タイ米と日本米の違いは?タイ米のおいしい食べ方とは?

海外旅行に行ってお米を食べると、「何かいつもと違う」と思った方も多いのではないでしょうか。
それは日本米でないものを食べたからです。
日本米に比べて、タイ米は世界で8割ほどを占めているのです。
「そもそも日本と米タイ米はどうのように違うのか気になる!」
このような疑問をお持ちになるかと思います。
そこで今回はごはんソムリエ 徳永 真悟(米飯パネリスト)が、日本米とタイ米の違いについてご紹介します。

 

□日本米とタイ米の比較

日本米は形が丸みをおびています。
水分を含んでおり、炊いた後もっちりとした食感があります。
噛むと甘味を感じ、ご飯と一緒におかずを食べるというスタイルです。
どんぶりにしたり、おにぎりにしても美味しいですよね。

一方でタイ米は細長い形が特徴です。
日本米に比べて水分が少なく、ぱさぱさした食感で、粘り気の少ないことが特徴です。
また、あまり甘味も感じられません。
しかし、これはタイ米が日本米のように食べるわけでないからです。

タイ米は煮ておかゆのようにしたり、スープやカレーに浸して食べます。
日本米のようにおかずと一緒にタイ米を食べるとぱさぱさした食感が気になりますが、水分が多い料理と一緒に食べるので問題はありません。
カレーなど水分の多いのもにタイ米はよく合います。
日本米のような粘りや甘味がないため、カレーのスパイスをしっかり味わうことができます。
また、ピラフやチャーハンのようにして食べることもおすすめです。
タイ米は水分が少ない分、チャーハンにしたときにはパラパラのおいしいチャーハンができますね。

□タイ米を家で炊くには

タイ米でおいしいチャーハン、カレーを食べてみたい場合はどのように炊けばいいのでしょうか?
タイ米は水分が少なく粘り気がありません。
お米を日本米のように研ぐのではなく、汚れを洗い流すという感じで優しく水ですすぐ程度にしましょう。
水加減に関しても、タイ米は水分をあまり吸収しないため日本米に比べて少な目にします。

□カロリーの違い

日本米に比べてタイ米はカロリーが少し高い程度です。
100gあたり、日本米が358キロカロリー、タイ米は369キロカロリーです。
カロリー的にはあまり変わりませんが、食べ方で食事全体のカロリーが変わります。
日本米の場合はおかずをヘルシーなものに置き換えることもできますが、タイ米の場合はカロリーの高めなカレーやチャーハンなどになるので、要注意です。

□まとめ

今回は、日本米とタイ米の違いについてご紹介しました。
普段日本米に慣れ親しんだ人にとって、タイ米は苦手という方も多くいらっしゃいます。
しかし、タイ米の特徴を理解し、タイ米に合った食べ方をすることで美味しく食べることができます。
その意味で、日本料理にはやはり日本の品種が合うのでしょうね。

海外旅行に行かれた際は、ぜひタイ米にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。