「糖質が気になるけど玄米と白米だったらどっちのほうが低いんだろう…」
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「糖質制限ダイエット」という言葉を耳にしたことがある方も多いかと思います。
より糖質を抑えて健康的な食事をしたいものですよね。
そこで今回は、玄米と白米に含まれる糖質の量の違いについて、ごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)がご紹介していきます。
□そもそも糖質とは
糖質とは、三大栄養素の一つである炭水化物から人間が直接的にエネルギーとして活用できない食物繊維を引いたものを指します。
糖質は脳や神経の活動に必要な重要なエネルギー源です。
しかし、摂りすぎてしまうと太る原因になります。
糖質の中でも有名なものは「でんぷん」、「糖アルコール」、「オリゴ糖」です。
□玄米の糖質と白米の糖質の違い
玄米と白米では、糖質の含まれる量にはそこまで大きく違いはありません。
これは玄米を白米に精米するときにはぬかや胚芽を削り取るのですが、ここにはほとんど糖質が含まれていません。
したがって、白米と玄米に含まれる糖質の量自体には大きく違いはないのです。
そのため、玄米であっても白米であっても、たくさん食べれば同じだけの糖質を摂取していることになります。
糖質に違いはないのかとがっかりされた皆さん、実は玄米には白米とは大きく異なるメリットがあります。
□玄米は血糖値の上昇を抑える
白米と玄米の糖質の量自体はそこまで変わりませんが、実は食後の血糖値の上昇の仕方に差があります。
GI値という、血糖値の上昇具合を表す数値をご存知でしょうか。
低いほど血糖値が上がりにくく太りにくいとされています。
白米のGI値はおよそ80であるのに対し、玄米は55とかなり差があります。
つまり、玄米は白米に比べて食べたときの血糖値の上昇がかなり穏やかで、その分太りにくいということがわかります。
●さいごに
今回は糖質について、玄米と白米のそれぞれについてご紹介しました。
同じ量の糖質が含まれている白米と玄米ですが、玄米のGI値は白米に比べかなり小さいため、食べたときに太りにくいということです。
また、今回のように健康へ別の角度から着目したお米があります。
それが「合鴨農法米ヒノヒカリ」です。
これは3年以上継続して除草剤や農薬、化学肥料を一切使用していない田んぼのみで作られたこだわりのお米です。
田んぼに放した合鴨に雑草や害虫を食べてもらい、そのフンも有機肥料として活用したエコロジーでエコノミーなこだわり農法で育てられています。
年間でたった合鴨農法米はコシヒカリ2500キロ、ヒノヒカリ7500キロしか生産できない非常に貴重なお米ですので、ぜひこの機会に下記のリンクからご覧ください。