「栃木県産のなすひかりが美味しいと聞いたけど、どのようなお米なのだろう。」
このように、なすひかりについて詳しく知りたい方は多いと思います。
日々の食卓に並ぶお米はなるべく美味しい物を食べたいですよね。
そこで今回は、「栃木県産のなすひかり」についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。
□栃木のオリジナル品種である「なすひかり」についてご紹介!
美味しいお米の代名詞としてコシヒカリを思い浮かべる方は多いですが、日本には他にもたくさんの美味しい品種があります。
栃木県のお米が美味しいとはあまり知られていないかもしれませんが、実は栃木県産のなすひかりはとても美味しいお米として評判です。
なすひかりは栃木県の農業試験場で作られ、2007年に品種登録された栃木県のオリジナルの品種です。
コシヒカリの美味しさを受け継いでいて、大粒で食味が良いという特徴を持っているので、とてもおすすめの品種だと言えるでしょう。
また、2010年から6年連続で特A評価を獲得していて、きちんと客観的にも美味しいと評価されています。
炊き上がりはとてもツヤツヤしていて、ふっくらしています。
粘りもありますが、コシヒカリほどは強くなく、ややあっさりとしているのでとても食べやすいお米ですよ。噛めば噛むほど甘みが増します。
□なすひかりの歴史や名前の由来について解説!
そんな「なすひかり」にはどのような歴史があるのでしょうか。
作られた時の様子や名前の由来について見ていきましょう。
*なすひかりの歴史を詳しく知ろう
なすひかりは、美味しい味や高い品質のお米を作ることを目標として育成されたお米です。
生産力検定試験を始めたタイミングの1998年は冷害があった年で、収穫はよくありませんでした。
しかし、この年のなすひかりの収穫量はコシヒカリと比較して118パーセントもあり、安定した収穫量を確保できることがわかりました。
その後、月日が経つにつれてお米の産地同士の競争が激しくなっていき、各県がオリジナル品種を開発して販売するようになっていきました。
そんな中、栃木県も2007年になすひかりを品種登録して、県の奨励品種に採用し、現在のブランドができあがっていったのです。
*なすひかりの名前の由来についてご紹介
全国的にも有名な那須高原の爽やかなイメージを想像できるように、那須高原のなすとコシヒカリのヒカリをとり、なすひかりと名付けられました。
□まとめ
今回は、「栃木県産のなすひかり」についてご紹介しました。
本記事を参考にして、ぜひこの機会になすひかりを食べてみてくださいね。