新鮮なお米(新米)を真空パックで味わう!

「お米は長期保存が効いて、いつまでも美味しく食べられる」
このようにお考えの方はおられませんか?

実は、お米をずっと放置していくとどんどん劣化していき、せっかくの美味しさが損なわれます。

お米を大量に購入する方も多いと思われますが、お米は精米してから劣化が始まり、精米し立ての味が少しずつ失われて行きます。
当社では出来るだけ劣化しにくい保存方法を推奨しています。
そこで今回は、お米が劣化してしまう原因と劣化しにくくする対策について紹介します。

□お米が劣化してしまう原因

*呼吸

お米とは農産物のため、お米は呼吸します。
お米の呼吸とは、栄養素と空気中の酸素による化学反応です。
呼吸によって栄養素が分解されるため、味が悪くなります。
また、呼吸は含水率(お米の水分)と温度によって盛んになる場合があります。
※ 呼吸が盛んになる含水率と温度
含水率が16%を越えると、呼吸が盛んになります。
また、温度が15~20度を超えると、呼吸が盛んになります。
そのため「お米のくりや」では温度・湿度調整された低温倉庫で保管しています。

*酸化

実は白米にして保存すると、酸化することで劣化します。
酸化すると味が悪くなったり、独特な臭いがしたりします。
また、酸化は温度が高いほど進むため、白米にして保存する場合は10度以下の環境での保存が望ましいでしょう。(密封容器での冷蔵庫保存等)

*虫に食べられる

玄米と白米のどちらの状態で保存していても、虫に食べられることがあります。
冬は気温が低く虫が活動せず、気温が上がると急に活動を始めるため、春以降になると虫に食べられることが多いです。
不思議と虫も分かっているのか? おいしいお米ほど湧きやすくなります。
虫に食べられたとしても、虫を取り除くとお米は食べられますが、精神的に抵抗がある方が多いため、虫を侵入させない方法を考えましょう。
以下にお米を食べる虫を2種類紹介します。

■ノシメマダラメイガ
主に玄米に付着し、においを嗅ぎつけて外から侵入して、ヌカを好んで食べます。
侵入してヌカを食べて成長し、蛹(さなぎ)になり、羽化すると蛾(が)になって飛んでいきます。
また、この虫は袋に侵入して、ヌカを食べるために袋を食い破ることもあります。
そのため、密封容器で保存することがおすすめです。

■コクゾウムシ
玄米と白米のどちらにも付着し、お米の内部に卵を産みます。
孵化(ふか)した幼虫はお米を食べ、3ミリを越えるとお米から出てきます。
またこの虫は精米するときの熱では死なず、コメの内部にいるため出てくるまでは気づけません。

*カビ

お米が水に触れたり、湿気が多い場所(例:キッチンの下など)に保存していたりするとカビが発生します。
特に含水率が17%を越えると、カビが発生しやすくなります。
カビが発生すると、全体的に変色し、しっとりした感触になります。
見るだけでわかるほど、変色したお米は食べないようにしましょう。
しかし、発生直後はわかりにくいため、気づけない可能性もあります。

*においが移る

お米はにおいが移る可能性が高い食品の1つです。
そのため、においが強いものの近くに置いておくと、お米に臭いが移る可能性が高いです。
真空包装の米袋の場合は安心です。

□お米の保存方法

お米は、直射日光が当たらない、涼しく風通しの良い場所で保存しましょう。
そのような場所が見つからない方は、冷蔵庫に入れることがおすすめです。
また、上記の通り、乾燥や虫の侵入を防ぐために密閉性が高い容器に移してから保存しましょう。

ただ、「密閉性が高い容器に移すことが面倒。」という方もおられるかと思います。
そんな方には「オコメール」がおすすめです。

□オコメールとは

オコメールとは精米仕立てのお米を、即真空パック包装し小分けされたお米の名称です。
※「お米のくりや」の商標です。

オコメールのメリットを4つご紹介します。

*保存しやすい

小分けされているため、先ほど紹介した密閉できる容器に移す必要がありません。
また、袋が薄いため冷蔵庫のどこにでも保存することができます。

*炊くときに計量の必要がない

一つの袋に2合(300g)づつ計量されてから密閉するため、ご飯を炊くときに計量する必要がなく非常に便利です。

*好きなお米の組み合わせを選ぶことができる

「オコメール」は小分け販売されているため、さまざまなお米を試せます。
そのため、便利な2合づつの3個セットや色んな銘柄の食べ比べセットなどを販売しています。
例えば、新品種満載の食べ比べセットやもっちり系のお米の食べ比べセットなどです。

*お米の選び方

当社のお米は以下の手順を踏み、ごはんソムリエが選びます。
・その年の天候や産地などを見極める
・新しい産地や新品種の開拓を行う
・ブランドの品種にこだわらず、その生産者の情熱・努力・工夫を見る
・品種の特徴を詳しく把握する
・たくさんの試食を重ね、食味を把握し、最終選定する。

□まとめ

今回は、お米が劣化してしまう原因とその対策について解説しました。
「美味しいお米」には賞味期限があり、放っておくとどんどん劣化してしまうと知っていただけたかと思います。
せっかくの美味しいお米は、そのまま美味しく食べたいですよね。

そんな方には、お米を真空パックで小分けした「オコメール」がおすすめです。
新鮮に食べられるだけでなく、炊くときに計量する手間なども省けてすごく使い勝手が良いです。

当社のごはんソムリエが選んだオコメールの組み合わせを紹介しておりますので、お好みのオコメールの組み合わせを見つけてみてください。