北海道のお米「ゆめぴりか」の美味しさの秘密

「北海道米のゆめぴりかがおすすめと聞いたけど、実際どうなの?」
今あるお米よりも美味しいお米を食べたいという方はいらっしゃいませんか?
日本全国を見れば数え切れないほどの銘柄があり、全部を試すということは難しいですよね。
まだ食べてなくても本当は大好きな味や食感のお米が存在する可能性は十分にあります。
もし何か新しいお米に挑戦したいという方は、北海道米をまずは試してみてはいかがでしょうか?

北海道は言わずと知れた全国二位の米どころです。
広大で肥沃な大地で育ったお米は全国的に見ても良質であり、それでいて比較的安価なのが特長です。
また、北海道米の中でも特におすすめなのが「ゆめぴりか」です。
マツコさんのCMで有名になりました。
聞いたことが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に良質で北海道を代表するお米です。
今回はそのゆめぴりかの魅力についてご紹介します。

□ゆめぴりかについて

ゆめぴりかは比較的新しい品種ですが、今では北海道一の米という声も多いです。
できたのは新しいですが、品種改良に着手したのは1997年であり、十年以上も改良を重ねてようやくできた米です。
それだけこだわりがある米ですので、品質はとても良いです。
実際、米の評価で最上級の特A評価を9年連続で受賞しています。
この特A評価については下で詳しくご紹介しますが、9年連続で受賞するのは並大抵のことではありません。
そんなゆめぴりかの特徴を解説します。

*甘みが強い

お米の良さの判断基準は様々ですが、甘みが強い米が好きな方は多いのではないでしょうか。
ゆめぴりかは豊かな甘みが特徴の米です。
味わいも深みがあり、人気の理由となっています。

*もっちりとした強い粘り

お米の判断基準に「粘り」もあります。
チャーハンなど料理によってはパラパラしたお米が好まれますが、白米単体でおかずに合わせる場合は粘りのある米が好きな方が多いです。
ゆめぴりかは粘りが強い米で、北海道の米の中では一、二を争う粘り気です。
特に新米の良さはみずみずしさと粘りの強さなので、新米の場合はゆめぴりかの良さが更に活きます。
食べたときにしっかりとした歯ごたえがあり、もちもちとした食感を楽しめます。
強い甘みも相まって、米単体でも満足できる食べごたえがあります。

*ANAのファーストクラスに採用されたお米

ゆめぴりかはANAの国際線のファーストクラスの機内食で採用されました。
ANAは日本を代表する航空会社で、その中でもファーストクラスは最上級の席です。
もちろん国際線は日本人だけでなく海外の方も利用されますし、最上級のサービスが求められる空間でもあります。
いわば「日本の顔」ですが、そこでゆめぴりかが採用されたということは、日本を代表して海外の方に紹介できる、最上級の米であると判断されたということです。
このことからもゆめぴりかの品質の高さが伺えます。

*品質を守るため統一された基準がある

ゆめぴりかは北海道を代表するブランドなので、上記のように品質を守るための厳しい基準が設けられています。
この基準を満たしていないお米は「協議会認定マーク」がつけれないので、市場に出すときの品質の信頼性が保てません。

具体的基準には、種子更新率100%、栽培適地での生産、タンパク含有率基準などがあります。
種子更新は、毎年純粋な原種を用いて稲作をすることです。
稲に限らず作物は育てているうちに少しずつ型が変容します。
場合によっては原種から品質が落ちることもあります。
原種だけを育て、型の違うものは抜き取った種子専用の田んぼがあるのですが、そこの純粋な原種の種子を毎年稲作に使うことを種子更新と言います。
種子更新を行うことで、年が変わっても安定した品質を持った米を生産できます。
栽培適地は、ゆめぴりかの生産に適した土地であるということです。
栽培適地でない場合は、育てても「協議会認定マーク」をつけられません。
タンパク質含有率は文字通りですが、お米はタンパク質含有率が高いと味が落ちるとされています。
粘りに関係するのはデンプンであり、タンパク質が多いと粘り気が少ない米になってしまいます。
タンパク質含有率の基準も食味を守るために重要な指標です。
北海道全域でこれらの統一基準があるため、「協議会認定マーク」のついたゆめぴりかは高い品質を持っていることが保証されています。

□ゆめぴりかにも与えられている特A評価とは?

お米の食味を評価する、食味ランキングというものがあります。
特A評価はその中でも最上級のランクであり、高い品質を保証するものです。
評価項目には外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価があり、全ての分野で良い評価を得ないと特A評価にはなりません。
年によって気候などの条件が違うため、一度「特A」をとっても翌年はとれないということも珍しくありません。
その中で9年連続で特A評価をとっているゆめぴりかは非常に優れた米であることが分かっていただけたと思います。

□まとめ

今回はおすすめの北海道米であるゆめぴりかの魅力についてご紹介しました。
ゆめぴりかは最上級の評価である特A評価を9年連続で取得している高品質な米です。
強い甘みと粘り気があり、米単体でも満足できる食べごたえです。
その品質の高さが評価され、ANAの国際線のファーストクラスに採用された実績もあります。
まだ食べたことがない方は、ぜひ一度ゆめぴりかをご賞味ください。