう。
□ご飯を食べるタイミングと量は?
ご飯を食べる重要性についてまとめてきましたが、では一体いつ、そしてどのぐらいの量を食べれば良いのでしょうか?
一般的には、筋トレ前後がエネルギーの吸収の効率が一番良いと考えられています。
実際、プロテインは筋トレの後に飲むことが多いですよね。
逆に、夜寝る前のご飯は一番避けたいです。
身体は休息に向かっており、脂肪燃焼能力は弱くなっていくため、どんどんと脂肪に変わっていきます。
また、男性は一日に二合、女性は一日に一合半を目安にしましょう。(一合はお茶碗二杯分です)
□まとめ
減量中やダイエットをしている方向けに、お米を食べる重要性、そしてお米の食べ方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
一日に必要な摂取量やカロリーを越えなければお米は食べても大丈夫です。
むしろ健康的にやせる、脂肪を減らす上で、お米は大変重要な役割を担っています。
太りにくいお米の種類についての記事もありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。