知っておきたい!古米独特のにおいを消す方法

「少し古くなったお米があるんだけど、においが気になる」「古米のにおいが気にならなくなる方法が知りたい」古米が家にあるという方の中には、古米のにおいに関してこのようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

お米は少し古くなってしまうと独特のにおいも発します。
そこで今回はごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)が、なぜ古米から独特のにおいが出てしまうのか、そしてそのにおいへの対処法についてご紹介します。

□古米がにおう原因は?

古米はどうして、独特のにおいを発してしまうのでしょうか?
古米とは一般的に、収穫されて一年以上経過したものを指します。
古米が臭う最大の原因は、古米に含まれる脂肪の酸化が進むことです。
お米の脂肪は主に糠(ぬか)の部分に多く含まれているほか、お米の表面に近い部分にも脂肪が多く含まれています。
これらの部分に含まれる脂肪分が劣化することで独特のにおいに繋がります。

□古米独特のにおいを消す方法|おすすめの方法3選

古米独特のにおいを解消し、美味しく食べるためには、どのような方法があるのでしょうか?
おすすめの方法を3つご紹介します。

*日本酒やオリーブオイルを入れて炊く

古米を美味しく食べる方法として、一般的にはご飯を炊く際に日本酒やオリーブオイルを入れるという方法があります。
日本酒の場合は、お米3合に対して、大さじ一杯ほど、オリーブの際もお米3合に対して大さじ一杯ほどが適量です。
日本酒の場合は、アルコールが多少残る形になるので、お酒が苦手という方は注意が必要です。
またオリーブオイルの場合も多少ご飯にオリーブオイルの色が移ったり、焦げ目がつくという可能性もあります。
この2つ以外にもみりんや蜂蜜、竹炭や木炭など、古米独特のにおいを消すためには多くの方法があります。

*もう一度、精米する

古米独特のにおいを消すもう1つの方法として、「もう一度、精米をする」という方法も効果的です。
先ほど、糠やお米の表面にある脂肪分の酸化が進むことで独特のにおいが発生するとご説明しました。
つまり、精米を再度行うことで表面の脂肪が酸化した部分を落とすことができます。
こうして、独特のにおいを軽減することができるという仕組みです。
しかし、精米を複数回行って表面の脂肪分を落とすということは、お米に含まれる栄養を失ってしまうということにも繋がります。

□最後に

今回は、なぜ古米から独特のにおいが出てしまうのか、そしてそのにおいが気にならなくするためにはどのようにすればいいのかをご紹介しました。

もしも、古米のにおいでお困りの場合は、今回の記事の内容をぜひ参考にしてみてください。