お米のプロが解説|お米の正しい保存方法とは?

「お米の正しい保存方法が気になる」
「おいしいお米を維持するにはどうしたらいいの」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

お米は一度買ったら食べきるまでに時間がかかりますよね。
生ものよりも保存可能期間は長いです。
しかし、それでも劣化はしてしまいます。
そのためおいしく食べきるには適切な保存方法を知っておく必要があります。
そこで今回は、適切なお米の保存方法についてご紹介します。

□お米の正しい保存方法

お米は正しく保存しないと、虫食いやカビの危険性があります。
また、精米してから約2週間で鮮度が落ち始めて古くなってしまいます。

*温度管理

皆さんはお米をどこで保存しているでしょうか?
実は、お米の保存場所に最も適しているのは冷蔵庫の野菜室です。
お米の保存条件で大切なのは湿気が少なくて冷暗所であることです。
温度は15度がベストです。
これらの条件を満たしているのが、冷蔵庫の野菜室です。
台所の流しの下に保存している方は、湿度が高くなるので避けましょう。
気温湿度とともに高くなる夏場は特に注意が必要です。

*臭い

「お米から変な臭いがして困っている」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
お米は臭いが強いものと保管すると臭い移りしてしまいます。
米びつのような専用の保存容器やペットボトルに入れて臭いを遮断するか、臭いの強いものから離して保存しましょう。
冷蔵庫の中の臭いが強い食品にも注意しましょう。

*虫被害

お米には、コクゾウムシのような虫が発生する危険性があります。
人に害はないものの、お米に虫が混ざっているのは嫌ですよね。
多湿で18度以上で発生しやすくなるため、予防するにはやはり冷蔵庫の野菜室で保存するのが安全です。
この他にもトウガラシやニンニクで発生を防げます。
また、お米の保存容器に残った少しの糠でも発生の原因になる可能性があります。
気づいたら掃除して虫の発生を予防しましょう。
実際に発生してしまったら直射日光を避け陰干しをしたり、ふるいを使ったりして取り除きます。

*湿度

お米の特徴には、水分を吸収しやすいことがあります。
空気中の水分を吸収したり、濡れた手で触ったりすることによってお米が水分を吸収してカビの発生の危険性が高まります。
買ったときの米袋をそのまま使用している方も多いですが、穴から湿気が入り込んでしまいます。
米びつのような専門の保管容器で保存して、湿気やカビを防ぎましょう。

□まとめ

今回はお米の正しい保存方法についてご紹介しました。
お米も野菜や肉、魚と同じように生鮮食品です。
なるべく早く食べきるのがおすすめです。
保存する場合は先ほどご紹介したことに注意してください。