「一年以上経っているお米があるんだけど、良い活用方法が思い浮かばない」「古米をそのまま捨ててしまうのは気が引けるのでどうにか有効活用したい」家に古米があるという方の中には、上記のようにその活用方法でお困りの方も多いのではないでしょうか?
新米とは違い、食感やにおいが気になる古米。
古米をそのままご飯として全て消費するというのも難しいですし、捨てるのも気が引けてしまいますよね。
そこで今回はごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)が、そんな古米を有効活用するための方法を5つご紹介します。
□古米の利用方法|5つのポイント
古米の利用方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
利用方法の5つのポイントをご紹介します。
*せんべいやお餅の材料にする
まず1つ目のポイントとして、せんべいやお餅の材料として使用する方法があります。
せんべいやお餅にして濃いめの味付けをすることで、古米独特のにおいが気にならなくなるほか、古米の「含まれている水分量が、新米よりも少ない」という特徴を生かすことで、食感の良いせんべいやお餅を作れます。
*たけのこを茹でる際に使用する
実は古米は、たけのこを茹でる際の一工夫として利用できるということをご存知でしょうか?
たけのこを茹でる際に古米を入れることで、たけのこからエグミを取り除くことができ、旨味を引き出すことができるのです。
*フードバンクに寄付する
まだ比較的状態のいい古米が大量にあり、消費しきれないという場合は、古米をフードバンクに寄付するということも1つの方法です。
フードバンクに寄付することで、食糧難の方の助けになることができ、大量にある古米を処分することもできます。
*有機肥料にする
古米を田畑にまくことで、天然の有機肥料にすることができます。
古米にはデンプン以外にもタンパク質やミネラルが豊富に含まれており、優れた肥料として活用できます。
古米を肥料として利用することで、古米を処分することもできますし、美味しい食材につながるので一石二鳥ですね。
*古米が好まれる料理
実は古米だからこそ好まれて使用されている料理があるのをご存知でしょうか?
それは、お寿司です。お寿司ではお米の水分量が少ない方が寿司酢がよく浸透するため、古米が好んで使用されています。
□古米を有効活用しよう
今回は、そんな古米を有効活用するための利用方法を5つご紹介しました。
古米には食べる以外にも様々な利用方法があります。
家に残ってしまっている古米があれば積極的に無駄なく有効活用してみてはいかがでしょうか。