福井の新しいお米いちほまれの品種特性についてご紹介します!

福井が誇る新しいブランド米、いちほまれをご存知でしょうか?
福井のなかでも特に美味しいと言われる奥越産のお米で、絶大の人気を得ています。
この記事では、いちほまれの品種特性や開発経緯、誕生秘話について解説します。
また、食味や美味しい食べ方についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□いちほまれの開発物語を知ろう!

*いちほまれの誕生秘話

いちほまれは、コシヒカリの発祥の地である福井が、持てる技術を尽くして2018年に新しく発売したお米です。
コシヒカリの次世代を担う「ポストコシヒカリ」として、およそ6年の歳月をかけて開発され誕生しました。

福井県はコシヒカリを誕生させた後も、約40種以上の品種を誕生させてきました。
それにも関わらず、なぜ6年の長い歳月をかけてさらに新しい品種を開発したのか不思議に感じますよね。
これには、大きく2つの理由が関わっていました。

1つ目は、米の需要が長期的に見て減少傾向にあるなかで、お米の産地間競争が激化したことです。
コシヒカリの発祥の地であるにも関わらず、福井産のコシヒカリは一般的なブランド米と違ってお手頃価格で販売されてきました。
実際、お米の作付面積日本一を誇るコシヒカリは、全国的には新潟県ブランドだと考えられていることもあり、新潟の魚沼産のコシヒカリが人気です。
この事実に、福井県の生産者の多くはじくじたる思いを抱き、福井のお米のブランド力を高めたい思いが強くなったそうです。
それと同時に、福井県民の方に自負と自信を持って欲しいとの思いもありました。

2つ目は、気候の温暖化により暑さに耐えられる良好な品種が求められるようになったことです。
コシヒカリの品種は、稲穂が実る「登熟期」と言われる時期に猛暑にさらされると、お米の部分が白く濁ってしまうことがあります。
温暖化の進行が予想されるなかで、登熟期の高温環境に弱いコシヒカリのブランド評価が下がることや品質低下の問題が危惧されていました。
これらの理由から、福井県を代表する新しいお米の誕生が望まれ、食味が良く高温登熟耐性に優れる「ポストコシヒカリ」の開発が行われてきました。

*いちほまれの開発経緯

ポストコシヒカリとなる新しいお米を生み出すにあたって、具体的に3つの目標が立てられました。
1つ目は、消費者ニーズににあう美味しさのお米を生み出すことです。
ブランド米の世界ではこの理論は通じないことが多いので、消費者ニーズを満たすために開発を行うことはとても斬新的な考えでした。
2つ目は、温暖化による暑さに負けず、倒れないで実る品種を生み出すことです。
3つ目は、病気に強い耐性を持ちながらも、自然への負荷が少ない品種を生み出すことです。

まず1つ目の目標を達成すべく、消費者の声をもとに開発が行われました。
実際に消費者やプロの方から意見をもらい、「どういう味のお米が好みなのか」の分析しました。
その結果、コシヒカリのような強い粘りのお米をあまり好まない方が多いことが分かりました。
一方で、もっちりとしていてなめらかな食感があり、甘さのあるお米を好む方が多いことが調査結果から分かります。
調査結果をもとに、的確な選別が約6年間かけて行われます。
いちほまれの開発には約6年かかっていますが、その間に約20万種の候補を実際に1つずつ田んぼに植え付けて、草丈、穂が出る時期、耐病性、収量をすべて手作業で選抜をしたそうです。
一方で、最先端技術の機械を使った選抜も行われました。
農業生物資源研究所との共同研究による稲の遺伝子により性質を識別する「DNAマーカー」を採用し、高温に強く、品質が良く、美味しい味を持つお米の性質を正確にかつ同時に認識できたので、効率的な選抜につながりました。
こうした選別を経て、20万種から4品種にまで選定されます。
最終的な選定は、県民による食味評価と専門家の意見を踏まえ、県が決定しました。
県内農業者、消費者、農業団体の力を合わせて誕生したいちほまれは、まさに県民が誇りと愛着を持つお米です。

*いちほまれの名前の由来

約40万種から選定された「いちほまれ」の品種名は「越南291号」ですが、偶然に「ふくい」の語呂が入っていることが驚きです。
いちほまれの名前は、日本全国の10万件以上の応募のなかから選ばれたものを採用しています。
「日本一美味しく、誉れ高きお米」であってほしい思いが、その名前に込められています。

□いちほまれはどんな味がするのか?その特徴をご紹介します!

いちほまれの味の特徴は、色の白さとつや、お米の粒感と粘りのバランス、やさしい甘みです。
見た目は、コシヒカリよりもしっとりとしていて、つやがあります。
食べてみると、もっちりとしているのに、さらに粘りも感じられます。
噛んでいくと喉もとにやさしい甘みが広がっていきます。
また、お米のやわらかさがありながら、米粒感も感じられる絶妙な味わいです。
実際に食べた方からも高評価を得ており、全国の皆様からも愛されるお米として評価されています。
食味ランキングで最高位の特A評価を2年連続で獲得しており、その実力は折り紙付きと言えます。
いちほまれの美味しさは日本穀物検定協会による食味官能評価で、コシヒカリの0.55を上回る0.7の評価値を得ており、その確かな味は客観的な数字でも証明されています。

□いちほまれのおすすめの食べ方をご紹介!

いちほまれは、和洋中のおかずなんでも合う万能さがあるオールマイティーお米ですが、
いちほまれのお米の美味しさをより味わうには、歯ごたえのあるおかずと一緒に食べるのをおすすめします。
漬物でシンプルに味わうのも良し、脂との相性も良いので焼肉と食べるのも良いでしょう。
いちほまれはお米そのものが美味しいので、おにぎりで食べるのも非常におすすめです。
具を入れてももちろん美味しくいただけますが、お米の甘さを感じられる塩おにぎりにもぜひ挑戦してみてください。

□いちほまれはどこで買えるのか?

ここまで、いちほまれの誕生の歴史と、その魅力についてお伝えしました。
コシヒカリを凌駕し、福井が100%の自信を持つブランド米のいちほまれは、どこで買えるのかと気になる方も多いのではないでしょうか。
いちほまれは、百貨店や米穀店、一部のスーパーでお買い求めいだだけます。
いちほまれには栽培方法により3種類のグレードに分かれています。
1つ目は、最高級は有機・無農薬栽培をしたいちほまれです。
最上級のグレードにいちほまれは、主に百貨店で取り扱われていて、パッケージも特別仕様となっています。
最上級についで、2つ目は、農薬と化学肥料を従来より50%減らした特別栽培米です。
これは、百貨店のほか、お米マイスターのいるこだわり米穀店で取り扱われています。
そして3つ目は、スタンダードないちほまれで、従来品種に比べ、農薬・化学肥料は20%減を実現しています。
3種類ともそれぞれパッケージデザインが異なります。
スタンダードないちほまれのパッケージは、太陽をモチーフにした非常にシンプルなもので、いちほまれの名称にぴったりのデザインとなっています。

□まとめ

今回は、いちほまれについて詳しく解説しました。
福井が誇るいちほまれを食べてみたくなった方がいらっしゃるのではないでしょうか。
お米のくりやでは、いちほまれの販売をしております。
ぜひ一度試してみたいと考える方は、ぜひ下記に記載しているURLで、お米のくりやのHPにアクセスしてみてください。
https://www.kuriya.jp/category/fukui-ichihomare

雪若丸の特徴とは?味や由来、おいしいご飯の炊き方をご紹介!

雪若丸というお米を聞いたことはありますか。
あまり聞きなれない方も多いかと思いますが、山形で生まれたおいしいお米です。
雪若丸について知れば、食べたくなること間違いなしのお米です。
雪若丸の魅力を知りたいと思っている方が多いと思います。
そのため、今回は、特徴や由来について見ていきましょう。

□どんな味?どんな食べ方をすれば良い?

*雪若丸はどんな味?

味はとても甘かったり味がしなかったりというわけではなく、丁度良い中間の味です。
大きな特徴は、もっちり・しっかりとした粒感が感じられる点です。
また粒の大きさも大粒で、1粒1粒に存在感があります。
粘りは強いが柔らかいという特徴をもつお米が多い中、雪若丸は粘りと硬さを備えた新領域のお米というわけですね。
ちなみに、平成29年度産雪若丸は、味の食味ランキング で最高位の特Aを受賞しています。
ではなぜ、新領域のお米を作るに至ったのでしょうか。
これは、今までの山形県産の米の特徴から見て取れます。
実は、今までの山形県産のお米は柔らかい食感のものが多いという特徴がありました。
つや姫やひとめぼれ、ササニシキといったお米はどちらかというと柔らかめのお米です。
それぞれの特徴はもちろんありますが、特質が似ているとお米も使い方や合う料理に偏りが出てきてしまいます。
そのため、適度な粘りとしっかりした粒感を兼ねそろえた新食感として、雪若丸が誕生したのです。

*雪若丸と合うのはどんな料理?

では、どのような料理に合うのでしょうか。
大粒でしっかりした歯ごたえのお米は、丼モノやカレーなど水分の多い料理とよく合います。
丼モノなら、親子丼や牛丼など味の濃い丼ぶりとより相性が良いでしょう。
他にも、魚料理によく合います。
特に、鯖のような脂質を多く含む魚は、粒感のある雪若丸と相性が良くなっています。
また雪若丸は、見た面につやがあるという特徴もあります。
大粒でつやのあるご飯は、そのままでも十分見栄えがするでしょう。
白ご飯をそのままいただくのも良いかもしれませんね。
このように、丼モノやカレー、魚料理なの様々な料理に合うお米です。

□雪若丸の歴史について知ろう!

*誕生エピソードとは?由来とは?

雪若丸は、お米としてはとても新しい品種です。
「つや姫」に続くブランド米の確立を目指し、2018年の秋に山形県が本格的な販売を開始しました。
山形80号と山形90号から作られており、「はえぬき」の遺伝子も系譜の中に入っています。
短稈のため風にも強く、倒れにくいのが特徴です。
耐冷性や高温耐性が比較的強く、山形の土地で栽培しやすいお米になっています。
では、「雪若丸」という名前の由来を次にご紹介しましょう。
実は、デビュー前は山形112号という名前でした。
しかし、つや姫の弟君という位置づけにしたいという思いと、雪国である山形を連想させるような名前から、「雪若丸」という名前になりました。
ではなぜ、つや姫の弟君という位置づけになったのでしょうか。
これは、お米の見た目から来ています。
白さとつやの特徴がつや姫と似ていたことから、弟の位置づけをされたようです。
ちなみに、雪若丸という名前は公募で決まっており、1位の名前ではなかったそうです。
では1位の名前は何だったと思いますか。
最も投票数が多かったのは「雪の瞳」という名前だったんです。
女性らしさがあり、「雪若丸」とは少し反対方向のイメージを持つような名前ですよね。
ここで、1位の「雪の瞳」という名前を差し置いて、「雪若丸」という名前が付けられたのかという疑問が生じます。
これは、20代から50代の女性の投票結果からは、「雪若丸」の方が好感度が高いという結果が得られたからだそうです。
見た目が白く美しいという点から「つや姫」と繋がるということと、食感がしっかりしていて稲姿が男性的であるということから、「雪若丸」の名が選ばれました。

*雪若丸の特徴が生まれる理由とは?

雪若丸は綺麗な光沢があり、しっかりとした粒感があるということをお伝えしました。
ではなぜ、このような特徴が生まれるのでしょうか。
綺麗な光沢の点からご紹介します。
炊けたお米の表面を顕微鏡で見ると、糊の糸があるのが分かります。
この糸が、雪若丸の場合は長く細密に存在しているのです。
細やかな繊維構造が表面にあることで、粒の表面に当たった光は細かく跳ね返ります。
これによってお米の白さが際立つ、つやのあるお米になっているのですね。
次に、しっかりとした粒感が生じる理由を見ていきましょう。
お米が炊かれて柔らかくなるときに、糊化が生じます。
柔らかいお米は、この糊化が進むのが早く、全体にくまなく糊化します。
しかし雪若丸の場合、お米の断面図を顕微鏡で見てみると、お米の中心部の糊化がそこまで行われていないことが分かるでしょう。
お米のような植物には、細胞壁という細胞の周りを囲む硬い壁のようなものがあります。
その細胞壁もそこまで崩れず形が保たれているので、しっかりした食感になるのですね。

□実際に雪若丸を食べてみよう!

こんなに特徴のある雪若丸ですが、ふっくら炊きあがる炊き方でおいしさを引き出したいですよね。
そこで、お米を炊くときのポイントを何点かご紹介します。
まずは、お米を洗うときのポイントですが、しっかり洗おうとしていませんか。
しかし、お米とお米がぶつかってしまうので良くありません。
お米を研ぐときはやさしく研ぎましょう。
指を立てて10回ほど軽くかき混ぜます。
これを3回程度繰り返してください。
これだけでも、お米の汚れはしっかり取り除かれます。
次に、浸漬に関するポイントをご紹介します。
決められた量の水を炊飯器に入れ、すぐにスイッチを押してしまいがちですが、30分程度待った方がおいしく炊けると言われています。
なぜ待つ必要があるのでしょうか。
なぜなら水がお米の中心部までしっかり浸透し、炊かれるときに熱が中心にまで伝わるからです。
お米に熱が加わることで、お米の中のアミラーゼという酵素が活性化します。
このアミラーゼによってお米の中のでんぷんが糖に変えられます。
つまり、中心部分まで水分が到達していることで、中心から甘くておいしいお米になるということですね。
最後にシャリ切りについて、ポイントをお伝えします。
炊けた合図があったとき、食べるまで放置していませんか。
せっかくおいしく炊けたご飯も、炊けたときにシャリ切りを怠ると、おいしさが減ってしまいます。
炊けたらすぐに蓋を開け、ご飯を混ぜましょう。
※今の炊飯器はブザーが鳴った時点で蒸らしは終わっています。
これによって炊飯器内の余分な水分が外に出ていき、食感が良くなるのです。
ちなみにシャリ切りのときはまず十字に切り、底からかき混ぜるようにすると良いでしょう。
このときに、ご飯粒をつぶしてしまわないように、丁寧にかき混ぜることが大切です。
これらのポイントを踏めば、雪若丸本来の味が最大限発揮されたお米が炊けること間違いなしです。
生産者が心を込めて作ったおいしいお米を、消費者が丁寧に炊くことで、そのお米の旨味が最大限に引き出されるのですね。
ぜひこの記事を読んでいる皆さんも、試してみてくださいね。

□まとめ

今回の記事で、少しでも多くの人が山形で生まれた雪若丸に興味を持っていただけたら嬉しいです。
雪若丸は、様々な料理に合う種類のお米です。
お米のくりやでは、雪若丸の販売を取り扱っております。
小さなパックから大きなパックまでご用意していますので、興味を持たれた方はぜひ一度、お米のくりやHPをご覧ください。
https://www.kuriya.jp/item/yama-yuki-10

ななつぼしはどんな味のお米?美味しく食べる方法をご紹介いたします!

有名人(マツコさん?)が出演したCMを見て、ななつぼしについてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、ななつぼしの味がどのような味なのかわからない方も多いでしょう。
ななつぼしの由来や美味しい食べ方について知っておくと、ご家庭の食卓が楽しくなるかもしれませんね。

□ななつぼしにはどんな由来があるの?

ななつぼしの名前の由来についてご存知でしょうか?
ななつぼしの名前は、産地の北海道に由来します。
北海道の気候は空気が澄んでいるため、星がくっきりと見えるのが特徴ですよね。
そのため、ななつぼしは「北斗七星のように輝いてほしい」という願いが込められて名付けられました。
また、ななつぼしはコシヒカリのおいしさを受け継ぐ「ひとめぼれ」と、寒さに強い「あきほ」を掛け合わせて作られました。
特に、日本穀物検定協会が行っている食味試験にて、特A評価を数年連続受賞するほど評価の高いお米です。

□ななつぼしの美味しさを引き出す食べ方

*ななつぼしの味

ななつぼしは、先ほど紹介したように特A評価を連続受賞するほど、人気の高いお米です。
ななつぼしはコシヒカリを親に持ちますが、一部では「コシヒカリにも負けていない」と言われています。
コシヒカリと同様に、程よい甘みと粘りの口当たりが評価されているのでしょう。
食べ心地がよく、味がしっかりしているため、毎日食べても飽きない美味しさと言えます。

*ななつぼしの美味しい食べ方

ななつぼしの美味しい食べ方をご存知でしょうか?
ななつぼしの特徴は、しっかりとした食感とあっさり味です。
和食や古くからの日本料理(お魚や根菜)などに良く合います。
また、粘り気だけでなく、甘さや硬さもちょうどいバランスになっております。
歯切れが良いので、手巻き寿司やちらし寿司などの酢飯にも最適ですよ。

□「ななつぼし」と「ゆめぴりか」に違いはあるの?

北海道産のお米と言えば、「ゆめぴりか」をイメージする方もいらっしゃるでしょう。
両方とも北海道産の「ななつぼし」と「ゆめぴりか」は、テレビCMでも同じようにマツコデラックスさんに紹介されて注目を集めましたよね。
それぞれの味や特徴について知りたい方もいらっしゃるかもしれません。
・ななつぼし:硬さや甘さ、粘りのバランスがよく、さっぱりとした食べ心地
・ゆめぴりか:優しい粘りと食べ応えのある腹持ちの良さが特徴
ななつぼしは、硬さや甘さバランスなど、お米の美味しさを楽しめるのが魅力的です。
一方で、ゆめぴりかの特徴は優しい粘り気がありつつ、粒がしっかりとしているため、食べごたえのあるお米と言えるでしょう。
それぞれのお米にならではの美味しさがあるため、お料理や好みで使い分けることをおすすめします。

□おすすめの炊き方

*お米を研ぐ前の注意点

美味しいご飯を炊くためには、お湯でお米を研いではいけません。
ご飯の甘みは、アミラーゼという酵素がデンプンを分解することで生じます。
お湯でお米を研くと、アミアラーゼが研いでいる間に反応するため、美味しさの成分が流れ出てしまいます。
そのため、お米は常温か冷水で研ぐことがおすすめです。

*計量カップでお米を量り、汚れを洗い落とす

炊く前には、計量カップで適量のお米を量り、お米を洗うことが大切です。
特に、一般的な計量カップは200ミリリットルですが、炊飯器で炊く場合は付属の計量カップで、すり切りできっちりと量ってください。
また、乾燥したお米にはぬかや汚れが付いているかもしれません。
炊く前に汚れを洗い落として、美味しくなるように準備しましょう。
※洗いすぎにはご注意ください。うま味成分も洗い流してしまいます。

*30分〜2時間程度浸水させる

お米を30分〜2時間程度浸水させるのが美味しく炊くポイントです。
夏場は30分、冬場は2時間弱程度を目安に浸水させましょう。
お米が水を十分に吸うと、炊き上がった後にお米のムラが少なくなり、本来の甘みを引き出せます。

*ご飯を中心部まで蒸らす

現在の炊飯器は蒸らす工程もありますので、ブザーが鳴ったら
即フタを開けて、お米をざっくりと十字に切り分け、区画ごとに上下を返すように優しく混ぜてください。
ここで大切なポイントが、ほぐす際に粒を潰さないことです。
しゃもじは押し付けるのでは無く、切るように混ぜます。

□まとめ

今回はななつぼしの味について解説しました。
ななつぼしは、程よい甘みと粘り気が特徴的なお米です。
今回紹介した炊き方や食べ方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
当社では、様々な種類のお米を販売しております。
ご不明な点がございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。

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新之助というお米を知っていますか?特徴や他品種との違いをご説明します!

新之助というお米を知っていますか。
このお米は新潟で生まれた新ブランドです。
大粒で甘味があるのが特徴で、懐石料理やイタリアンのお店でも使用されています。
新之助はこのように普通のお米とは違い、たくさんの魅力があるお米です。
そのような高級イメージのある新之助について、今回はご紹介していきます。

□お米の歴史を紐解いてみよう

*新之助の開発を始めた過程とは?

お米一つ一つのブランドに深い歴史があり、新之助にも研究・開発の歴史があります。
実はこのお米は2017年に販売が開始されたのですが、新潟の米研究120周年を記念して作られた品種でもありました。
そのため今までの研究の集大成として新之助は誕生したのです。
新之助の歴史を語る前に、新潟のお米事情について少し解説します。
新潟と言えばどんな品種を思い浮かべますか。
「コシヒカリ」を思い浮かべた方が多いのではないかと思います。
「魚沼産コシヒカリ」が良く知られているように、新潟はコシヒカリのイメージが強いでしょう。
実際もそのような状況で、新潟県の生産者の7割がコシヒカリを生産しています。
では、なぜこんなにもみんながコシヒカリを生産するのでしょうか。
これには、「コシヒカリを作っておけば安心だ」という生産者の考えが影響しています。
市場価格が高く、収穫量も多いコシヒカリは、生産者にとって魅力だったというわけです。
ここまでの話だと、このまま栽培をし続けても新潟県は潤うように思われます。
しかし、ある問題が生じていました。
それは、あまりに多くの生産者がコシヒカリを作りすぎているため、天候の影響でコシヒカリの栽培に影響が出ると、新潟県一帯の生産者が打撃を受けるというものでした。
特に心配されたのが温暖化への影響です。
温暖化による気温上昇にコシヒカリという古くからある品種としては耐えきれないため、暑さに強いお米を開発する必要がありました。
そのため、コシヒカリの収穫時期とは異なる時期に収穫される、早生品種や晩生品種の開発がすすめられました。
また、消費者側でもう一つの問題が生じていたのですが、何かわかるでしょうか?
これは、消費者のお米離れです。
食のニーズの多様化に対応するような、コシヒカリとは異なる味わいを持ったお米を開発する必要性が出てきたのです。

*新之助の味が誕生するまで

まず、新潟県はコシヒカリとは異なる時期に収穫されるお米の開発を始めました。
そこで作られたのが、早生品種である「こしいぶき」です。
早生品種は、いままでコシヒカリよりも味が劣ると言われてきました。
しかし、この「こしいぶき」はコシヒカリと同レベルの味を実現したとして、農家の間で生産が広がり、平成26年度産の全国の品種別作付割合で10位を獲得しました。
早生品種の開発が成功したならこれ以上開発を続ける必要はあるのか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
注目していただきたいのが、食のニーズの多様化という点です。
新潟県はコシヒカリとは違ったおいしさを持つお米を開発する必要がありました。
また、温暖化にも対応できるような強い品種である必要もありました。
そこではじまったのが、暑さに強く晩生品種でコシヒカリとは違ったおいしさを持つ「新之助」の開発です。
驚くことに新之助の開発は、500種のお米を掛け合わせ、20万株の候補株を選定するところから始まりました。
株の一つ一つを炊き、まずは米の輝きが良いものを選んでいったそうです。
輝き基準をクリアした株たちは、食味検査のためにより多くの量が栽培されます。
性質を安定させるために5年の育成を行い、毎年食味検査を行った結果、新潟75号と北陸190号の交配から「新之助」が誕生しました。
この開発は2008年から始まっているので、誕生まで9年の年月がかかっています。
研究者の渾身の思いが伝わりますね。
また、開発途中の2010年は、猛暑だったそうです。
しかし新之助はその暑さに負けることなく、おいしいお米を生産できました。
ちなみに新之助の「新」には、新しいという意味と新潟の意味が込められています。

□新之助はどういう味?特徴をご紹介します!

*見た目と味の特徴とは?

大粒で、粒ぞろいという見た目をしています。
また、開発過程の話でご紹介した通り、はじめが見た目で選別されているので、美しい輝きとつやがあります。
お米の指標の一つに千粒の重さを測るものがあるのですが、新之助はどれくらいの重さだと思いますか。
なんと、23.6グラムもあるのです。
この数値は他県の品種より重めの数値になっています。
一粒一粒が大きいことがわかりますね。
次に、味について見ていきましょう。
味は、総合的にとても高い、という特徴があります。
総合的にとはどういうこと、と思われた方が多いでしょう。
実は、コク、味の厚み、濃さ・ボディ感、旨味、甘味すべてにおいて平均よりも高い評価をもらっています。
さらにコシヒカリと比べても、外観、香り、味、粘り、硬さ、そして総合評価の全てでより高い評価になっているのです。

*味や見た目だけではない!新之助が誇る特徴とは!?

新之助の強みは、味や見た目以外にもあります。
現在の食のニーズの一つに、時間をおいてもおいしい、というものがあります。
料理の個食が進んでいる現在、料理の作り手と食べ手が全員同時に食べるという状況は少なくなってきているのではないでしょうか。
ご飯をお茶碗に盛り、ラップをして1時間程度置いている食卓を想像してください。
だんだんご飯の表面が乾燥していくのがイメージできると思います。
新之助はこの悩みを解消しました。
ご飯を放置していても、硬い食感になりにくいという特徴を持つのです。
また、最近は多くの場所で夏は35度を超えますよね。
しかしお米を常温保存していると、高温時に米が傷みやすいという問題がありました。
この問題も新之助は解決しています。
高温下での長期保存を行っても、傷みにくいため、新米本来の味が損なわれません。
つまり、お米が劣化しにくいのですね。
新之助はこのような食ニーズや外部環境の変化に対応するような特徴も持ち合わせているのです。

□おいしいお米の炊き方をご紹介!

最後に、おいしいお米の炊き方を2点に絞ってご紹介いたします。
1点目は、お米を研ぐときに軽く混ぜるということです。
汚れを落とすためにしっかり洗う方もいらっしゃると思いますが、お米を傷めてしまいます。
昔はお米の糠が取れていない粒が多かったため、洗米を丁寧に行い糠を取る必要がありました。
糠は炊いた際ににおいがするので取る必要があったというわけです。
しかし現在は精米技術が向上し、糠が残っているお米が少なくなっています。
そのため汚れやにおいが取れないのではないかという心配は必要ありません。
方法は指を立てた状態で10回軽く回し、水を捨てる作業を3回程度繰り返すだけで大丈夫です。
2点目は、炊けたときにシャリ切りをすぐに行うということです。
炊けた合図がしたら、すぐにしゃもじでかき混ぜましょう。
そのときは、お米をつぶさないように底からかき回すのがポイントです。
これを行うことで余分な蒸気を炊飯器の外に逃し、ふっくらしたお米を保てます。
他にもポイントはありますが、これらを押さえるだけでも新之助の粒の特徴を損なわないご飯ができ上がります。
生産者はおいしいお米を作りますが、炊き方が悪いとそのおいしさが半減してしまいます。
おいしいお米を100%味わうためにもこれらのポイントをぜひ挑戦してみてくださいね。

□まとめ

新之助についてご理解いただけたでしょうか。
このようなお米が誕生するまでに新潟で深い歴史があったなんて驚きですね。
研究者が渾身の思いで作ったお米を食べてみたくなったという方は多いと思います。
お米のくりやでは、新之助のお米を販売しております。
ぜひ「お米のくりや」HPをご覧ください。
https://www.kuriya.jp/category/shinnosuke

夢ごこちという米は最初普及しなかった?夢ごこちの背景や美味しい食べ方を紹介します!

「夢ごこちという品種をご存知でしょうか?」
夢ごこちは、農業関係者の長年に渡る努力の結果、普及したお米です。
その背景やお米の特徴について知りたい方がいらっしゃるかもしれません。
特質は、もちもち感・弾力が多くの方から高い評価を受けている人気のお米です。
おすすめの商品ですので、この記事をぜひ参考にしてください。

□夢ごこちは適地適作で普及した品種

夢ごこちは三菱化学グループの研究所にて、コシヒカリを品種改良した結果生まれたお米です。
特に、夢ごこちはコシヒカリよりも良食味の米として、有望な品種でした。
しかし、全国の農業関係者たちは、作付けの品種に夢ごこちを選ばず、当時はなかなか普及しませんでした。
なぜなら、都道府県ごとの奨励品種や産地品種銘柄を優先的に選ぶのが一般的だったからです。
そのため、「美味しい」というだけでは、選びづらい背景がありました。
それでは、どのように夢ごこちは流通するようになったのでしょうか。
そこで、現場の方々は、厳選した生産者・産地にだけ夢ごこちを作付けするようにすすめたのです。
現場の方々には、夢ごこちのブランドイメージをアップさせる狙いがありました。
その結果、栽培環境にマッチした東北地域や滋賀県など、幅広い地域で栽培されるようになったのです。
適地適作の基本を守りブランドイメージを落とさないことで、夢ごこちは普及したと言えるでしょう。

□夢ごこちのお米の特徴を紹介

米のタンパク質には水分を通さない性質があります。
夢ごこちの場合、タンパク質が多い品種よりタンパク質量が抑えられた品種の方が炊きあがりはボリューミーにふっくらと炊き上がります。

また冷めても、もっちりとして硬くならないので、おにぎりやお弁当に最適なお米として人気になりました。

現在では、有名料亭や有名ホテルで使用されるほど人気のお米です。
お米の好みは人それぞれ異なりますが、「モチモチした食感」や「粘りと弾力のあるご飯」が好きな方には、おすすめです。

□夢ごこちの味やおすすめの食べ方を紹介

*夢ごこちの味や食感とは?

夢ごこちの最大の特徴は「食感」です。
噛むごとに弾力を感じられるため、甘みが口の中全体に広がるでしょう。
お客様の中には「ご飯だけで十分食べ進められる」と感じるほど、存在感の大きいお米です。
甘みと程よい旨みがあるため、一度食べるとクセになるでしょう。
また、夢ごこちは保水力があるので、冷めても十分美味しくいただけます。
そのため、炊き込みご飯やおにぎり、お弁当に最適と言えるでしょう。

*夢ごこちを美味しく食べる方法

夢ごこちは、様々な料理シーンで使用される品種です。
特に、有名ホテルやレストランでも採用されているため、味や品質はプロからも認められています。
以下に夢ごこちの食べ方の一例をご紹介します。
・おかゆ
・炊き込みご飯
・すき焼き
夢ごこちの粘り気は、おかゆにもぴったり!
また、炊き込みご飯は、冷めても食べるのでもっちり感を最大限引き出せる食べ方です。
すき焼きで甘だれやとご一緒に召し上がっても白米の旨さを引き出します。
一方で、寿司やチャーハンとは相性があまりよくないため、さっぱりした品種の方がおすすめです。

□夢ごこちを美味しくする炊き方

*きっちりとお米を計量する

お米を量る際に、計量カップを使わずに感覚で判断する方がおられます。
そのような場合、水分量を間違えて失敗してしまう傾向があります。
米と水分量の誤差を最小限にするために、炊飯する際は計量カップで量ることが大切です。
基本はすりきり一杯を目安に心がけましょう。

*洗いすぎに注意してぬかや汚れを洗い落とす

洗米は力づく行わず、丁寧に洗いましょう。
近年のお米は精米技術が向上しているため、米ぬかに汚れが付きづらくなっています。そのため洗いすぎると、うま味成分まで洗い落としてしまいます。
具体的には、かき混ぜる程度の洗米を3〜4回ほど繰り返せば、十分美味しくなるでしょう。

*浸漬時間をたっぷり取る

浸漬時間はお米を美味しく炊き上げる大切な工程です。
お米の中心部までしっかりと給水できるよう、浸漬時間を十分に取りましょう。
お米は約30分で水分を取り込み、約2時間で飽和状態になります。
目安としては、最低でも約30分〜2時間を確保してください。(夏は短く冬は長く)

*適切にご飯をほぐす

炊飯器の炊き上がりブザーがなると、即フタを開けてしゃもじで切るように混ぜます。※即フタを開けずに時間がたってからフタを開けると、フタに付いた水滴がお米に混ざりせっかくのお米が固まってしまいます。

余分な蒸気を飛ばすことで空気が入るため、食感が大変よくなります。
また、当社ではご飯を簡単にほぐせる「装(よそい)」しゃもじを販売しております。
従来のしゃもじより、機能性やデザイン性が向上しているため、使いやすくなっています。
一度試してみてはいいかがでしょうか。

装しゃもじは、コチラ>>>

□まとめ

今回は夢ごこちについて解説しました。
夢ごこちは、ボリューム感ともっちりとした味わいが特徴的なお米です。
当社では、全国各地のお米を取り揃えております。
夢ごこちは即日販売可能ですので、お気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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イセヒカリを美味しく食べる方法とは? 炊き方が大切?

イセヒカリというお米は、その名の通り、伊勢神宮に由来する品種です。
他の品種と比べると、シッカリとしたかたさが特徴的です。
とはいえ、イセヒカリについて詳しくわからない方もいらっしゃるかもしれません。
伊勢神宮にまつわる由来を紐解きながら、イセヒカリの特徴や美味しい炊き方を紹介します。

□イセヒカリの由来は、伊勢神宮に関係する

伊勢神宮では、10月15日〜25日の期間に「神嘗祭(かんなめさい)」が行われます。
神嘗祭とは、その年に収穫された新米を神様に捧げて感謝する行事です。
神様に捧げるお米を御神米と言いますが、伊勢神宮では何年もの間「コシヒカリ」が使用されていました。
しかし、平成元年に伊勢地域は2度の台風に見舞われ、御神田で作られていた「コシヒカリ」は軒並み倒されてしまいました。
「コシヒカリ」は繊細な品種なので、台風の影響でほとんど稲株が残っていなかったようです。
実は、そのような台風の影響を受けながらも伊勢神宮の水田には、2株だけ残っていました。その意味で「幻の米」と呼ばれるようになりました。
その稲株が、「イセヒカリ」と命名されました。
そのような背景から、イセヒカリは「神が与えたもうた新品種」と感じた方が多くいらっしゃいました。
現在、伊勢神宮の御神米は、このイセヒカリが使用されています。
イセヒカリを食べる際には、このような背景を知っておくと、さらに食事を楽しめるかもしれませんね。

□イセヒカリのお米の特徴とは

・かためでシッカリしたお米である
・冷めても味が落ちない
・皮がはじけやすい
・食味値が平均80以上
・無農薬栽培に向いている
イセヒカリの1番の特徴は、「硬質米」という点です。
現在一般的に食べられているお米は、軟質米という水分量を多く含んだ品種です。
軟質米は硬質米と比べると、もちに近い食感と言えるでしょう。
一方で、硬質米は炊く場合に浸水時間を多く設ける必要があるので、注意が必要です。
また、米の美味しさを計測する目安に、「食味値」という値があります。
70以上でかなり美味しいと評価されますが、イセヒカリは食味値が「平均80以上」です。
この値は、県の推奨品種基準を軽く上回っているのが特徴と言えるでしょう。

他にも「コシヒカリ」と比べると栽培しやすく、病気に強いという点も挙げられます。
農薬をほとんど使用しない栽培方法においては、他の品種よりも美味しいのが魅力的です。

□イセヒカリの味やおすすめの食べ方を紹介します

イセヒカリの味の特徴は、しゃっきりしてさっぱりした美味しさです。
そのため、毎日食べても飽きないでしょう。
特に、当社では滋賀県に農場を構える農家様のイセヒカリを販売しております。
提携している農家様は、できるだけ農薬を抑えてイセヒカリを生産されております。
有機肥料栽培を実施されている米づくりが特徴の農家さんです。
また、美味しいお米が取れると有名な地域なので、おすすめの商品です。
また、コシヒカリと比べると、粘り気が少ないですが、しゃっきりとした歯ごたえと後味の爽やかさが印象的です。

□イセヒカリのおすすめの炊き方

*イセヒカリは硬質米であることに注意する

イセヒカリは典型的な硬質米です。
硬質米は低アミロース米ではないため、吸水に時間がかかる性質を持っています。
そのため、十分時間をかけて水を浸透させてないと、本来の味わいを引き出せません。
軟質米のように、「さっとといで炊飯器のスイッチをすぐに入れる」というやり方では、失敗する恐れがあります。

*イセヒカリを浸漬するときのポイント

イセヒカリは、準備段階で美味しさがほとんど決まるでしょう。
ポイントは「準備の時間」と 「水の調整量」です。
イセヒカリは水の水分量で美味しさが左右されます。
最も美味しく食べるに、半日や一晩中、水につける方もいらっしゃいますが、お米の浸漬時間は最大で2時間までです。それ以上何時間お米を漬けても、もう水を吸いません。
急いでいる時でも炊飯を開始する約10分〜20分前に、吸水の時間をとってあげた方が好ましいと言えるでしょう。
炊飯前の水分量を調節して、美味しいご飯を炊いてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は「イセヒカリの由来」について解説しました。
イセヒカリは伊勢神宮に由来するお米です。
また、硬質米ですので炊飯時には浸水時間と水分調節を意識しましょう。
今回紹介した内容をお米選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
イセヒカリについて気になる方は、是非当社までお問い合わせ下さい。
https://www.kuriya.jp/item/isehikari10-siga

 

良品質で美味しい!おいでまいの特徴をご紹介いたします!

おいでまいとは香川県を代表するお米の1つです。
特に、香川県産のお米について詳しく知る方は少ないかもしれません。
由来や特徴を知っておくと、おいでまいの味をさらに堪能できるかもしれませんね。

□おいでまいのお米の歴史、由来を紹介

*おいでまいのお米の歴史とは?

おいでまいは2002年に「あわみのり」と「ほほえみ」を親に、香川県で生まれました。
実際に、「おいでまい」と名付けられたのは2011年ですが、その1年前には香川県の奨励品種として指定されています。
香川県は降水量が少ないので有名な地域、お米の印象が少ないかもしれません。
おいでまいは、農業関係者による長年の努力と試行錯誤により、生まれたお米です。
食品の品質とブランド力を上げるために、香川県やJA、生産者代表の方々で構成する「おいでまい」委員会が結成されています。
おいでまいは、公募で選ばれた生産者しか作れないお米です。

*おいでまいの名前の由来

おいでまいの名前の由来をご存じの方はいらっしゃるでしょうか。
おいでまいとは、讃岐弁で「いらっしゃい」という意味があります。
産地の香川県にちなんで、「おいでまいを多くの人に食べて欲しい」という願いが名前に込められています。

□おいでまいのお米の特徴を紹介

香川県では夏場の気温上昇が要因で、米粒が白く濁り米の透明感が減る課題に悩まされていました。
香川県の農業関係者達は、暑さに強く、質が維持できる品種改良を行ったのです。
長年に亘る試行錯誤の結果、おいでまいが誕生しました。
おいでまいは、食べたときの粘りと、口に広がる旨みをじっくり堪能できます。
粘りや味わいは「コシヒカリ」に近いと言えるでしょう。
特に、寒冷地のお米の特徴と比べると、さっぱりしており親しみやすい味わいです。
また、おいでまいの白さは、多くの人から高い評価を受けています。
おいでまいは、網目のサイズが1.8〜1.85ミリメートルで統一されています。
そのため、比較的大粒のお米が特徴と言えるでしょう。
炊きあがりは透明感があり、見た目が綺麗なので繊細な印象を受けるかもしれません。
また、数年連続で米の食味ランキング「特A」を受賞しています。
その味や品質は、協会からお墨付きを受けています。
おいでまいは香川県でしか栽培されていないので、一度食べてみてはいかがでしょうか。

□おいでまいの味やおすすめの食べ方を紹介

*おいでまいの味

米の色が明るいため、炊きあがりは食欲をかきたてます。
おいでまいは米の粒ぞろいがよく、ムラなく炊きあがります。
比較的タンパク質量が少ないため、もっちりとした味わいを楽しめます。
おいでまいの味にはクセがほとんどありあません。
噛むたびに粒がほろほろとほぐれ、飲み込む瞬間は喉の中でコクを感じられるでしょう。

*中華料理や和食にもぴったり

おいでまいは、くせがほとんどないので、多くの料理にぴったりです。
先ほど紹介したように、選ばれた生産者だけが作れる品種なので、お米の一粒一粒が選りすぐりです。
料理のレパートリー次第で、おいでまいの楽しみ方は変化します。
中華料理や洋食、和食に試してみてはいかがでしょうか。
料理の違いによって、「おいでまい」ならではの味わいを楽しめるかもしれません。

*おいでまいをカレーでいただく

おいでまいはお米の食感が楽しめるうえに、その白さが料理を引き立てます。
多くの方がおいでまいの料理として、カレーを選択します。
特に、当社では「焼き豚屋のカレーセット」も販売しておりますので、購入してみてはいかがでしょうか。
2人前や5人前セットを用意しているため、単身者の方からご家庭を持つ方まで、幅広くおすすめします。

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□お米のくりやが選ばれる理由

・現地調査、現地調査の品質チェック
・高品質を維持するためのデータ管理
お米のくりやでは、産地の現地調査、現地訪問を行なっています。
販売している商品は、選び抜かれた生産者からのお米です。
そのため、多くの方からくりやのお米をお選びいただいています。
また、当社は農薬の使用頻度や使用量など、さまざまな情報を生産者からいただいています。
高品質を維持するためには、データ管理が欠かせません。
特に、入荷前の分析データをもとに、基準に合格したお米だけを厳選しております。
高品質のお米を食べ比べてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は「おいでまいの特徴」について詳しく解説しました。
おいでまいは長年に渡る試行錯誤の結果生まれたお米です。
比較的大粒のお米ですので、しっかりとした味わいを楽しめるでしょう。
当社では全国各地のお米を取り揃えておりますので、おいでまいを購入したい方はお問い合わせください。
https://www.kuriya.jp/item/kagawaoidemai10/

熊本を代表とする「森のくまさん」はどんなお米?

森のくまさんと言えば、童謡をイメージする方がいらっしゃるかもしれません。
実は、今回紹介する「森のくまさん」とは、熊本県産のお米です。
ユニークな名前なので、気になる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は森のくまさんの種類や味について詳しく解説します。

□森のくまさんの誕生エピソードや由来とは?

森のくまさんは、熊本県の研究センターで平成元年から開発が始まり、完成までに約8年の歳月がかかりました。
冷地や山麓準平坦、平坦地域の極良食味品種として、熊本県が初めて単独で育成した品種です。
「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」が親であり、両親から美味しさを受け継いでいる品種と言えるでしょう。
平成9年には、森のくまさんは奨励品種として採用され、本格的に栽培されるようになりました。
「森のくまさん」というユニークな名前は、文豪・夏目漱石に由来しています。
夏目漱石は熊本に住んでいた時期に、熊本を「森の都熊本」と表現しました。
また、夏目漱石のその表現と熊本県産のお米という意味を込めて、「森のくまさん」と名づけらたようです。

□森のくまさんのお米の特徴を紹介

森のくまさんは、粒の外観がやや細めなのが特徴的です。
特に、米粒は「しっかりとした弾力」+「モチモチの食感と粘り」が多くの方から評価されています。
森のくまさんは、味や風味に優れた品種です。
そのため、「コシヒカリの味」と「ヒノヒカリの粘り」をバランスよく受け継いだお米と言えるでしょう。

□森のくまさんの種類について説明

森のくまさんは、高冷地を除く山麓準平坦地域を中心に作られています。
熊本市や山鹿市、玉名市が主な産地ですが、森のくまさんは県単独育成品種です。
そのため、いろいろな種類があるわけではありません。
また、米の等級が1等米から3等米まであり、高水準の等級検査が実施されています。
費用は高くなりますが、森のくまさんは美味しく安全なお米と言えるでしょう。

□森のくまさんの味やおすすめの食べ方を紹介

日本穀物検定協会では、「外観」、「香り」、「粘り」、「硬さ」、「味」、「総合評価」の6項目からお米を毎年審査しています。
とりわけ、森のくまさんは2010年度から5年連続で「特A評価」を獲得しています。
そのため、検定協会からお墨付きの美味しさと品質が魅力的といえるでしょう。
森のくまさんはコシヒカリに負けないくらい味がしっかりしているため、そのまま食べることをおすすめします。
おにぎりやご飯で本来の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
熊本県産のお米は「ふりかけ」や「からし菜」とご一緒に召し上がる方が多くいらっしゃいますね。

 

 

ミルキークイーンの美味しさとは?

日本人ならお米はほぼ毎日口にしている方も多く、日本の食卓には欠かせないかと思います。
せっかく食べるなら、自分の好みに合った美味しいお米を食べたいですよね。
そんな方におすすめのお米が「ミルキークイーン」です。
ミルキークイーンは人気の高いお米の一つで、みなさんにも馴染みのある名前かと思います。
しかし、まだまだその美味しさを知らない方は多いです。

「他のお米とどう違うの?」というお声もお客様からいただきます。

そこで今回は、ミルキークイーンの美味しさについてご紹介します!

□ミルキークイーンの特徴とは?

ミルキークイーンは農林水産省のスーパーライス計画と呼ばれるプロジェクトの一環として、品種改良によって開発されたお米です。
コシヒカリをベースとして品種改良がされているため、コシヒカリと同等の見た目と栽培特性を持っています。
そのほかにもコシヒカリと共通している部分は多いです。
しかし、ほかのお米にはない「もっちりとした粘り」という特徴があります。
粘りはアミロースの含有量で決まります。
アミロースの含有量が低い場合、粘りが強いお米となり、モチモチとした食感を味わえます。
ミルキークイーンは、このアミロース含有量がほかのお米に比べて非常に低いのです。
そもそも、低アミロースなお米の開発を目指して品種改良されており、その結果がミルキークイーンを生み出すこととなりました。
そこで、比較のためにほかの銘柄のお米を見ていきましょう。
例えば「コシヒカリ」の場合は19~20パーセントがアミロースの一般的な含有量です。
また、モチモチとした食感が特徴の「夢ごこち」と呼ばれるお米でも含有量は17パーセントです。
しかし「ミルキークイーン」はこれらのお米よりもさらに含有量が少なく、10~12パーセントです。
これよりも低い数値ものは「もち米」しかありません。
この数値を比べると、いかにミルキークイーンが粘りのある米であるかを分かっていただけたかと思います。

また、この他にも香りが強いことや味が濃いことが特徴として挙げられます。
そんなミルキークイーンを最も美味しく食べる方法が、普段使っているお米とブレンドして、炊き上げることです。
そのまま食べても美味しいのですが、ほかのお米とブレンドすることで、お米の胆力や食感が増し、より美味しく仕上がります。
しかし、ミルキークイーンをただブレンドすればいいというわけではありません。
普段のお米に2に対して、ミルキークイーンを1。
2対1の割合でブレンドするのがベストな配分です。

□ミルキークイーンだからこそできる美味しい食べ方とは?

*おにぎりやお弁当にぴったり!

ミルキークイーンはアミロースの含有量が極めて低いことから、ほかのお米にはない活用方法があります。
それが、おにぎりやお弁当のお米として使用することです。
アミロース含有量が低いほどお米自体の粘り気が増え、柔らかくなること先ほど説明しましたが、これによって新たな特徴が生まれます。
それは、お米が冷めても硬くなりにくいということです。
このことから、おにぎりやお弁当のお米として役立つことが分かるかと思います。
ミルキークイーンを使用すれば、今まで硬いと感じていたおにぎりが、柔らかくてモチモチのおにぎりに変わるはずです。
また、お子様もお弁当のご飯を今までよりも美味しく感じながら食べられること間違いありません。

*古くなったお米とブレンドすることで、より美味しく食べられる。

もう一つの活用法が、古くなったお米とブレンドすることで、米の美味しさを復活させることです。
新米と比較すると米自体が硬く、パサついてきます。
また、ツヤや白色度が低くなっています。
そこにミルキークイーンをブレンドさせることで、これらの点を復活させられます。
そのため、家の米櫃(こめびつ)や食料庫に米がある方には、ミルキークイーンをブレンドしながらお米を食べることをおすすめします。
そうすることで、お米をもっちりとした美味しい状態で食べられるはずです。
古くなったお米とブレンドさせることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、騙されたと思って一度試してみてください。
今まで食べていたお米とは違う食感を感じられるはずです。

□まとめ

今回は、ミルキークイーンの美味しさについて紹介しました。
ミルキークイーンの持つもっちりとした粘りによってお米本来の特徴が活かされています。
お米ならではの粘りや味の濃さをお好みの方はマッチすると思います。

また、「冷めたご飯が苦手」と言う方もおられますが、ミルキークリーンなら冷めても美味しいので、お弁当にしても喜ばれるお米です。
古くなったお米の美味しさを引き上げられるなど今家にあるお米も無駄なく美味しく食べられる活用方法も嬉しいポイントです。

当社は明治15年から様々なお米を取り扱ってきましたが、その中でもおすすめできます。

どんなお米を買おうかなと迷われている方はぜひミルキークイーンをお試しください。

 

北海道のお米「ゆめぴりか」の美味しさの秘密

「北海道米のゆめぴりかがおすすめと聞いたけど、実際どうなの?」
今あるお米よりも美味しいお米を食べたいという方はいらっしゃいませんか?
日本全国を見れば数え切れないほどの銘柄があり、全部を試すということは難しいですよね。
まだ食べてなくても本当は大好きな味や食感のお米が存在する可能性は十分にあります。
もし何か新しいお米に挑戦したいという方は、北海道米をまずは試してみてはいかがでしょうか?

北海道は言わずと知れた全国二位の米どころです。
広大で肥沃な大地で育ったお米は全国的に見ても良質であり、それでいて比較的安価なのが特長です。
また、北海道米の中でも特におすすめなのが「ゆめぴりか」です。
マツコさんのCMで有名になりました。
聞いたことが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に良質で北海道を代表するお米です。
今回はそのゆめぴりかの魅力についてご紹介します。

□ゆめぴりかについて

ゆめぴりかは比較的新しい品種ですが、今では北海道一の米という声も多いです。
できたのは新しいですが、品種改良に着手したのは1997年であり、十年以上も改良を重ねてようやくできた米です。
それだけこだわりがある米ですので、品質はとても良いです。
実際、米の評価で最上級の特A評価を9年連続で受賞しています。
この特A評価については下で詳しくご紹介しますが、9年連続で受賞するのは並大抵のことではありません。
そんなゆめぴりかの特徴を解説します。

*甘みが強い

お米の良さの判断基準は様々ですが、甘みが強い米が好きな方は多いのではないでしょうか。
ゆめぴりかは豊かな甘みが特徴の米です。
味わいも深みがあり、人気の理由となっています。

*もっちりとした強い粘り

お米の判断基準に「粘り」もあります。
チャーハンなど料理によってはパラパラしたお米が好まれますが、白米単体でおかずに合わせる場合は粘りのある米が好きな方が多いです。
ゆめぴりかは粘りが強い米で、北海道の米の中では一、二を争う粘り気です。
特に新米の良さはみずみずしさと粘りの強さなので、新米の場合はゆめぴりかの良さが更に活きます。
食べたときにしっかりとした歯ごたえがあり、もちもちとした食感を楽しめます。
強い甘みも相まって、米単体でも満足できる食べごたえがあります。

*ANAのファーストクラスに採用されたお米

ゆめぴりかはANAの国際線のファーストクラスの機内食で採用されました。
ANAは日本を代表する航空会社で、その中でもファーストクラスは最上級の席です。
もちろん国際線は日本人だけでなく海外の方も利用されますし、最上級のサービスが求められる空間でもあります。
いわば「日本の顔」ですが、そこでゆめぴりかが採用されたということは、日本を代表して海外の方に紹介できる、最上級の米であると判断されたということです。
このことからもゆめぴりかの品質の高さが伺えます。

*品質を守るため統一された基準がある

ゆめぴりかは北海道を代表するブランドなので、上記のように品質を守るための厳しい基準が設けられています。
この基準を満たしていないお米は「協議会認定マーク」がつけれないので、市場に出すときの品質の信頼性が保てません。

具体的基準には、種子更新率100%、栽培適地での生産、タンパク含有率基準などがあります。
種子更新は、毎年純粋な原種を用いて稲作をすることです。
稲に限らず作物は育てているうちに少しずつ型が変容します。
場合によっては原種から品質が落ちることもあります。
原種だけを育て、型の違うものは抜き取った種子専用の田んぼがあるのですが、そこの純粋な原種の種子を毎年稲作に使うことを種子更新と言います。
種子更新を行うことで、年が変わっても安定した品質を持った米を生産できます。
栽培適地は、ゆめぴりかの生産に適した土地であるということです。
栽培適地でない場合は、育てても「協議会認定マーク」をつけられません。
タンパク質含有率は文字通りですが、お米はタンパク質含有率が高いと味が落ちるとされています。
粘りに関係するのはデンプンであり、タンパク質が多いと粘り気が少ない米になってしまいます。
タンパク質含有率の基準も食味を守るために重要な指標です。
北海道全域でこれらの統一基準があるため、「協議会認定マーク」のついたゆめぴりかは高い品質を持っていることが保証されています。

□ゆめぴりかにも与えられている特A評価とは?

お米の食味を評価する、食味ランキングというものがあります。
特A評価はその中でも最上級のランクであり、高い品質を保証するものです。
評価項目には外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価があり、全ての分野で良い評価を得ないと特A評価にはなりません。
年によって気候などの条件が違うため、一度「特A」をとっても翌年はとれないということも珍しくありません。
その中で9年連続で特A評価をとっているゆめぴりかは非常に優れた米であることが分かっていただけたと思います。

□まとめ

今回はおすすめの北海道米であるゆめぴりかの魅力についてご紹介しました。
ゆめぴりかは最上級の評価である特A評価を9年連続で取得している高品質な米です。
強い甘みと粘り気があり、米単体でも満足できる食べごたえです。
その品質の高さが評価され、ANAの国際線のファーストクラスに採用された実績もあります。
まだ食べたことがない方は、ぜひ一度ゆめぴりかをご賞味ください。

 

日本全国の新米の数ってどのくらいあるの?

「美味しいお米を食べたいけど、品種が多すぎてわからない。」
「知らない品種のお米ってなかなか買いにくいな。」
「新米は美味しいってみんな言うけど、どうして美味しいの?」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
日本には様々なお米があり、それぞれ品種ごとに名前が付いています。
しかし、それぞれのポイントをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
また、新米は、毎年とても人気がありますよね。
そんな新米の美味しさの理由をご存知ですか。
今回は、雪若丸、いちほまれ、夢ごこちの3種類のお米の品種について、そして、新米の美味しさの秘密について解説します。

□お米の品種について

皆さんは、日本に、お米の品種がいくつあると思いますか。
現在日本のお米として登録されている品種は、2019年3月時点で、なんと!900種程あります。
食卓に並ぶような白ごはん用に作られているお米は、その内290種程です。
その他にも、もち米が70種程、日本酒を作るためのお米が120種程あります。
ちなみに、コシヒカリが日本で最も多く栽培されているお米です。
日本のお米の栽培量全体の約35%を占めていると言われています。
また、2番目に多く作られている品種は、ひとめぼれです
しかし、ひとめぼれは全体の9%程に留まるため、日本で栽培されているお米の3分の1はコシヒカリだと言えるでしょう。

□雪若丸(ゆきわかまる)について

雪若丸というお米の品種をご存知ですか?
雪若丸は、2019年に山形県で販売された新品種です。
同じ山形県から、先に発売されていた「つや姫」というお米に続いて、つや姫の弟分として発売されました。
雪若丸という名前は、その力強い稲の様子が男性的であったことと、白くツヤツヤした見た目が、白く美しいことから名づけられました。
つや姫の特徴が、あっさり柔らかめであるのに対して、雪若丸は、粘りが強く硬めです。
雪若丸は、1粒1粒が大きく透き通っていて、しっかりとした食べごたえが特徴だと言われています。
そのため、どんぶりや、カレーとの相性が良いと言われています。
また、炊き上がりの様子は、ツヤがあり、1粒1粒が立っていて、とても美しい品種です。

□いちほまれとは?

いちほまれは、福井県で生まれた新品種です。
この品種は、コシヒカリを開発した福井県が、コシヒカリを超えるブランド米、「ポストコシヒカリ」として開発したお米です。
2011年に開発部が設置され、それから、約5年もの歳月をかけ、2016年に発売が開始されました。
いちほまれは、ツヤが特徴の「てんこもり」ともっちりした食感が特徴の「イクヒカリ」を掛け合わせた品種で、炊き上がりのツヤは素晴らしく、その見た目は、コシヒカリよりも上だと言われています。
また、食感も、粒感と粘りのバランスが取れており、味に関しても申し分のない甘さがあります。
2つの品種の長所を持ちあわせた、見た目と味のバランスが良い品種です。

□夢ごこちとは?

夢ごこちは、粘りと弾力、独特の甘みが特徴の品種です。
コシヒカリを改良して作られた品種で、全国でも栽培量が少なく、貴重な品種であるため、高級米として有名です。
香りと甘みがとても強い品種であるため、冷めても美味しいという特徴があります。
その粘りとしっかりとした食べごこちのため、冷めてもパサパサせずに「おにぎり」に最適と言われています。

□新米はどうして美味しいの?

毎年秋になると、新米と書かれたお米が並んでいますよね。
新米は、普段私たちが食べているお米と、一体、何が違うのでしょうか。

*新米とは?

新米とは、その年に収穫されたお米を指します。
そのため、販売期間は9月頃から12月31日までです。
これは、法律によって厳しくルールが決まっているため、年を超えると新米とは呼ばれなくなります。

*どうして新米は美味しいの?

新米は採れたてのお米を指します。
そのため、古米に比べて水分が多く含まれています。
他にも、風味が豊かで粘りが強いという特徴があります。

*新米と合う料理は?

新米は風味と食感に特徴があるため、お米が主役になるレシピに向いています。
例えば、海苔の佃煮やお漬物のような、ご飯のお供と一緒に楽しむことで、新米の風味をしっかりと味わえます。
反対に、古米は水分が少ないため、お寿司や炒飯、パエリアなどの料理に向いています。
料理によって美味しく仕上がるお米が異なるため、それぞれに合ったお米を楽しみましょう。

□まとめ

今回は、雪若丸いちほまれ夢ごこちの3種類のお米の品種について、そして、新米の美味しさの秘密について解説しました。
当社は、明治15年創業の老舗お米専門店です。
当社のごはんソムリエが選んだ新米シリーズも紹介しております。

ぜひ新米ページからお好みのお米をお探しください。

 

最近のお米の品種の特徴とは?

「美味しいお米を食べたいけど、品種が多すぎてわからない。」
「知らない品種のお米ってなかなか買いにくいな。」
「最近販売されている品種って何が美味しいの?」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
日本には様々なお米があり、それぞれ品種ごとに名前が付いています。
しかし、それぞれのポイントをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれのような、有名なお米だけでなく、最近販売が始まった新しい品種を試してみたいとお考えの方も多いと思います。
そこで、今回は、「金色の風」「新之助」「里山のつぶ」この3種類のお米の特徴と産地について、解説します。

□最近の品種の特徴

最近新しく開発された品種の特徴は、暑さに強い品種であることです。
地球温暖化の影響で、年々気温が上がっており、特に夏場の高温に対応できる品種が求められています。
現在最も栽培されているコシヒカリは、夏の暑さにあまり強くありません。
加えて、国内のお米の生産量をコシヒカリが大きく占めているため、気候不良によって、コシヒカリの収穫量が減少すると、全体の収穫量も、激減してしまうのではないか、という危険性も指摘されています。
そのため将来、コシヒカリに変わって栽培可能なブランド米を作る必要があります。
近年では、コシヒカリの弱点を補った品種や、収穫時期をずらした品種が多く開発されています。

□金色の風

金色の風は、岩手県が作った高級ブランド米で2017年から販売が開始された比較的新しい品種です。
ひとめぼれという品種を改良して生まれたこの品種は、粘りが強く柔らかい粒感と、バランスの取れた甘みが特徴です。
また、金色の風は、岩手県の最高品種であるため、栽培する土壌と栽培する人に関して、厳しい条件があります。
つまり、金色の風は、選ばれた土地と選ばれた生産者のみが育てられるブランド米ということになります。
しかし、1本の稲穂に実るモミの数が、他の品種に比べて少なく、さらに栽培に手間がかかるため、収穫量が少ないという一面もあります。

□新之助

新之助とは、2017年に販売が開始された、新潟県のブランド米です。
大粒で形の良いお米が、眩しい程に輝く、ツヤツヤとした炊き上がりが自慢です。

このお米の大きな特徴は、2つあります。
1つ目は、比較的時間がたってもその美味しさが保たれることです。
開発の際に、温度の高い環境で長期保存を行うテストを実施しており、新米の美味しさをキープできることが証明されています。
2つ目は、炊いた後、冷めて時間が経っても美味しいことです。
新之助には、時間が経ってもお米の柔らかさを保つという特徴があります。

例えば、一人暮らしの方や、忙しくて毎日ご飯を炊けない方は、お弁当をつくったり、前に炊いた、冷やご飯を電子レンジで温めたりすることがありますよね。
新之助は、そのような現代の生活スタイルに対応した特性を持ったお米です。
新米の時期を過ぎても、さらに炊いてから時間が経っても、美味しさをキープできるというのは、嬉しいですよね。
新之助は、新潟県の米研究120年の記念として、プライドをかけて開発した品種です。
そのため、生産するには研究会が定めた制限があり、厳しい基準をクリアした農家にしか、生産が許可されていません。
加えて、品質や輸送にも、研究会が定めた厳しいルールが存在します。
また、新之助の品質と管理体制は、食のプロからも信頼されているため、料亭やレストランでも多く採用されています。

□里山のつぶ

里山のつぶは、福島県のお米です。
「ゆきん子舞」というお米と、「福島14号」というお米を交配して作られました。
里山のつぶという名前は、涼しい里山で多く栽培される品種になって欲しいという願いが込められています。
標高300メートル以上の山間地域での栽培に適したお米として、11年もの年月をかけて開発されました。
そのため、温度の上がらない、比較的涼しい地域での栽培に適しています。
また、米が大粒であるため、1本の稲穂から採れる量は、あきたこまちに勝ると言われています。
炊いたご飯は、1粒1粒が立っていて、大粒であるため、しっかりとした食べ応えが特徴です。
味は、あっさりとしており、適度な粘りと旨味があります。
里山のつぶには粒が大きく、味が染み込みやすいという特徴があるため、リゾットチャーハン、オムライスのような、ご飯に味を付ける料理にも向いています。

□まとめ

今回は、「金色の風」「新之助」「里山のつぶ」の3種類のお米の品種とその特徴について解説しました。
近年新たに開発された品種はこれだけではなく、どんどん新たに美味しいお米が誕生しています。

今回紹介した以外にも当社のごはんソムリエのおすすめする新たな品種も含めたお米を紹介していきます。

今しか食べられない美味しいお米を探してみてください。

ひとめぼれのお米の特徴や産地について解説します!

「お米の品種やひとめぼれの特徴について知りたい」
「ひとめぼれの歴史について知っておきたい」
このように、お米の品種の一部のひとめぼれの特徴について知りたいと思っている方が多くいらっしゃると思います。
しかし、ひとめぼれの特徴について詳しくご説明します。
そこで今回は、ひとめぼれの特徴や産地について解説します。

□ひとめぼれの特徴

ひとめぼれは、1981年に宮城県で誕生したお米です。
美味しさと耐寒性に優れたお米の開発を目指していました。
そこで、コシヒカリと初星を交配されたお米がひとめぼれです。
また、栽培が比較的簡単なことで知られています。
そのため、北は青森、南は沖縄などの地域でも栽培されています。
作付面積だけではなく、収穫量が大きいのも特徴です。

*ひとめぼれの味

ひとめぼれの特徴として、ツヤがあって適度な粘り気があることが挙げられます。
口当たりの良さが際立って、バランスのとれた美味しいお米です。
また、味がコシヒカリ譲りで、味や食感を残した優しい味わいに仕上がります。
ただし、あきたこまちやササニシキといったさっぱりとした印象とは異なります。
高齢者の世代に、非常に人気の品種です。

*ひとめぼれに合う料理

前述した通り、ひとめぼれはバランスのとれたお米です。
そのため、どんな料理にもフィットするのが大きな特徴です。
また、食味が良いにも関わらず、コストが安価なので定食屋やファミリーレストラン、コンビニエンスストアでもよく採用されています。
さらに、ひとめぼれは程よい粘り気があって、少し柔らかめの仕上がりです。
それゆえ、焼き魚や刺身といった和食料理と非常に相性が良いです。
反対に、ひとめぼれとマッチしないのは、酢飯やカレーです。
なぜなら、お米の柔らかさとマッチしていないからです。

□ひとめぼれの産地

*県南産ひとめぼれ

県南産ひとめぼれは、岩手県産で非常に美味しいのが評判です。
特A評価を常に受けており、歴代でも獲得数は2位です。

*宮城県産ひとめぼれ

宮城県産ひとめぼれは、宮城の気候や風土に合わせて開発されました。
美味しさが安定しているのが大きな特徴です。

□まとめ

今回は、ひとめぼれの特徴や産地について解説しました。
この記事を参考にして、ぜひひとめぼれを召し上がってみてください。
当社では、お米に関するご相談やご注文を随時受け付けています。
ごはんソムリエがお客様のお好みに合わせて最適なお米をご提案いたします。
ぜひ一度、当社まで気軽にお電話でお問い合わせください。

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お米に詳しいですか? お米の種類と特徴をご紹介します!

「お米には種類がたくさんあってどれが良いか選べない」
「お米にはどのような種類があり、それぞれがどのような特徴を持つのか教えてほしい」

普段料理をされる人の中には、このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
お米というのは日本人の主食であり、お米を食べる機会は、他のどのような料理よりも多いです。
しかし、実際にお米の種類や特徴について詳しく知っている人は少ないでしょう。
上記のような方々に向けて、今回はお米の種類と特徴をご紹介します。

□様々なお米

*あきたこまち

秋田県オリジナルの品種です。今では全国に広まっています。
しっかりと粒感ともちもちの食感をもち、少し硬めに炊き上がります。
価格も比較的リーズナブルです。

*ひとめぼれ

大粒でさっぱりと柔らかく、粘りが強いという特徴を持ちます。
色やツヤにも優れていて、どんな料理にも合います。
比較的、冷害に弱いササニシキの後継品種です。
東北地方を中心に生産されていましたが、現在では様々な地域で生産されるようになりました。

*コシヒカリ

日本を代表するブランド米です。お米の品種の代名詞。
甘味と強い粘りが特徴的です。
全国的に広く生産され、北と南で産地地域によって味や硬さに違いがあります。

*はえぬき

あきたこまちを改良した品種で、食味ランク10年連続で「特A」を受賞しました。
歯ごたえのある食感で、炊いたご飯の質が安定しています。

*ゆめぴりか

北海道が誇る有名ブランド米。
「日本一おいしい米を」という夢と、アイヌ語で美しいという意味を持つ「ピリカ」を合わせて名付けられました。
食感は柔らかく、粘りが強いです。

*つや姫

山形県の大人気ブランド米。
おいしいお米のルーツである「亀ノ尾」の正当な系譜から平成24年に山形生まれた品種です。
適度な粘りと甘みを持ち、さっぱりとした食感があります。

*ななつぼし

北海道で一番たくさん生産されている人気のお米です。
香りがあり、あっさり&シッカリ傾向の食味のお米です。

*キヌヒカリ

炊き上がりが非常に美しく、シルクのような輝きを持ちます。
近畿・関西地方で多く栽培されており、淡白な味が特徴です。

□まとめ

今回はお米の種類と特徴についてお伝えしました。
お米ごとに特徴は様々なので、実際に食べてみて自分好みの品種を探してみてください。
今回紹介したほかにも、日本にはたくさんの品種のお米があるので、ご自身で調べてみてはいかがでしょうか?
当社は、明治15年創業の老舗お米専門店です。
世代の異なる家族全員にお米をおいしく楽しんでいただくために、お米選びからこだわって販売を行っております。
もし、普段食べるお米をよりおいしく楽しみたいとお考え中の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当社のホームページをご覧ください。

 

あっさりしたお米が食べたいあなたへ!おすすめの品種をご紹介!

「私好みのあっさりしたお米を探している」
「あっさりとしたお米にはどんな種類があるのか知りたい」

お米には、それぞれ特徴があり、全て同じ味や食感ではありません。
その中で、あっさりしたものを食べたいとお考えのお客様がこの記事を読んでいると思います。

今回は、あっさりとしたお米をいくつかご紹介致します。
では、見ていきましょう。

□イセヒカリ

シャッキリとした食感で、あっさりとした味がイセヒカリの特徴です。
そのため、毎日食べていても飽きないという特徴が最大のメリットと言えるでしょう。
また、特別栽培米からさらに除草剤や殺虫剤を大幅に削減した貴重なお米です。
それゆえ、お子様やお年寄りの方でも安心して食べることができます。
有機肥料である、魚粉、油粕、アミノ酸といった鶏糞肥料を中心に土づくりを行なっているのです。

□ササニシキ

しっとりとした滑らかな舌ざわりが特徴的なお米です。
粘りは少なく、お米の雑味も感じられないあっさりとした味です。
日本古来からのお米の味です。
その品の良い甘さは、お弁当にも向いているかもしれません。

こちらも、体に害の少ない作物づくりを心がけています。
特別栽培米に認定されており、堆肥の原料には、米ぬかや大豆かす、カキ殻、油かす、えごまを使用しています。
また、山形の地形も米作りの強みの1つです。
山形県庄内地方は、北に鳥海山、東に霊峰出羽三山、南には朝日連峰があり、自然に囲まれています。
田んぼにはミネラルを多く含んだ霊水が流れていて、これがお米をおいしくする力を持っているのかもしれません。

□まとめ

イセヒカリとササニシキという2種類のお米についてご説明しました。
どちらも比較的にあっさりとしたお米です。
実際に食べ比べて好きな方を選ぶというのも良いかもしれません。
当社のホームページでは、お米の特徴や種類によって商品を探すことができます。