無農薬米は実際どうなの?そのメリットとデメリットとは!

食品の安全性に敏感な人が増える昨今ですが、多くの製品が溢れる中で何を選ぶべきか迷うこともあるのではないでしょうか。
特に毎日口にするいいお米にこだわりたいと思った時に、無農薬米を思い浮かべる方もいるかもしれません。

「でも単に無農薬というだけで本当にいいことばかりなの?」

無農薬ではないお米もたくさんある中でこんな風に疑問に思うのも当然です。
そこで今回は、無農薬米をメリットとデメリットの両面から解説します。

□メリット

農薬の中には人体に悪影響を及ぼす可能性を否定しきれないものもあります。
適切に使えば基本的には被害が出ないような薬が使われてはいますが、散布量や回数によっても濃度は異なるため安全性を一概に測ることができないのも不安の種となっています。
すぐに健康被害が出るわけではなくても、体の中に蓄積してしまうものもあります。
体の弱い方やお子さんのいるご家庭では特に気になるところなのではないでしょうか。
無農薬ならそれらの心配が一切ないというのが最大かつ有名なメリットでしょう。
また無農薬のお米は生産地で括られることなく、単一の生産者ごとに販売されることが多いので生産者の顔が見えるのも大きな安心のポイントです。
安全の意識が高い生産者ならネット上でも生産方針を把握できるようにしていたり、賞の受賞歴から信頼度を判断したりすることができます。
また、無農薬米は素材そのものの味を最も活かせるとも考えられています。
本来の風味を感じられる美味しさを支持して無農薬にこだわる消費者もいるようです。

□デメリット

農薬を使わない分の手間や時間がかかってくるので、価格は農薬仕様のものに比べてどうしても高くなります。

一般的には3割り増し程度の差を想定する必要があります。
コンスタントに消費する食品であるだけに値段の負担は見逃せないデメリットなのではないでしょうか。
また、「無農薬」という記載が必ずしも完全に農薬の影響がないものだと判断できるものではないということもあるでしょう。
生産時に農薬を散布していなくても前年度などの農薬が土壌に残留している可能性があります。

また政府公認の農薬なら使用していても無農薬と記載することが可能です。
安全性を確証された農薬だから公認されていると言っても、無農薬にこだわりたい人は注意する必要があるかもしれません。
加えて農薬を使わないことで虫の悪影響を受けやすくなるのも無農薬の難点です。
いくら手間をかけても農薬の使われていない野菜には虫がよりやすくなってしまうのは事実です。
虫や虫食い米の混入が気になる方には完全無農薬よりも、他の減農薬などのお米の方が適しているかもしれません。

□まとめ

今回は無農薬米のメリットとデメリットを解説しました。
良いとことも悪いとことも知った上で自分は何が大切かを考えて判断するのが、いい食品を選ぶときの大切なポイントかもしれません。
その際にはこの記事をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。