「お米の一日の適切な摂取量を知りたい。」
「お米を食べない場合や、食べ過ぎてしまった場合の影響を知りたい。」
このような、お米に関する悩みをお持ちの方がいらっしゃると思います。
お米は日本人の主食ですが、食べる上で適切な量をご存知でしょうか。
今回は、40代後半の方や50代の方が、一日で適切と考えられるお米の量をご説明します。
また、お米を全く食べなかった場合や、お米を食べ過ぎた場合に、どのような影響を受けるのかご紹介します。
●40代後半、50代の方の一日の適切な量とは
人間が、一日に摂取する理想的なカロリー量である基本摂取カロリーは、以下のように定められています。
40代後半、50代の男性の基本摂取カロリーは、2100kcal〜2800kcal
40代後半、50代の女性の基本摂取カロリーは、1800kcal〜2300kcal
です。
炭水化物1gあたり、4kcalのエネルギーに変換されていると考えられています。そして体内のエネルギーを維持するためには、一日に最低でも炭水化物を150g摂取することが必要とされています。
ご飯の量で考えると、炭水化物150gのご飯は、お茶碗で約2杯分になります。しかしこれはあくまでも、最低量になります。
お米の一日の理想の量は、お茶碗3杯もしくは4杯分と言えるでしょう。
以上のことを考えると、1回の食事に対して、お茶碗1杯分が理想ではないでしょうか。
●お米を全く食べなかったときの影響
お米の主成分である炭水化物は、糖質に分解されます。人間の脳は、糖質を変換することでエネルギーを蓄えています。
糖質がなければ、脳内にエネルギーが行き届かず、頭がボーッとしてしまうのです。
つまり、全くお米を食べないことは、脳の働きを低下させる原因になるのです。
●お米を食べ過ぎたときの影響
お米を食べ過ぎてもいけません。
お米を食べ過ぎると、肥満体質になってしまいます。過剰に摂取した炭水化物は、糖質に分解されますが、余った糖質は中性脂肪に変化します。中高年に多い悩みでもある、皮下脂肪や内臓脂肪の大きな原因になるのです。
栄養価の高いお米を、全く食べないことはお勧めできませんが、食べ過ぎてもいけません。一日の適切な量を守ることが大切なのです。
〇最後に
今回は、日本人の中高年と考えられる40代後半の方や、50代の方にとって適切な量をご説明し、お米を食べなかった場合と、食べ過ぎた場合の体に及ぶ影響をご紹介しました。
お米を食べないと生じる影響があれば、適切な量以上を食べ過ぎてしまった場合の影響もあります。
毎日一日の適切な量のお米を食べ、健康的な毎日を過ごしましょう。