「お米が炊けたら混ぜるのは普通のことだ」
「お米を美味しく食べるにはどうしたらよいのだろうか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
昔から炊けたお米は混ぜるのが習慣になっていました。
しかし、最近では炊けても混ぜずにそのまま食べる方も多いです。
そこで今回は、お米を美味しく食べるには混ぜた方がよいのかどうか、その理由についてご紹介します。
□お米を美味しく食べるには混ぜる?混ぜない?
「炊けたお米は底の方からかき混ぜてふたを閉めて、蒸らしておかなければいけない」
皆さんの中にもこのように習った方が多いのではないでしょうか?
しかし、実は現代では混ぜる必要はないと言われています。
なぜなら、現代の炊飯器は非常に高機能、高性能だからです。
炊飯器はお米が炊けたら音を鳴らして教えてくれますよね。
実は、そのときにすでに炊くだけではなくて、蒸らす工程も完了しているのです。
そのため混ぜることなく、そのまま美味しく食べられます。
スイッチを押すだけで炊きムラもなく、すぐに食べられるようにしてくれるなんて非常に高性能です。
また、炊きたてのお米はつやつやとしていて美味しそうですよね。
しかし、混ぜることによりお米同士がこすれてつやが消えてしまいます。
混ぜない方が、見た目も美味しく食べられるのです。
しかし、現代でも日常やキャンプなどで鍋を利用してお米を炊く機会があります。
そのときには、調整するために混ぜて蒸らしておきましょう。
□なぜ昔は混ぜる必要があった?
もともとお米は、大釜と薪を使って炊いていました。
しかし、正確には水分量を量れていなかったので、おこげがついたり、お米が柔らかくなりすぎたりして上手に炊くのは難しいものでした。
そのため、炊けた後にお米の状態を整えるために混ぜる工程が生まれました。
先に混ぜてからふたをして蒸らすことで、炊きあがりのムラをなくしたり、余分な水分を飛ばしたりしていました。
それからしばらくして、炊飯器が登場しました。
現代の炊飯器と違い、昔の炊飯器は機能が単純だったので、炊くことしかできませんでした。
そのため、大釜同様に蒸らす工程が必要だったので混ぜていたのです。
このときの名残で現代でもお米を混ぜる方が多いのですね。
□まとめ
今回はお米を美味しく食べるためには混ぜて方がよいのかどうか、その理由についてご紹介しました。
昔の習慣から今も混ぜる方は多いですが、実は必要ないことが分かりましたね。
今度お米を炊くときには、上の方からそのまますくうように食べてみてください。
混ぜていたときの違いを感じられるかもしれません。