新米の美味しい炊き方は?そもそも炊き方によって味は変わるの?

「新米を買ったものの、今の炊き方で合っているのか分からない」
「新米を炊くときのコツがあれば知りたい」
新米を美味しく炊く方法をご存知ですか?
みずみずしくもっちりとした新米ですが、炊き方によっては新米の良さを活かせません。
同じ物を食べるなら、炊き方を工夫して美味しく食べたいですよね。
そこで今回は、新米を美味しくするための炊き方をご紹介します。

□新米を研ぐときのポイント

お米を炊くときもポイントがありますが、その前の研ぐ段階でもポイントがあります。

*お米をしっかり量る

お米の量はちゃんと量ることが大切です。
1合の計量カップすり切れ一杯。毎回まったく同じ量で炊くのがコツです!
お米の量に対して適切な水の量も毎回まったく同じ量で炊きます。
すると銘柄ごとの食感や味の違い、特徴がハッキリと確認出来ます。

*研ぎすぎない

お米を研ぐときに、どれくらいかきまぜていますか?
そもそもお米を研ぐのは、精米された後のお米の表面についているヌカ、ゴミなどを取り除くのが目的です。
しかしデメリットもあり、研ぎすぎると旨味まで落ちてしまします。
最近は精米技術が発達しているので、あまり研がなくてもお米はきれいになります。
特に新米は古米に比べると精米から日が経っていないため、研ぎは少なくて大丈夫です。
目安として、水を変えるのは3回程度をおすすめします。
また研ぐときはあまり力を入れずに、軽く泳がすようにすると良いでしょう。
水が透明になるまではやらず、軽くお米が見えるくらいでやめます。
気になる方は研いだ後に一回すすぐと良いです。

*水にこだわる

水にこだわるとお米は美味しくなります。
水道水ではなく、できれば浄水器の水などを使いましょう。
しかし、全工程で美味しい水を使う必要はありません。
もちろん全行程で使えるならその方が良いですが、特に研ぎ始めと浸水させるときの水が大事です。
この2工程で、お米は水を多く吸収すると言われています。
水に気をつけていない方は、一度美味しい水を使って味の違いを感じてみましょう。

*浸水作業

研いだ後はお米を浸水させますが、この時間が重要です。
新米は元々水分を多く含んでいるので、浸水時間は古米よりは短くても大丈夫ですが
よりふっくらさせたい方は、普段より長く浸水させると良いでしょう。
目安としては30分から2時間浸水させます。(冬場は長めです)

*水切り

浸水の後は水切りをします。
このとき余分な水分が残っていると上手く炊けないので注意してください。
ざるに入れて水分を切ります。
※注意点 そのまま置いて乾かし過ぎると米粒が割れる原因になります。

□新米の炊くときのポイント

*火にかける時間を守る

炊飯器の場合はスイッチを押せば炊けますが、土鍋で炊く場合は火加減も注意しましょう。
強火に5分かけ、吹きこぼれそうになったら弱火で10分炊きます。
このとき、時間をしっかり守ることが上手く炊くポイントです。
弱火で炊いた後は、10秒前後だけもう一度強火にかけます。
※おこげが欲しい場合は、時間を調整して下さい。
その後蒸らして出来上がりです。
蒸す時間は10分ほどが目安です。

*ほぐす

お米を炊いた後、そのままお椀によそっていませんか?
炊き立てのお米全体を、即ほぐす事がおいしいお米になる重要項目です。
ほぐすことで、水蒸気が逃げるので余計な水分が飛び必要な水分だけが
均一に混ざります。ほぐすときはしゃもじで切るように優しくほぐしてください。
粒が潰れると食感が悪くなるので、潰れない程度の力で混ぜるのが良いでしょう。
底から上に向かって混ぜると上手くほぐせます。

□新米を美味しく食べるためにすべきこと

新米を美味しく炊く方法をご紹介しましたが、研いだり炊いたりする以前にお米の鮮度を保つことも大事です。
保存方法が悪いとお米の鮮度が落ち、味が悪くなります。
炊き方や研ぎ方にこだわっても、元のお米が劣化すると台無しなので、保存方法には注意しましょう。

実は未開封の米袋も空気にさらされていることをご存知ですか?
米袋には目に見えない小さな穴が開いているので、そのまま置いていると少しずつ酸化が始まり鮮度が落ちます。
密封する場合は小分けできる冷凍用パック等を使うのが一番おすすめです。
冷暗所での保存がベストですので、冷蔵庫が使えるなら冷蔵庫で保管しましょう。
お米の量が多くキッチンに保管される方も多いと思いますが、高温多湿になりやすいので注意しましょう。
虫よけとして唐辛子やにんにくを入れると効果的ですが、臭いが移らないように注意してください。

□まとめ

今回は、新米の美味しい炊き方をご紹介しました。
研ぎ方や炊き方、またそれ以前の保存方法にも注意すればとても美味しくご飯をいただけます。
新米はこの時期にしか楽しめないため、美味しくいただけるように情報発信しています。

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新米については新米ページにまとめていますので、ぜひそちらも参考にしていただきながら素敵なお米Lifeをお楽しみください。