「お米の鮮度を落とす原因を知りたい。」
「鮮度が長続きするような保存方法を知りたい。」
そのようなお考えをお持ちではないですか。
実はお米の鮮度を落とし、劣化を促進する原因は色々存在します。
この原因を理解し、正しい対処法を実践することが、鮮度を長時間保つための有効な方法なのです。
今回は、お米の鮮度を落とす原因と保存方法をご紹介します。
●お米の鮮度を落とす主な原因
・カビや虫
お米自体にカビが生えた場合や、虫が湧いている場合は、お米の鮮度が非常に悪い状態です。
カビや虫は、多湿で比較的高温である環境を望みます。夏場は特に気温と湿度が高いため、カビや虫の発生確率が高くなります。
特にキッチンや洗い場のそばなど、湿気が多い場所にお米を保管することは、カビや虫の発生に繋がります。
また、見た目では分からない場合でも、カビ臭がする場合があります。
お米は周りの臭いをよく吸収します。お米自体からカビ臭がする場合は、カビの胞子がお米を包んでいる可能性が高いのです。
カビ臭は丁寧に洗米を行っても、なかなか落ちません。カビそのものや、カビの胞子を食べてしまうと、健康への害が心配されるため、控えることをお勧めします。
・臭い移り
先ほども述べましたが、お米は周りの臭い移りが非常に多くなります。
保存方法として、米びつを使用している方が多くいます。しかし、この米びつを定期的に洗わないと、古いお米の汚れや臭いが、新しいお米に移ってしまう場合があるのです。
また魚や肉、洗剤など、特有のにおいが発生しているものの近くでお米を保存すると、臭いが移りやすくなります。
臭い移りしたお米は、味や香りなど、食味を損なってしまうのです。
・酸化
お米も呼吸をしています。空気(酸素)に触れると、お米の酸化が促進され、劣化が早まってしまいます。
お米は10度以上の環境では、酸化が早くなると考えられています。
酸化したお米は、炊き上がり時の香りが悪く、味も良くありません。
一度お米の入った袋や、米びつに手を入れてみましょう。白い粉が付着した場合は、参加している可能性が高いと考えられます。
●正しい保存方法
上記の原因を解消する保存方法は、空気に触れない状態で、気温が低い場所に保管することです。
ジップロックにお米を入れ、真空状態に近づけ、冷蔵庫の野菜室に保管することをお勧めします。
〇最後に
今回は、お米の劣化を早める原因をご説明し、その対策をご紹介しました。
原因を正しく理解し、その対処を行うことが、お米の鮮度を長時間保つための方法になります。
上記の内容を参考にして、正しい保存を心がけてください。