【お米屋さんが解説】朝食にご飯を食べるメリットとは?

皆さん、きちんと朝食を取っていますか?
朝食はその日1日を元気に過ごすための大切な食事です。
近年は、ヨーグルトやコーヒーで済ませる方が多くなったせいか、白ご飯の役割が薄れてきています。
実際、2014年の調査では、20代の34.5%しか朝食に白米を食べないそうです。
「朝はパン派。」
「朝食は軽く済ませたい。」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、朝食にご飯を食べるメリットについて解説していきます。

 

□朝食にご飯を食べるメリット

*よく噛むことで得られる健康効果

パンと比べて、ご飯は必然的に噛む回数が多くなります。
噛むことで頭の血流がよくなるので、脳を活性化してくれます。
唾液もたくさん出るので、虫歯対策にもなります。
また、肥満を防ぎたい方にもご飯はおすすめです。
噛むことで満福中枢が刺激されますし、昼ご飯に多く食べ過ぎてエネルギーを過剰補給することを防ぎます。

 

*緩やかな血糖値上昇で眠気対策

血糖値は血液中に流れるブドウ糖の量を指します。
ブドウ糖はお米などの炭水化物が体内で分解された姿です。
つまり、お米を食べると血糖値が上がります。
血糖値が高いと血管や内臓が傷ついてしまう可能性があり、体はそれを防ぐためインスリンにというホルモンを放出します。
糖を体中の細胞に運び、残った分を脂肪として蓄える働きをします。
お米は吸収・分解が穏やかなので、放出されるインスリンの量も適切です。
パンにすると、血糖値上昇が激しくインスリンの放出量も多くなるため、眠くなりがちです。
また、少量すぎると昼ご飯時に返ってお腹がすき、肥満や眠気の原因になってしまいます。

 

*体と脳が元気になる

夜寝ている間は、栄養を摂取できません。
体温も低く、このままだと一日中だるさが残ってしまいます。
温かいご飯を朝食に食べることでエネルギーが補完され、体が元気になるのです。
というのも、ご飯は糖分にすぐ変わりやすい上に、その糖分が体中を巡って、筋肉や内臓も元気にしてくれるからです。
さらにブドウ糖が脳を活発化させるので、午前中の仕事や勉強も集中して取り組むことができます。

 

□まとめ

今回は朝食に白ご飯を食べるメリットをご説明してきましたが、いかがでしたか?
白ご飯は、血糖値を緩やかに上げるので体に負担が少ない炭水化物です。
ブドウ糖が脳と体を元気にしてくれます。
白ご飯は合うおかずのバリエーションが豊富なので、バランス良い食事がとりやすいのも魅力ですよね。
ぜひ、明日の朝食からご飯を食べてみてはいかがでしょうか?