お米をもっと美味しく!ひとめぼれの気になる特徴とは?

現在、コシヒカリに次ぐ第2位の作付け面積を誇るひとめぼれ。
あまりお米に詳しくないという方でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「聞いたことはあるけど、具体的にどういった品種なのかはわからない」という方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、ひとめぼれとはの特徴についてお伝えします。

□ひとめぼれの特徴|4つのポイント

ひとめぼれにはどのような特徴があるのでしょうか?
4つのポイントをご紹介していきます。

*冷害や寒さへの耐性が高い

ひとめぼれが登場する以前、ササニシキという品種がコシヒカリに次ぐ第2位の作付け面積と誇っていたのですが、平成に入って間も無くに起こった冷害で甚大な被害を受け、冷害に対する耐性の弱さが問題となりました。
そこで、ササニシキに代わる品種として栽培され始めたのがひとめぼれです。
こうした背景から、冷害や寒さへの耐性が高くて風にも倒れにくいという特徴を持っています。

*和食との相性がいい

ひとめぼれは、コシヒカリから生まれた品種ですが、コシヒカリよりもっちり感は少なく、淡白な味わいです。
また、程よい粘り気があるため炊き上がりは柔らかいです。
そのため、和食との相性が良く、素材の味を感じやすい品種です。

*汁気の多いものと合わせると

ひとめぼれには、前述のように和食と相性が良いという特徴がありますが、もともと含まれている水分量が比較的少ないため、やや水分を吸収しやすいという特徴があります。
そのため、汁気の多いものと合わせると、食感が損なわれるという特徴を持ちます。
具体的には、カレーやハヤシライスといった料理には向かないでしょう。

*東北地方産がおすすめ

ひとめぼれは、日本各地で幅広く生産されている品種です。
しかし、開発されたのが宮城県で、東北地方の気候や風土と合っているということから、東北地方産のものが人気です。
また東北地方の地域によっても特色があり、岩手産、宮城産、山形産、福島産といった細かな表記がされていたり、中には県単位よりも小さな区分で産地が表示されているものもあります。
ぜひ様々な産地のひとめぼれを試してみてくださいね。

□ひとめぼれでご飯をもっと美味しく

今回は、ひとめぼれとはどういった品種なのか、その特徴をお伝えしました。
現在の作付け面積で、第2位を誇るひとめぼれ。
まだ、食べたことがないという方や、意識して食べていなかった方は、ぜひ和食と合わせてお試ししてはいかがでしょうか?