お米は日本人にとって欠かせない食材の一つです。好きな人はほぼ毎日口にするであろうお米ですが、まだあなたが知らない、お米を美味しく食べる方法があるかもしれません。
お米を今よりも美味しく食べる方法、それはお米に関する理解を深めること、お米に関してもっと知識をつけることです。
■お米が美味しい時
お米が最も美味しいのは精米したての時です。精米されると酸化が激しく、時間が経つともちもちとした粘り気や味、栄養素が失われてしまいます。
精米後に最も美味しく食べられる期間は、温度や湿度により酸化される速度が異なるので、季節によって異なります。
9月〜3月は4,50日、4月〜5月は1ヶ月程度、6月〜7月は25日程度、8月は20日程度です。こちらは真空パックという形で販売されているお米でも変わらないので注意しましょう。
■正しい保存場所
続いて知っておきたいことはお米の正しい保存場所です。精米後でも保存場所によってお米の酸化速度は変わるので、お米を美味しく食べるためにも正しく保管しましょう。
お米に適した保存環境は一般的に、温度が15度以下、湿度が75%以下の場所です。温度が上がると虫がつく可能性や酸化速度が上がります。特に台所付近に保存される際、直射日光が当たりやすい場所、流しの下に置かれるのは危険です。
お米は匂いを吸収しやすく、カビ発生の原因にもなりかねません。また、夏場や雨季は特に室温や湿度が上昇するので気をつけましょう。
おすすめは完全に水気を切った空きペットボトルや保存パックなどに入れて冷蔵庫に保管することです。保管場所として米びつを利用される方は天気の良い日に日光消毒を施して、虫の発生確率を最小限に抑えるのも良いでしょう。
■お米の炊き方
最後に、お米を炊く際のコツについて紹介いたします。
お米を研ぐ際や計量する際に、適当に自分の感覚を頼りにされる方が多いと思います。しかし、一見単純そうな作業でも決まった手順や量を守ることでお米の美味しさは倍増します。
簡単な注意点としては、最近の市販のものであれば、炊飯ジャーや計量カップには細かくメモリが付いているので、それに従い炊き込みを行うことです。
また、お米を研ぐ際は素早くすることや研ぎすぎないように注意してください。お米を美味しくしている成分が逃げてしまいます。
お米に対する知識を少しでも深めていただけましたでしょうか。お米は本来の味以外にも保存方法や研ぎ方、食べる時期によって味が決まります。
お米を適切に、生き物のように扱っていただくことでより美味しく召し上がっていただけます。
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