三輪そうめんをご存じですか? その特徴を紹介します!

そうめんは、昔から多くの人々に愛されています。
日本には多くの種類があり、それぞれ様々な特徴を持っています。
その中でも、日本三大そうめんの一つである「三輪そうめん」をご存知でしょうか。
どのようなものか知らない方もいるではないでしょうか。
そこで今回は、そんな三輪そうめんの特徴についてご紹介します。

□三輪そうめんの特徴とは?

三輪そうめんは、奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産されていて、この三輪地方は「そうめん発祥の地」とも言われています。
日本の麺食文化のルーツを遡ってみると、そうめんに至り、さらにそうめんの歴史を遡ると、なんと大和の国の三輪に至るのです。

三輪地方では昔からお米や農作物の生産だけでなく、寒い冬の期間を利用して、多くの家々でそうめんを家内製造していました。
作られたものは保存食とされ、当時はうどんくらいの太さがあったようです。

この三輪そうめんの特徴は、麺のコシです。
そうめんには多くの種類がありますが、それぞれ種類によって太さや食感が微妙に違います。コシがありしっかりと歯応えが残っています。
ではなぜ、細くてコシと歯応えが残るのでしょうか。
その秘密は、製造時期にあります。

三輪そうめんは、11月から3月という1年の中でも寒い時期に限定して製造しています。
また、奈良盆地に吹く、この時期ならではの冷たい季節風である「おろし」も、三輪そうめんを作る上で重要になるでしょう。
天日干しするそうめんは、この冷たい季節風を受けることによって乾燥します。
そのため、麺がキリッと締まり、しっかりとしたコシと十分な歯応えのあるものが作れるのです。

このような特徴を持つ三輪そうめんは「にゅうめん」や炒め物にしても美味しいでしょう。
奈良県の郷土料理である「にゅうめん」は、そうめんを煮たものであり、冬には温かく、夏は冷やして食べられています。
そのため、温かい麺も食べたいという方に三輪そうめんはオススメです。

□小豆島そうめんを紹介!

日本三大そうめんは、三輪そうめんの他にも、兵庫県の播州そうめん、香川県の小豆島そうめんがあります。
その中でも特にオススメなのが、香川の小豆島そうめんです。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島には、オリーブ、醤油、胡麻油といった多くの特産品があります。
約400年以上も前に、小豆島に手延びそうめん作りの技術が伝えられました。
小豆島の島民が先ほどご紹介した、奈良県の三輪地方に立ち寄った際に、そうめんの製造技術を学び、それを小豆島へ持ち帰ったのが始まりです。
そこから瞬く間に小豆島中へと広がっていきました。

小豆島は、小麦や塩、胡麻油が豊富にとれるなどの環境が整っています。
このような環境で生まれた、小豆島手延びそうめんは、日本を代表するものになっていったのです。

小豆島そうめんの中でも特にオススメなのが、「島の光(限定品黒帯)」
「島の光(限定品黒帯)」は、特別な厳しい品質検査を通過したものだけに与えれる銘柄です。
良質な粉を使用し、いくつもの熟成工程や自然乾燥を経てでき上がりました。
そうめんの中でも珍しい「ツルッとモチモチ」した食感と腹持ちの良い食べ応えをぜひ試してみてはいかがでしょうか。

インターネットからでも購入できるので、ご家庭用だけでなく、ギフトとして贈ってみるのも良いのではないでしょうか。

□まとめ

今回は、三輪そうめんの特徴についてご紹介しました。
三輪そうめんをはじめ、日本三大そうめんを食べ比べてみてみるのも良いのではないでしょうか。
お米のくりやでは、小豆島そうめん「島の光(限定品黒帯)」を取り扱っております。
食べ比べをする際は、まず「島の光(限定品黒帯)」から試してみてはいかがでしょうか。

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播州そうめんって何? その特徴を紹介します!

暑い夏や食欲がない時など、そうめんであれば手軽に美味しく食べられますよね。
そうめんは昔から多くの人に愛されています。

その中でも最もポピュラーなそうめんの1つと言えるのが、播州そうめんです。
播州そうめんは兵庫県を産地とした、日本三大そうめんの1つです。
今回は、播州そうめんの特徴についてご紹介します。

□播州そうめんの特徴とは?

播州でのそうめん作りは、三輪そうめんより少し後になり、室町時代から始まったとされています。
兵庫県にある斑鳩寺(いかるでら)に保存されている寺院日記には、「サウメン」の文字が記されているように、古くからからそうめんは食べられていたのです。

播州そうめんは、揖保乃糸(いぼのいと)の商標で知られています。
揖保乃糸の名前は、兵庫県の藤無山を源流とした揖保川が由来とされています。
この揖保川の美しい水や、小麦に栽培に適した土地があることから、そうめん作りが盛んに行われるようになりました。
その結果、現在では日本屈指のそうめんの産地にまで成長を遂げています。

揖保乃糸は、絹糸のような細さとつるみの食感が特徴です。
全国トップクラスの生産高を誇り、変わらない味と品質を常に守り続けています。
組合による厳重な管理体制が、これらのことを体現できている秘訣と言えるでしょう。

それを表す例として、そうめんを束ねている帯があります。
揖保乃糸は、色によって黒が特級、紫がよりつむぎなどのように、品質による等級を設けています。
このような等級は、組合の検査指導員によって全て検査して決めています。

私たちがよくスーパーなどで目にしている揖保乃糸は、ほとんどが赤の帯の揖保乃糸でしょう。
最上級の黒の帯である三神は、なんと細さが1本0.55ミリから0.6ミリという超極細麺です。
この等級のものは、組合によって厳選された業者のみ作るのが許可されている逸品です。

しかし、揖保乃糸は細さを追求しているだけではありません。
小麦にこだわったそうめん作りも、揖保乃糸の特徴の1つです。
農家の方が丹精かけて作った小麦の味を最大限生かし、もちもちした食感が際立つものになっています。

□小豆島そうめんの特徴を紹介!

日本三大そうめんは、播州そうめんの他に三輪そうめんと小豆島そうめんがあります。
それぞれに違った特徴があり、どれも素晴らしいそうめんでしょう。
ただ、その中でも特にオススメなのが小豆島そうめんです。

小豆島は、オリーブや醤油、胡麻油など様々な特産品で知られています。
しかし、その中でも特に有名なのが小豆島手延べそうめんでしょう。
手延べそうめんとは、麺を伸ばす工程において、油を塗って麺を伸ばすそうめんのことです。
通常は、菜種油を使用するのですが、小豆島の手延べそうめんは、100パーセント純正の天然胡麻油を使用しています。

これによって、そうめんの酸化を抑えられます。
そのため、通常のそうめん作りでは油臭さを取り除く工程が必要になりますが、小豆島の手延べそうめんではそれを必要としません。
また、胡麻油を使用することによって、黄色っぽい色になるのが特徴です。

このような特徴を持つ小豆島そうめんは、インターネットでも購入できます。
中でも代表的なのが「島の光」と呼ばれるブランド特級品の麺です。
「島の光」は、ご自分で食べて楽しむだけでなく、ギフトとしても喜んでもらえるでしょう。

□まとめ

今回は播州そうめんの特徴についてご紹介しました。
播州そうめんをはじめ、日本三大そうめんを食べ比べて、お好みのものを見つけてみてください。
また、お米のくりやでは、日本三大そうめんの1つである小豆島手延そうめんを取り扱っております。
ぜひ一度、この機会に小豆島手延そうめんを試してみてはいかがでしょうか。

 

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そうめんの歴史と「うどん」の共通点を紹介します!

みなさんはそうめんにどのような歴史があるのかご存知でしょうか。
現在、多くの人々が当たり前のように食べているそうめんですが、そうめんには長い歴史があります。
今回は、そうめんの歴史について、うどんとの共通点も交えながらご紹介します。

□そうめんの歴史とは?

そうめんは、古代中国の後漢や唐における文献で出てくる「索餅(さくべい)」が日本へと伝わったことが始まりという説が有力とされています。
索餅とは、奈良時代に中国から伝わった唐菓子の1つで、縄状の形をしていたことから麦縄とも呼ばれています。

平安時代には、中国の故事に習って、七夕の日に索餅を食べれば病にかからないとして、宮廷の七夕行事に索餅が取り入れられていました。
この頃はまだ、場所や時代によってそうめんの形や食べ方は違いましたが、いつの時代でも変わらなかったことがあります。

それは、もてなし料理として振る舞われていたということです。
主人に献上したり、お客さんをもてなしたり、何かの行事ごとでごちそうにしたりと、そうめんは特別な日に食べられていた料理でした。

そうめんが日本各地に広がる元となった三輪素麺は、安土桃山時代頃に三輪神社の神主によって始められたとされています。

室町時代になると、ようやく「そうめん」という名称が記録され、この頃からそうめんが定着していったとされています。

この時代あたりから、寺院の間食としてそうめんが食べられるようになり、現在と同じような形、作り方などが形成されていたと考えられています。
文献にも度々登場するようになりましたが、まだ庶民には身近なものではなかったようです。

そして、1750年頃の江戸時代から徐々にそうめん作りが盛んになっていきました。
江戸時代に諸国名産に登場するそうめんは、東日本産もいくつかありましたが、やはり小豆島をはじめとする西日本が多く占めていました。
全国の産地を見てみると、良質な小麦や塩を収穫できる地域や、それらを集めやすい地域が良いそうめんを作ることに繋がったのでしょう。

□うどんとの関係性や共通点とは?

うどんの文献上の初出とされているのは、奈良の法隆寺にある史料「嘉元記」での記録です。
そうめんに比べると、うどんが文献の登場するのは少し時代が後になり、室町時代に入ってから頻繁に見られるようになります。
室町時代の節用集や運歩色葉集などでは、ウドンの他にウントンやウンドンなどと表記されています。
このように、うどんはそうめんと比べて、言葉の表現が多いのが特徴と言えるでしょう。

そうめんは公家や寺社が文献として遺した記録によるものが多いですが、日本各地には様々な特徴を残している地域性豊かな麺が多く伝わっています。
例えば、山梨県のほうとうや九州のほうちょう汁、だごじるなどは、うどんの一種と言える形であり、古くから現在に至るまで庶民の主食として愛されてきました。

秋田の稲庭うどんは、製法がそうめんに似ていて、うどんとそうめんの中間くらいの太さです。
この稲庭うどんと宮城のうーめんは、製法がそうめんと似ているものの、そうめんより少し太めであり、引き延ばしの際に油を使っていないという違いがあります。
この他にも、それぞれの土地特有のうどんはたくさんありますが、その中でも特に外せないのが香川県の讃岐うどんでしょう。

このように、そうめんとうどんは、共に現在に至るまで多くの人々に愛され、各地域に様々な特徴を持ったそうめんやうどんが存在しています。

□まとめ

今回は、そうめんの歴史について、うどんとの共通点も交えてご紹介しました。
お米のくりやでは、日本三大素麺の1つである小豆島の手延素麺を取り扱っております。
この記事を読んで、地域特有のそうめんを食べたいとお考えの方は、ぜひ1度最高級のそうめんを注文してみてはいかがでしょうか。

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そうめんのカロリー・栄養素は?他の麺類との比較をします!

みなさんは、最近そうめんの人気がかなり高まっていることをご存知でしょうか。
そうめん専門店が次々に出てきていて、性別や年代に関わらず幅広い人々から支持されています。
今回は、そんなそうめんの「カロリーについて」、他の麺類と比較しながらご紹介します。

□そうめんのカロリーとは?

そうめんは、手軽に美味しく食べられるため、性別や世代を問わず多くの人から人気を集めています。
しかし、手軽に食べられるが故に、ついつい食べすぎてしまうことはないでしょうか。
そんな時、カロリーが気になりますよね。
そこで、そうめんはどのくらいカロリーがあるのか、ダイエット効果はあるのかご紹介します。

そうめんの100グラム(1束50g)あたりのカロリーは、356キロカロリーと言われています。
一方で、ご飯のカロリーは168キロカロリーです。
実際にこれらを比べてみると、そうめんのカロリーは高いですよね。
この結果を見ると、「そうめんにはダイエット効果がないのではないか?」と思われた方も多いでしょう。
しかし、そうめんには、美容と健康、ダイエットにも有効な栄養素が豊富に含まれています。

例えば、ビタミンB群やミネラル、食物繊維などです。
ビタミンB群によって、脂質や糖質の代謝を促してくれるでしょう。
また、ミネラル類や食物繊維はダイエット中に不足しがちですが、そうめんを食べることで補えます。
食物繊維は腸の動きを活発にしてくれて、便秘解消にもつながるため、便秘気味の方も安心です。

ただ、そうめんの味はシンプルなため、長い期間ダイエットする方は飽きてしまいますよね。
そのような時でも、そうめんはどんな料理の味付けでも合い、アレンジがしやすいのが特徴です。
また、薬味や食材を工夫することで、栄養バランスも整えられます。
炒めたり、揚げたりいろいろな使い方ができるのも嬉しいですよね。

2食分をそうめんに置き換えることで、1日の摂取カロリーを大幅に抑えられるため、カロリーを抑えたいと考えている方にオススメです。
そうめんに欠かせない薬味もダイエット効果を期待できます。
馴染みのあるネギや生姜のほかに、すだち、レモン、納豆、胡麻などを加えると効果的です。
実際に、様々な薬味や具材を選んで、お好みの食べ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

□他の麺類のカロリーは?

ここまでは、そうめんのカロリーをご紹介してきましたが、その他の麺類のカロリーはどうなのでしょうか。

そうめん1人前。乾麺100g(2束分)を茹でると重さは270gのカロリーは356kcal。(ゆでた状態でのそうめん100g分は、126.9kcal)
ちなみにうどんは100g、348kcal、パスタは100g、379kcal。
同量あたりのカロリーで見てみると、うどんに次いでカロリーが低いことが分かります。

これは単純なカロリーなので、調理方法や原材料などによって変わります。
ですが、そうめんは麺つゆなどのあっさりした味付けで食べることが多いため、調理後のカロリーもあまり変わらないでしょう。

一方で、うどんを除くその他の麺類は、スープやソース、油などで調理することが多いので、実際に食べるときにはさらにカロリーが高くなります。
この結果を見ると、そうめんがダイエットに効果的なのが分かるのではないでしょうか。

ただカロリーは抑えたいけど、美味しいものであった方が長く続けられますよね。
そのような方にオススメなのが、小豆島手延素麺「島の光(黒帯)」です。
日本三大そうめんの1つである、小豆島そうめんの中でも特別なものです。
インターネットからでもお買い求めいただけるので、ぜひ一度お米のくりや通販サイトもチェックしてみてください。

□まとめ

今回は、麺類のカロリーについてご紹介しました。
中でもそうめんを効果的に食べることでダイエット効果が期待できます。
また、色々とアレンジしながら食べることによって、ダイエットが長続きするだけでなく、毎回違った味を楽しめるでしょう。

おいしいそうめんの食べ方とは?アレンジレシピをご紹介

そうめんには実はいろいろな食べ方があることをご存知でしょうか?
夏になるとそうめんを食べる機会は多くなると思いますが、いつも麺つゆにつけて食べるという従来の食べ方をすると飽きてしまいますよね。
そこで今回は、そうめんの様々なアレンジの仕方や、人気の料理を紹介していきます。

 

□そうめんが人気上昇している理由とは

そうめん専門店という名前を聞いたことはありませんか?
実は最近、そうめんの人気はとても高まってきており、東京には次々とそうめんの専門店ができています。
美味しいアレンジを紹介する前に、そうめんの特徴を押さえておきましょう。

一番の特徴はやはり食べやすさではないでしょうか。
暑くて食欲不振の時でもそうめんであれば、さっと食べられる方も多いと思います。
また、炭水化物が栄養の大半を占めているため、莫大な量を食べなくてもエネルギーを補充できることも特徴でしょう。

また、麺が細いためにタレに絡まりやすく様々なアレンジ方法があるということも特徴です。
実際に、東京に出店している店舗ではそうめんのレシピ数は800種類をこえるところもあるようです。
さらに、最近では地方の特産物としてそうめんが注目を集めることも増えてきており、小豆島の手延素麺で高級品である「島の光」などは大人気のそうめんになっています。

□簡単に試せる料理を紹介

まずはお手軽にアレンジできて、いつもと少し変わったそうめんを楽しめるレシピを紹介していきます。

*タレに一工夫加えてみよう

そうめんのタレは麺つゆだけだと思い込んでいませんか?
様々なタレを絡めてもマッチするのがそうめんの凄いところです。

はじめにおすすめするのは、豆乳ラー油だれです。
普段の麺つゆを豆乳で割り、そこに食べるラー油を加えてみてください。
一風変わった味に大変身です。

次におすすめするのは、タレを坦々つけ麺風にアレンジする方法です。
胡麻油で炒めたニンニクやひき肉を市販のごまだれと合わせると、坦々麺風のつけダレが完成します。

また、トマトが好きな方はトマト麺つゆを試してみても良いでしょう。
麺つゆにトマトソースを加えるだけでトマト好きにはたまらないタレに仕上がります。

*冷麺風にしてみよう

おいしいそうめんをもらった際など、つけダレにつけて食べる方法に飽きてしまった方におすすめなのが冷麺風にしてみることです。
手間もそんなにかかりませんし、普段とは違ったそうめんの楽しみ方が味わえます。

はじめに、定番の冷麺風そうめんのレシピを紹介します。
そうめんを茹でられたら器へ移し、キムチやハム、きゅうりなどをお好みでトッピングしてその上からつゆをかけるという食べ方です。
案外簡単だと思いませんでしたか。
前日に作ったサラダの残りをトッピングして食べられるので非常におすすめの食べ方です。

また、韓国風冷麺もすぐに作れます。
若い女性の方など、韓国風の料理が好きな方は多いのではないでしょうか。
ポイントとしては、上記で解説した冷麺風のレシピに胡麻油やコチュジャン顆粒だしを加えるという点です。
少し辛くすると食欲も進むのでおすすめです。

□工夫を加えた料理を紹介

次は、少し手間をかけた料理を紹介していきます。

*パスタ風そうめんのレシピを紹介

そうめんはシンプルであるからこそ様々なアレンジができます。

まずは、和風パスタ風にアレンジする方法を紹介します。
そうめんはもともと和食なので、和風パスタにすると間違いなく美味しくなると思いませんか。
まず、いつも通り麺を茹でてしまいましょう。
次にフライパンに胡麻油やきのこやほうれん草、鮭など和風に合うと思われる好みの具材を入れていきます。
具材に火が通ってきたら、醤油を加えながらそうめんを加えて炒めると和風パスタ風そうめんの完成です。
香り付けの醤油を加えるだけで十分素朴な味が引き出せます。

*洋風パスタそうめんのレシピを紹介

「そうめんで洋風なんて本当に合うの?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、実際のそうめん専門店でもアレンジとして多くの洋風パスタ風のレシピが存在しています。
このことが示しているように、そうめんの洋風アレンジは意外と美味しいです。

最初にカルボナーラ風そうめんの調理の仕方を紹介します。
準備として、卵の黄身と白身を分け、黄身は粉チーズと混ぜ、白身は泡立てておきましょう。
準備ができたらそうめんを茹で始めてください。
次に黄身に茹で汁を軽くかけて、黄身と白身、その他の具材をお好みで混ぜ合わせます。
そうめんが茹で上がったら、作成したタレと麺を絡めて完成です。

続いて、トマトソースを用いたパスタを紹介します。
はじめにオリーブオイル、ニンニク、レモン汁、塩胡椒、トマトソースを加えたソースを作成しておきましょう。
続いて、たっぷりのお湯でそうめんを茹でていきます。
茹で上がり水を切ったら、オリーブオイルや塩胡椒で味を整えてください。
トッピングで使用するトマトやきゅうり、赤玉ねぎなどは5ミリ幅に切り揃えておきましょう。
あとはソースと麺、トッピング具材を混ぜ合わせて完成です。

普通のパスタと変わらないのではないかと感じた方もいらっしゃると思います。
そんな方は実際にそうめんで試してみてください。
明らかな違いを実感できます。

□手の込んだレシピを紹介

料理が好きな方や、たまには手の込んだ料理をしてみたいとお考えの方向けに手の込んだレシピも紹介していきます。
手間がかかっている分いつものそうめんとは大幅に違った味を楽しめます。

*おもてなし料理にもできるおしゃれな料理を紹介

日常のご飯だけでなく少し特別な日にもそうめんは大活躍です。

まずは、そうめん稲荷を紹介します。
下準備として油揚げの処理を行ってください。
ざるに油揚げを入れて熱湯をかけ、油抜きを行って半分ほどの大きさに切っておきましょう。
次に、鍋に醤油、水、砂糖、みりんを適量入れ、沸騰させてから準備した油揚げを投入してください。
それができたら、そうめんを茹でていきましょう。
茹で終わったら油揚げにそうめんを適度に詰めて完成です。
見た目も可愛らしいですし、さっぱりとして食べやすい一品です。

続いて、そうめんゼリーを紹介します。
下ごしらえとしてゼラチンを水でふやかし、パプリカを2ミリ角に、オクラは5ミリ幅に刻んでおいてください。
下ごしらえができたら、そうめんを茹で終わったものを3センチ幅に切っておきます。
鍋に水、白だしを入れて沸騰するまで火にかけ、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜて熱を取ります。
カップに具材を入れ、作ったゼラチンを流し込み冷蔵庫で2時間から3時間冷やすと完成です。
おもてなしの品として出すと喜ばれること間違いなしです。

*その他の変わった料理を紹介

ここでは具体的な調理方法までは紹介できませんが、そうめんは他にも様々な料理に変身します。
料理研究家の方のレシピには、余ったそうめんを使ってオムレツを作ったり、チーズフォンデュの具材の一つにしたり、中にはお好み焼きの具材として活用したりする例もあります。

そうめんはどの具材や調理方法にも適応する可能性を秘めている食材です。
ぜひご自身で新しい料理にも挑戦してみてください。

□まとめ

これまで、そうめんの様々な調理方法について紹介してきました。
検索するといろいろな料理が発見できると思います。
そこで、どの料理を作るにしても重要になるのが、どのようなそうめんを使用するかです。
お米のくりやでは、日本三大素麺の一つである小豆島の手延素麺を取り扱っております。
この記事を読んで少しでもそうめんを食べてみたいとお考えになった方はお米のくりやから、ぜひ最高級のそうめんを注文してみてください。

 

日本三大素麺のひとつである「小豆島手延素麺」とは?

日本三大素麺の一つである、小豆島手延素麺をご存知ですか?
うどん県でもある香川県の小豆島で伝統的に作られてきたこの素麺は、まさに逸品と言える代表的な素麺です。
近頃は次第に気温が上昇し夏が近づいてきて、はやめに素麺が食べたくなってくる時期だと思います。
「夏と言えば素麺」というようにお考えの方も多いでしょう。
そこで今回は、小豆島手延素麺を紹介します。

□小豆島手延素麺とは

*歴史を紹介!

素麺自体の始まりの歴史は奈良時代にさかのぼります。
「索餅(さくべい)」と呼ばれる素麺の元祖が誕生し、鎌倉時代には素麺作りが本格的に始動していきました。
それまでは関西圏のものだったのですが、江戸時代に素麺は全国的な広がりを見せます。
奈良時代から脈々と受け継がれてきた素麺を今でも食べていると考えると感慨深いですよね。

小豆島では、約400年前に素麺の製作技術が伝えられました。
小豆島池田村の島民が現在の奈良県である大和の三輪を訪れた際に覚えた製作技術を持ち帰ったのが始まりとされています。
寒くて農作業が行えない時期に少人数で生産できることから、素麺の製造技術は瞬く間に小豆島全体に広まっていきました。
小豆島の手延素麺はそれ以来、伝統の製法を頑なに守り続けています。

*なぜ小豆島なのか

みなさんも小豆島という名前はご存知だと思います。
小豆島は瀬戸内海に浮かぶ人口3万人弱の香川県に属する小さな島です。
素麺の他には、醤油や佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んです。

なぜ小豆島で素麺作りが盛んなのか疑問に思いませんでしたか。
小豆島は雨が少なく温室な気候であり、また、瀬戸内海から取れる潤沢な塩、良質な小麦、決め手となる胡麻、といった素麺の原材料が豊富であり、素麺作りに適した環境が揃っています。
素晴らしい環境で生み出される素麺であるからこそ、奈良県の「三輪そうめん」、兵庫県の「播州そうめん」に並ぶ日本三大素麺の一つとなり得たのです。

なんといってもその特徴は、国内で唯一使用している「かどや製油」のゴマ油でしょう。
こちらは素麺専用に加工されており、他の産地で使用している油に比べてかなり麺が酸化しにくく素麺の劣化を防ぐという特徴があります。
他の産地では室内干しが主流になってきていますが、空気の澄んだ冬に寒空の中、天日干しすることで、酸化を抑えて味と品質を保っています。

*製造工程を説明します!

特徴的な工程で製造される小豆島の素麺づくりの特徴は?
小豆島での手延素麺作りは、夜明け前に小麦粉をこねる作業から始まります。
この小麦粉には粘りの出にくいものが使用されているため何回も熟成を重ねることでのど越しの良い素麺が作成されます。
そして、こねあがったものを板状にし、何重にも重ね合わせて綿のコシを出していき、筒状にして細め、延ばしていく作業を繰り返し行います。
2メートル近くまで延ばせたら、日光を存分に浴びせて乾燥させ、断裁してようやく素麺になります。

想像していたよりも手間がかけられていると感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
小豆島では、この手間ひまかけた伝統的な製法が長年守られ続けています。
その製造のなかで、ゴマ油を使用することで麺の酸化を防ぎ、色と香ばしい風味が落ちないようにしているのです。

□黒帯の麺とは

小豆島手延素麺には代表的な「島の光」と呼ばれる特級品の麺があります。
そのなかでも黒帯に認定される素麺には、特別な条件があります。

*黒帯の特徴とは

「島の光」は「極寒仕込み」といって12月と1月に製造された質の高い素麺であり、これらは何世代も続く熟練の生産者の手によって限定生産されています。
素麺作りに適した2月の極寒に冬の風が吹くなか天日干しされ、2日間というじっくりとした工程を経て生産される「島の光」は完成度の高い高級品です。
さらに認定士による厳しい審査を乗り越えた素麺にだけに「黒帯」が与えられ、小豆島全体の生産量のたった2割弱ほどしか認められていません。
その人気のため契約分がなくなると、その年は完売になってしまうので大変貴重な素麺なのです。

*「島の光」はギフトにも最適です

冠婚葬祭や内祝など贈答品に何をあげようか困った経験はありませんか?
実は素麺はギフトにも適している優れものです。

理由としては、日持ちのする食べ物なので相手にとって、もてあます可能性がないという点です。
ギフトによっては使い道がなくて、置き場所や保存に困ってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、素麺であれば保管場所を選ばず食べてしまえば終わりなので安心して贈れます。

次に、素麺は乾物であるので長期保存が効くということが挙げられます。
素麺は丁寧に保存すれば2年から3年ほど保つことをご存知でしたか。
すぐに消費する必要がある生ものと違って翌年まで楽しむことも可能です。

また、素麺の定番の食べ方は麺つゆにつけて食べる方法ですが、にゅうめんにしたり、パスタの麺にしたりと様々な楽しみ方ができます。
そのため、料理好きな方から、簡単な料理で済ませたい方にまで好まれます。
また、「島の光 限定品黒帯」はお手頃価格の割に高級な素麺ですので上司への贈り物にも良いでしょう。

*美味しく食べるための豆知識を紹介!

せっかく高級な素麺を食べるのだから、できるだけ美味しく食べたいですよね。
素麺を美味しくいただくためのポイントを紹介していきます。

素麺には、適した茹で方があります。
まずはよくわいたお湯に素麺をほぐしながら落とし入れましょう。
ここで注意しておくべきことは、小さな鍋で茹でないことです。
小さな鍋で茹でてしまうと、麺同士がくっついてしまい仕上がりが残念なものになってしまいます。
多少面倒に感じても大きめの鍋を用意するようにしましょう。
しばらくすると素麺が半透明になって浮いてくるのでここで茹で加減を確かめてください。
この時には、沸騰しすぎてお湯が吹きこぼれてしまわないように注意してください。
茹ですぎないようにすることでコシがしっかりとした素麺を食べられます。
そして麺が茹で上がったらすぐに冷水で揉みほぐして下さい。
うま味が増します。

また、保存方法にも注意しましょう。
確かに素麺はどこでも保存可能な食品ですが、乾物の自然食品であるためすぐに他のものの臭いが移ってしまったり、湿気てカビが生えたりします。
保存の際は、直射日光を避け風通しの良い場所や湿度の低い乾燥した場所に保管するようにしましょう。
台所の流しの下だけでなく、物置や屋根裏などすぐに湿気が発生するような場所は良くないでしょう
きちんと密閉できるような容器に収納し冷蔵庫の中に保存しておくのも効果的ですが、出し入れする場合は結露に注意しましょう。

また、素麺は他の香りを吸収しやすいので石鹸や化粧品など臭いのきついものの近くにはおいておかないようにしましょう。
いざ食べる時に、石鹸の香りがするようだと素麺は台無しになってしまいます。
保管場所や保管方法によって、賞味期限だけでなく味やコシ、香りも大きく異なってしまいます。
上記のようなポイントに注意して保存してください。

□まとめ

小豆島手延素麺について、またブランド素麺「島の光」について紹介しました。
もうすぐ夏が始まり、素麺の季節ですね。
そこで、この記事で少しでも小豆島の素麺を食べてみたいと感じた方はぜひ、お米のくりやで「島の光」限定品黒帯を購入してみてください。

 

特A評価のお米ってどんなお米なの?

皆さんは、普段どのようなお米を食べていますか?
お米が美味しいと、おかずや汁物といった食卓全体が美味しくなりますよね。
今回は、「特A評価」と呼ばれるお米を紹介します。

□特A評価とは何?

皆さんは、食べ物を買う際に、ランクや受賞歴を気にされたことはありますか?
実はお米にも、いくつかの評価基準があります。

特A評価とは、「米の食味ランキング」において、最もランクが高かったお米です。
これは、一般社団法人日本穀物検定協会が行なっているもので、全国各地の代表的なお米が、食味の試験を受けてランク付けされます。

まず、基準米と比較して特に良好なものを「特A」と呼びます。
今年は、全154銘柄の内55銘柄が特Aに認定されました。
中には、何年も連続で特A評価をキープし続けているものもあります。
このような銘柄のものは、プロから見ても美味しいお米と言えるでしょう。

次に、「A」があります。
これは、標準米と比較して良好だと判断された銘柄に与えられるランクです。
今年は、67銘柄がこちらのランクに認定されました。

次のランクは「A’」です。
これは、標準米と比較して同等という意味で、今年は32銘柄がA’と評価されました。

「B」は標準米と比較してやや劣るものに与えられるランク付けです。
それ以上に劣るとされる銘柄には「B’」とされます。
ちなみに、今年はこのランクに評価された銘柄はありませんでした。

今年は、銘柄のおよそ3分の1が、特A評価に認定されました。
このことから、日本の米作りはクオリティが高く、安定した品質の銘柄が多くあると言えるでしょう。

*日本の食味ランキングとは?

特A評価とは「米の食味ランキング」にてランク付けされるとご紹介しました。
この評価基準には、どのような方法が使われているのでしょうか。
実はこのランキングには、厳しい参加条件と基準があります。

まず、評価の対象に規定があります。
それには、都道府県の奨励品種であることと、作付面積が一定以上であることが条件として挙げられます。
つまり、新しく開発されたばかりの品種や少量生産の品種の場合参加できません。
実は少量生産の品種の中にもおいしいお米は沢山あります。

次に、参加条件をクリアした米は指定の炊飯器で炊かれます。
そして、炊き上がったお米は20名の専門家によって評価されます。
この20名は、食味評価エキスパートパネルと呼ばれており、味や香りを的確に評価できるお米のプロ中のプロだと言えるでしょう。

彼らは、お米を次の観点から評価します。

・外観
・香り
・硬さ
・味
・粘り
・総合評価

これらをコシヒカリのブレンド米(標準米)と比較することで点数を出します。
この点数の数値によってランクが決まります。

*ランキングは絶対信頼できる?

先ほど紹介した通り、食味ランキングには厳しいルールが設けられています。
そのため、お米選びの際に参考にされる方が多いのではないでしょうか。
結論を言いますとその年のその品種の評価に対して、お墨付きが出たという安心感がありますが、あまりランキングだけにこだわりすぎず、色々なお米を味わってみるのが良いでしょう。
それは人により、おいしいお米でも「食感の好み」が違うからです。

評価はあくまで試験に使用されたお米の評価です。
そのため、現在、販売されている同じ品種の米に同じ評価がされるとは限らないです。
例えば同じ品種でも、産地が違ったり農家が変わったり、炊き立てより冷めても美味しいことが魅力だったりする品種があります。
さらに食味ランキングに参加していない銘柄の方が美味しいと感じる場合もあるでしょう。

また、日本では日々新しいお米の品種が開発されています。
ランキングにこだわりすぎると、せっかくの出会いを逃してしまう可能性があるでしょう。
あくまでランク評価は判断基準のひとつとして参考にするのが良いでしょう。

□特A評価のお米にはどういったものがある?

日々のちょっとした贅沢や、大切な人への贈り物には、美味しいお米を選びたいですよね。
現在、日本には主食用のお米が300種類ほどあるため、選ぶのは大変でしょう。
次に、特A評価の銘柄を紹介します。

*魚沼産コシヒカリ

コシヒカリは、日本を代表する美味しいお米です。
スーパーやお店で見かけることが多い品種だと思います。
コシヒカリの中でも、魚沼産のものは美味しいと評判の名産地です。
実は、特A評価を通算28回も受賞しています。

この銘柄の特徴は、温度が下がって、冷やご飯になっても美味しさがキープできる点でしょう。
お弁当やおにぎりにしても美味しく食べられますよ。
もちろん、炊き上がった際はふっくらとしていて、北のコシヒカリ特有の柔らかさ粘りも甘味も十分です。

魚沼地域の、夏に昼夜の寒暖差が激しい気候がこの美味しさを生み出す秘訣だと言われています。
これがコシヒカリの粘りやもちもちとした食感を作っているのでしょう。
日本人が好む美味しい白米を食べたい方や、ブランド米を初めて購入する方におすすめだと言えるでしょう。

*山形県産つや姫

皆さんは「つや姫」をご存知でしょうか。
こちらのお米は山形県で生まれた品種で、山形県の奨励品種です。
10年もの時間をかけて開発が行われた品種で、現在は、山形県以外の場所でも栽培が行われています。
しかし、今も山形県のつや姫が、1番美味しいと評判です。
せっかくなら、1番評判が良い産地のものを試したいですよね。

つや姫の、味や食感について気になりますよね。
名前の通り、艶があって粒が揃っている見た目をしています。
味は、甘味と旨味がとても強く、しっかりと弾力を感じられるため、あっさりしていると評価を受けています。

また、旨みの秘密だとされているグルタミン酸やアスパラギン酸が多く含まれているという特徴もあります。
これは、コシヒカリよりも多いと言われており、強い旨みがある銘柄だと言えるでしょう。
一方で、炊き方を変えれば、もっちりとした食感を楽しめるため、様々な楽しみ方ができる銘柄だと言えるでしょう。

*北海道産ななつぼし

ななつぼしという名前を聞いたことがある方は多いでしょう。
これは、北海道で認知度の高い銘柄です。
程良い粘りと艶が特徴で、あっさりしたおかずの味を引き立ててくれる、ひかえめな甘さが特徴です。

あっさりとした味わいであるため、特に和食との相性が良いという特徴があり、つい食がすすんでしまいます。
また、チャーハンやカレーといったお米に味をつける料理との相性も抜群です。
お米だけで食べるのも良いですが、おかずとの相性が良いと、ご飯が進みますよね。

また、評価の割にお買い得な銘柄であるため、普段使いに美味しいお米を探している方におすすめだと言えるでしょう。
毎日のお米が変わると、家での食事が楽しみになりますよ。
自分のお気に入りの米を探してみてはいかがですか。

*宮城県産ひとめぼれ

ひとめぼれは、比較的知名度のある品種です。
スーパーやコンビニで見かけたことがある方が多いでしょう。
ひとめぼれは宮城県で生まれた品種で、コシヒカリと初星を掛け合わせた品種です。

味や粘りのバランスが良いため、オールマイティに使える特徴があります。
特に、粘り気があって柔らかい炊き上がりですので、魚料理や和食にもよく合うと言われています。
おかずに合ったお米を楽しみたいと考える方におすすめでしょう。

□まとめ

今回は、特Aと、特A評価を得たおすすめのお米について紹介しました。
食味ランキングの基準や、評価ランクについてご理解いただけたでしょうか。
本記事を参考にして、ぜひ美味しいお米を探してみてください。

 

一等米ってなに?お米の等級ごとの違いや基準についてご紹介!

皆さんはお米を購入する際に何を見て選ばれていますか。
口コミやブランド名を気にする方は多いと思います。
実は、お米には等級があることをご存知でしたか。
美味しいお米選びには、これらのチェックが重要ですよ。
そこで今回は、等級と基準についてご紹介します。

□お米の等級や基準について紹介します

お米の等級は、主に検査機関で行われる等級検査によって決定します。

*検査項目について紹介!

まず、検査項目には「整粒の歩合」が挙げられるでしょう。
ここでは、米粒のクオリティを測ります。
砕粒や着色粒と呼ばれる米を除いて、形の整った白い米が高い割合であるかどうかをチェックします。

次に、「水分量」が挙げられるでしょう。
皆さんは秋の田んぼで刈り取られた稲穂が干してあるのを見たことがあるでしょうか。
これは何をしているのか疑問に思っていた方もいらっしゃると思います。
これは、稲穂を乾燥させています。

刈り取ったばかりのお米には、およそ20から30パーセントの水分が含まれていると言われています。
このまま保存をしてしまうと、水分が多くお米がすぐに傷んでしまうでしょう。
長期保存するためには、水分量を15パーセント以下に抑える必要があります。
等級を決定する際は、水分量が適切に下げられているかもチェックされているのです。

次に、「死米」の割合が挙げられるでしょう。
死米という言葉を聞いたことがない方は多いと思います。
死米には、2つ種類があります。

1つ目は「青死米」です。
これは、粒の大部分が粉状質で光沢がなく、さらに粒全体が緑色をしているものを指します。
これは米の成長が途中で止まった粒だと言えるでしょう。

2つ目は「白死米」です。
こちらも、粒の大部分が粉状質で光沢がないものを指します。
緑色ではなく、全体が白いものは白死米と呼ばれています。

これらが混入していると、お米の等級を下げる結果になります。

次にチェックされる項目は上記の画像にもある通り「着色粒」(ちゃくしょくりゅう)です。
これは、害虫や細菌によって粒に変色が見られるものを指します。
これには大きく分けて3つの種類があります。
どれもお米の等級を下げる原因だと言えるでしょう。

1つ目は、前面着色粒です。
これは、着色が粒表面に残っているものを指します。
粒全体が、黒っぽく着色されている粒があった場合、こちらに分類されるでしょう。

2つ目は、部分着色粒です。
これは、米粒の一部分に直径1ミリメートル以上の着色がある粒を指します。

3つ目に、赤米が挙げられるでしょう。
これは、粒の表面に赤条が残っている粒を指します。
ただし、赤条の長さの合計が粒の長さの2倍を超えない場合は、被害粒として扱われます。
全体が赤、または褐色になった粒は赤米として扱われるでしょう。

次に、「もみ」が検査されます。
もみでチェックされるのは、脱穀が適切に行われているかどうかです。
籾摺り(もみすり)がうまくできていないお米には、未脱穀の米が混入しています。
特に、米の粒が小さい場合に未脱穀米が多く見られます。

*等級について詳しく紹介!

お米は一等米から規格外までの4種類に分けられます。
それぞれ水分量や「整粒」の歩合に明確な基準があります。

特に、一等米になるためには、厳しい基準をクリアする必要があります。
例えば、どれだけ粒が整っていて整粒歩合の評価が高い場合でも、死米の基準を少しでも下回っている場合には、一等とは認められません。

このように、全ての項目で高い基準のお米を栽培する必要があるため、一等米に選ばれた米は、しっかりとした栽培管理が行われていると言えるでしょう。

*等級が高い米は絶対に美味しい?

等級検査は、農産物検査の1つです。
現在の日本では農産物検査を受けないとお米を流通できないため、世の中に売られているお米には等級が付いていると言えるでしょう。
皆さんの中には、等級が高いお米ほど美味しいと考える方はいらっしゃいませんか。
確かに、着色粒や死米が少ないと、お米全体の美味しさがアップするでしょう。

しかし、等級検査はあくまでも目視検査ですので、お米のクオリティを見るための参考にしておくのがおすすめでしょう。

□食味ランキングについて紹介します

皆さんは食味ランキングをご存知ですか。
知っているという方の中には、等級検査との違いが分からない方がいらっしゃるでしょう。
ここでは、評価方法とランクについて紹介します。

食味ランキングは、一般社団法人日本穀物検定協会が公益事業として実施しているもので、全国の代表的なお米にランクをつけて発表しています。
1971年産のお米からスタートしているため、長い歴史があります。

これに参加するためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
例えば、先ほど紹介した検査等級で1等級の評価を得ているという条件があります。
1等級のお米しか参加できないことから、このランキングが初めから厳しい条件を設けていることがお分かり頂けたでしょう。

次に、評価方法について紹介します。
まず、これらの条件をクリアしたお米は、指定の炊飯器で炊かれ、それを専門の評価員20名で評価します。
評価基準には、次のものが挙げられるでしょう。

・外観
・香り
・味
・粘り
・硬さ
・総合評価

この6つの項目を、基準となるコシヒカリのブレンド米と比較して評価します。
特に良好なものには「特A」
良好なものには「A」
おおむね良好と評価されたものには「A’」
やや劣るものを「B」
劣るものを「B’」とランク付けしています。

*特A評価のお米は一番美味しい?

皆さんの中には、特A評価を受けたお米が一番美味しいと考える方がいらっしゃると思います。
たしかに、特A評価を受けた銘柄は美味しいと言えます。
しかし、それ以外のお米が劣っているという意味ではありません。

近年では、およそ150もの銘柄が参加しています。
しかし、白米として食べられているお米の銘柄は、300種類ほどあると言われています。
つまり、日本にある約半分の銘柄がランキングに参加していないことになります。

理由としては、開発されたばかりだったり、参加条件をクリアできなかったりということが挙げられます。
ランキングに参加していないお米を見逃してしまうと、美味しいお米に出会えない可能性があると言えます。

また、ランキングに参加して、良い評価を得られなかった銘柄も、それはあくまで試験に参加した際に提出されたお米の評価だと言えるでしょう。

そのため、同じ名前や産地でも田んぼの状態や育て方によって味わいが変化します。
他にも、銘柄が気候に合っていたり、料理との相性が良かったりする場合があるため、ランキングで評価できない側面があるのも、事実です。

もちろん、良い評価を得ているお米は、エキスパートによる評価がされているため、十分に美味しさが保証され楽しめると思います。
しかし、ランキングに参加していなかったり、美味しくないと決めつけてしまわないようにしましょう。
あくまで参考としてチェックするのがおすすめです。

□まとめ

今回は、お米の等級検査と、食味ランキングについて紹介しました。
評価の方法や、それぞれのランクや等級から分かるポイントについてご理解頂けたでしょうか。
お米の情報を正しく読み取れば、自分にぴったりのお米選びに役立ちますよ。
美味しいお米を探している方は、是非この記事を参考にしてみてください。

 

お米のくりやの歴史? 約140年の社歴についてご紹介!

皆さんは「お米のくりや」に、約140年もの歴史があることをご存じでしょうか?
実は、通信販売が普及する大昔から、お米業界に携わっており、長い歴史があります。
今となっては、創業から140年間続いている米問屋は、少ないでしょう。

皆さんには、ぜひお米のくりやの歴史を是非とも知っていただきたいと考えております。

□お米のくりやの歴史とは?

お米のくりやは創業140年続いており、創業から現在まで様々な歴史があります。
創業から140年間も経つと、様々な出来事があり、この記事だけでは紹介しきれないところも多々あります。
しかし、お米のくりやを知っていただくために、少し歴史を振り返ってみたいと思います。

大きく分けて「創業に至るまでの歴史」と「創業から現在までの歴史」をご紹介します。

*創業に至るまでの歴史

現在、お米は、日本人の主食として親しまれていますが、昔もお米は重要な役割を果たしていました。
お米のくりやが創業されるより、さらに昔、江戸時代初期の武士たちは、大阪や江戸の中央市場へ御城米(おろしまい)といわれるお米を送って藩を経営していました。
それに伴い、全国的に海運業が発達しました。

海運業が発達したのち江戸時代中期は、香川県の大川郡では砂糖造りが盛んに行われていました。
そして高級な砂糖の積み出しにより、全国の65%までに及び高松藩は巨万の財産を得ました。

時代が変わり、天保2年に、お米のくりやの創業者となる初代橋本吉兵衛は、父とともに港から港へ貨物を運ぶ回船業を始めました。
そして、米や砂糖を大阪に向けて売りさばいていました。

しかし、明治になると、廃藩置県による影響で、砂糖造りは衰退してしまい
そんな中、明治政府による北海道開発が開始されることになります。
吉兵衛たちは、この開発をチャンスと考え稼ぎ場所を求め、当時としては最大級の貨物和船「多福丸」を就航しました。

それから2年後、三本松村発展の望みが託された「多福丸」は、悪天候により沈没し、船を購入するために関わった出資者は無一文になります。
もちろん、吉兵衛もその1人でした。
そこで、吉兵衛は、今までの海運業とは、全く関係のないお米屋として「栗屋」の創業を決意したのです。

*創業から現在まで

明治15年に創業し、2代目、3代目と続いたのちに、戦後、県の登録店「橋本商店」として再出発することになります。

4代目となる正治が現在の地域に営業所を移し、商圏を香川、徳島、愛媛に拡大していきました。
そして、昭和55年に「(株)くりや米穀」に組織を変更しました。
その後は、収容量600トンの倉庫を新設したり、大阪に新しい会社を設立したりすることになります。

千代田産業(株)を大阪に創立した平成6年度には、平成のコメ騒動が発生しました。
平成5年度のお米が大凶作により、お米の極端な値上がりが起きました。
今となって考えてみると、日本人の主食として食べられるお米が、高騰すると困る方は、たいへん多かったでしょう。

米騒動の問題もありましたが、翌年に「(株)千代田システム物流」を設立して、商圏を四国全県そして、中国地方の一部へと拡大しました。
平成7年には、5代目が引き継ぐことになります。

さらに年は進み、2000年に創業120周年を迎え、平成15年にインターネット通信販売を開始して全国にお米を届けるようになるのです。
お米のくりやは、創業から現在に至るまで、工場の新設や技術進歩によるシステムの導入などを毎年行ってきました。

様々な苦難がありましたが、現在は本社と工場を香川県のさぬき市津田町に構えて、日々精進しています。
これからも、新たな歴史を残し、多くの人に、お米の魅力を知ってもらい、その思いを届けていきたいと考えています。

□お米のくりやの思いとは?

*お米の魅力を伝える

お米のくりやは、お米の魅力を伝えることを大事にしています。

基本的にお米は1年に1度しか作ることができない場合がほとんどでしょう。
そのため、どんなにお米のことを理解していても、お米作りには一生に60回ほどしかチャレンジできない計算となります。

そんなお米にも祖先が存在し、様々な試行錯誤が行われて、その結果おいしいお米が生まれてきました。

現在では、多くの品種のお米が存在していますが、歴史を振り返ると苦労無しにおいしいお米は作れなかったとこがわかります。
実際に、コメ業界に携わり、勉強していくうちに、お米は非常に奥深く、魅力が底知れないものだということを身をもって実感します。

また、お米には不思議な魅力があるのです。
おいしいお米の前では、自然と笑顔になってしまいますよね。
このように、人を豊かな気持ちにして、笑顔を生み出す力があるでしょう。

私たちは、皆さんにまだ知られていないお米の魅力を伝えることが使命だと考えています。

*必要とされるお米屋に

お米のくりやは、必要とされるお米屋でありたいと考えています。

そのため、お客様には、「お米のくりやでないとダメだ」と思ってもらえるように、努力を続けています。
また、お米について1番の理解者である生産者の方にも「お米のくりやが取り扱ってくれるから、安心してお米づくりができる」と安心しておいしいお米を育ててもらいたいと考えています。

さらには、協力会社や仲間にも「やりがいや自己成長を感じられる」と思ってもらえるような社会的に必要とされるお米屋になる必要があります。

*お米を通じて、人を結ぶ

お米のくりやは、お客様と生産者をつなぐ架け橋と思ってもらえれば良いでしょう。
いざ、歴史を振り返ってみれば、社名が変わることはありましたが、初代橋本吉兵衛の思いは変わっていません。
そもそも吉兵衛は、お米屋になる前は回船業を営んでおり、大阪を中心に砂糖やお米を運んでいました。
また、地域の特産品を運び、各地で商売も行っていました。

このような商売は、人とのつながりによって成り立つものでしょう。

悪天候により、船は沈没してしまい仲間とともに無一文になってしまったことがきっかけで回船業はやめてしまいます。
しかし、港から港へと貨物を運ぶ回船業から全く異なるお米屋でも、人とのつながりを大事にする思いは生きています。

お米のくりやの創業の精神として、人と人をつないでいくという回船業時代からの考え方は今も受け継がれています。

*自然の恵みに感謝する

お米とは、まさに自然の恵みによってできているものです。
長年契約している生産者の方は、「私たちの仕事は土づくりをすること、あとは自然の恵みに任せる」とおっしゃっていました。

お米は、工業製品ではありません。農産物です。生きています。
自然の恵みによって得られるものだからこそ、その年の気候などにより収穫量が少なかったり、出来が悪かったりするときもあります。
そのため、お米のくりやは、自然の恵みを商品にさせていただいていることを忘れず、常に感謝の気持ちをもつようにしています。

□まとめ

お米のくりやは、創業から140年の間、積み上げてきたものがたくさんあります。
初代から受け継がれてきた、お米のくりやの思いを忘れず、できるだけ多くの人のもとへ、お米の魅力や感動を伝えていきたいです。

また、今回の記事を読んでみて、お米についてもっと知りたいと思われた方は、当社ではおいしいお米を食べ比べできるセットも販売しています。
ぜひお気に入りのお米を見つけてみてはいかがでしょうか。

日本のそうめんといえば?日本三大素麺についてご紹介!

夏の暑い日や食欲がない状態でも食べたくなるのが、さらっと食べられるそうめんではないでしょうか。
7月7日の七夕の日に、素麺を食べる習慣があるなど、そうめんは多くの方に愛されている食品です。

その中でも日本三大素麺と呼ばれる3種類のそうめんが非常に有名です。
それぞれのそうめんは特徴も生産地も異なり、食べ比べをしてその違いを楽しむ方が多くおられます。

今回は、日本三大素麺の特徴について詳しく説明します。

□日本三大素麺とは何なのか

そうめんはスーパーなどで簡単に手に入り、調理方法も簡単で保管もできるので、非常に便利な食材ですよね。
夏は毎日のように食べている、という方も多くいらっしゃるかもしれません。

このように、手軽に食べられることから多くの方にとって身近な食材であるそうめんですが、その製造方法や生産地はさまざまです。
その中でも「日本三大素麺」と呼ばれる3種類のそうめんは非常に有名で人気が高いことをご存じでしたでしょうか?

日本三大素麺とは、兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のことを指します。
これらの3種に共通するのは、そのすべてが「手延べ製法」で作られているという点です。

そもそもそうめんは、小麦粉に水と塩を混ぜたものをこねながら棒状にし、ねじって少しずつのばしていくことで作られます。
そのため、短い時間で強い力をかけ過ぎるとちぎれてしまう恐れがあるのです。

そうめんは製造方法によって呼び方が異なり、機械製麺で作られた「機械そうめん」と手延べ製法で作られた「手延べそうめん」があります。

機械製麺では、製麺機を用いて少しずつ薄い麺帯にのばし、そのあと細く切ってから機械で乾燥させます。
機械製麺で作るそうめんは、のばしが少なく、グルテン組織にばらつきがあります。
そのため、機械製麺した機械そうめんは手延べそうめんと比較すると、味が少し劣ると言えるでしょう。

一方、手延べ製法で作られる「手延べそうめん」は、伸ばす際に油を使用し、のばしては熟成するという手間ひまをかけた工程を繰り返し作られます。
職人の経験と勘を頼りにする製法です。
常に一定方向に生地をのばしていくので、グルテン組織にばらつきがありません。
そのため、機械で作るそうめんよりも細く、のどごしの良いそうめんに仕上がるのです。

このような手延べ製法で作られた日本三大素麺ですが、味や歯ごたえに微妙な差があります。
次に、そちらを詳しくご紹介していきます。

□日本三大素麺のそれぞれの特徴とは

日本三大素麺である兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のそれぞれの特徴について詳しく説明します。

*兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」

揖保乃糸は、兵庫県たつの市で作られているそうめんです。
500年の歴史を有しており、日本で最も人気のそうめんだと言っても過言ではありません。

「揖保乃糸」は、兵庫県手延素麺協同組合が打ち出しているそうめんで、10月から翌年の5月までしか生産されません。
厳選した小麦と赤穂の塩を原材料として使用し、長年に渡って受け継がれてきた独自の伝統技法で作られています。

独自のコシや歯ごたえがありながら舌触りはなめらかで、ゆで伸びしにくいという特徴があります。
また、使用される小麦の質や製造時期などによっていくつかの等級があります。
贈り物としても非常に喜ばれる一品ですので、ご親族や友人の方への贈り物に悩まれた際は、こちらを選んでみると良いかもしれませんね。

ちなみに、兵庫県の郷土料理の1つに、「鯛そうめん」というものがあります。
結婚式や誕生日などの特別な日のごちそうとして食べられる料理で、鯛の塩焼きとそうめんを盛りつけた料理のことです。

*奈良県の「三輪そうめん」

そうめん発祥の地と言われている奈良県桜井市の三輪地方を中心に生産されているのが、三輪そうめんです。

その歴史は、1200年近くまでさかのぼると言われています。
奈良時代の遣唐使によって、小麦栽培や製麺方法が伝えられたそうで、歴史の深いそうめんです。
三輪地方では、毎年2月に大神神社で、そうめんの相場を決めるための卜定祭(ぼくじょうさい)が開催されるそうです。

そのような、歴史の深いそうめん生産地である三輪地方で作られる三輪そうめんは、「細きこと糸のごとく白きこと雪のごとし」と言われており、その細さと強いコシが魅力のそうめんです。
三輪そうめんも4つの等級に分けられており、細ければ細いほど等級が高くなります。

また、煮崩れしにくいという特徴も有しているので、にゅうめんや炒め物にするのもおすすめのそうめんです。
とくに、にゅうめんは奈良県の郷土料理として有名です。
そうめんは、夏は冷やしてさっぱりと、冬は温めてにゅうめんに、というように年中食されています。

*香川県の「小豆島そうめん」

瀬戸内海にあるオリーブで有名な小豆島で作られているのが小豆島そうめんで、讃岐うどんの祖先だとも言われています。

実は、小豆島そうめんの起源には、同じく日本三大素麺である三輪そうめんが関係していると言われています。
約400年前に伊勢参りに行った島民が、三輪そうめんの作り方を学び、小豆島独自のそうめんを作り始めたそうです。
温暖な気候の小豆島は小麦の栽培に適した環境なので、オリーブと同じように、小豆島そうめんも小豆島の名産品としてその名を知られるようになりました。

極寒の12月と1月の期間に天日干しをすることで、熟練の生産者により限定生産されています。
このような起源を持つ小豆島そうめんの最大の特徴は、ごま油の風味です。
麺をのばす際に、ごま油を使用しているので、独特の風味があるのです。
そのため、ほんのり黄色がかった色をしており、口に入れるとごま油の風味が口いっぱいに広がります。

小豆島の郷土料理の1つに「ふしめん」というものがあります。
そうめんを製造した際にできる端っこの部分、「ふし」を有効活用した料理で、お吸い物として食べられるようです。

このように、日本三大素麺である兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」は、それぞれ生産地も特徴も大きく異なります。
それぞれに異なる特徴があるので、一概にどれが一番おいしいとは言えず、好みの問題になります。
ただ、今回の説明を参考に、3種類のそうめんの食べ比べをしてみて、どのそうめんが、またはどの食べ方が一番好みなのかを考えてみると楽しいかもしれませんね。

当社では、日本三大素麺の1つである小豆島そうめんの中でもとくに高品質な黒帯の「島の光」を取り扱っております。
黒帯の小豆島そうめんは、全体の2割程度しか生産されておらず、契約分がなくなってしまうと、その年の分は完売になってしまう非常に貴重な商品です。
日本三大素麺の食べ比べをするにあたって、まずはこちらから試してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は、日本三大素麺について説明しました。
日本三大素麺とは、兵庫県の播州そうめん「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」のことです。
舌触りの滑らかさが特徴の播州そうめん「揖保乃糸」、強いコシがあり、にゅうめんとしても楽しめる「三輪そうめん」、そして独特の風味が広がる「小豆島そうめん」、それぞれの特徴を踏まえつつ、お好みのそうめんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

「お米のくりや」はこんな会社です!

お米のくりやは創業明治15年以来約140年以上、老舗の米問屋としてお米一筋に取り組んできた会社です。

現在では、徹底した品質管理を行い、取り扱い量は年間5000精米トン以上。
また、オコメールという今までに無かったような真空包装で2合(300g)お米の商品もドン・キホーテ、東急ハンズ、ロフト、各空港などで販売しております。

□お米のくりやが心掛けていることとは

*お米のくりやの経営理念

一般的に経営理念とは、社員の行動指針や企業のあるべき姿勢を示す重要な役割を担うものです。
そのため、経営理念は企業が活動する上でとても重要なものでしょう。

お米のくりやの経営理念は「わたしたちは自然の恵みに感謝し お米の魅力を伝えていくことで 関わる全ての人に感動と喜び そしてやりがいを与えられる米屋です」というものです。
経営理念の中に「米屋」の文字が入っていて、社長である徳永真悟のお米に対する熱い想いを感じます。

徳永真悟は一族直営の息子ではなく、嫁婿として事業継承しました。
事業継承の心得として先代から3つの言葉をいただいたそうです。
1つ目は「商売は変えても良い」
2つ目は「長く続けることが大切」
3つ目は「大局的に物事を捉える目を養え」です。

商売は変えても良いという言葉に、徳永さんは驚愕したそうです。
確かに、長年続けてきた米屋を「辞めても良い」と言われるとは思いもつかない言葉でした。

1つ目と2つ目の言葉からは、商売を変えないで企業がなくなってしまうよりも、雇用やお客様のためにも長く続けることが大切だと解釈できます。
大局的に物事を捉える目を養うことは、短期的な利益や、好不調に流されずに「大局的」に物事を見ることが重要であるということでしょう。

この3つの言葉を聞いた徳永真悟は、逆に「米屋」により深くこだわることになりました。

お米をお客様にお届けし「美味しかったよ、ありがとう!」と言ってもらえることが「お米のくりや」として存在する意味と価値であると考えています。

お米のくりやには真面目で一生懸命仕事に取り組む若い社員が大勢います。
また、「お米が好き」「お客様から必要とされる」「お客様の喜ぶ顔が見たい」といった思いを社員全員と共有しています。
このことは、お米のくりやの経営理念が社長だけでなく社員を含めた会社全体に浸透している証と言えるでしょう。

*大切にしたい3つの価値観とは

大切にしたい3つの価値観とは「人には無限の可能性があること」「事実は1つ、解釈は無限であること」「やった人しか次の答えはでないということ」です。
個人的には、人には無限大の可能性があるという価値観に強く共感しますが、最初からできないと決めつけてしまうと、新しい挑戦をおこなったり、困難を乗り越えたりできないでしょう。

同じような考え方として、京セラの創業者である稲盛和夫氏の「人間の可能性を追求する」という言葉があります。
仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じられる人であることを表しているでしょう。
何かをしようとするとき、人間の能力は無限であることを信じ、何としても成し遂げたいという強い願望で努力を続けることが重要です。
人には無限の可能性があることを信じるのは、会社を経営する上で最も重要なことなのかもしれません。

*今後の方向を決めるときのバランス

今後の方向を決めるときは「やりたいこと」「やれること」「もとめられること」この3つのバランスを取る。

この考え方は「Will Can Must」と呼ばれています。
自分を見つめるフレームワークとして使ったことがある人もいるかもしれません。「Will Can Must」とは自社の価値や方向性などを理解するためにも役立つ考え方です。

Willとはやりたいことや、こうなりたいといった意思を指します。
この部分が大きすぎると、現状からかけ離れた実現不可能なものになってしまうかもしれません。

Canとは自分たちだからできる、ということを指します。
この部分が小さいと安易な低価格競争などに巻き込まれるかもしれません。

Mustはするべきこと、周囲から求められていることを指します。
使命、ニーズ、責任、義務といったものが含まれるでしょう。

そしてWill、Can、Mustの3つの要素が重なり合う部分が最もパフォーマンスを発揮できる領域であり、「お米のくりや」のブランド力へ直結します。

また、どれかの要素が極端に大きかったり小さかったりする場合は、会社にとって健全さが崩れてしまうので、3つのバランスを取ることが重要です。
取り組むことが明確になり、進むべき方向が定まるといったメリットがあります。

*ホームグラウンドで戦うことの大切さ

「お米のくりや」では決まらない商談には特徴があるそうです。
その特徴は商談の始まりの段階にあります。
「とりあえず見積もり」「とりあえずサンプル」から始まるお仕事の依頼はかなりの確率で失敗するそうです。

とりあえず見積もりの場合は、コストを中心に判断されてしまうでしょう。
とりあえずサンプルの場合も興味があまりなく、決まらないことが多いです。
このように、共通した特徴のある商談において最も大きな課題は、「お米のくりやの理念」と「お米の魅力」を伝えることが困難なことでしょう。
そこでお米のくりやではお客さんを見積もりやサンプルの前に、工場に呼ぶようにしたそうです。

そうすると、ごはんソムリエの徳永真悟として、お米に対する熱い想い、お米を出荷する上でのこだわりなどをお客さんに知ってもらえます。
そのため、工場を見に来ていただいたお客様の多くは本気で取引をしようと考えてもらえるそうです。
お米のくりやにとって、ホームグラウンドで戦うことは、魅力や強みを最大限に活かす方法なのだと感じました。

*人間がAIに勝てるのは

今後、AIが進化していく中で人が大切にしたいこと、AIに勝てるポイントについて語っていました。
それは「課題の創出」です。
効率や、問題解決方法はAIがやってくれます。
AIにはできないが人間ができるポイントとは、何を必要と感じるか、何に魅力を感じるかといった人の課題の創出です。

その例としてお米のくりやのオコメールが挙げられるでしょう。
オコメールとは2合(300グラム)で約2センチという薄いパッケージに身を包んだお米です。
真空パック処理されているので、新鮮のまま長期保存が可能、1袋が軽いので持ち運びに便利という特徴があります。

パッケージにメッセージを書いて、そのまま郵便で送れるので、ご贈答用として大変喜ばれているそうです。
お引越しの挨拶に持って行ったり、手紙の代わりにオコメールを送ったりすると「お米」は祝の意味もありますので送る方も受け取る方も幸せな気持ちになりますよね。
オコメールはAIでは作ることができないユニークで面白い商品であると感じます。AIで効率的に思考してもお米を薄くパッケージにしようとは考えられないでしょう。

このように課題を創出し、新たな価値を作り出すことはAIではできないことであり、これから人に求められることでしょう。
オコメールはお米のくりやのホームページで購入できるので、気になった方はホームページをご覧になることをおすすめします。

□まとめ

今回はお米のくりやが心掛けていることについて紹介しました。
「お米のくりや」は大切にしたい価値観や今後の方向を決めるときのバランス、ホームグラウンドで戦うといった考えを持っています。

今後も魅力のある企業だと感じて頂くために、経営理念にあるように、自然の恵みに感謝し、お米の魅力を伝えていくことを使命として、社会に必要とされる「お米のくりや」として活動を続けていきます。

 

おいしいお米を取り扱うのに、絶対必要なお米の資格や免許。

お米業界には、皆さんが知らない秘密もあるでしょう。
皆さんは、お米に関する資格や免許があることをご存じですか。

例えば、レストランやホテルでワインの仕入れや品質管理、ワイン選びなどを行う、ソムリエという専門職があります。
実は、お米にも、このような専門の知識を持つものにしか与えられない「資格」や「免許」があるのです。
そこで今回は、お米のくりやが所有しているお米に関する資格や免許についてご紹介します。

□お米のくりやが所有している資格や免許とは?

お米のくりやには、皆さんにおいしいお米の魅力を確実に届ける自信があります。
しかし、お米のくりやに何故そのような自信があるのか?
疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで参考にしていただきたいのが、お米を販売している会社はたくさんありますが、お米に関する資格や免許をシッカリと所有しているかどうか?見極めることが大事です。

本来おいしいお米をお届けするためには、資格や免許持つことは当然の事といえます。
例えば、家づくりを依頼する施工業者の方が、資格や免許を持っていなければ、安心して工事を任せられるでしょうか?
もちろん、お米屋にも同じことが言えるでしょう。

お米のくりやでは、お客様に信頼してもらうためだけでなく、おいしいお米選びのためにも、資格の取得に力を入れています。
具体的には、「米飯パネリスト」「ごはんソムリエ」「お米マイスター」「おこめアドバイザー」「農産物検査員」という資格を所有しています。
また、工場での厳しい品質管理の資格である「品質システム認定工場取得」「精米HACCP認定書」を所有しており、品質管理や安全確保などが認められています。

しかし、皆さんにとって、このような資格や免許は、聞きなれないものばかりでしょう。
そこで、以下ではそれぞれの資格や免許がどのようなものなのか、詳しくご紹介します。

□米販パネリストについて

米飯パネリストとは、簡単に申し上げますと、米利きができる資格のことです。
例えば、お酒の等級などを判別できる「酒利き」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、お米にも、色覚や嗅覚、味覚など、官能評価を決める場合があります。
お米の品質基準の評価は、官能評価が最も適した方法と言われています。
つまり、米飯パネリストは、米の適正な評価を行うものに与えられる資格と言えるでしょう。
また、米飯パネリストの資格に合格するためには、計測器なみの数値に対する感覚も必要です。

この資格を所有していることは、舌が研ぎ澄まされており、素人では全く気づくことのできない違いも指摘できることを証明しています。
実際に、炊飯してからすぐに混ぜたか、混ぜていないかも見極められます。

□ごはんソムリエ、お米マイスターについて

ごはんソムリエとお米マイスターの資格を得るためには、お米についてより深い知識が求められます。
具体的に、どのような知識が必要なるのでしょうか。
それどれの資格に分けてご紹介します。

*ごはんソムリエ

ごはんソムリエとは、お米の専門家に与えられる資格です。
そもそも、ごはんソムリエの認定事業は、日本のお米離れによって始まりました。
古くから日本人に親しまれてきたお米を主食とした食生活は、栄養バランスに優れています。
また、低カロリーで肥満防止につながるとされています。

しかし、最近の日本では、お米の消費量が年々低下してきています。
そのことにより、栄養のバランスが崩れ生活習慣病も増加していると考えられるでしょう。
そこでお米の良さを再認識してもらうために、ごはんソムリエ認定事業が生まれたのです。

ごはんソムリエになることは、簡単ではありません。
現在、お米の品種はとても多く、おいしいお米もたくさんあります。
そのような中、お米の産地や銘柄に関する知識だけでなく、炊飯技術や栄養学など幅広い知識を持ったものに、ごはんソムリエの資格が与えられるのです。
つまり、ごはんソムリエを所有することで、おいしいご飯を見分けられる専門家として認められます。

*お米マイスター

お米マイスターとは、お米の博士号とも言われる、とても難しい資格の1つです。
実際に、ごはんソムリエの資格を所有しているのは、200~300人ほどと言われてますが、お米マイスターはそれよりも人数が少ないです。

お米ソムリエの資格を受けられる方は、私たちのようなお米屋だけでなく、食育に携わっている方やお米に興味がある方がいらっしゃいます。
一方で、お米マイスターの受験資格には、「お米に関する専門職経験がある人のみ」という条件があるのです。

よって、お米マイスターの資格取得は、より難しく価値が高いと言えるでしょう。
お米マイスターは、「全国の農家から美味しいお米を探すこと」「お米の品質を見極めること」「精米技法やブレンド技術などを通して食育を推進すること」ができます。

□おこめアドバイザーについて

おこめアドバイザーになるためには、お米に関する幅広い知識だけでなく、世界的な食糧の現状など総合的な知識を身につける必要があります。
また、精米加工や保管、品質管理、そして炊飯の理論までの知識が必要です。

一概にお米といっても、身につけるべき知識はたくさんあります。
現在、おこめアドバイザーを所有しているのは、500名ほどと言われております。
その人数の少なさから、簡単に取得できる資格ではないことがわかるでしょう。

□農産物検査員について

農産物検査員とは、その名の通り、農家の方が育てたお米を検査して格付けを行える資格です。
また、農産物検査員の資格持っていると、原料に問題はないかを適切に判断できること証明できます。
更にどのような農薬が使用され、何回使用され、など検査項目は多岐にわたります。
ある意味、良い生産者を見極めることの出来る資格と言えます。

皆さんもお米を購入する時に、お米のランクを参考にする方も多いでしょう。
お米のランクには、大きく分けて、「等級」と「食味ランキング」があります。
農産物検査員は、1等級、2等級、3等級、そして規格外というように等級を格付けする際に、必要になります。
サンプルで採取したお米を1粒1粒検査し、粒の大きさや外観を分析して等級は決まるのです。

一方で、食味ランキングには、特A評価やA評価、B評価などに格付けされます。
そのランキングは、食味官能試験に基づいて決まるということを覚えておくと良いでしょう。

□品質システム認定工場取得、精米HACCP認定書について

最近では、特に食品の安全性が重要視されていますね。
もちろん、お米についても、安全への取り組みや品質の良さは、必要になるでしょう。
お米のくりやでは、工場に高品質の機械を導入していることで、他社より品質の良さを実現しています。

実は、高品質の機械を使用するのにも資格や免許が必要になるのです。
もちろん、資格や免許は、誰でも簡単に取得できるものではありません。
例えば、お米のくりやが所有している「品質システム認定工場取得」は、精米工場が保有すべきとされる品質システム構築のための条件を満たすことで認定されます。

また、「精米HACCP認定書」は、食品の安全確保の国際基準を満たしていることの証明になるでしょう。
精米工場において、安全確保や品質管理、衛生管理や汚染防御管理を行う取り組みが条件に含まれています。
お米のくりやは、このような資格や免許を所有し、品質の良さの向上に努めているのです。
また、お米の入荷前には、検査室で分析し、科学的数値により入荷が可能かどうかを判断しています。

□まとめ

今回は、お米に関する資格や免許がどのようなものなのか、ご紹介しました。
今回ご紹介した資格は、おいしいお米選びをするために必要となるものです。
しかし、お米に深く携わっていないと、お米のおいしさを見分けることは難しいでしょう。正直、米飯パネリストという資格はお米の資格の中でも一番取得困難な資格です。

そのため、お米のくりやが皆様に変わって、おいしいお米を選び、届けていきたいと考えています。

 

「高品質のお米」ってどういう意味?

お米のくりやは常に安定した高い品質のお米を確実にお届けできるような体制を整えています。
現在、お米のくりやは1日に約15トン、年間で約5000トン以上のお米を扱っており、国内や海外にお届けしています。
一体なにが「高品質のお米」を実現させているのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、お米のくりやのお米が高品質である理由について紹介します。

□お米のくりやのお米が高い品質を実現している秘密とは

お米のくりやのお米が高品質である理由の1つは工場での徹底した品質管理にあります。
お米のくりやの工場は2014年の秋に最新の機器の導入とあわせて、現在の場所に大型工場へとリニューアルされました。
工場内の工程でどのようにお米が取り扱われているかを知ることで、どのように品質管理が徹底されているのかをおわかりいただけるでしょう。
そのため、以下ではお米のくりやの工場からお米が配送されるまでの工程について紹介します。

*日本全国からお米が届く

「ごはんソムリエの徳永真悟」が日本全国47都道府県から選んだお米がこの工場に玄米の状態で集まってきます。
なぜ玄米の状態で送られるのかと疑問に思うかもしれません。
それはおいしさを長く維持するためです。
工場に届いた玄米は常温倉庫または低温倉庫で保管されます。

*保管されたお米を工場内に移動

精米加工を行うためには、倉庫で保管していたお米を工場内に移動させなければなりません。
そこで使用するのが荷受けホッパーです。
荷受けホッパーはお米を専用のエレベーターやパイプに通して、工場の中へと移動させる役割があります。

*お米に混じっている不純物を取り除き、玄米タンクに保管

採れたてのお米には土と一緒に色んなゴミや石や不純物が混じっています。
また大量のお米からゴミを取り除くことは人間では不可能でしょう。
そこで粗線機と石抜機という2つの設備を使用します。

粗線機にはお米の中に混じっているゴミを取り除く役割があります。
粗線機の中にはピアノ線のようなものが貼られており、お米よりも大きなゴミが引っかかるという仕組みです。
粗線機にお米を通してもお米よりも小さな石などは取り除くことは難しいでしょう。
そのため、お米を粗線機に通した後に石抜機を利用してお米に混ざっている小さな石を取り除きます。

粗線機と石抜機を利用して、ゴミや小さな石を取り除いた後は玄米タンクに保管します。
玄米タンクは2トンタンクが12個、1トンタンクが16個あります。

なぜ大量の米が入るタンクがこんなにあるのでしょうか。
それはお米のくりやが扱っているお米の種類が多いためです。

お米のくりやでは日本全国47都道府県から集まる、約400種類ほどのお米を扱っています。
ごはんソムリエ徳永真悟が全国の産地へ出向き品質だけでなく、生産者のこだわりを聞き、厳選されたお米を仕入れてきます。
一般のスーパーで扱うお米の種類でもせいぜい10種類ほどなので、「お米のくりや」がとても多くの種類を扱っていることが分かりますよね。

多くの種類を扱っている理由は、ごはんソムリエ徳永真悟はお客様に「自分好みのお米を見つけて欲しい」とそのために、いろんなお米を味わってほしいという思いがあるからです。
このように、たくさんの種類を扱っており、注文に対応するためにはより多くのタンクが必要となります。

*精米加工とお米の品質検査

玄米タンクに保管しておいたお米を精米機の中に入れます。
精米機を使用することで、茶色い玄米から白いお米になります。
しかし、ここで完成ではありません。

精米後はロータリーシフターの中に入れます。
ロータリーシフターは、細かく砕けたお米を取り除く役割があります。
割れていないお米と割れているお米の比重の違いを利用してお米を選別しています。
ロータリーシフターに入れた後でも、お米の色が整っているわけではありません。
そこで光学式選別機を使用します。
黒い点があるお米よりも白くきれいな形をしているお米の方が当然食べたくなりますよね。

光学式選別機では白すぎる、黒い点があるなどの変色したお米を取り除きます。
また、虫に食われているお米や未熟なお米も取り除かれます。
目に見えないほどの速さでお米が流れていて、それを機械の中にあるカメラが選別します。
違うメーカーの光学式選別機を使って2回チェックすることで、さらに品質の精度を高める工夫がされています。

*無洗米加工と集中制御室

精米を無洗米にする場合は、無洗米加工を行います。
機械の中でお米を洗い、一瞬で乾燥させることで、お米を研がずにそのまま炊いて食べられるようになります。

出荷できるお米にするまでには、荷受けホッパー・粗線機・石抜機・玄米タンク・精米機・ロータリーシフター・光学式選別機・無洗米加工というように様々な設備を利用した工場のラインが必要です。
多くの工程がある中で、たくさん種類があるお米をどうやって管理しているのかと疑問に思うかもしれません。
ここまでの工程の流れはすべて「集中制御室」で管理されています。
集中制御室ではどんな銘柄のお米が、どのように流れてどれだけあるのかを把握できるようになっています。

*お米を出荷する準備を行う

いよいよお米を出荷する準備に入ります。
お米を袋に入れる包装工程では、自動包装機を使用します。
真空包装商品の場合は、サイコロのような四角いパッケージや小袋にお米を入れて真空パックにします。
真空パックは内部に空気がほぼ無いので、お米が酸化して大きく品質が下がる心配がありません。
※お米は農産物のため空気を含んでいますので、缶詰のように100%真空にはなりません。

包装したお米は金属等が混じってないか検査を行います。
検査は目に見えないくらいの小さな鉄にも反応する金属検出機を通して行います。
最後に、小さい商品は手作業で箱詰めされ、大きな商品はパレットの上にきれいに積まれ、フォークリフトでトラックまで運ばれます。

□お米のくりやで精米加工されたお米はどこに出荷しているのか

工場で精米加工されたお米は、四国内のスーパー、飲食店、学校給食、病院給食、企業給食などへはくりやのトラックでお届けしています。
日本全国の一般家庭をはじめ、海外や大手外食チェーン、量販店へは大手配送業者へ委託しています。
年間の取り扱い量はおよそ約5000トン以上の精米で、お米のくりやは四国でナンバーワンの取り扱い量を誇ります。

お米のくりや工場紹介

□米袋の新しい形であるオコメールとは

オコメールとは少量2合のお米が真空パックになっており、郵便でも送れるお米のパック商品です。
オコメールは、お米のくりやの登録商標です。

ここではオコメールの主な特徴を4つ紹介します。

1つ目は、少量2合ずつの真空包装パッケージで、美味しい状態で長持ちし食べたい分だけ炊飯できることです。
世帯人数にもよりますが、ご家庭でお米を食べる時は、1回に炊く量は2合の場合が多いでしょう。

通常10キログラムの米袋は、約66合ものお米が入っています。
お米を毎日食べない、または少人数である、という方は米袋の購入に少し躊躇してしまうかもしれません。
そこでオコメールは精米仕立てのお米を2合ずつパッケージにしました。
オコメールは食べたい時に食べたい分だけ炊飯できます。

2つ目は真空パック処理なので、新鮮なまま長期保存ができることです。
スーパーなどで積み重ねる事に配慮した空気穴の空いた通常の米袋とは違い、精米してすぐに真空包装にしますので、酸化することなく鮮度を保ったまま長期保存ができます。
1人暮らしや自炊回数の少ない方にぴったりでしょう。

3つ目の特徴は1袋が軽いので、持ち運びがらくで保管場所を選ばないことです。
オコメールの厚みは2センチと薄いので保管場所を選びません。暑い季節の冷蔵庫での保存でも薄いので場所を選びません。
持ち運びが行いやすいのでアウトドアにも向いているでしょう。

また、オコメールにメッセージなどを記載し、封筒に入れ切手を貼れば、そのまま郵送できるので、大切な方に贈ると喜ばれるかもしれません。

4つ目の特徴はお米の計量なしで炊飯の手間が省けることです。
1袋2合(300g)のパッケージなので、お米をカップで計量する必要がありません。そのまま開封して洗うだけで炊飯できます。

□まとめ

今回はお米のくりやのお米が高品質である理由について紹介しました。
工場で徹底した品質管理を行っているため、高品質なお米を実現しています。
また、お米のくりやではオコメールという包装を工夫したユニークな商品も作っています。
オコメールはお米のくりやのホームページで購入できるので、興味のある方はご覧になってください。

 

知らなきゃ損なお米の品種とは? ごはんソムリエが食べ比べ解説!

お米の中でも、知らないと損な品種を食べ比べしてみたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一概に、お米といっても、数百種類の品種があり、それぞれ特徴が違いますよね。
そこで今回は、5つのお米をピックアップして「お米の品種の特徴」と「食べ比べをするメリット」について解説します。

□知らなきゃ損なお米の品種とは?

皆さんには、「全ての品種のお米を食べ比べてしてほしい!」と言いたいところですが、お米の種類は、とてもとても種類が多いので現実的ではないです。
そのため今回は「ごはんソムリエ」がおすすめする5つのお米の特徴をご紹介します。

*ゆめぴりか

「ゆめぴりか」は北海道を代表する品種で、粘り気が多く柔らかいことから、モチモチとした食感が特徴のお米です。
ゆめぴりかの大きな特徴である強い粘り気は、お米の粘り気を左右する重要な要素となる「アミロース」の含有量が少ないことによって生まれています。
強い粘り気を持つゆめぴりかは、冷めてもおいしくお米を食べられることが魅力でしょう。
また、たんぱく質の含有量も他のお米と比べて少ない特徴もあります。
ツヤがあり柔らくておいしいお米といえます。

さらに、甘みが強い特徴も持っていることから、おかずがいらないお米としても人気があります。
ゆめぴりかを購入する際には、米袋に「ゆめぴりか協議会認定マーク」が付いていることを確認してみてください。
このマークは、ゆめぴりかのおいしさを守って育てているか?を確認するこだわりの証です。
品質基準をクリアしたお米にのみにこのマークが表示されています。
北海道のお米で初めて、「特A評価」という高評価を受けたお米です。
ゆめぴりかを手に取る機会がありましたら、是非食べてみてはいかがでしょうか。

*新之助

「新之助」は、お米の原産地として有名な新潟県で、コシヒカリの遺伝子を受け継ぎながら生まれたお米です。
しかし、コシヒカリとは違う美味しさを持つということで話題になりました。
その違いは、大きな粒のお米であり、しっかりとした硬め食感と粘り気も強いことから、ふっくらツヤツヤに炊き上がることが特徴と言えるでしょう。

また、新之助は、お米のおいしさを決めると言われる「コク」や「旨味」などの6要素において、他のお米の平均値よりも高くなっています。
その中でも「甘み」「コク」「味の厚み」が魅力的です。
初めて新之助を食べるという方は、噛めば噛むほど感じる甘みとコク、そして味の厚みに注目してみてくださいね。

ゆめぴりかと同様に、ごはんが冷めてもおいしいことも魅力の1つになります。
どうしても、冷めてしまうと粒が硬くなってしまいますが、新之助は品質が劣化しにくい特徴があり、心配ありません。
そのため、お昼のお弁当として食べたり、電子レンジで温め直すことで炊き立てご飯のように食べたりできるでしょう。

*イセヒカリ

イセヒカリの特徴を簡単に表すと「シャッキリしていてあっさり」になります。
生産地は、粘土質で地力が強いことから、おいしいお米の採れる地域として地元で有名な場所です。
また、農薬の使用を抑えた安心安全なお米を作るために、環境にもこだわりがあります。
味が良いことで人気があるササニシキやコシヒカリの大きな欠点となる耐久性を克服し、1穂あたりの収穫量が多いことも特徴として挙げられるでしょう。

もちろん、耐久性や収穫量だけでなく、味にも自信があります。
コシヒカリと食べ比べをしてみると、粘りが強いコシヒカリに対して、粘り気はそれほど強くはありません。
逆にシャッキリとした食感とさっぱりとした後味に新鮮さを感じられます。
毎日食べることが多いお米ですが、飽きのこない品種の1つでしょう。

*銀河のしずく

「銀河のしずく」は、粒が大きくて粘り気が程良く、軽やかな食感が特徴のお米です。
そのため、何度食べても飽きを感じさせることありません。
食味もバランスが取れており、炊き上がりの透明感のある白さは、とても美しいものです。
炊き立てと冷めた後の味の変化を感じさせないので、おにぎりにも適したお米といえるでしょう。そのため多数のおにぎりに関するお米の賞を受賞しています。
日経トレンディが主催する「米のヒット甲子園2016」では、大賞を受賞し、今一番食べてほしいお米として注目されました。
審査員の評価には、「余韻が長いおいしさ」や「口に入って、ほろりと消える」というような感想があり、高い評価を受けました。

また、銀河のしずくには、米袋のデザインにおいしさを生み出す「太陽」「銀河」「空」「土」「人の愛情」「台地」「水」「豊かな稔り」「肥料」の10ポイントが表現されています。
名前にもある銀河という言葉には、キラキラと光る星空からお米1粒1粒の輝きをイメージさせるという意味があるそうですよ。

*蛇紋岩米(じゃもんがんまい)

兵庫県北部は、毎年特A評価を与えられるお米の名産地です。
蛇紋岩米とは、お米の名前として聞きなれない「蛇紋岩米」の名前の由来には、お米が作られる水に秘密があります。
兵庫県養父郡にある蛇紋岩という断層地域にあるミネラル豊富な水で作られており、この水がおいしさのカギとなっているでしょう。
お米の粒の立ち具合や食感、甘みや粘り気、どれをとっても満点の評価を与えられるお米でしょう。

この蛇紋岩米は、「幻のお米」と呼ばれるほど貴重なお米です。
なぜなら、お米の生産地として評価の高い特A地区に指定された兵庫県北部地区の一部だけで育てられるお米だからです。
お米ソムリエが食べてみても、びっくりするほどの1級品の味でした。
蛇紋岩米のような特別感のあるお米を、1度は食べてみたいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

□お米を食べ比べするメリットとは?

ごはんソムリエがおすすめする5つのお米は、いかかがだったでしょうか?
お米は、食べれば食べるほど、奥が深いと感じてしまうものです。
また、上記の「知らなきゃ損なお米の品種」の中で、食べてみたいと思うお米はありましたか?
もしくは、もっと色んなお米を食べ比べしてみたいと思われた方もいらっしゃると思います。

日本には、お米の品種が300種類以上もあり、そのほとんどを食べたことがあるという方は、ほぼいないでしょう。
しかし、たくさんの品種があるお米の中から、おすすめのお米をいくつか選んで食べ比べできます。
お米の食べ比べをすることによって、どのようなメリットが得られるのでしょうか?

大きなメリットとしては、「毎日の主食がおいしくなる」ことが挙げられます。
お米は、1日3食の中で、1回は主食として食卓に出てくる家庭が多いでしょう。
普段何気なく食べているお米も、一度お米を食べ比べてみると、品種の違いによって味や粘り気、甘さが全然違うということが分かります。

特に、食卓に出てくる機会が多いお米を食べ比べてみると、食事の楽しみも増えます。
また、食べ比べすることによって、「低コストでいろんな味を楽しめる」というメリットもあるでしょう。

高級なお米の品種では、5キロで5千円以上すると言うお米も多いです。
そのような高級なお米を、即決で大量に買ってしまうと、後から後悔してしまうこともあります。
そのため、少ない量を比較的低コストで食べ比べしてみて、お気に入りのお米を探してみる方が賢明といえるではないでしょうか。

□まとめ

日本の誇りともいえる「お米」は、日本中にたくさんの品種があります。
お米は、食べ比べることによって、お米の違いを感じ、深みを感じられるでしょう。
毎日、同じ品種のお米だけを食べるのは、少し勿体ないような気がします。
まずは、少量の食べ比べセットから、自分のお気に入りのお米を見つけてみてくださいね。

 

お米のくりやのお米の品質は業界最高峰!割れや傷はほとんどありません

「お米を購入して、いざ開封してみると割れや傷があり、がっかりした。」
このような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お米を選ぶ時のポイントの一つとして、「品質」を重視する方も多いと思います。
そこで今回は、お米のくりやが出荷するお米の品質、そして品質を維持するための取り組みをご紹介します。

□お米の品質について

*お米の品質を判断する基準

日本では、お米を主食とされている方が多いです。
口にする機会も多いため、できるだけおいしく食べたいものですよね。
おいしいご飯に炊き上げるには、炊き方がとても重要です。
実際に、お米のくりやでは、おいしいご飯を炊き上げるための方法をポイントに分けてご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

しかし、重要なポイントは、炊き方だけではありません。
おいしいご飯を炊き上げるには、お米の「品質」が重要なポイントになります。
そのため、まず皆さんには、お米の品質を判断する基準を理解していただきたいと思います。

お米は出来不出来によって、種類が分けられるのをご存じですか。
お米の出来が良いものを「整粒」と言います。
一方で、割れや傷があり不出来のものは「粉状質粒」や「被害粒」、「着色粒」や「砂粒」と呼ばれています。

適切な水の量で炊き上げたのに、どうしてもご飯がべた付いてしまった経験がある方もいらっしゃるでしょう。
それは、品質が原因で起こっている可能性があります。
お米の中に、被害粒や砂粒の割合が高くなると、ご飯のべた付きの原因になったり、炊きあがりのムラの原因になったりと、おいしくないご飯となってしまうのです。

つまり、お米の品質を判断する基準としては、整粒率が高いものほど品質が高いと言えるでしょう。
また、整粒率が高いほど、おいしいご飯に炊き上げられます。

*くりやが出荷するお米の品質

くりやが出荷するお米の品質は、どのようなものになっているのでしょうか?

お米のくりやでは、整粒率90%以上のお米を最低限の出荷基準としています。
実際は、被害粒や着色粒は、ほとんどゼロのものとなっており、整粒率が90%以上の高品質なお米のみを出荷させていただいています。
これらのことから、お米くりやの出荷基準は、どこにも負けていないと胸を張って言い切れます。

しかし、皆さんには、それが本当なのか気になる方もいらっしゃると思います。
実際に、何の根拠もなく「自社で取り扱うお米は品質が高い」などのうたい文句を掲げるお店もあるでしょう。
そのうたい文句に騙されて、お米を購入してしまい失敗したり、後悔したりしたこともあると思います。

そのため、うたい文句だけではなく、信頼を得るためには、品質を維持するための取り組みを知っていただくことが必要だと考えています。
そこで以下では品質を維持するために行っている取り組みをご紹介します。

□品質を維持するためのくりやの取り組みとは?

皆さんには、「お米の品質を判断する基準」と「くりやが出荷するお米の品質」について知っていただけたと思います。
そして、次は品質を維持するために、「お米のくりや」が行っている取り組み「お米の厳しい入荷検査」「米飯パネリストによる厳しい食味分析」についてご説明します。

*お米の厳しい入荷検査

お米のくりやでは、全ての入荷米に対して事前調査をします。
具体的には、まず品質管理室で、お米の分析器(品質検査機)で入荷検査を行います。
そうすると、お米の出来不出来を決める整粒や被害粒などの比率が、パソコンに分析データとして把握できます。
そもそも、このような分析器による検査を行っておらず、何の根拠もないのに「超一等米」と称して売り出している業者もあるため、注意が必要といえるでしょう。

お米は農産物ですので、毎年の気候変動や台風などに大きな影響を受けます。
そのためお米のくりやの検査では、その年の産地、銘柄、生産者の状況の出来具合を的確に判別します。
そして、分析データをもとに、厳しい検査に合格した良質のお米のみ入荷することを徹底しています。
お米を入荷する段階で、検査を行うことでお米のくりやが出荷するお米の高い品質を維持しています。

*米飯パネリストによる厳しい食味分析

お米のくりやの高い品質を維持するためには、行っていることは機械を使用した分析データだけではありません。
全てを機械に頼るのではなく、米飯パネリストである徳永店長による厳しい食味分析を行っています。

皆さんにとって、米販パネリストという言葉は聞きなれないのではないでしょうか?

米販パネリストとは、簡単に申し上げますと、米利きができることを証明する資格のことです。
この米販パネリストになるには、ご飯の色覚から嗅覚、味覚など官能評価をするうえで大切なテストを受け、合格しなければなりません。

また、皆さんもお米を購入する時に、「特A評価」という格付けをされているお米を見かけたことがあるのではないでしょうか。
この格付けは、米販パネリストのような知識や資格がある食味評価のエキスパートが実際に試食して判断しています。
この米販パネリストの資格を持つ徳永真悟が入荷するお米を実際に試食して、お米の入荷の是非を厳しくチェックすることで、品質を維持しています。

どうしてもお米は農産物ということで、地球温暖化や台風などの気候変動によって毎年出来具合が変化します。
もちろん、日本一のお米とも言われている魚沼コシヒカリでもその年により出来不出来はあり、有名ブランド米だからといって関係ありません。
そこで米飯パネリストの資格を持つ徳永真悟が、全国各地の生産者の産地状況や考え方を伺い、共感できた生産者のお米のみを入荷しています。

上記の理由を含めて、お米のくりやでは、高い品質を維持できているのです。

□お米のくりやから皆さんへ

皆さんには、お米のくりやで「お米の厳しい入荷検査」そして「米飯パネリストによる厳しい食味分析」を行っていることが分かっていただけたことだと思います。

実際に、お米のくりやは、一般家庭をはじめ料亭や外食産業、多くの大手チェーンや学校給食、病院給食や企業給食に選ばれています。
そのことが、何よりの信頼の証と言えるでしょう。
また、信頼の証として、お米のくりやが所有す資格にも注目してみてください。

米飯パネリストの資格を持つ徳永店長をはじめとし、「お米マイスター」や「ごはんソムリエ」、「おこめアドバイザー」や「農産物検査員」などのお米に関する資格を所有しています。


どの資格もお米について幅広く、そして深い知識が必要になり、簡単に合格できるものではありません。
お米マイスターの資格に合格するには、お米に関する専門職経験がある人という条件があり、お米の博士号とも言われるとても難しい資格です。

これらのように、おこめのくりやでは、品質に自信があり、お米についてのエキスパートが揃っています。
お米のくりやの想いとして、最新の技術で食育に貢献したいというものがあります。
この思いを実現するためにも、皆さんに最高に良質なお米をお届けさせていただきます。

□まとめ

今回は、品質は何で決まり、どのようにして高い品質を維持しているのか、お米のくりやを例にしてご紹介しました。
おいしいご飯を食べるためには、炊き方だけでなく、品質にも注目する必要があります。
また、お米の品種によっても、大きく味が変わってくるでしょう。
現在、お米の品種はとても多く、皆さんがまだまだ知らないお米がたくさんあります。
ぜひ、お気に入りのお米を探したい方は、お米のくりやをご利用してみてください。