滋賀県産で作るお米「イセヒカリ」の良さを詳しく解説!

美味しいと話題の「イセヒカリ」について知りたい方は多くいらっしゃると思います。
どのような特徴があるお米なのかを知っておきたいですよね。
この記事では、イセヒカリの特徴や美味しさの理由についてごはんソムリエ徳永真悟が解説していきます。

□イセヒカリという品種の特徴とは?

イセヒカリは、平成元年の秋に伊勢神宮神田で発見されたお米です。
伊勢神宮神田は、神様に捧げるためのお米を作る場所なので、そこで見つけられたお米ということもあり、とても縁起のいいお米だと言えるでしょう。

台風が通過し、ほとんどの稲が倒れている中、直立して黄金の輝きを放っていたそうです。
栽培していくうちに、コシヒカリよりも美味しく、倒れにくく、病気にも強いというとても素晴らしい特性を持っている品種であることがわかりました。
イセヒカリは全国各地の神社に種籾(たねもみ)の下賜(かし)が認められました。
そんなイセヒカリの特徴をさらに詳しく見ていきましょう。

*倒れにくい上に品質がとても良い

イセヒカリは耐倒伏性に優れており、台風のような厳しい環境でも倒れづらいとされています。
そのため、品質の確保がとてもしやすく、安定した収穫が可能となるでしょう。
そのような点が特筆すべき特徴だと言えます。

*病気や害虫に強い

お米は様々な疫病や害虫によって収穫できなくなることがあります。
それらを防ぐために、農薬を使ったり、品質管理をとても丁寧に行なったりしているところがあります。
しかし、イセヒカリの場合は、そもそもの耐病性が高いので、農薬の使用量を減らせるという特徴があります。
病気に強いと、安定して収穫できるだけでなく、農薬の使用量も減らせるので、身体にも優しいという強みがあるのですね。

□イセヒカリが美味しい理由について解説します

先述したように、イセヒカリは突然変異的に伊勢神宮神田に現れたので、まるで神が植えたかのように思い、10年近くの間その存在を表に出していませんでした。
また、イセヒカリは登録品種や推奨品種ではないため、あまりちまたには出回っていません。
そんな希少品種のイセヒカリが美味しいと言われている理由はどこにあるのでしょうか。

*食味値がとても高い

お米の美味しさを示す値として、食味値というものがあるのですが、その値はアミロースやタンパク質などの成分の含有量で決められています。
県の推奨品種は一般的に70以上の食味値なのですが、イセヒカリは驚くべきことに80以上の数値を出したとされています。
そのため、一般的に美味しいとされているお米よりも、さらに美味しいことが見込めるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

イセヒカリの特徴や美味しさの理由について知っていただけたでしょうか。
これらを参考にぜひイセヒカリを注文して食べてみてくださいね。