日本のそうめんといえば?日本三大素麺についてご紹介!

夏の暑い日や食欲がない状態でも食べたくなるのが、さらっと食べられるそうめんではないでしょうか。
7月7日の七夕の日に、素麺を食べる習慣があるなど、そうめんは多くの方に愛されている食品です。

その中でも日本三大素麺と呼ばれる3種類のそうめんが非常に有名です。
それぞれのそうめんは特徴も生産地も異なり、食べ比べをしてその違いを楽しむ方が多くおられます。

今回は、日本三大素麺の特徴について詳しく説明します。

□日本三大素麺とは何なのか

そうめんはスーパーなどで簡単に手に入り、調理方法も簡単で保管もできるので、非常に便利な食材ですよね。
夏は毎日のように食べている、という方も多くいらっしゃるかもしれません。

このように、手軽に食べられることから多くの方にとって身近な食材であるそうめんですが、その製造方法や生産地はさまざまです。
その中でも「日本三大素麺」と呼ばれる3種類のそうめんは非常に有名で人気が高いことをご存じでしたでしょうか?

日本三大素麺とは、兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のことを指します。
これらの3種に共通するのは、そのすべてが「手延べ製法」で作られているという点です。

そもそもそうめんは、小麦粉に水と塩を混ぜたものをこねながら棒状にし、ねじって少しずつのばしていくことで作られます。
そのため、短い時間で強い力をかけ過ぎるとちぎれてしまう恐れがあるのです。

そうめんは製造方法によって呼び方が異なり、機械製麺で作られた「機械そうめん」と手延べ製法で作られた「手延べそうめん」があります。

機械製麺では、製麺機を用いて少しずつ薄い麺帯にのばし、そのあと細く切ってから機械で乾燥させます。
機械製麺で作るそうめんは、のばしが少なく、グルテン組織にばらつきがあります。
そのため、機械製麺した機械そうめんは手延べそうめんと比較すると、味が少し劣ると言えるでしょう。

一方、手延べ製法で作られる「手延べそうめん」は、伸ばす際に油を使用し、のばしては熟成するという手間ひまをかけた工程を繰り返し作られます。
職人の経験と勘を頼りにする製法です。
常に一定方向に生地をのばしていくので、グルテン組織にばらつきがありません。
そのため、機械で作るそうめんよりも細く、のどごしの良いそうめんに仕上がるのです。

このような手延べ製法で作られた日本三大素麺ですが、味や歯ごたえに微妙な差があります。
次に、そちらを詳しくご紹介していきます。

□日本三大素麺のそれぞれの特徴とは

日本三大素麺である兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のそれぞれの特徴について詳しく説明します。

*兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」

揖保乃糸は、兵庫県たつの市で作られているそうめんです。
500年の歴史を有しており、日本で最も人気のそうめんだと言っても過言ではありません。

「揖保乃糸」は、兵庫県手延素麺協同組合が打ち出しているそうめんで、10月から翌年の5月までしか生産されません。
厳選した小麦と赤穂の塩を原材料として使用し、長年に渡って受け継がれてきた独自の伝統技法で作られています。

独自のコシや歯ごたえがありながら舌触りはなめらかで、ゆで伸びしにくいという特徴があります。
また、使用される小麦の質や製造時期などによっていくつかの等級があります。
贈り物としても非常に喜ばれる一品ですので、ご親族や友人の方への贈り物に悩まれた際は、こちらを選んでみると良いかもしれませんね。

ちなみに、兵庫県の郷土料理の1つに、「鯛そうめん」というものがあります。
結婚式や誕生日などの特別な日のごちそうとして食べられる料理で、鯛の塩焼きとそうめんを盛りつけた料理のことです。

*奈良県の「三輪そうめん」

そうめん発祥の地と言われている奈良県桜井市の三輪地方を中心に生産されているのが、三輪そうめんです。

その歴史は、1200年近くまでさかのぼると言われています。
奈良時代の遣唐使によって、小麦栽培や製麺方法が伝えられたそうで、歴史の深いそうめんです。
三輪地方では、毎年2月に大神神社で、そうめんの相場を決めるための卜定祭(ぼくじょうさい)が開催されるそうです。

そのような、歴史の深いそうめん生産地である三輪地方で作られる三輪そうめんは、「細きこと糸のごとく白きこと雪のごとし」と言われており、その細さと強いコシが魅力のそうめんです。
三輪そうめんも4つの等級に分けられており、細ければ細いほど等級が高くなります。

また、煮崩れしにくいという特徴も有しているので、にゅうめんや炒め物にするのもおすすめのそうめんです。
とくに、にゅうめんは奈良県の郷土料理として有名です。
そうめんは、夏は冷やしてさっぱりと、冬は温めてにゅうめんに、というように年中食されています。

*香川県の「小豆島そうめん」

瀬戸内海にあるオリーブで有名な小豆島で作られているのが小豆島そうめんで、讃岐うどんの祖先だとも言われています。

実は、小豆島そうめんの起源には、同じく日本三大素麺である三輪そうめんが関係していると言われています。
約400年前に伊勢参りに行った島民が、三輪そうめんの作り方を学び、小豆島独自のそうめんを作り始めたそうです。
温暖な気候の小豆島は小麦の栽培に適した環境なので、オリーブと同じように、小豆島そうめんも小豆島の名産品としてその名を知られるようになりました。

極寒の12月と1月の期間に天日干しをすることで、熟練の生産者により限定生産されています。
このような起源を持つ小豆島そうめんの最大の特徴は、ごま油の風味です。
麺をのばす際に、ごま油を使用しているので、独特の風味があるのです。
そのため、ほんのり黄色がかった色をしており、口に入れるとごま油の風味が口いっぱいに広がります。

小豆島の郷土料理の1つに「ふしめん」というものがあります。
そうめんを製造した際にできる端っこの部分、「ふし」を有効活用した料理で、お吸い物として食べられるようです。

このように、日本三大素麺である兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」は、それぞれ生産地も特徴も大きく異なります。
それぞれに異なる特徴があるので、一概にどれが一番おいしいとは言えず、好みの問題になります。
ただ、今回の説明を参考に、3種類のそうめんの食べ比べをしてみて、どのそうめんが、またはどの食べ方が一番好みなのかを考えてみると楽しいかもしれませんね。

当社では、日本三大素麺の1つである小豆島そうめんの中でもとくに高品質な黒帯の「島の光」を取り扱っております。
黒帯の小豆島そうめんは、全体の2割程度しか生産されておらず、契約分がなくなってしまうと、その年の分は完売になってしまう非常に貴重な商品です。
日本三大素麺の食べ比べをするにあたって、まずはこちらから試してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は、日本三大素麺について説明しました。
日本三大素麺とは、兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のことです。
舌触りの滑らかさが特徴の播州そうめん「揖保乃糸」、強いコシがあり、にゅうめんとしても楽しめる「三輪そうめん」、そして独特の風味が広がる「小豆島そうめん」、それぞれの特徴を踏まえつつ、お好みのそうめんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

「お米のくりや」はこんな会社です!

お米のくりやは創業明治15年以来約140年以上、老舗の米問屋としてお米一筋に取り組んできた会社です。

現在では、徹底した品質管理を行い、取り扱い量は年間5000精米トン以上。
また、オコメールという今までに無かったような真空包装で2合(300g)お米の商品もドン・キホーテ、東急ハンズ、ロフト、各空港などで販売しております。

□お米のくりやが心掛けていることとは

*お米のくりやの経営理念

一般的に経営理念とは、社員の行動指針や企業のあるべき姿勢を示す重要な役割を担うものです。
そのため、経営理念は企業が活動する上でとても重要なものでしょう。

お米のくりやの経営理念は「わたしたちは自然の恵みに感謝し お米の魅力を伝えていくことで 関わる全ての人に感動と喜び そしてやりがいを与えられる米屋です」というものです。
経営理念の中に「米屋」の文字が入っていて、社長である徳永真悟のお米に対する熱い想いを感じます。

徳永真悟は一族直営の息子ではなく、嫁婿として事業継承しました。
事業継承の心得として先代から3つの言葉をいただいたそうです。
1つ目は「商売は変えても良い」
2つ目は「長く続けることが大切」
3つ目は「大局的に物事を捉える目を養え」です。

商売は変えても良いという言葉に、徳永さんは驚愕したそうです。
確かに、長年続けてきた米屋を「辞めても良い」と言われるとは思いもつかない言葉でした。

1つ目と2つ目の言葉からは、商売を変えないで企業がなくなってしまうよりも、雇用やお客様のためにも長く続けることが大切だと解釈できます。
大局的に物事を捉える目を養うことは、短期的な利益や、好不調に流されずに「大局的」に物事を見ることが重要であるということでしょう。

この3つの言葉を聞いた徳永真悟は、逆に「米屋」により深くこだわることになりました。

お米をお客様にお届けし「美味しかったよ、ありがとう!」と言ってもらえることが「お米のくりや」として存在する意味と価値であると考えています。

お米のくりやには真面目で一生懸命仕事に取り組む若い社員が大勢います。
また、「お米が好き」「お客様から必要とされる」「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった思いを社員全員と共有しています。
このことは、お米のくりやの経営理念が社長だけでなく社員を含めた会社全体に浸透している証と言えるでしょう。

*大切にしたい3つの価値観とは

大切にしたい3つの価値観とは「人には無限の可能性があること」「事実は1つ、解釈は無限であること」「やった人しか次の答えはでないということ」です。
個人的には、人には無限大の可能性があるという価値観に強く共感しますが、最初からできないと決めつけてしまうと、新しい挑戦をおこなったり、困難を乗り越えたりできないでしょう。

同じような考え方として、京セラの創業者である稲盛和夫氏の「人間の可能性を追求する」という言葉があります。
仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じられる人であることを表しているでしょう。
何かをしようとするとき、人間の能力は無限であることを信じ、何としても成し遂げたいという強い願望で努力を続けることが重要です。
人には無限の可能性があることを信じるのは、会社を経営する上で最も重要なことなのかもしれません。

*今後の方向を決めるときのバランス

今後の方向を決めるときは「やりたいこと」「やれること」「もとめられること」この3つのバランスを取る。

この考え方は「Will Can Must」と呼ばれています。
自分を見つめるフレームワークとして使ったことがある人もいるかもしれません。「Will Can Must」とは自社の価値や方向性などを理解するためにも役立つ考え方です。

Willとはやりたいことや、こうなりたいといった意思を指します。
この部分が大きすぎると、現状からかけ離れた実現不可能なものになってしまうかもしれません。

Canとは自分たちだからできる、ということを指します。
この部分が小さいと安易な低価格競争などに巻き込まれるかもしれません。

Mustはするべきこと、周囲から求められていることを指します。
使命、ニーズ、責任、義務といったものが含まれるでしょう。

そしてWill、Can、Mustの3つの要素が重なり合う部分が最もパフォーマンスを発揮できる領域であり、「お米のくりや」のブランド力へ直結します。

また、どれかの要素が極端に大きかったり小さかったりする場合は、会社にとって健全さが崩れてしまうので、3つのバランスを取ることが重要です。
取り組むことが明確になり、進むべき方向が定まるといったメリットがあります。

*ホームグラウンドで戦うことの大切さ

「お米のくりや」では決まらない商談には特徴があるそうです。
その特徴は商談の始まりの段階にあります。
「とりあえず見積もり」「とりあえずサンプル」から始まるお仕事の依頼はかなりの確率で失敗するそうです。

とりあえず見積もりの場合は、コストを中心に判断されてしまうでしょう。
とりあえずサンプルの場合も興味があまりなく、決まらないことが多いです。
このように、共通した特徴のある商談において最も大きな課題は、「お米のくりやの理念」と「お米の魅力」を伝えることが困難なことでしょう。
そこでお米のくりやではお客さんを見積もりやサンプルの前に、工場に呼ぶようにしたそうです。

そうすると、ごはんソムリエの徳永真悟として、お米に対する熱い想い、お米を出荷する上でのこだわりなどをお客さんに知ってもらえます。
そのため、工場を見に来ていただいたお客様の多くは本気で取引をしようと考えてもらえるそうです。
お米のくりやにとって、ホームグラウンドで戦うことは、魅力や強みを最大限に活かす方法なのだと感じました。

*人間がAIに勝てるのは

今後、AIが進化していく中で人が大切にしたいこと、AIに勝てるポイントについて語っていました。
それは「課題の創出」です。
効率や、問題解決方法はAIがやってくれます。
AIにはできないが人間ができるポイントとは、何を必要と感じるか、何に魅力を感じるかといった人の課題の創出です。

その例としてお米のくりやのオコメールが挙げられるでしょう。
オコメールとは2合(300グラム)で約2センチという薄いパッケージに身を包んだお米です。
真空パック処理されているので、新鮮のまま長期保存が可能、1袋が軽いので持ち運びに便利という特徴があります。

パッケージにメッセージを書いて、そのまま郵便で送れるので、ご贈答用として大変喜ばれているそうです。
お引越しの挨拶に持って行ったり、手紙の代わりにオコメールを送ったりすると「お米」は祝の意味もありますので送る方も受け取る方も幸せな気持ちになりますよね。
オコメールはAIでは作ることができないユニークで面白い商品であると感じます。AIで効率的に思考してもお米を薄くパッケージにしようとは考えられないでしょう。

このように課題を創出し、新たな価値を作り出すことはAIではできないことであり、これから人に求められることでしょう。
オコメールはお米のくりやのホームページで購入できるので、気になった方はホームページをご覧になることをおすすめします。

□まとめ

今回はお米のくりやが心掛けていることについて紹介しました。
「お米のくりや」は大切にしたい価値観や今後の方向を決めるときのバランス、ホームグラウンドで戦うといった考えを持っています。

今後も魅力のある企業だと感じて頂くために、経営理念にあるように、自然の恵みに感謝し、お米の魅力を伝えていくことを使命として、社会に必要とされる「お米のくりや」として活動を続けていきます。

 

おいしいお米を取り扱うのに、絶対必要なお米の資格や免許。

お米業界には、皆さんが知らない秘密もあるでしょう。
皆さんは、お米に関する資格や免許があることをご存じですか。

例えば、レストランやホテルでワインの仕入れや品質管理、ワイン選びなどを行う、ソムリエという専門職があります。
実は、お米にも、このような専門の知識を持つものにしか与えられない「資格」や「免許」があるのです。
そこで今回は、お米のくりやが所有しているお米に関する資格や免許についてご紹介します。

□お米のくりやが所有している資格や免許とは?

お米のくりやには、皆さんにおいしいお米の魅力を確実に届ける自信があります。
しかし、お米のくりやに何故そのような自信があるのか?
疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで参考にしていただきたいのが、お米を販売している会社はたくさんありますが、お米に関する資格や免許をシッカリと所有しているかどうか?見極めることが大事です。

本来おいしいお米をお届けするためには、資格や免許持つことは当然の事といえます。
例えば、家づくりを依頼する施工業者の方が、資格や免許を持っていなければ、安心して工事を任せられるでしょうか?
もちろん、お米屋にも同じことが言えるでしょう。

お米のくりやでは、お客様に信頼してもらうためだけでなく、おいしいお米選びのためにも、資格の取得に力を入れています。
具体的には、「米飯パネリスト」「ごはんソムリエ」「お米マイスター」「おこめアドバイザー」「農産物検査員」という資格を所有しています。
また、工場での厳しい品質管理の資格である「品質システム認定工場取得」「精米HACCP認定書」を所有しており、品質管理や安全確保などが認められています。

しかし、皆さんにとって、このような資格や免許は、聞きなれないものばかりでしょう。
そこで、以下ではそれぞれの資格や免許がどのようなものなのか、詳しくご紹介します。

□米販パネリストについて

米飯パネリストとは、簡単に申し上げますと、米利きができる資格のことです。
例えば、お酒の等級などを判別できる「酒利き」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、お米にも、色覚や嗅覚、味覚など、官能評価を決める場合があります。
お米の品質基準の評価は、官能評価が最も適した方法と言われています。
つまり、米飯パネリストは、米の適正な評価を行うものに与えられる資格と言えるでしょう。
また、米飯パネリストの資格に合格するためには、計測器なみの数値に対する感覚も必要です。

この資格を所有していることは、舌が研ぎ澄まされており、素人では全く気づくことのできない違いも指摘できることを証明しています。
実際に、炊飯してからすぐに混ぜたか、混ぜていないかも見極められます。

□ごはんソムリエ、お米マイスターについて

ごはんソムリエとお米マイスターの資格を得るためには、お米についてより深い知識が求められます。
具体的に、どのような知識が必要なるのでしょうか。
それどれの資格に分けてご紹介します。

*ごはんソムリエ

ごはんソムリエとは、お米の専門家に与えられる資格です。
そもそも、ごはんソムリエの認定事業は、日本のお米離れによって始まりました。
古くから日本人に親しまれてきたお米を主食とした食生活は、栄養バランスに優れています。
また、低カロリーで肥満防止につながるとされています。

しかし、最近の日本では、お米の消費量が年々低下してきています。
そのことにより、栄養のバランスが崩れ生活習慣病も増加していると考えられるでしょう。
そこでお米の良さを再認識してもらうために、ごはんソムリエ認定事業が生まれたのです。

ごはんソムリエになることは、簡単ではありません。
現在、お米の品種はとても多く、おいしいお米もたくさんあります。
そのような中、お米の産地や銘柄に関する知識だけでなく、炊飯技術や栄養学など幅広い知識を持ったものに、ごはんソムリエの資格が与えられるのです。
つまり、ごはんソムリエを所有することで、おいしいご飯を見分けられる専門家として認められます。

*お米マイスター

お米マイスターとは、お米の博士号とも言われる、とても難しい資格の1つです。
実際に、ごはんソムリエの資格を所有しているのは、200~300人ほどと言われてますが、お米マイスターはそれよりも人数が少ないです。

お米ソムリエの資格を受けられる方は、私たちのようなお米屋だけでなく、食育に携わっている方やお米に興味がある方がいらっしゃいます。
一方で、お米マイスターの受験資格には、「お米に関する専門職経験がある人のみ」という条件があるのです。

よって、お米マイスターの資格取得は、より難しく価値が高いと言えるでしょう。
お米マイスターは、「全国の農家から美味しいお米を探すこと」「お米の品質を見極めること」「精米技法やブレンド技術などを通して食育を推進すること」ができます。

□おこめアドバイザーについて

おこめアドバイザーになるためには、お米に関する幅広い知識だけでなく、世界的な食糧の現状など総合的な知識を身につける必要があります。
また、精米加工や保管、品質管理、そして炊飯の理論までの知識が必要です。

一概にお米といっても、身につけるべき知識はたくさんあります。
現在、おこめアドバイザーを所有しているのは、500名ほどと言われております。
その人数の少なさから、簡単に取得できる資格ではないことがわかるでしょう。

□農産物検査員について

農産物検査員とは、その名の通り、農家の方が育てたお米を検査して格付けを行える資格です。
また、農産物検査員の資格持っていると、原料に問題はないかを適切に判断できること証明できます。
更にどのような農薬が使用され、何回使用され、など検査項目は多岐にわたります。
ある意味、良い生産者を見極めることの出来る資格と言えます。

皆さんもお米を購入する時に、お米のランクを参考にする方も多いでしょう。
お米のランクには、大きく分けて、「等級」と「食味ランキング」があります。
農産物検査員は、1等級、2等級、3等級、そして規格外というように等級を格付けする際に、必要になります。
サンプルで採取したお米を1粒1粒検査し、粒の大きさや外観を分析して等級は決まるのです。

一方で、食味ランキングには、特A評価やA評価、B評価などに格付けされます。
そのランキングは、食味官能試験に基づいて決まるということを覚えておくと良いでしょう。

□品質システム認定工場取得、精米HACCP認定書について

最近では、特に食品の安全性が重要視されていますね。
もちろん、お米についても、安全への取り組みや品質の良さは、必要になるでしょう。
お米のくりやでは、工場に高品質の機械を導入していることで、他社より品質の良さを実現しています。

実は、高品質の機械を使用するのにも資格や免許が必要になるのです。
もちろん、資格や免許は、誰でも簡単に取得できるものではありません。
例えば、お米のくりやが所有している「品質システム認定工場取得」は、精米工場が保有すべきとされる品質システム構築のための条件を満たすことで認定されます。

また、「精米HACCP認定書」は、食品の安全確保の国際基準を満たしていることの証明になるでしょう。
精米工場において、安全確保や品質管理、衛生管理や汚染防御管理を行う取り組みが条件に含まれています。
お米のくりやは、このような資格や免許を所有し、品質の良さの向上に努めているのです。
また、お米の入荷前には、検査室で分析し、科学的数値により入荷が可能かどうかを判断しています。

□まとめ

今回は、お米に関する資格や免許がどのようなものなのか、ご紹介しました。
今回ご紹介した資格は、おいしいお米選びをするために必要となるものです。
しかし、お米に深く携わっていないと、お米のおいしさを見分けることは難しいでしょう。正直、米飯パネリストという資格はお米の資格の中でも一番取得困難な資格です。

そのため、お米のくりやが皆様に変わって、おいしいお米を選び、届けていきたいと考えています。

 

「高品質のお米」ってどういう意味?

お米のくりやは常に安定した高い品質のお米を確実にお届けできるような体制を整えています。
現在、お米のくりやは1日に約15トン、年間で約5000トン以上のお米を扱っており、国内や海外にお届けしています。
一体なにが「高品質のお米」を実現させているのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、お米のくりやのお米が高品質である理由について紹介します。

□お米のくりやのお米が高い品質を実現している秘密とは

お米のくりやのお米が高品質である理由の1つは工場での徹底した品質管理にあります。
お米のくりやの工場は2014年の秋に最新の機器の導入とあわせて、現在の場所に大型工場へとリニューアルされました。
工場内の工程でどのようにお米が取り扱われているかを知ることで、どのように品質管理が徹底されているのかをおわかりいただけるでしょう。
そのため、以下ではお米のくりやの工場からお米が配送されるまでの工程について紹介します。

*日本全国からお米が届く

「ごはんソムリエの徳永真悟」が日本全国47都道府県から選んだお米がこの工場に玄米の状態で集まってきます。
なぜ玄米の状態で送られるのかと疑問に思うかもしれません。
それはおいしさを長く維持するためです。
工場に届いた玄米は常温倉庫または低温倉庫で保管されます。

*保管されたお米を工場内に移動

精米加工を行うためには、倉庫で保管していたお米を工場内に移動させなければなりません。
そこで使用するのが荷受けホッパーです。
荷受けホッパーはお米を専用のエレベーターやパイプに通して、工場の中へと移動させる役割があります。

*お米に混じっている不純物を取り除き、玄米タンクに保管

採れたてのお米には土と一緒に色んなゴミや石や不純物が混じっています。
また大量のお米からゴミを取り除くことは人間では不可能でしょう。
そこで粗線機と石抜機という2つの設備を使用します。

粗線機にはお米の中に混じっているゴミを取り除く役割があります。
粗線機の中にはピアノ線のようなものが貼られており、お米よりも大きなゴミが引っかかるという仕組みです。
粗線機にお米を通してもお米よりも小さな石などは取り除くことは難しいでしょう。
そのため、お米を粗線機に通した後に石抜機を利用してお米に混ざっている小さな石を取り除きます。

粗線機と石抜機を利用して、ゴミや小さな石を取り除いた後は玄米タンクに保管します。
玄米タンクは2トンタンクが12個、1トンタンクが16個あります。

なぜ大量の米が入るタンクがこんなにあるのでしょうか。
それはお米のくりやが扱っているお米の種類が多いためです。

お米のくりやでは日本全国47都道府県から集まる、約400種類ほどのお米を扱っています。
ごはんソムリエ徳永真悟が全国の産地へ出向き品質だけでなく、生産者のこだわりを聞き、厳選されたお米を仕入れてきます。
一般のスーパーで扱うお米の種類でもせいぜい10種類ほどなので、「お米のくりや」がとても多くの種類を扱っていることが分かりますよね。

多くの種類を扱っている理由は、ごはんソムリエ徳永真悟はお客様に「自分好みのお米を見つけて欲しい」とそのために、いろんなお米を味わってほしいという思いがあるからです。
このように、たくさんの種類を扱っており、注文に対応するためにはより多くのタンクが必要となります。

*精米加工とお米の品質検査

玄米タンクに保管しておいたお米を精米機の中に入れます。
精米機を使用することで、茶色い玄米から白いお米になります。
しかし、ここで完成ではありません。

精米後はロータリーシフターの中に入れます。
ロータリーシフターは、細かく砕けたお米を取り除く役割があります。
割れていないお米と割れているお米の比重の違いを利用してお米を選別しています。
ロータリーシフターに入れた後でも、お米の色が整っているわけではありません。
そこで光学式選別機を使用します。
黒い点があるお米よりも白くきれいな形をしているお米の方が当然食べたくなりますよね。

光学式選別機では白すぎる、黒い点があるなどの変色したお米を取り除きます。
また、虫に食われているお米や未熟なお米も取り除かれます。
目に見えないほどの速さでお米が流れていて、それを機械の中にあるカメラが選別します。
違うメーカーの光学式選別機を使って2回チェックすることで、さらに品質の精度を高める工夫がされています。

*無洗米加工と集中制御室

精米を無洗米にする場合は、無洗米加工を行います。
機械の中でお米を洗い、一瞬で乾燥させることで、お米を研がずにそのまま炊いて食べられるようになります。

出荷できるお米にするまでには、荷受けホッパー・粗線機・石抜機・玄米タンク・精米機・ロータリーシフター・光学式選別機・無洗米加工というように様々な設備を利用した工場のラインが必要です。
多くの工程がある中で、たくさん種類があるお米をどうやって管理しているのかと疑問に思うかもしれません。
ここまでの工程の流れはすべて「集中制御室」で管理されています。
集中制御室ではどんな銘柄のお米が、どのように流れてどれだけあるのかを把握できるようになっています。

*お米を出荷する準備を行う

いよいよお米を出荷する準備に入ります。
お米を袋に入れる包装工程では、自動包装機を使用します。
真空包装商品の場合は、サイコロのような四角いパッケージや小袋にお米を入れて真空パックにします。
真空パックは内部に空気がほぼ無いので、お米が酸化して大きく品質が下がる心配がありません。
※お米は農産物のため空気を含んでいますので、缶詰のように100%真空にはなりません。

包装したお米は金属等が混じってないか検査を行います。
検査は目に見えないくらいの小さな鉄にも反応する金属検出機を通して行います。
最後に、小さい商品は手作業で箱詰めされ、大きな商品はパレットの上にきれいに積まれ、フォークリフトでトラックまで運ばれます。

□お米のくりやで精米加工されたお米はどこに出荷しているのか

工場で精米加工されたお米は、四国内のスーパー、飲食店、学校給食、病院給食、企業給食などへはくりやのトラックでお届けしています。
日本全国の一般家庭をはじめ、海外や大手外食チェーン、量販店へは大手配送業者へ委託しています。
年間の取り扱い量はおよそ約5000トン以上の精米で、お米のくりやは四国でナンバーワンの取り扱い量を誇ります。

お米のくりや工場紹介

□米袋の新しい形であるオコメールとは

オコメールとは少量2合のお米が真空パックになっており、郵便でも送れるお米のパック商品です。
オコメールは、お米のくりやの登録商標です。

ここではオコメールの主な特徴を4つ紹介します。

1つ目は、少量2合ずつの真空包装パッケージで、美味しい状態で長持ちし食べたい分だけ炊飯できることです。
世帯人数にもよりますが、ご家庭でお米を食べる時は、1回に炊く量は2合の場合が多いでしょう。

通常10キログラムの米袋は、約66合ものお米が入っています。
お米を毎日食べない、または少人数である、という方は米袋の購入に少し躊躇してしまうかもしれません。
そこでオコメールは精米仕立てのお米を2合ずつパッケージにしました。
オコメールは食べたい時に食べたい分だけ炊飯できます。

2つ目は真空パック処理なので、新鮮なまま長期保存ができることです。
スーパーなどで積み重ねる事に配慮した空気穴の空いた通常の米袋とは違い、精米してすぐに真空包装にしますので、酸化することなく鮮度を保ったまま長期保存ができます。
1人暮らしや自炊回数の少ない方にぴったりでしょう。

3つ目の特徴は1袋が軽いので、持ち運びがらくで保管場所を選ばないことです。
オコメールの厚みは2センチと薄いので保管場所を選びません。暑い季節の冷蔵庫での保存でも薄いので場所を選びません。
持ち運びが行いやすいのでアウトドアにも向いているでしょう。

また、オコメールにメッセージなどを記載し、封筒に入れ切手を貼れば、そのまま郵送できるので、大切な方に贈ると喜ばれるかもしれません。

4つ目の特徴はお米の計量なしで炊飯の手間が省けることです。
1袋2合(300g)のパッケージなので、お米をカップで計量する必要がありません。そのまま開封して洗うだけで炊飯できます。

□まとめ

今回はお米のくりやのお米が高品質である理由について紹介しました。
工場で徹底した品質管理を行っているため、高品質なお米を実現しています。
また、お米のくりやではオコメールという包装を工夫したユニークな商品も作っています。
オコメールはお米のくりやのホームページで購入できるので、興味のある方はご覧になってください。

 

知らなきゃ損なお米の品種とは? ごはんソムリエが食べ比べ解説!

お米の中でも、知らないと損な品種を食べ比べしてみたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一概に、お米といっても、数百種類の品種があり、それぞれ特徴が違いますよね。
そこで今回は、5つのお米をピックアップして「お米の品種の特徴」と「食べ比べをするメリット」について解説します。

□知らなきゃ損なお米の品種とは?

皆さんには、「全ての品種のお米を食べ比べてしてほしい!」と言いたいところですが、お米の種類は、とてもとても種類が多いので現実的ではないです。
そのため今回は「ごはんソムリエ」がおすすめする5つのお米の特徴をご紹介します。

*ゆめぴりか

「ゆめぴりか」は北海道を代表する品種で、粘り気が多く柔らかいことから、モチモチとした食感が特徴のお米です。
ゆめぴりかの大きな特徴である強い粘り気は、お米の粘り気を左右する重要な要素となる「アミロース」の含有量が少ないことによって生まれています。
強い粘り気を持つゆめぴりかは、冷めてもおいしくお米を食べられることが魅力でしょう。
また、たんぱく質の含有量も他のお米と比べて少ない特徴もあります。
ツヤがあり柔らくておいしいお米といえます。

さらに、甘みが強い特徴も持っていることから、おかずがいらないお米としても人気があります。
ゆめぴりかを購入する際には、米袋に「ゆめぴりか協議会認定マーク」が付いていることを確認してみてください。
このマークは、ゆめぴりかのおいしさを守って育てているか?を確認するこだわりの証です。
品質基準をクリアしたお米にのみにこのマークが表示されています。
北海道のお米で初めて、「特A評価」という高評価を受けたお米です。
ゆめぴりかを手に取る機会がありましたら、是非食べてみてはいかがでしょうか。

*新之助

「新之助」は、お米の原産地として有名な新潟県で、コシヒカリの遺伝子を受け継ぎながら生まれたお米です。
しかし、コシヒカリとは違う美味しさを持つということで話題になりました。
その違いは、大きな粒のお米であり、しっかりとした硬め食感と粘り気も強いことから、ふっくらツヤツヤに炊き上がることが特徴と言えるでしょう。

また、新之助は、お米のおいしさを決めると言われる「コク」や「旨味」などの6要素において、他のお米の平均値よりも高くなっています。
その中でも「甘み」「コク」「味の厚み」が魅力的です。
初めて新之助を食べるという方は、噛めば噛むほど感じる甘みとコク、そして味の厚みに注目してみてくださいね。

ゆめぴりかと同様に、ごはんが冷めてもおいしいことも魅力の1つになります。
どうしても、冷めてしまうと粒が硬くなってしまいますが、新之助は品質が劣化しにくい特徴があり、心配ありません。
そのため、お昼のお弁当として食べたり、電子レンジで温め直すことで炊き立てご飯のように食べたりできるでしょう。

*イセヒカリ

イセヒカリの特徴を簡単に表すと「シャッキリしていてあっさり」になります。
生産地は、粘土質で地力が強いことから、おいしいお米の採れる地域として地元で有名な場所です。
また、農薬の使用を抑えた安心安全なお米を作るために、環境にもこだわりがあります。
味が良いことで人気があるササニシキやコシヒカリの大きな欠点となる耐久性を克服し、1穂あたりの収穫量が多いことも特徴として挙げられるでしょう。

もちろん、耐久性や収穫量だけでなく、味にも自信があります。
コシヒカリと食べ比べをしてみると、粘りが強いコシヒカリに対して、粘り気はそれほど強くはありません。
逆にシャッキリとした食感とさっぱりとした後味に新鮮さを感じられます。
毎日食べることが多いお米ですが、飽きのこない品種の1つでしょう。

*銀河のしずく

「銀河のしずく」は、粒が大きくて粘り気が程良く、軽やかな食感が特徴のお米です。
そのため、何度食べても飽きを感じさせることありません。
食味もバランスが取れており、炊き上がりの透明感のある白さは、とても美しいものです。
炊き立てと冷めた後の味の変化を感じさせないので、おにぎりにも適したお米といえるでしょう。そのため多数のおにぎりに関するお米の賞を受賞しています。
日経トレンディが主催する「米のヒット甲子園2016」では、大賞を受賞し、今一番食べてほしいお米として注目されました。
審査員の評価には、「余韻が長いおいしさ」や「口に入って、ほろりと消える」というような感想があり、高い評価を受けました。

また、銀河のしずくには、米袋のデザインにおいしさを生み出す「太陽」「銀河」「空」「土」「人の愛情」「台地」「水」「豊かな稔り」「肥料」の10ポイントが表現されています。
名前にもある銀河という言葉には、キラキラと光る星空からお米1粒1粒の輝きをイメージさせるという意味があるそうですよ。

*蛇紋岩米(じゃもんがんまい)

兵庫県北部は、毎年特A評価を与えられるお米の名産地です。
蛇紋岩米とは、お米の名前として聞きなれない「蛇紋岩米」の名前の由来には、お米が作られる水に秘密があります。
兵庫県養父郡にある蛇紋岩という断層地域にあるミネラル豊富な水で作られており、この水がおいしさのカギとなっているでしょう。
お米の粒の立ち具合や食感、甘みや粘り気、どれをとっても満点の評価を与えられるお米でしょう。

この蛇紋岩米は、「幻のお米」と呼ばれるほど貴重なお米です。
なぜなら、お米の生産地として評価の高い特A地区に指定された兵庫県北部地区の一部だけで育てられるお米だからです。
お米ソムリエが食べてみても、びっくりするほどの1級品の味でした。
蛇紋岩米のような特別感のあるお米を、1度は食べてみたいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

□お米を食べ比べするメリットとは?

ごはんソムリエがおすすめする5つのお米は、いかかがだったでしょうか?
お米は、食べれば食べるほど、奥が深いと感じてしまうものです。
また、上記の「知らなきゃ損なお米の品種」の中で、食べてみたいと思うお米はありましたか?
もしくは、もっと色んなお米を食べ比べしてみたいと思われた方もいらっしゃると思います。

日本には、お米の品種が300種類以上もあり、そのほとんどを食べたことがあるという方は、ほぼいないでしょう。
しかし、たくさんの品種があるお米の中から、おすすめのお米をいくつか選んで食べ比べできます。
お米の食べ比べをすることによって、どのようなメリットが得られるのでしょうか?

大きなメリットとしては、「毎日の主食がおいしくなる」ことが挙げられます。
お米は、1日3食の中で、1回は主食として食卓に出てくる家庭が多いでしょう。
普段何気なく食べているお米も、一度お米を食べ比べてみると、品種の違いによって味や粘り気、甘さが全然違うということが分かります。

特に、食卓に出てくる機会が多いお米を食べ比べてみると、食事の楽しみも増えます。
また、食べ比べすることによって、「低コストでいろんな味を楽しめる」というメリットもあるでしょう。

高級なお米の品種では、5キロで5千円以上すると言うお米も多いです。
そのような高級なお米を、即決で大量に買ってしまうと、後から後悔してしまうこともあります。
そのため、少ない量を比較的低コストで食べ比べしてみて、お気に入りのお米を探してみる方が賢明といえるではないでしょうか。

□まとめ

日本の誇りともいえる「お米」は、日本中にたくさんの品種があります。
お米は、食べ比べることによって、お米の違いを感じ、深みを感じられるでしょう。
毎日、同じ品種のお米だけを食べるのは、少し勿体ないような気がします。
まずは、少量の食べ比べセットから、自分のお気に入りのお米を見つけてみてくださいね。

 

お米のくりやのお米の品質は業界最高峰!割れや傷はほとんどありません

「お米を購入して、いざ開封してみると割れや傷があり、がっかりした。」
このような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お米を選ぶ時のポイントの一つとして、「品質」を重視する方も多いと思います。
そこで今回は、お米のくりやが出荷するお米の品質、そして品質を維持するための取り組みをご紹介します。

□お米の品質について

*お米の品質を判断する基準

日本では、お米を主食とされている方が多いです。
口にする機会も多いため、できるだけおいしく食べたいものですよね。
おいしいご飯に炊き上げるには、炊き方がとても重要です。
実際に、お米のくりやでは、おいしいご飯を炊き上げるための方法をポイントに分けてご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

しかし、重要なポイントは、炊き方だけではありません。
おいしいご飯を炊き上げるには、お米の「品質」が重要なポイントになります。
そのため、まず皆さんには、お米の品質を判断する基準を理解していただきたいと思います。

お米は出来不出来によって、種類が分けられるのをご存じですか。
お米の出来が良いものを「整粒」と言います。
一方で、割れや傷があり不出来のものは「粉状質粒」や「被害粒」、「着色粒」や「砂粒」と呼ばれています。

適切な水の量で炊き上げたのに、どうしてもご飯がべた付いてしまった経験がある方もいらっしゃるでしょう。
それは、品質が原因で起こっている可能性があります。
お米の中に、被害粒や砂粒の割合が高くなると、ご飯のべた付きの原因になったり、炊きあがりのムラの原因になったりと、おいしくないご飯となってしまうのです。

つまり、お米の品質を判断する基準としては、整粒率が高いものほど品質が高いと言えるでしょう。
また、整粒率が高いほど、おいしいご飯に炊き上げられます。

*くりやが出荷するお米の品質

くりやが出荷するお米の品質は、どのようなものになっているのでしょうか?

お米のくりやでは、整粒率90%以上のお米を最低限の出荷基準としています。
実際は、被害粒や着色粒は、ほとんどゼロのものとなっており、整粒率が90%以上の高品質なお米のみを出荷させていただいています。
これらのことから、お米くりやの出荷基準は、どこにも負けていないと胸を張って言い切れます。

しかし、皆さんには、それが本当なのか気になる方もいらっしゃると思います。
実際に、何の根拠もなく「自社で取り扱うお米は品質が高い」などのうたい文句を掲げるお店もあるでしょう。
そのうたい文句に騙されて、お米を購入してしまい失敗したり、後悔したりしたこともあると思います。

そのため、うたい文句だけではなく、信頼を得るためには、品質を維持するための取り組みを知っていただくことが必要だと考えています。
そこで以下では品質を維持するために行っている取り組みをご紹介します。

□品質を維持するためのくりやの取り組みとは?

皆さんには、「お米の品質を判断する基準」と「くりやが出荷するお米の品質」について知っていただけたと思います。
そして、次は品質を維持するために、「お米のくりや」が行っている取り組み「お米の厳しい入荷検査」「米飯パネリストによる厳しい食味分析」についてご説明します。

*お米の厳しい入荷検査

お米のくりやでは、全ての入荷米に対して事前調査をします。
具体的には、まず品質管理室で、お米の分析器(品質検査機)で入荷検査を行います。
そうすると、お米の出来不出来を決める整粒や被害粒などの比率が、パソコンに分析データとして把握できます。
そもそも、このような分析器による検査を行っておらず、何の根拠もないのに「超一等米」と称して売り出している業者もあるため、注意が必要といえるでしょう。

お米は農産物ですので、毎年の気候変動や台風などに大きな影響を受けます。
そのためお米のくりやの検査では、その年の産地、銘柄、生産者の状況の出来具合を的確に判別します。
そして、分析データをもとに、厳しい検査に合格した良質のお米のみ入荷することを徹底しています。
お米を入荷する段階で、検査を行うことでお米のくりやが出荷するお米の高い品質を維持しています。

*米飯パネリストによる厳しい食味分析

お米のくりやの高い品質を維持するためには、行っていることは機械を使用した分析データだけではありません。
全てを機械に頼るのではなく、米飯パネリストである徳永店長による厳しい食味分析を行っています。

皆さんにとって、米販パネリストという言葉は聞きなれないのではないでしょうか?

米販パネリストとは、簡単に申し上げますと、米利きができることを証明する資格のことです。
この米販パネリストになるには、ご飯の色覚から嗅覚、味覚など官能評価をするうえで大切なテストを受け、合格しなければなりません。

また、皆さんもお米を購入する時に、「特A評価」という格付けをされているお米を見かけたことがあるのではないでしょうか。
この格付けは、米販パネリストのような知識や資格がある食味評価のエキスパートが実際に試食して判断しています。
この米販パネリストの資格を持つ徳永真悟が入荷するお米を実際に試食して、お米の入荷の是非を厳しくチェックすることで、品質を維持しています。

どうしてもお米は農産物ということで、地球温暖化や台風などの気候変動によって毎年出来具合が変化します。
もちろん、日本一のお米とも言われている魚沼コシヒカリでもその年により出来不出来はあり、有名ブランド米だからといって関係ありません。
そこで米飯パネリストの資格を持つ徳永真悟が、全国各地の生産者の産地状況や考え方を伺い、共感できた生産者のお米のみを入荷しています。

上記の理由を含めて、お米のくりやでは、高い品質を維持できているのです。

□お米のくりやから皆さんへ

皆さんには、お米のくりやで「お米の厳しい入荷検査」そして「米飯パネリストによる厳しい食味分析」を行っていることが分かっていただけたことだと思います。

実際に、お米のくりやは、一般家庭をはじめ料亭や外食産業、多くの大手チェーンや学校給食、病院給食や企業給食に選ばれています。
そのことが、何よりの信頼の証と言えるでしょう。
また、信頼の証として、お米のくりやが所有す資格にも注目してみてください。

米飯パネリストの資格を持つ徳永店長をはじめとし、「お米マイスター」や「ごはんソムリエ」、「おこめアドバイザー」や「農産物検査員」などのお米に関する資格を所有しています。


どの資格もお米について幅広く、そして深い知識が必要になり、簡単に合格できるものではありません。
お米マイスターの資格に合格するには、お米に関する専門職経験がある人という条件があり、お米の博士号とも言われるとても難しい資格です。

これらのように、おこめのくりやでは、品質に自信があり、お米についてのエキスパートが揃っています。
お米のくりやの想いとして、最新の技術で食育に貢献したいというものがあります。
この思いを実現するためにも、皆さんに最高に良質なお米をお届けさせていただきます。

□まとめ

今回は、品質は何で決まり、どのようにして高い品質を維持しているのか、お米のくりやを例にしてご紹介しました。
おいしいご飯を食べるためには、炊き方だけでなく、品質にも注目する必要があります。
また、お米の品種によっても、大きく味が変わってくるでしょう。
現在、お米の品種はとても多く、皆さんがまだまだ知らないお米がたくさんあります。
ぜひ、お気に入りのお米を探したい方は、お米のくりやをご利用してみてください。

 

 

料理ごとに合うお米は違う?

「お米の品種ごとに合う料理が違うって本当?」
このような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その答えは? 本当です!
お米といっても、様々な品種のものがあり、味の特徴はそれぞれ異なりますよね。
そこで今回は、「お米に合わせた料理」と「おすすめのご飯の炊き方」をご紹介します。

□お米に合わせた料理とは?

お米は、品種が違えば、粒の大きさや粘り気、甘みや柔らかさは異なるでしょう。
これらの要素は、料理との相性に大きく関わってきますよね。
そのため、おにぎりやチャーハンなどのようにお米を使った料理は、使用する品種によって、さらにおいしくなるものがあります。
逆にお米の良さが引き立てられない組み合わせもあるでしょう。

以下では「ゆめぴりか」「銀河のしずく」「新之助」「イセヒカリ」「蛇紋岩米(じゃもんがんまい)」を例に挙げて、お米に合う料理を説明します。

*ゆめぴりか

ゆめぴりかは、北海道で初めて特A評価を獲得し、高級料亭やファーストクラスの機内食にも採用されているお米です。
ゆめぴりかの最大の特徴には、「強い粘り気」が挙げられるでしょう。
そのため「腹持ち」がよく、少量でも満腹感が得られます。
そして、粘り気が強いだけでなく柔らかい特徴もあるため、冷めてもおいしいという魅力もあります。
ゆめぴりかは、お弁当やおにぎりと相性が良いです。

また、癖のないお米なので、和食や洋食関係なく幅広い料理によく合います。
特に、肉料理や煮物のように味付けが濃い料理に合うお米で、ゆめぴりかは、おかずに負けない存在感があるでしょう。
一方で、粘り気が強いことから、パラパラとしたお米と相性が良いチャーハンやパエリアにはおすすめできません。

*銀河のしずく

銀河のしずくは、岩手県の新品種ブランド米で特A評価も獲得。
「今一番食べてほしいお米」としても話題になりました。
粒感を楽しめる大きな粒に、粘り気や柔らかさなど全ての要素において、評価されるオールラウンダーといえるお米です。
ゆめぴりかと同様に、炊き立てと冷めた後の味の変化が少ないことから、おにぎりに非常に合うお米です。
その食感の評価は本物で、「おにぎりに合うお米コンテスト」でも受賞経験があります。

*新之助

新之助は、日本一の米どころと言われる新潟県でコシヒカリを超えるお米として開発された新品種で、しっかりとした大粒に歯ごたえのある食感のお米です。
令和元年産の新之助は数百種類の品種の中で、良作の証である「一等米比率日本一」を獲得しました。

その味は、ふっくりとしたツヤツヤの炊きあがりに、噛めば噛むほどまろやかな甘みとコクが感じられるでしょう。
そのまま食べても十分おいしい新之助ですが、カレーやチャーハン、おにぎりなど幅広い料理に合います。

カレーやハヤシライスのようにお米にかける料理は、どうしても水分が多くつぶれてしまったり、お米の味が薄く感じられたりするかもしれません。
しかし、大粒でしっかりとした粘り気と弾力を持っていることから、つぶれることなく食感を楽しめるでしょう。

*イセヒカリ

イセヒカリは、もっちりとした柔らかさや粘り気は目立たないお米ですが、シャッキリとした歯ごたえを感じられるお米です。
色んな品種の中でも、シャッキリ度ナンバー1のお米がイセヒカリです。
噛めば噛むほど旨味を感じられますが、後味はさっぱりとした味わいが一番の特徴です。
そのため、味付けが主役となるお米を使った料理におすすめといえるでしょう。
特に、しっかりとした硬めのお米ということで、カレーやチャーハン、パエリアなどのように食感を楽しみたい料理に合います。

*蛇紋岩米(じゃもんがんまい)

兵庫県北部はお米の隠れた名産地。
蛇紋岩米は、兵庫県にある蛇紋岩という地質の場所でしか育てられないコシヒカリで、幻のお米とも言われています。
このお米の名前の由来ともなっている蛇紋岩は、ミネラルが豊富に含まれた土壌です。
そこからにじみ出たミネラル豊富な水で育ったお米は、甘みが強い食味になります。

そのため、食べてみての第一印象はとにかく甘いお米と思うかもしれません。
おかずがいらないほど、口の中に余韻が残るでしょう。
これらのことから、蛇紋岩米は、炊き上がりをそのまま食べてみることをおすすめします。

□おすすめのご飯の炊き方とは?

お米に合わせた料理を知っていただけたところで、おいしくご飯を炊く方法も知りたいですよね。
そのお米の実力を発揮するには、炊き方が非常に重要になります。
おいしくご飯を炊くには、どのようポイントに注意すればよいのでしょうか?

おいしくご飯を炊くには、「計量」「洗米」「浸漬時間」「シャリ切り」において重要なポイントがあります。

まず、お米を炊く時には、「計量」から始まりますよね。
実は、この段階で炊きあがりのお米のおいしさが決まっているのです。
この計量を雑に行ってしまうと、微妙に誤差が生じてしまい、水加減が意味のないものになってしまいます。
そのため、計量をする時は、毎回炊く量に誤差が出ないように気を付けて行うことをおすすめします。
基本は、いつも同じ計量カップですりきり1杯で、同じ量にしてください。

炊く量が決まったら、「洗米」を行うでしょう。
洗米をする時には、洗いすぎに注意する必要があります。
どうしても、何度洗っても白く濁ってしまうことから、力ずくでゴシゴシと洗ってしまいがちです。
しかし、今は、精米技術が向上し、ぬかの付着が少なくなっているので優しく洗うようにしましょう。

また、お米は水に触れた瞬間から、水を吸収し始めます。
そのため、一度目のすすぎは、ぬかやゴミなどを含んだ水を給水させないように、水を手早く捨ててください。
水とボールの両方を使うと手際よく簡単に洗米ができるのでおすすめです。
洗米では、優しく洗うように注意しながら、とにかく手早く洗米を終らすことがコツとなります。

洗米が終わったら、すぐに炊飯ボタンを押している方も多いのではないでしょうか。

炊飯する前には、「浸漬時間」をたっぷりと取ることがおいしいご飯を炊くためのカギとなります。
お米は、中心部までしっかりと給水させることで、炊きあがった時に、芯まで熱が通りふっくらと仕上がります。
浸水時間は、最低でも30分は取るようにしてくださいね。
また、浸漬後に、多少の濁りがみられることがあると思いますが、それは米の表面のでんぷん質が溶け出したものなので水を変える必要はありません。

炊飯が終わり炊きあがった時は、適切に「シャリ切り」を行わなければなりません。
炊飯器が炊きあがりを知らせてくれると思うので、すぐにふたを開けご飯をほぐしましょう。
ご飯をほぐすことで、余分な蒸気吹き飛ばし空気を含ませると、食感がとても良くなるのです。
このシャリ切りは、おいしいご飯にするために、とても重要な工程になるので、忘れないようにしてくださいね。

以上がおいしくご飯を炊くおすすめの方法です。
普段何気なくお米を炊いている方も多くいらっしゃると思いますが、炊き方をこだわるだけでお米の味はびっくりするほど変わるでしょう。
せっかくおいしいお米を購入しても、炊き方に問題があれば、おいしさは半減してしまいます。
毎回ご飯を炊く方法に少しでも違いがあれば、お米の食べ比べをしてみても判断基準が曖昧になってしまいます。

特に、ご飯は、食卓に主食として出てくる回数が多いと思うので、少しのこだわりで食事をより質の高いものにしてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

皆さんにも、お米の奥深さが伝わったのではないでしょうか。
お米は、品種ごとに味が違えば、合う料理も違います。
それは、お米の食べ比べをしてみると、よくわかるでしょう。

また、炊き方によっても、おいしさは大きく異なります。
今回の記事を参考に、自分のお気に入りのお米を見つけてみてくださいね。

 

お米の食べ比べが可能な場所とは?おすすめの品種をご紹介!

「お米の食べ比べ!と言われても簡単ではない」
そのような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自分のお気に入りのお米を探す方法として、食べ比べをしたいとお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、お米の食べ比べができる場所とおすすめの品種をご紹介します。

□お米の食べ比べができる場所とは?

お米の食べ比べをしたいと思っても、どこでできるのか分からないという方は多くいらっしゃるでしょう。
普段何気なく食べているお米も品種が違えば、味や粘り気が大きく異なります。
そのため皆さんには、自分の好みを知るためにお米の食べ比べをおすすめします。

以下では、お米の食べ比べができる場所をご紹介します。

*道の駅

米農家が多い地方の道の駅では、お米の食べ比べを行っているところもあります。
また、何種類かのお米が少量単位で売られている場合があります。
違う品種のお米を少量ずつ購入できるでしょう。

また、道の駅は、直売所ということもあり、比較的値段が安いのでお得感があるでしょう。
住んでいる地域の道の駅に行ってみて、食べ比べができるか確認してみると良いでしょう。

*お米屋

やはり食べ比べができる場所として、思い浮かべるのは「お米屋」ですよね。
店によっては、数種類のお米が炊かれており、その場で食べ比べができるところもあります。
しかし、お米は炊き立てを食べないと、風味が損なわれてしまうものもあるので、毎日食べ比べを行っているところは少ないです。

多くの場合は、「食べ比べのイベント」として月に数回、日時を決めて行っているようです。
また、傾向としては、都市部にある店ほど、食べ比べセットが充実しています。

*お米の通販

「道の駅」「お米屋」となると、実際にその場所まで行かなければなりませんよね。それに毎日おこなっているわけでもありません。
その点、通販は、手間もかからず手軽に「食べ比べセット」を購入できる場所といえます。

お米の通販サイトでは、色んな地方のお米を取り揃えていることが多いです。
例えば、いつもは東北地方で作られたお米を食べることが多い方は、関西地方で作られたお米を選んでみるのも良いでしょう。
地方ごとに、隠れた名産地がちりばめられています。そんな地域ごとの食べ比べをしてみるのも面白いですよ。

種類だけでなく、高級ランクから一般ランクまで色々選べるので、食べ比べ初心者にはおすすめです。
高級品でも、食べ比べセットということで、比較的お手ごろな価格で食べ比べが行えるセットも多々あります。
そのため、気になったお米があったら試してみてはいかがでしょうか?
最近では各地域ごとに新品種が多数出てきていますので、食べ比べしがいがあります。
実は日本人の主食の代表的なお米は、300以上もの品種があることを知っていましたか?
その中から自分のお気に入りのお米を探すのは、一苦労ですよね。
そこで食べ比べ初心者の方に、おすすめの品種としてご説明します。
参考にしてみてください。

□「コシヒカリ」の特徴とは?

お米の代表品種と言えば、「コシヒカリ」を思い浮かべる方も多いでしょう。
コシヒカリの魅力は、一言でいうと「粘るおいしさ」です。
「ねばり」を世に広めた品種と言えます。
味の特徴として、強い旨味と粘りがあることが挙げられます。
また、お米として評価される要素となる香りやツヤ、炊きあがりの美しさや歯ごたえの柔らかさ、どれをとっても優れていると言えるでしょう。

お米と言えばコシヒカリを思い浮かべる方は、コシヒカリの強いお米の香りに魅了されているからではないでしょうか。
コシヒカリには独特の香りがあり、コシヒカリに慣れた人がほかのお米を食べると物足りなく感じるとも言われています。
日本各地で生産されているコシヒカリは全体的にバランスの良いお米で、コシヒカリの味を生かした新品種が次々と開発されています。

□「いちほまれ」の特徴とは?

コシヒカリ誕生の地、福井県がさらにおいしいお米を目指して上記のコシヒカリのひ孫を掛け合わせて作られた「いちほまれ」、もっちりとした食感が印象的なお米です。
見た目は、しっとりとツヤがある米粒であり、食べてみると強い粘り気が感じられるでしょう。
もっちりとした食感がありながら粘り気があるのは、新食感として楽しめます。

また、米粒感をしっかりと感じられることは、いちほまれの特徴の一つです。
力強い味に、噛めば噛むほど甘みが口の中に広がります。
これらの味の特徴は、冷めた状態でも食感や粘り気、甘みを感じられるので、おにぎりや弁当にもピッタリのお米でしょう。
コシヒカリ発祥の地である福井県一押しのブランド米「いちほまれ」は、コシヒカリを超えるおいしさを持つお米とも言われています。

□「金色の風」の特徴とは?

金色の風という名前は、世界遺産の金色堂や金色に輝く稲穂をイメージしています。
また、日本の食卓に新しい風を引き込むという願いが込められています。
金色の風は、その名前に負けない金メダルの味を持っているでしょう。

ふんわりとした食感に、口に含むと豊かな甘みを感じられます。
また、粘り気と柔らかさのバランスが良いのは、金色の風の特徴です。
金色の風は、一等米の比率が9割を超える最高水準の食味を追求したお米です。
粒レベルで特徴を解明し、開発をすすめ、こだわり抜いたお米は、岩手県の最高級品種としてふさわしい味を感じられるでしょう。

ごはんソムリエの徳永真悟も「本当においしいお米」として、おすすめしています。

□「雪若丸」の特徴とは?

米どころ山形県が開発した新しいブランド米!
雪若丸は、その山形県が誇るブランド米「つや姫」の弟分として誕生。
実は、この雪若丸とつや姫は、兄弟そろって、お米としての高い質を評価される「特A評価」を受賞しているのです。
また、兄弟とは言え、対極の食感が味わえるので、「雪若丸」と「つや姫」を食べ比べしてみても面白いと思います。

味の特徴としては、大きくしっかりとした粒感を感じられることや、粘り気と味のバランスに優れていることが挙げられるでしょう。
最近の新品種は、もっちり感に優れたものが多い中、雪若丸を食べてみると、新食感のように思えるかもしれません。
カレーや丼モノのように水分が多い料理でも、大粒でしっかりとしたお米の存在感があるのが、雪若丸の魅力と言えるでしょう。

□「青天の霹靂(へきれき)」の特徴とは?

青天の霹靂は、マグロやりんごなど食材が豊かな青森で誕生したお米となります。
食材が豊かな青森で開発されたおかげか、どんな食材とも相性が良く、おかずを選ばないお米と言えるでしょう。

粒がやや大きめで細長く、食べごたえのあることが大きな魅力です。
しかし重すぎることなく、さっぱりとキレとバランスが良く、上品な甘みが後味に残ることが特徴的です。
炊きあがりは、程良いつやと柔らかな白さで、食欲を増進させることでしょう。

どうしても炊きあがりからしばらくの間、保温しておくとお米がつぶれたような食感になってしまいがちですが、青天の霹靂は、つぶれることのない適度なかたさがあるため、そのような心配がないのも魅力の1つです。

□まとめ

皆さんの中にも、お米は、おかずと一緒に食べるものと思っていた方もいらっしゃるでしょう。それも大切な要素ですが、いざ食べ比べしてみると、お米そのものの味や食感の違いを楽しめます。
お米の食べ比べを行うことで、お米に対する考え方が変わるかもしれません。
ぜひ、今回の記事を参考に、自分のお気に入りのお米を見つけてみてくださいね。

 

もっちりシッカリ米食べ比べVS青天霹靂5種セット

各地域の美味しいお米を食卓で比較したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
「お米のくりや」では、「もっちりシッカリ米食べ比べVS青天霹靂5種セット」を販売しております。
5品種をそれぞれ2kg袋で販売しているので、十分食べ比べられるでしょう。
そこで今回は、この5品種をどのように食べるのがおすすめかご紹介します。

□「もっちりシッカリ米食べ比べVS青天霹靂5種セット」を美味しく食べよう!

「もっちりシッカリ米食べ比べVS青天霹靂5種セット」には青天の霹靂、いちほまれ、コシヒカリ、雪若丸、金色の風の5品種が含まれています。
それぞれ地域を代表するお米ですので、旨みや甘みが詰まっております。
一度食べ比べてみて、お好みの品種を探してみてはいかがでしょうか。
次に、開発された背景と特徴を踏まえて、美味しい食べ方をご紹介します。

*青森産の青天の霹靂

「青天の霹靂」の粒は、比較的細長く大きめでしっかりとしています。
上品なツヤと柔らかさがあり、炊きたては白くふっくらしているのが特徴です。
炊き上がり後、しばらく時間を置いても、お米の粒がつぶれないくらいの弾力があるでしょう。
青天の霹靂は、主張の強いお米ではありませんが、十分美味しいご馳走になるでしょう。

青天の霹靂は、青森の「青」と遥かなる「北の空」、「稲妻」から由来しています。
青森での品種開発は、北国特有の低温が課題でした。
青天の霹靂はその課題を克服し、ふっくらとした適度な粘り気と光沢のある新品種です。
ブランド米「青天の霹靂」は、青森の稲作関係者の念願とも言えるでしょう。

特に、どんな食材やおかずにもぴったり合うため、料理を楽しめます。
例えば、おかずとして鮭やサンマと合わせるのもおすすめです。
海の幸や旬の食材と一緒に並べれば、毎日の食事が楽しみになるでしょう。
青天の霹靂は食卓にとって頼もしいお米ですね。

*福井産のいちほまれ

ここからは比較的「粘りのあるお米」たちの紹介になります!
いちほまれは、どのような料理にでも合うお米です。
和食や洋食、中華などそれぞれ料理の特徴をいちほまれが最大限引き出すでしょう。

例えば、朝ごはんに納豆とお味噌汁と一緒に食べてもおいしいですよ。
朝に時間がない時に素早く作れる料理ですが、お米本来の旨みを堪能できます。
特に、いちほまれは、冷めた状態でも食感や粘りが残っており、噛む毎に甘みを感じられるでしょう。

コシヒカリ誕生の地、福井県の農業試験場では「コシヒカリ」だけでなく「ハナエチゼン」、「イクヒカリ」「あきさかり」など、様々な品種の開発に成功しています。
特に、いちほまれは、約6年間研究して開発された福井を代表する品種です。

いちほまれの名前には「日本一美味しい誉れ高きお米」という思いが込められています。
平成29年産米の食味ランキングでは、最高評価「特A評価」を取得しました。
絹のような白さと口に入れた時に感じる優しい甘さが、人気の理由です。

食べ方としては、おにぎりやお弁当に入れるご飯として大活躍するでしょう。
塩おにぎりの場合、塩がお米の甘みを引き立てるため、美味しさの相乗効果が期待できます。
また、いちほまれはおかずの塩気に負けない深みが特徴です。
お弁当でもその特徴が生かされ、レンジでチンしなくても旨みが詰まったお米を食べられるでしょう。

*豊岡産のコシヒカリ

兵庫県北部のコシヒカリはいつも特A評価を獲得する「お米の名産地」です。
兵庫県の豊岡地区はコウノトリの野生化のため農薬・化学肥料を最小限にお米が育てられています。
農薬が少ない特別栽培なので、豊岡産のコシヒカリは安心・安全で美味しいのが魅力的です。

また、風味に関しては、お米でトップクラスの存在感があります。
深いコクがあるため、少し濃い味の素材や調味料と組み合わせるのもおすすめです。
コシヒカリと素材それぞれが引き立て合い、食事全体の満足感を高められるでしょう。

コシヒカリの粘り気は、冷めても固くならずにお料理の旨みを引き出します。
おにぎりやお弁当など、時間が経過しても美味しく食べたい場合におすすめです。
コシヒカリは少し柔らかめに炊くと、コクと粘り気の特徴が顕著になりやすいかもしれません。

*山形産の雪若丸

雪国の山形県は、豊かな自然と水源があり、おいしいお米を作る環境として最適な地域です。
最上川が育んだ肥沃な土壌と昼夜の寒暖差が大きい気候のおかげで、栄養豊富なお米を栽培できます。
雪若丸はつや姫に続くブランド米として、山形県で誕生しました。
雪若丸の名前は、つや姫の「弟」という意味と山形の男性的な名称が由来です。
また、米の食味ランキングにて最高位の「特A評価」を受賞しています。

最近の新品種は、もちもち感に優れた品種が多い傾向にあります。
一方で山形産の雪若丸の場合、しっかりとした粒感が評価されており、粘りと味全体のバランが良いでしょう。
山形県内産品種と比べると、粘りと硬さのバランスに関してはこれまでにない新食感と言えます。
とりわけ雪若丸は、口の中で1粒1粒が主張した弾力が評価されています。

雪若丸の味は、非常にさっぱりしており、爽やかです。
大粒で弾力がしっかりとしているので、丼やカレー、汁物に合わせる料理が特におすすめです。
丼など汁物に合わせた時に、お米が負けていないのが雪若丸の大きな特徴です。

*岩手産の金色の風

金色の風は、コシヒカリを超えるために開発された岩手県産オリジナルの最高級品種です。
女優ののんさんが出演しているテレビCMも話題になりました。
金色の風は、岩手の黄金文化や稲穂を連想させる「金色」と、日本の食卓に新たな「風」を吹き込むという思いが込められています。
粒レベルで特徴を分析・開発が進められて、2017年にデビューしました。

金色の風は、コシヒカリとひとめぼれの良い部分を十分に受け継いでいます。
アミロース含有量は新潟コシヒカリと同等レベルであり、最高品種にふさわしい味わいです。
特に、金色の風は、白米表層の糖度がコシヒカリの1.5倍以上と言われ、口全体にほのかな甘みが広がるでしょう。
金色の風も同様に、冷めても美味しいですので、おにぎりとして食べる方が多くいらっしゃいます。
また、肉料理や魚料理など、料理の幅が広いため、様々な食べ方を楽しめます。
食卓ではおかずを引き立てながら米の甘さを感じられるでしょう。
金色の風を食べたことがない方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は「もっちりシッカリ米食べ比べVS青天の霹靂5種セット」を解説しました。
青天の霹靂を基準とした、もっちり粘りのあるお米達との食べ比べセットです。
紹介した5品種のお米は、美味しさと生産者の想いが詰まっています。
興味がある方は、食べ比べセットを検討してみてはいかがでしょうか。
味の違いや自分の好みを発見できるかもしれません。

 

お米がギフトに最適な理由とは?美味しい炊き方と共にご紹介します!

ギフト選びで迷っている方はいらっしゃいますか。
ギフトには様々な種類がありますよね。
そのため、相手の好みに合わせてギフトを選ぶことは大変です。
そこでおすすめなのが、お米の食べ比べセットです。
今回はギフトに最適なお米の食べ比べセットと美味しい炊き方をご紹介します。

□お米食べ比べセットがギフトとして人気な理由とは?

お米はギフトとしてご挨拶やお祝い等、様々なシーンで選ばれています。
また、お菓子やお酒もギフトとして贈られていますが、人によって好みは様々です。
お菓子(甘いもの)やお酒は苦手という方もいらっしゃるかもしれません。

一方で、お米は子供からお年寄りまで老若男女問わず、喜ばれる品物です。
お米の場合は日常生活で主食として口にしているため、贈っても邪魔にならない最適なギフト言えるでしょう。
特に、お米の食べ比べセットは、お米ギフトが小分けで入っています。
家族の人数を気にする必要がないため、お届けしやすいですよね。
御中元や御歳暮のギフトとしてお米セットを検討してみてはいかがでしょうか。

*お米がギフトとして選ばれる理由

お米がギフトとして選ばれるのは、「縁起がいい食品」や「ブランド米を堪能できる」という特徴があるからでしょう。

日本では昔からお米を縁起物として、多くの儀式や祭事で用いてきました。
「米作りの88の工程では88の神が宿る」という説もあります。
88という縁起の良い数字からわかる通り、お米は縁起物として広く親しまれています。
とりわけ、お米は生鮮食品と比べると、保存しやすいですよね。
年の瀬の贈り物では、無事に次の年が越せるように、なるべく日持ちする品を選んだ方がいいでしょう。

また、お米の食べ比べセットは各地域のブランド米ですので、様々な料理に対応しています。
ブランド米の特徴により食材との相性も色々で、料理バリエーションも豊かになるでしょう。
例えば、冷めても味の変化が少ない品種もあるため、お弁当やおにぎり等冷めた時の美味しさが実感できます。

さらに、お祝い事ではちらし寿司、体調不良の時はお粥のように、シーンに合わせて料理を作れるでしょう。
料理が苦手な方でも、手軽な調理で美味しく食べられるのは嬉しいですよね。
普段のお米とは違うブランド米だからこそ、ギフトとしての特別感があります。

□食べ比べセットで人気の商品をご紹介!

*ゆめぴりか

ゆめぴりかはコシヒカリに負けない粘りと食味があります。
一番の特徴は、なんといっても食べ応えのある腹持ちの良い粘りと言えるでしょう。
粘り気を左右するアミロースの含有量が少ないため、しっとり感を残しつつ、口に程よい粘りを感じられます。
また、たんぱく質量も少ないので炊き上がりはふっくらできあがりますよ。
口に入れたときには香りや甘みは少ないですが、噛みしめる毎にじわじわと口全体に甘みが広がります。

*青天の霹靂

青天の霹靂は、粒がやや大きく適度な硬さが、特徴です。
ツヤと柔らかな白さは、多くの方から評価されているポイントです。
食感は上品で重すぎず、適度の甘みを感じられるでしょう。
旬の魚介類や肉、野菜と組み合わせ可能ですので、料理も楽しめますよ。

*銀河のしずく

銀河のしずくは2016年に岩手の顔としてデビューしました。
岩手のオリジナル品種として期待されており、大きい粒と白い透明感が特徴のお米です。
また、噛んだ瞬間粒感をシッカリ感じながらも中身はふっくら、程よい粘りと軽い食感が多くの方から高い評価を受けています。
炊きたて後に冷めても美味しいので、おにぎりや弁当にも適していますよ。
おにぎりに合うお米賞など多数受賞の米です。

*雪若丸

最近は米粒の大きい新品種が多くありますが、その中でも雪若丸は大粒でしゃっきり感が1番の特徴です。
丼モノやカレーなどの料理でも存在感を感じられるので最適な品種です。
同じ山形県産のつや姫とは対極にある食感ですが、違った美味しさをお楽しみください。

□よりおいしく食べ比べするために炊き方にもこだわろう!

より美味しく食べ比べするためには、炊き方にもこだわる必要があります。
ポイントをいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

始めに注意すべきポイントは、計量についてです。
ご家庭でご飯を炊く場合、毎回お米を計量できているでしょうか。
美味しいご飯を炊くためには、適切な量と水分量で炊く必要があります。
基本的にはすりきり1杯を心がけて、量も均等にしましょう。

人によっては少なめにお米を取る方や多めに取る方など、バラバラです。
しかし、水加減や計量がいい加減になると美味しいご飯は絶対に炊けません。
現在の炊飯器は精度が高いために、お米の量も水分量も正確に測る必要があります。
誤差を出さないように、正確に計量した上でお米を準備しましょう。

次に気を付けるべきことは、洗米についてです。
正確にお米が測れたら、洗米の作業に移ります。
ここで注意してほしいのが、「優しく洗う」ということです。
よくお米に傷を付けるために揉み洗いする。と言う人がいますが、
最近の精米技術は向上しているので、力をあまり込める必要はありません。

特に、便利なのがザルを併用した研ぎ方です。
ザルに移した米を1、2回素早く水にくぐらせましょう。
洗米は円を描くようにかき混ぜることがポイントです。

また、浸漬時間はしっかり取るようにしましょう。
お米をふっくら炊き上げるためには、中心部分まで給水させることが大切です。
ご飯を炊く際にどれくらいの時間浸漬しているでしょうか。
中心部分まで給水するためには、最低でも30分は浸漬する必要があります。
浸漬中に水が白く濁るように感じますが、米の表面のでんぷんが溶け出ただなので、水を入れ替える必要はありません。

ご飯を炊き終わったら、しゃもじは必ず垂直に入れてほぐしましょう。
美味しいご飯はシャリ切りが命ですので、しゃもじでご飯を十字にさっと切ってください。
次に、空気を入れるために、ご飯粒を潰さないようにほぐします。
とても大切な作業ですので慎重に行ってください。

最後に、円を描くようになぞり、ご飯をまわりの内釜から剥がして、ご飯全体を真ん中にできるだけ寄せます。

ご飯のよそい方は、しゃもじのヘラでフワッと中心が盛り上がるようにしましょう。
美味しくなる最後の手順なので、愛情を十分に注いで丁寧によそってください。
しゃもじを事前に水に浸しておくと、ご飯をよそいやすいですよ。

□伝統的な和食にはお米が欠かせない

日本の伝統的な「一汁三菜」には、お米の味わいが大切な軸になります。
お米の存在が食材の持ち味を最大限に引き出すでしょう。
定番の焼き魚や煮物、お味噌汁などを美味しく味わえるのは、お米のシンプルな味わいと甘みがあるからです。
お米は日本の食卓に欠かせません。
そのお米を贈答品や贈り物として選んでみてはいかがでしょうか。

□お米のくりやのお米が選ばれる理由

お米のくりやは、優れた生産者からお米をいただき、徹底した品質検査を実施しております。
現地訪問や現地試食も行なっており、農薬の量から頻度まで詳細を把握しております。
徹底した管理のもと、安心で安全なお米を食べて頂けるでしょう。

また、入荷前にはお米を品質検査し、基準に合格したお米のみを入荷しております。
お米のくりやのお米は整粒率が90パーセント以上であり、美味しい炊き上がりが魅力です。
ぜひ1度、お米食べ比べセットを試してみてはいかがでしょうか。
8kgセットや10kgセットなど、各地域の厳選されたお米たちを堪能できます。

□まとめ

今回はお米がギフトとして人気な理由と、美味しい炊き方についてご紹介しました。
お米は縁起物として、贈り物や贈答品としてぴったりの品です。
当社では、各地域を代表するお米の食べ比べセットを販売しているので、ぜひお試しください。
また、ご飯を炊く際には今回紹介した方法を実践してみてくださいね。

岩手のお米銀河のしずくが美味しいと言われる秘密とは?

銀河のしずくは、岩手県産の新しいブランド米の1つです。
栽培適地を限定しているので、生産量はあまり多くありません。
そのため、銀河のしずくについて詳しく知っている方は少ないかもしれません。
そこで今回は、生産者が誇る岩手オリジナルのお米、銀河のしずくについてその由来や特徴、美味しい食べ方をご紹介します。

□銀河のしずくの歴史と名前の由来をご紹介!

*名前の由来

銀河のしずくは、産地である岩手の風土を連想させるように名付けられました。
「銀河」は、きらきらと光る星空から1粒1粒のお米の輝きを、「しずく」はお米の特性である白さやつや、美しさを表現しています。

*品種開発の経緯

東北地方では、秋田県や宮城県といった日本有数の米どころがあるなかで、岩手県はお米の産地としてあまり頭角を現せていませんでした。
岩手県で生産した「あきたこまち」であっても、秋田県で生産されたものだと勘違いされることが多々ありました。
実際、岩手県で生産される米のうち、約8割を占めるのは他県が開発した米である「ひとめぼれ」や「あきたこまち」です。
こうした状態を打破しようと、岩手県では「あきたこまち」に代わる岩手オリジナルの米の開発に取り組んでいました。
そんな中で、研究・開発に約10年の歳月をかけられて誕生したのが「銀河のしずく」です。
銀河のしずくは、寒さや病気に強く多収品種である「奥羽400号」を母親に、コシヒカリと同等の食味を持った「北陸208号」を父親に作られており、研究・開発にかけた歳月の長さから岩手県が本気で育てあげたお米であることがわかります。

銀河のしずくはあきたこまちより耐冷性がアップし、倒伏しにくく、いもち病に強いメリットがあります。
また、銀河のしずくは岩手県が誇る「岩手オリジナル」のお米でありながら、「いわて純情米」の一種です。
CMでも一躍話題になっており、「米のヒット甲子園2016」で大賞をとったり、「おにぎり食味会」で第1回と第2回で入賞を果たしたり、ますます知名度があがっています。
岩手県中央部での生産に適した、美味しいお米の品種開発を目的に作られた品種ですが、今後は「あきたこまち」から「銀河のしずく」への転換を図るというねらいがあり、栽培適地の約半分の面積(約1ha)での銀河のしずくの作付けを予定しているそうです。

□銀河のしずくが美味しいわけとは?

銀河のしずくは、食味ランキングで最高位の特A評価を取得したお米です。
品種の特長が最大限に発揮できるよう「場所」「人」「栽培方法」「品質管理」を徹底したこだわりの生産で、お米が好きな消費者の期待に応えられる美味しいお米が提供されています。
銀河のしずくの紙袋には、美味しさを生む10のポイントがデザインされています。
稲の成長を促す輝く太陽、美味しいお米を育む銀河の夜空、澄んだ空気と爽やかに広がる青空、たい肥や稲わらによる土づくりの徹底、お米作りに関わる人々の愛情、元気な稲がすくすく育つ豊かな大地、清らかな水をたたえるたくさんの川、黄金色に輝く稲穂の波。
このように、美味しいお米を育てる肥料設計というように、10のデザインそれぞれに意味が込められています。
岩手県が本気で生んだ「銀河のしずく」には、たくさんの愛がつまっていることがパッケージから伝わります。

銀河のしずくの美味しさには、3つの秘密があります。
1つ目は、炊きあがりのお米の圧倒的な白さです。
銀河のしずくは、岩手県産のお米のなかでも際立って白いお米です。
白いながらも透明感があるのがさらに食欲を駆り立てます。
2つ目は、バランスのとれた食味です。
見た目、香り、味、粘り、硬さのバランスが非常によく、一般うけしやすいお米と言われています。
五ツ星お米マイスター(お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方)から高評価を得るほどのつわものです。
3つ目は、冷めても変わらない美味しさをも持つことです。
「冷めた方が甘みや粘り、もちもち感が増した」「冷めても味に変化がない」のような、高評価の声もあがっています。

□おすすめの食べ方をご紹介!

ここからは、銀河のしずくの美味しさをより味わえるおすすめの食べ方をご紹介します。
銀河のしずくはお米の粒が大きくまろやかで、適度な粘り気があるので、素材本来の味をそのまま味わえる「おにぎり」にして食べるのがおすすめです。
銀河のしずくは「おにぎり食味会」で2回入賞していることからも、おにぎりとの相性がとても良いことがわかります。
炊き立てはもちろん、冷めても美味しいおにぎりが味わえます。
また、明太子や昆布の佃煮、ちりめん山椒といったご飯のお供と炊き立ての銀河のしずくにのせて食べるのも絶品です。
銀河のしずくは、お米そのものの味わいが非常に良いので、お米の風味をより引き立てる和食の献立との相性が抜群です。
毎日食べても飽きのこないことが、銀河のしずくの強みだと言えます。

□銀河のしずくの美味しく炊こう!

美味しいご飯は、炊くお米の精度と炊き方で決まります。
美味しく「銀河のしずく」を味わうために、失敗しないご飯の炊き方の手順について解説します。

*丁寧にお米を量る

皆さんは普段からお米の計量をきっちりとできていますか?
お米の量り方が良い加減では、その後の水加減の調整も無意味になってしまいます。
カップ1杯に対して、基本はすりきり1杯で量るようにしましょう。
お米の計量をおろそかにすると、美味しいご飯を炊けないので、お米を量る段階から丁寧にやるように心がけましょう。

*お米の研ぎ方のコツ

お米を研ぐとき、お米の上から水をかけて水をはっていませんか?
米は水に触れた瞬間から水を吸収し始め、ぬかやごみを含んだ水を吸収してしまいます。
そうならないように、先にはった水を用意しましょう。
洗米を行う際は、ボウルとザルの両方を用意すると洗米がよりスムーズにできます。
洗米に関しては、最初にすすぎを1回だけ素早く行い、その後10回ほどかき混ぜて水を入れ替える作業を3〜4回行えば十分です。
洗米の作業は欠かせませんが、洗いすぎや力ずくで洗うのは控えましょう。

*浸漬時間を十分にとる

お米を炊くとき、お米の中心の部分にあるでんぷんにまで十分に水を浸透させることで、芯からふっくらしたご飯が炊きあがります。
この工程をすることによって、お米の中心部にまでしっかりと熱が伝わります。
お米は最初の30分で急速に水を吸収して、その後約2時間で飽和状態になります。
中心部までしっかりと吸水さけるために最低でも30分は浸漬するようにしましょう。

*シャリ切りを適切に行う

美味しいご飯は、シャリ切りが命だと言われています。
ご飯が炊きあがったらすぐに蓋を開け、ご飯をほぐしましょう。
※現在の炊飯器ではブザーが鳴った時点で、蒸らしは終わっています。
この作業をすることで、余分な蒸気を吹き飛ばし、お米の食感がより良くなります。
シャリ切りをするときは、まず垂直に十字でサッと切り、ご飯をつぶさないように釜底から空気を入れるようにほぐしましょう。
シャリ切りは非常に重要な工程なので、お米が炊きあがったらすぐに行いましょう。

□まとめ

今回は、岩手県産の銀河のしずくについて詳しくご紹介しました。
岩手が本気で生んだお米をぜひ一度味わい、その美味しさを実感してみませんか。
お米のくりやでは銀河のしずくの販売を取り扱っております。
贈答にも喜ばれる返礼品です。
興味を持たれた方は、ぜひお米のくりやのHPをご覧ください。
https://www.kuriya.jp/category/fukui-ichihomare

福井の新しいお米いちほまれの品種特性についてご紹介します!

福井が誇る新しいブランド米、いちほまれをご存知でしょうか?
福井のなかでも特に美味しいと言われる奥越産のお米で、絶大の人気を得ています。
この記事では、いちほまれの品種特性や開発経緯、誕生秘話について解説します。
また、食味や美味しい食べ方についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□いちほまれの開発物語を知ろう!

*いちほまれの誕生秘話

いちほまれは、コシヒカリの発祥の地である福井が、持てる技術を尽くして2018年に新しく発売したお米です。
コシヒカリの次世代を担う「ポストコシヒカリ」として、およそ6年の歳月をかけて開発され誕生しました。

福井県はコシヒカリを誕生させた後も、約40種以上の品種を誕生させてきました。
それにも関わらず、なぜ6年の長い歳月をかけてさらに新しい品種を開発したのか不思議に感じますよね。
これには、大きく2つの理由が関わっていました。

1つ目は、米の需要が長期的に見て減少傾向にあるなかで、お米の産地間競争が激化したことです。
コシヒカリの発祥の地であるにも関わらず、福井産のコシヒカリは一般的なブランド米と違ってお手頃価格で販売されてきました。
実際、お米の作付面積日本一を誇るコシヒカリは、全国的には新潟県ブランドだと考えられていることもあり、新潟の魚沼産のコシヒカリが人気です。
この事実に、福井県の生産者の多くはじくじたる思いを抱き、福井のお米のブランド力を高めたい思いが強くなったそうです。
それと同時に、福井県民の方に自負と自信を持って欲しいとの思いもありました。

2つ目は、気候の温暖化により暑さに耐えられる良好な品種が求められるようになったことです。
コシヒカリの品種は、稲穂が実る「登熟期」と言われる時期に猛暑にさらされると、お米の部分が白く濁ってしまうことがあります。
温暖化の進行が予想されるなかで、登熟期の高温環境に弱いコシヒカリのブランド評価が下がることや品質低下の問題が危惧されていました。
これらの理由から、福井県を代表する新しいお米の誕生が望まれ、食味が良く高温登熟耐性に優れる「ポストコシヒカリ」の開発が行われてきました。

*いちほまれの開発経緯

ポストコシヒカリとなる新しいお米を生み出すにあたって、具体的に3つの目標が立てられました。
1つ目は、消費者ニーズににあう美味しさのお米を生み出すことです。
ブランド米の世界ではこの理論は通じないことが多いので、消費者ニーズを満たすために開発を行うことはとても斬新的な考えでした。
2つ目は、温暖化による暑さに負けず、倒れないで実る品種を生み出すことです。
3つ目は、病気に強い耐性を持ちながらも、自然への負荷が少ない品種を生み出すことです。

まず1つ目の目標を達成すべく、消費者の声をもとに開発が行われました。
実際に消費者やプロの方から意見をもらい、「どういう味のお米が好みなのか」の分析しました。
その結果、コシヒカリのような強い粘りのお米をあまり好まない方が多いことが分かりました。
一方で、もっちりとしていてなめらかな食感があり、甘さのあるお米を好む方が多いことが調査結果から分かります。
調査結果をもとに、的確な選別が約6年間かけて行われます。
いちほまれの開発には約6年かかっていますが、その間に約20万種の候補を実際に1つずつ田んぼに植え付けて、草丈、穂が出る時期、耐病性、収量をすべて手作業で選抜をしたそうです。
一方で、最先端技術の機械を使った選抜も行われました。
農業生物資源研究所との共同研究による稲の遺伝子により性質を識別する「DNAマーカー」を採用し、高温に強く、品質が良く、美味しい味を持つお米の性質を正確にかつ同時に認識できたので、効率的な選抜につながりました。
こうした選別を経て、20万種から4品種にまで選定されます。
最終的な選定は、県民による食味評価と専門家の意見を踏まえ、県が決定しました。
県内農業者、消費者、農業団体の力を合わせて誕生したいちほまれは、まさに県民が誇りと愛着を持つお米です。

*いちほまれの名前の由来

約40万種から選定された「いちほまれ」の品種名は「越南291号」ですが、偶然に「ふくい」の語呂が入っていることが驚きです。
いちほまれの名前は、日本全国の10万件以上の応募のなかから選ばれたものを採用しています。
「日本一美味しく、誉れ高きお米」であってほしい思いが、その名前に込められています。

□いちほまれはどんな味がするのか?その特徴をご紹介します!

いちほまれの味の特徴は、色の白さとつや、お米の粒感と粘りのバランス、やさしい甘みです。
見た目は、コシヒカリよりもしっとりとしていて、つやがあります。
食べてみると、もっちりとしているのに、さらに粘りも感じられます。
噛んでいくと喉もとにやさしい甘みが広がっていきます。
また、お米のやわらかさがありながら、米粒感も感じられる絶妙な味わいです。
実際に食べた方からも高評価を得ており、全国の皆様からも愛されるお米として評価されています。
食味ランキングで最高位の特A評価を2年連続で獲得しており、その実力は折り紙付きと言えます。
いちほまれの美味しさは日本穀物検定協会による食味官能評価で、コシヒカリの0.55を上回る0.7の評価値を得ており、その確かな味は客観的な数字でも証明されています。

□いちほまれのおすすめの食べ方をご紹介!

いちほまれは、和洋中のおかずなんでも合う万能さがあるオールマイティーお米ですが、
いちほまれのお米の美味しさをより味わうには、歯ごたえのあるおかずと一緒に食べるのをおすすめします。
漬物でシンプルに味わうのも良し、脂との相性も良いので焼肉と食べるのも良いでしょう。
いちほまれはお米そのものが美味しいので、おにぎりで食べるのも非常におすすめです。
具を入れてももちろん美味しくいただけますが、お米の甘さを感じられる塩おにぎりにもぜひ挑戦してみてください。

□いちほまれはどこで買えるのか?

ここまで、いちほまれの誕生の歴史と、その魅力についてお伝えしました。
コシヒカリを凌駕し、福井が100%の自信を持つブランド米のいちほまれは、どこで買えるのかと気になる方も多いのではないでしょうか。
いちほまれは、百貨店や米穀店、一部のスーパーでお買い求めいだだけます。
いちほまれには栽培方法により3種類のグレードに分かれています。
1つ目は、最高級は有機・無農薬栽培をしたいちほまれです。
最上級のグレードにいちほまれは、主に百貨店で取り扱われていて、パッケージも特別仕様となっています。
最上級についで、2つ目は、農薬と化学肥料を従来より50%減らした特別栽培米です。
これは、百貨店のほか、お米マイスターのいるこだわり米穀店で取り扱われています。
そして3つ目は、スタンダードないちほまれで、従来品種に比べ、農薬・化学肥料は20%減を実現しています。
3種類ともそれぞれパッケージデザインが異なります。
スタンダードないちほまれのパッケージは、太陽をモチーフにした非常にシンプルなもので、いちほまれの名称にぴったりのデザインとなっています。

□まとめ

今回は、いちほまれについて詳しく解説しました。
福井が誇るいちほまれを食べてみたくなった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
お米のくりやでは、いちほまれの販売をしております。
ぜひ一度試してみたいと考える方は、ぜひ下記に記載しているURLで、お米のくりやのHPにアクセスしてみてください。
https://www.kuriya.jp/category/fukui-ichihomare

米を洗うのが冷たい!そんな方に対処法をご紹介します!

冬の時期は、米を冷たい水で研ぐのが辛いですよね。
しっかり洗いたいけれど、水が冷たくてどうしても軽い洗い方になってしまう方も多いのではないでしょうか。
米を洗うのに冷たい思いをしないで済めば良いですね。

□手が冷たくならない米の洗い方とは?

*ゴム手袋や使い捨て手袋を使ってお米を研ぐ

一番初めに思いつくのが、手袋をはめるという対処法でしょう。
この方法なら直接水に触れることもなく、冷たさが軽減されそうですよね。
またアカギレがあるという方でも傷口に沁みず安心です。
ゴム手袋の場合は厚みが十分にあるので、冷たさ対策になります。
ゴム手袋でお米を研ぐのに抵抗がある人もいらっしゃるでしょう。
お米用のゴム手袋を作って毎回洗えば、衛生的にはそこまで問題ではありません。
毎回手袋を替えるのも一つの方法です。
その際は薄手のビニール製の手袋だと、すぐ捨てられるし費用もそこまでかからないですね。
しかし、一つだけ注意してほしいことがあります。
それは、冷たさ予防には適していない、ということです。
柔らかいビニールは、水の中で水圧に押されて手にくっつきます。
そのため、水の冷たさが手に伝わってしまうのです。

*米研ぎ用のスティックがある

今までは手を使って米を研いできました。
しかし、手を水につけなければ、冷たい思いはしないで済みますよね。
実は、米研ぎのための専用スティックがあります。
しゃもじの先をミキサー上にしたもので、研ぐ部分はシリコンでできているものが多いです。
炊飯器を傷つけず、かつしっかり米を研げるように作られています。
10回程度かき回して、水を捨てるという作業を2~3回繰り返すだけのものがほとんどです。

しかも、研ぐのはもちろん、水切り用の切れ目も備わっています。
この切れ目を使って研ぎ汁を捨てると、お米が外に出ていかないという優れものです。
そのため、米研ぎスティックがあればお米を研ぐときと水を捨てるときの両方で手を濡らす心配が無いのです。

□そもそもお米を冷たい水で洗う必要あるの?

そもそも温かい水でお米を研いでも良いなら、冷たい思いをせずに済みますよね。
しかしおいしいご飯を炊くには、冷水がベストです。
その理由を2つご紹介するので、確認していきましょう。

*お米が水をゆっくり吸収するから

一つ目の理由は、冷水だとお米が水をゆっくり吸収するからです。
少しずつお米が水分を含み、飽和状態に達します。
これによって、米粒の隅々まで水分が満たされ炊きあがりにふっくらとしたご飯が完成するのです。
もし温水を使ってしまったら素早く水分を吸収し、米粒の隅々まで水分が行きわたらなくなります。

丁度良い水分を含んだふっくらしたお米にするには、冷たい水が大切ということですね。

*甘味が逃げやすくなるから

まずはお米が甘くなる理由について簡単にご説明しましょう。
お米の中にはアミラーゼという、でんぷんを分解する酵素が含まれています。
お米はでんぷんから構成されているので、このでんぷんがアミラーゼによって糖に変えられて、甘いご飯ができあがるのです。
アミラーゼが甘味に関係していることがご理解いただけたでしょうか。
では温水とアミラーゼにどのような関係があるのか見ていきましょう。
温かい温度ではアミラーゼなどの酵素は活発に動けるようになります。
そのため、もし温水でお米を研いでしまうと、温水に反応してお米中のアミラーゼが活発に動き出してしまうのです。
まだ研いでいる時にでんぷんが糖に分解されると、大きな問題が生じます。
それは、作られた糖が温水に溶けだして、捨てられてしまうということです。
通常なら炊飯器内に閉じ込められる甘味が、水を捨てるときに一緒に出ていってしまうのはもったいないですよね。
このように、甘味が逃げてしまわないように冷水が必要なのです。
ちなみにたかが温水程度でそこまで変わらないだろう、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
実は、アミラーゼなどの酵素は温度が10度違うだけで活発さが2倍異なります。
さらにお米を研ぐことでお米の表面が削れていきます。
これらの作用が合わさると、想像以上の糖分が温水内にしみ出しやすくなるのです。

 

□まとめ

今回は、冷たさを回避する方法からおいしいお米の炊き方までご紹介しました。
お米のくりやでは、様々なお米を取り扱っているので、味覚に合ったお米を探してみませんか。
ソムリエが選んだ、食べ比べセットもご用意しております。
食事をお米から豊かにしたいと思われた方は、ぜひ一度お米のくりやのWebサイトをご覧ください。
https://www.kuriya.jp/item/kiwami-togi

雪若丸の特徴とは?味や由来、おいしいご飯の炊き方をご紹介!

雪若丸というお米を聞いたことはありますか。
あまり聞きなれない方も多いかと思いますが、山形で生まれたおいしいお米です。
雪若丸について知れば、食べたくなること間違いなしのお米です。
雪若丸の魅力を知りたいと思っている方が多いと思います。
そのため、今回は、特徴や由来について見ていきましょう。

□どんな味?どんな食べ方をすれば良い?

*雪若丸はどんな味?

味はとても甘かったり味がしなかったりというわけではなく、丁度良い中間の味です。
大きな特徴は、もっちり・しっかりとした粒感が感じられる点です。
また粒の大きさも大粒で、1粒1粒に存在感があります。
粘りは強いが柔らかいという特徴をもつお米が多い中、雪若丸は粘りと硬さを備えた新領域のお米というわけですね。
ちなみに、平成29年度産雪若丸は、味の食味ランキング で最高位の特Aを受賞しています。
ではなぜ、新領域のお米を作るに至ったのでしょうか。
これは、今までの山形県産の米の特徴から見て取れます。
実は、今までの山形県産のお米は柔らかい食感のものが多いという特徴がありました。
つや姫やひとめぼれ、ササニシキといったお米はどちらかというと柔らかめのお米です。
それぞれの特徴はもちろんありますが、特質が似ているとお米も使い方や合う料理に偏りが出てきてしまいます。
そのため、適度な粘りとしっかりした粒感を兼ねそろえた新食感として、雪若丸が誕生したのです。

*雪若丸と合うのはどんな料理?

では、どのような料理に合うのでしょうか。
大粒でしっかりした歯ごたえのお米は、丼モノやカレーなど水分の多い料理とよく合います。
丼モノなら、親子丼や牛丼など味の濃い丼ぶりとより相性が良いでしょう。
他にも、魚料理によく合います。
特に、鯖のような脂質を多く含む魚は、粒感のある雪若丸と相性が良くなっています。
また雪若丸は、見た面につやがあるという特徴もあります。
大粒でつやのあるご飯は、そのままでも十分見栄えがするでしょう。
白ご飯をそのままいただくのも良いかもしれませんね。
このように、丼モノやカレー、魚料理なの様々な料理に合うお米です。

□雪若丸の歴史について知ろう!

*誕生エピソードとは?由来とは?

雪若丸は、お米としてはとても新しい品種です。
「つや姫」に続くブランド米の確立を目指し、2018年の秋に山形県が本格的な販売を開始しました。
山形80号と山形90号から作られており、「はえぬき」の遺伝子も系譜の中に入っています。
短稈のため風にも強く、倒れにくいのが特徴です。
耐冷性や高温耐性が比較的強く、山形の土地で栽培しやすいお米になっています。
では、「雪若丸」という名前の由来を次にご紹介しましょう。
実は、デビュー前は山形112号という名前でした。
しかし、つや姫の弟君という位置づけにしたいという思いと、雪国である山形を連想させるような名前から、「雪若丸」という名前になりました。
ではなぜ、つや姫の弟君という位置づけになったのでしょうか。
これは、お米の見た目から来ています。
白さとつやの特徴がつや姫と似ていたことから、弟の位置づけをされたようです。
ちなみに、雪若丸という名前は公募で決まっており、1位の名前ではなかったそうです。
では1位の名前は何だったと思いますか。
最も投票数が多かったのは「雪の瞳」という名前だったんです。
女性らしさがあり、「雪若丸」とは少し反対方向のイメージを持つような名前ですよね。
ここで、1位の「雪の瞳」という名前を差し置いて、「雪若丸」という名前が付けられたのかという疑問が生じます。
これは、20代から50代の女性の投票結果からは、「雪若丸」の方が好感度が高いという結果が得られたからだそうです。
見た目が白く美しいという点から「つや姫」と繋がるということと、食感がしっかりしていて稲姿が男性的であるということから、「雪若丸」の名が選ばれました。

*雪若丸の特徴が生まれる理由とは?

雪若丸は綺麗な光沢があり、しっかりとした粒感があるということをお伝えしました。
ではなぜ、このような特徴が生まれるのでしょうか。
綺麗な光沢の点からご紹介します。
炊けたお米の表面を顕微鏡で見ると、糊の糸があるのが分かります。
この糸が、雪若丸の場合は長く細密に存在しているのです。
細やかな繊維構造が表面にあることで、粒の表面に当たった光は細かく跳ね返ります。
これによってお米の白さが際立つ、つやのあるお米になっているのですね。
次に、しっかりとした粒感が生じる理由を見ていきましょう。
お米が炊かれて柔らかくなるときに、糊化が生じます。
柔らかいお米は、この糊化が進むのが早く、全体にくまなく糊化します。
しかし雪若丸の場合、お米の断面図を顕微鏡で見てみると、お米の中心部の糊化がそこまで行われていないことが分かるでしょう。
お米のような植物には、細胞壁という細胞の周りを囲む硬い壁のようなものがあります。
その細胞壁もそこまで崩れず形が保たれているので、しっかりした食感になるのですね。

□実際に雪若丸を食べてみよう!

こんなに特徴のある雪若丸ですが、ふっくら炊きあがる炊き方でおいしさを引き出したいですよね。
そこで、お米を炊くときのポイントを何点かご紹介します。
まずは、お米を洗うときのポイントですが、しっかり洗おうとしていませんか。
しかし、お米とお米がぶつかってしまうので良くありません。
お米を研ぐときはやさしく研ぎましょう。
指を立てて10回ほど軽くかき混ぜます。
これを3回程度繰り返してください。
これだけでも、お米の汚れはしっかり取り除かれます。
次に、浸漬に関するポイントをご紹介します。
決められた量の水を炊飯器に入れ、すぐにスイッチを押してしまいがちですが、30分程度待った方がおいしく炊けると言われています。
なぜ待つ必要があるのでしょうか。
なぜなら水がお米の中心部までしっかり浸透し、炊かれるときに熱が中心にまで伝わるからです。
お米に熱が加わることで、お米の中のアミラーゼという酵素が活性化します。
このアミラーゼによってお米の中のでんぷんが糖に変えられます。
つまり、中心部分まで水分が到達していることで、中心から甘くておいしいお米になるということですね。
最後にシャリ切りについて、ポイントをお伝えします。
炊けた合図があったとき、食べるまで放置していませんか。
せっかくおいしく炊けたご飯も、炊けたときにシャリ切りを怠ると、おいしさが減ってしまいます。
炊けたらすぐに蓋を開け、ご飯を混ぜましょう。
※今の炊飯器はブザーが鳴った時点で蒸らしは終わっています。
これによって炊飯器内の余分な水分が外に出ていき、食感が良くなるのです。
ちなみにシャリ切りのときはまず十字に切り、底からかき混ぜるようにすると良いでしょう。
このときに、ご飯粒をつぶしてしまわないように、丁寧にかき混ぜることが大切です。
これらのポイントを踏めば、雪若丸本来の味が最大限発揮されたお米が炊けること間違いなしです。
生産者が心を込めて作ったおいしいお米を、消費者が丁寧に炊くことで、そのお米の旨味が最大限に引き出されるのですね。
ぜひこの記事を読んでいる皆さんも、試してみてくださいね。

□まとめ

今回の記事で、少しでも多くの人が山形で生まれた雪若丸に興味を持っていただけたら嬉しいです。
雪若丸は、様々な料理に合う種類のお米です。
お米のくりやでは、雪若丸の販売を取り扱っております。
小さなパックから大きなパックまでご用意していますので、興味を持たれた方はぜひ一度、お米のくりやHPをご覧ください。
https://www.kuriya.jp/item/yama-yuki-10

ななつぼしはどんな味のお米?美味しく食べる方法をご紹介いたします!

有名人(マツコさん?)が出演したCMを見て、ななつぼしについてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、ななつぼしの味がどのような味なのかわからない方も多いでしょう。
ななつぼしの由来や美味しい食べ方について知っておくと、ご家庭の食卓が楽しくなるかもしれませんね。

□ななつぼしにはどんな由来があるの?

ななつぼしの名前の由来についてご存知でしょうか?
ななつぼしの名前は、産地の北海道に由来します。
北海道の気候は空気が澄んでいるため、星がくっきりと見えるのが特徴ですよね。
そのため、ななつぼしは「北斗七星のように輝いてほしい」という願いが込められて名付けられました。
また、ななつぼしはコシヒカリのおいしさを受け継ぐ「ひとめぼれ」と、寒さに強い「あきほ」を掛け合わせて作られました。
特に、日本穀物検定協会が行っている食味試験にて、特A評価を数年連続受賞するほど評価の高いお米です。

□ななつぼしの美味しさを引き出す食べ方

*ななつぼしの味

ななつぼしは、先ほど紹介したように特A評価を連続受賞するほど、人気の高いお米です。
ななつぼしはコシヒカリを親に持ちますが、一部では「コシヒカリにも負けていない」と言われています。
コシヒカリと同様に、程よい甘みと粘りの口当たりが評価されているのでしょう。
食べ心地がよく、味がしっかりしているため、毎日食べても飽きない美味しさと言えます。

*ななつぼしの美味しい食べ方

ななつぼしの美味しい食べ方をご存知でしょうか?
ななつぼしの特徴は、しっかりとした食感とあっさり味です。
和食や古くからの日本料理(お魚や根菜)などに良く合います。
また、粘り気だけでなく、甘さや硬さもちょうどいバランスになっております。
歯切れが良いので、手巻き寿司やちらし寿司などの酢飯にも最適ですよ。

□「ななつぼし」と「ゆめぴりか」に違いはあるの?

北海道産のお米と言えば、「ゆめぴりか」をイメージする方もいらっしゃるでしょう。
両方とも北海道産の「ななつぼし」と「ゆめぴりか」は、テレビCMでも同じようにマツコデラックスさんに紹介されて注目を集めましたよね。
それぞれの味や特徴について知りたい方もいらっしゃるかもしれません。
・ななつぼし:硬さや甘さ、粘りのバランスがよく、さっぱりとした食べ心地
・ゆめぴりか:優しい粘りと食べ応えのある腹持ちの良さが特徴
ななつぼしは、硬さや甘さバランスなど、お米の美味しさを楽しめるのが魅力的です。
一方で、ゆめぴりかの特徴は優しい粘り気がありつつ、粒がしっかりとしているため、食べごたえのあるお米と言えるでしょう。
それぞれのお米にならではの美味しさがあるため、お料理や好みで使い分けることをおすすめします。

□おすすめの炊き方

*お米を研ぐ前の注意点

美味しいご飯を炊くためには、お湯でお米を研いではいけません。
ご飯の甘みは、アミラーゼという酵素がデンプンを分解することで生じます。
お湯でお米を研くと、アミアラーゼが研いでいる間に反応するため、美味しさの成分が流れ出てしまいます。
そのため、お米は常温か冷水で研ぐことがおすすめです。

*計量カップでお米を量り、汚れを洗い落とす

炊く前には、計量カップで適量のお米を量り、お米を洗うことが大切です。
特に、一般的な計量カップは200ミリリットルですが、炊飯器で炊く場合は付属の計量カップで、すり切りできっちりと量ってください。
また、乾燥したお米にはぬかや汚れが付いているかもしれません。
炊く前に汚れを洗い落として、美味しくなるように準備しましょう。
※洗いすぎにはご注意ください。うま味成分も洗い流してしまいます。

*30分〜2時間程度浸水させる

お米を30分〜2時間程度浸水させるのが美味しく炊くポイントです。
夏場は30分、冬場は2時間弱程度を目安に浸水させましょう。
お米が水を十分に吸うと、炊き上がった後にお米のムラが少なくなり、本来の甘みを引き出せます。

*ご飯を中心部まで蒸らす

現在の炊飯器は蒸らす工程もありますので、ブザーが鳴ったら
即フタを開けて、お米をざっくりと十字に切り分け、区画ごとに上下を返すように優しく混ぜてください。
ここで大切なポイントが、ほぐす際に粒を潰さないことです。
しゃもじは押し付けるのでは無く、切るように混ぜます。

□まとめ

今回はななつぼしの味について解説しました。
ななつぼしは、程よい甘みと粘り気が特徴的なお米です。
今回紹介した炊き方や食べ方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
当社では、様々な種類のお米を販売しております。
ご不明な点がございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。

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