余ったお米を後で美味しく食べたい方におすすめの品種とコツとは!?

「普段はあまり家でお米を食べないけれども、久しぶりに炊いたら余ってしまった。冷蔵庫に入れておいて、いずれ食べようとは思うけれども味は悪くならないのか心配。」
このようにお悩みの方がいらっしゃるかと思います。

確かにご飯は炊きたてが一番美味しそうに見えるかもしれません。そこで今回は冷めるのもどんとこいなお米と、美味しさを保つための保存テクニックをご紹介します。

■もちもちしたお米なら冷蔵庫に保存しても美味しい!

冷蔵庫で炊いた後のお米を冷やすと、ものによっては水分が抜けてぱさぱさになってしまいます。逆に言えば冷やご飯になっても美味しいお米は、水分を多く含んでおりそれを逃がさないお米です。

どんなお米がこの特徴を満たすのでしょうか。代表的な例をご紹介します。

・ゆめぴりか
比較的新しい品種ですが非常に人気があります。つやつやとした美しい炊き上がりが特徴です。触感はもちもちとやわらかく、そこそこの粘りがありますがしつこくはありません。もちろん水分をなかなか逃がしません。

・ミルキークイーン
冷めてもなかなか味が落ちないという特徴を持ちます。うるち米というよりもち米に近いほどの粘りを持ち、もちもちとした食感です。勿論冷たくなっても硬くなりにくく、うまみを逃がしません。

■余ってしまったご飯を長期保存するなら冷凍がおすすめ

「冷蔵庫にご飯を入れると、おいしくなくなってしまう」と言いますが、その原因はお米の老化にあります。冷蔵庫の温度はお米のでんぷんが駄目になりやすい温度で、お米の水分がどんどん出ていってしまいます。

上でご紹介したようなお米でしたら少しの保存ならおいしくいただけると思いますが、それでも長期保存には向きません。そこでオススメするのがお米を冷凍することです。

■劣化するタイミングを与えない急冷凍& 急解凍!

では、早速、保存の仕方をご紹介します。ご飯をラップにくるみ、まだ温かいうちに一気に凍らせてしまいましょう。また、実際にご飯を食べる時は一気にレンジで解凍、そして加熱をしてしまうのがオススメです。

お米から最も水分が抜けやすいのが0℃付近です。その後温度が上がるにつれそのスピードは落ち、60℃程度になるとほとんど水分が抜けなくなります。

つまりその温度の間にある時間をなるべく少なくすれば、お米の美味しさは保ちやすくなるというわけです。

■まとめ

以上、冷蔵庫に入れても味が劣化しにくいお米と長く保存してもお米の美味しさを保つ技についてご紹介しました。「炊いたお米を食べきれなかったら。」などと思わずに日本の美味しい米を味わってみてはいかがでしょうか。