「玄米の方が、白米より栄養価が高いと聞いたことがあるが、実際よく分からない。」
「どっちが健康に良いのか知りたい。」
そのように、玄米と白米に関するお米の疑問をお持ちではないでしょうか。
健康に良いというイメージがある玄米ですが、実際に含まれる栄養素は何でしょうか。
今回は、日本人の主食であるお米について、玄米と白米の健康に対する違いをご説明します。
●そもそも玄米と白米の違いとは!?
玄米と白米の違いを簡単に説明すると、玄米は精米していないお米、白米は精米したお米です。
精米とは、玄米から糠(ぬか)、又は胚芽(はいが)を取り除くことを言います。稲の身である籾(もみ)から、籾殻(もみがら)と落としたものが玄米です。
白米は日本人に馴染みのあるお米で、白くふんわりとして甘みがあり、モチモチの食感が特徴ですね。
玄米は周りに糠がついているため、茶色っぽい色をしています。白米に比べ独特の食感や歯ごたえがあり、固く粘り気もあまりありません。しかし一般的に玄米の方が、白米よりも栄養価が高いと言われています。
また、一般的な炊飯器を使用するより、圧力釜を使用する方が、美味しく炊き上がると考えられています。
●白米より玄米の方が多い栄養素とは!?
・食物繊維の量2倍から6倍
玄米は白米に比べて食物繊維の量が非常に多く含まれています。
食物繊維は、お腹の調子を整えるため、特に便秘の改善に役立ちます。便秘にお悩みの方にとって、玄米は非常に魅力的なお米ではないでしょうか。
・ビタミンB群の量が5倍以上
白米より玄米の方が、ビタミンB群の量が圧倒的に多く含まれています。
ビタミンB群は疲労回復・血行促進・老化防止・美容効果など、嬉しい効果が多く期待できるビタミンです。毎日の生活習慣が、玄米によって改善できる期待を持てます。
・不足しがちなミネラルが豊富
また玄米は、日本人にとって不足しがちなミネラルを豊富に含んでいます。日本人女性が必要としている一日のミネラルが、お茶碗4杯の玄米で補うことが可能なのです。
〇最後に
今回は、玄米と白米どちらが健康に良いのかご説明しました。
上記の内容から分かるように、玄米の方か栄養価が高いと考えられています。しかし、玄米にも白米にもそれぞれの魅力があり、そのメリットを考えながら選択することが大切なのです。
「いきなり玄米だけを食べるのは抵抗がある。」
とお考えの方は、玄米と白米を混ぜて炊き上げることも可能ですね。
今まで白米しか食べていなかったという方は、ぜひ一度玄米を購入してみてはいかがでしょうか。