お米を愛してやまない日本人は数多くいらっしゃるでしょう。
また、今や日本人に限らずお米のファンは世界中に存在しています。
そんな世界で愛され始めているお米ですが、愛されている大きな理由としては健康面で優れていることと一粒一粒に閉じ込められた旨みと甘みからなる美味しさが挙げられます。
誰もがそんなお米を美味しく食べたいと思うのは言うまでもありません。
そのため、生産者の方をはじめ、たくさんの方はお米の美味しさを保つための努力をしています。
しかし、そんなお米の平和に水を差す者達がいます。
それが「虫」です。
虫が湧きやすいということは無農薬で育てられたというサインではありますが、お米に虫が発生してしまっては、そのままお米が食べることができなくなってしまいます。
そこで今回は、お米に虫が湧かないようにするためにお米に湧きやすい虫を3種類紹介し、それらの虫が発生してしまう理由についてご紹介していきます。
[コクゾウムシ]
お米に宿る代表的な虫であるのがコクゾウムシです。
この虫は、米粒に穴を開けて卵を産みつけます。そのため、精米などで除去するのは難しいのです。
このコクゾウムシの卵は20度以上になると孵化してしまいます。
コクゾウムシは米を食べながら成長し、また新たにお米に卵を産むので、封を切っていないお米にも虫が湧く可能性があります。
[ノシメマダラメイガ]
ノシメマダラメイガは蛾の一種です。
ヌカや胚芽部に卵を産み幼虫が孵化します。この過程で白い糸を出します。
もし、お米の中に白い糸があればノシメマダラメイガの幼虫が湧いている可能性があります。
なお、この虫は未開封のお米の袋にも袋を破って侵入する可能性があるため、密封した袋にお米を移し替えることをおすすめします。
[コクヌストモドキ]
この虫はヌカの中に卵を産み、約1ヶ月程度で大人になり、米やヌカを食べて約1年間も生きていることが特長です。
これは、お米をダメにしてしまう虫として有名であります。しっかりと対策することが必要でしょう。
以上、お米に湧いてしまう虫について主要な3種類ご紹介しました。
どれも放っておいては、お米に弊害が出てしまいます。温度管理や密封した容器でお米を管理するなどの対策が必要です。また、虫除けも効果的でしょう。
このような虫はしっかりと適切な対策を取ることで発生を防ぐまたは除去も可能です。
虫に防ぐための対策をしっかりと行い、お米を楽しんでくださいね。