お米に含まれる栄養:デンプンとは?気になる割合も紹介

お米には、多くのデンプンが含まれています。
小学校や理科の実験で、お米のデンプンを用いた実験をしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
「お米にはどのくらいのデンプンが含まれているんだろう」「デンプンってどういった栄養なんだろう」と感じている方も多いかもしれませんね。
デンプンは、炭水化物を構成する主な栄養素です。
今回は、お米にはどのくらいのデンプンが含まれているのか、そしてデンプンとはどういった栄養素なのかについてご紹介します。

□お米に含まれるデンプン|4つのポイント

お米に含まれているデンプンに関して、押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。

*お米に含まれるデンプンの割合

まず、お米にはどのくらいのデンプンが含まれているのでしょうか?
精米された状態である精白米には、約78%前後のデンプンが含まれており、残り6%前後はたんぱく質、それとわずかな脂肪、さらに微量のビタミンが含まれています。

*アミロースとアミロペクチン

お米の8割弱の栄養素を占めているデンプン。
実はこのデンプンには2つの種類があることをご存知でしょうか?
それは、アミロースとアミロペクチンという2種類のデンプンです。
アミロースは主にお米の硬さにつながるデンプンで、アミロペクチンは主にお米の柔らかやさ粘りの強さにつながるデンプンです。
お米はこのアミロースとアミロペクチンの比率によって、その味や食感が決まります。

*もち米とうるち米

もち米とうるち米という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
もち米とは一般的にお餅に使用されるようなモチモチとした食感のするお米のことを指し、うるち米は、普段のご飯で食べるようなコシヒカリやひとめぼれといった一般的なお米を指しています。
もち米の場合、アミロースとアミロペクチンに比率が「0:100」、うるち米の場合のアミロースとアミロペクチンの比率は「20:80」程度とされています。

*一般的なお米について

普段の食事で食べている品種には、おおよそ20:80の比率で、アミロースとアミロペクチンが含まれています。
コシヒカリでは、アミロースが16%前後、アミロペクチンが84%前後、含まれています。
アミロースの含有量が多いほど、水分量が少なくなるので、硬めのお米になります。

□最後に

今回は、お米にはどのくらいのデンプンが服荒れているのか、そしてデンプンとはどういった栄養素なのかご紹介しました。
アミロースとアミロペクチンの含有率で、お米の特徴は大きく変化します。
デンプン2種類の比率をもとにお米の食べ比べをしてみてもいいですね。