おいしいお米の産地の条件とは?専門家が解説します!

「おいしいお米の産地の条件とは?」
「お米の産地はどこが有名なの?」
このように、おいしいお米の産地の条件について知りたいと思っている方が多くいらっしゃると思います。
しかし、具体的に美味しいお米が育つ条件について知らないですよね。
そこで今回は、おいしいお米の産地の条件について解説します。

□おいしいお米の産地の条件

*良質で豊富な水がある

稲には、大きく分けて2つあります。
それは、陸地で栽培される「陸稲」と水田で栽培される「水稲」です。
日本で主流なお米は、水稲です。
そのため、お米の栽培には、年中豊富で良質な水を必要とします。
米の産地には、近くに大きな河川や、雪解けの水が流れ込むところが多いです。
つまり、名水など良質の水が田んぼに十分に引ける環境が一つの条件です。

*広大で平坦な土地

たくさんのお米を収穫するには、たくさんの稲穂を育てる必要があります。
そのためには、広大な土地が必要です。
もし狭小な土地であれば、農業機械を自由に使えません。
その結果、効率が悪くなってしまいます。
さらに、山の斜面といった傾斜地を利用して稲穂を作る場合があります。
しかし、収穫量や作業効率を重視した時に、やはり平坦な土地の方がお米づくりとしては適していると言えます。

*水はけが良い

水はけが悪い場所では、水が同じ場所に溜まってしまいます。
きれいで新鮮な水を与え続けるためには、土の中へ吸収する水はけの良い土壌が必要です。
一方で粘土質の土地で、いつまでも古い水が田んぼに溜まるような場所では、稲の成長を妨害してしまいます。
つまり、お米の産地はたくさんの水を使い、水はけの良い場所で米作りを行うのが適していると言えるでしょう。

*気温の寒暖差が大きい

稲は夏の間に太陽の光をたくさん浴びて成長します。
そのため、天気が良くて日照時間が長いことは米作りの大切な要素の1つです。
一方で、夜は気温が下がるので、昼間との温度差が大きい土地が稲作に適していると言われています。
昼間の気温が上がらない土地や台風が多い地域では米作りにあまり適していません。

□まとめ

今回は、おいしいお米の産地の条件について解説しましたが、
さらに言えば、上記はそれぞれ基本要素であり、同じ産地であっても生産者の考え方、田んぼに使う農薬やその量。使う肥料や土の状態など一概に産地だけで「おいしいお米の産地」として決める事が出来ないのが事実です。
もっと各項目を細かく判断する必要があるのです。
そのため「お米のくりや」では、ごはんソムリエが責任をもって選別させて頂いております。
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