「新米と古米で栄養の違いってあるのだろうか」「一年以上前のお米があるけど、美味しく食べられるか不安」家に古米があるという方の中には、新米と古米の栄養の違いに関して、このようにお考えの方も多いのではないでしょうか?
古米と新米の間にもしも栄養の差があれば、健康のためにもぜひ知っておきたいですよね。
今回は、新米と古米の栄養の違いについてご紹介していきます。
□古米と新米の栄養の違い|3つのポイント
古米と新米の栄養の違いに関して、押さえておきた3つのポイントをご説明します。
*「新米の方が栄養価が高い」とは限らない
「新米の方が新しいから、古米より栄養がある」「古米の方がなんとなく栄養が劣っていそう」新米と古米の違いに関して上記のようにお考えの方も多いのではないでしょうか?
しかし、実は「新米の方が栄養価が高い」とは限らないのです。
事実、新米の方が栽培してからの時間が間もないため、水分量が多く柔らかさや粘りの強さがあります。
しかし、栄養面に関しては古米と大きな違いがありません。
また古米は、水分量が少ないため、食感がかたくてもっちり感が少なく、真っ白なご飯に炊き上がるということが少なくなりますが、栄養面では全く問題ありません。
ただ、表面の色が気になり、再度精米にかけたり、洗いすぎたりした場合には栄養が損なわれる可能性があるので、注意が必要です。
*古米にも新米にも違う美味しさがある
実は古米の方が寿司飯に合うということをご存知でしょうか?
これは、古米に含まれる水分量が少ないことから寿司酢が浸透しやすく、味がつきやすくるからです。
こういった特徴から寿司飯には古米の方が好まれて使用されることが多くなっています。
*保存方法によっては古米の方が美味しい
また、保存方法を工夫することで、古米の方が美味しくなるということをご存知でしょうか?
古くからお米を美味しく食べる方法の1つとして、寒冷な地域では新米を1年間、0度ほどの環境で寝かせておくという方法があります。
これは、動植物が0度では凍らないという性質を生かした低温保存法です。
こうすることでお米の旨味が強まると言われています。
□最後に
古米と新米では大きな栄養価の違いはなく、保存方法や調理方法を工夫することで、古米を新米と同じくらい、場合によっては新米よりも美味しく楽しめます。
ぜひ工夫を施して古米を楽しんでみてくださいね。
その際にはこちらの記事の内容を参考にしていただけると幸いです。