香川県さんのお米「おいでまい」がおすすめの理由について解説します

香川県産の「おいでまい」とはどのような品種なのでしょうか。
お米は種類によってかなり味や食感が変わるので、それぞれの品種の特徴を知っておきたいですよね。
今回は、香川県産の「おいでまい」の特徴について、ごはんソムリエ徳永真悟がご紹介いたします。

□おいでまいの特徴とは?

おいでまいは、香川県で生まれた米粒の綺麗なお米です。
讃岐弁で「いらっしゃい」を「おいでまい」と言うので、それと米のまいをかけて命名されました。
香川県のお米をたくさんの人に食べに来て欲しいという意味も込められています。
高温によるお米への障害が少なく、玄米の粒に丸みがあり、粒ぞろいが良いという特徴があります。

おいでまいは、現在の温暖化問題に向き合うために開発されました。

香川県の水田は平野にあることが多いので、暑くなりやすく、温暖化によって白く濁ったお米ができてしまうという被害が多く出ていました。

そこで、味がよく、高温への耐性が強い品種の開発が2002年から着手されました。
味と品質が良い「あわみのり」、そして食味が良い「ほほえみ」の2種類を交配させた結果生まれたのが「おいでまい」です。
おいでまいは平成22年に県内で奨励品種に採用されるなど、人気が高くなってきました。

そんな「おいでまい」の味の特徴について見ていきましょう。
炊きたてのおいでまいは明るい色をしており、つやつやしていて、食欲がかきたてられます。
クセのない味わいで、粘りと味はコシヒカリによく似ています。
もっちり系というよりは、あっさり系の喉ごしです。

□おいでまいは特A評価を獲得している美味しいお米

おいでまいが出るまでは、香川県のお米の食味ランキングではA評価を獲得するのが限界でしたが、品質にこだわった結果、平成25年には特A評価を獲得できました。
四国から生まれたお米では初めて特A評価を獲得できたので、ブランド力がかなり高いお米になったと言えるでしょう。
極端に栽培に制限を設けているわけではありませんが、おいでまいマイスターという指導者が栽培指導を行なっていたり、品質管理を徹底したりしているため、品質の良いお米を流通させるためにかなり気を配っています。
香川県の農業生産流通課を中心とし、JA香川県、生産者代表、販売団体、料理家などがおいでまい委員会を設置し、品質管理やブランド力向上を目指しています。

□まとめ

香川県産の「おいでまい」の特徴について知っていただけましたか。
おいでまいの特徴はクセが少なく、コシヒカリに似た粘りや味わいがあるというところでしたね。
また、特A評価も獲得しているので、一定の品質は担保されていると言えるでしょう。
もしご興味がありましたら、お米のくりやに問い合わせてみてくださいね。