発芽玄米の美味しい炊き方は?コツをご紹介します

「発芽玄米に興味が湧いて買ってみたけれど、どうやって炊くの?」
「よくわからなくて玄米と同じ方法で炊いてみたけど、イマイチ」

健康や美容にも効果があると人気を集めている発芽玄米ですが、炊き方を知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)が、美味しく食べるための炊き方のコツをご紹介します。

□基本の炊き方

圧力鍋や土鍋を使うとふっくら感やモチモチ感をより出すことができますが、まずは炊飯器での炊き方を知っておくべきなのではないでしょうか。
食品の健康効果は続けることで最も効果が出ると考えられるので、手間のかからない炊飯器で美味しく炊くことができれば負担が少なく続けやすいはずです。
もちろん炊飯器を用いた方法でも十分美味しく炊くことができます。

*準備

白米と違い、研ぐ必要はありません。
むしろ洗ってしまうと栄養素が流れてしまうので注意が必要です。
白米と混ぜて炊く場合には白米を研いだ後に混ぜる、もしくは白米も合わせて研がずに炊飯することに注意しましょう。

白米と混ぜる場合には白米2:発芽玄米1がおすすめです。
そのあとは分量よりやや多めの水を入れ、30分つけておくことが柔らかくふっくらさせるために重要なコツです。
品種ごとに差があるので表示に従うことがいいですが、基本的には1合につき40〜45ccを余分に加えましょう。
ここで注意すべき点は、通常のお米の時とは違い長く浸水時間をとると逆に良くないということです。
長く放置しすぎないように気をつけましょう。

*炊飯モード

発芽玄米は名称に「玄米」とあることから玄米用のスイッチを押すかどうか迷われるのではないでしょうか。
しかし、白米と同様に通常の炊飯モードで炊いてください。

□圧力鍋での炊き方

発芽玄米を炊くというと圧力鍋をイメージする方も多いのではないでしょうか。
普通の炊飯より手間がかかり、難しいと感じて挑戦できずにいる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一度やり方がわかれば案外簡単に炊き上げることが可能です。
鍋にお米を入れたら研がずに米の1,2~1,5倍の水を加えます。
何度か試してみて柔らかさの好みで調整できればなお良いのではないでしょうか。
火をつけて、沸騰するまでは強火で熱し、沸騰後は弱火で20~30分加熱を続けます。
最後に数秒強火にしてから火を着るともちもちに仕上げることができます。
5分ほど置いてから圧力を下げ、15分蒸らしたら完成です。

□まとめ

今回は発芽玄米のおいしい炊き方についてご紹介しました。
普段の白米と違うのではないかと身構えていた人も、白米とほぼ同じ行程で炊き上げられることをわかっていただけたでしょうか。

手軽な方法には、最近出ている発芽玄米専用の炊飯器を利用するというのも一つの方法です。

ぜひ今回の記事を参考に、美味しくて簡単に炊ける高栄養の発芽玄米を取り入れてみてはいかがでしょうか。