意外と知らない?もち米とうるち米の違いをご紹介します

みなさんはもち米とうるち米の違いを知っていますか?
2つのお米があるということを初めて知ったという方もいらっしゃると思います。
また、聞いたことはあっても、詳しくは知らない方がほとんどではないでしょうか。
今回は2つのお米の違いと、それぞれの特徴についてご紹介します。

□何が違うの?

簡単に説明すると、普段私たちが食べているいわゆる白ご飯が「うるち米」にあたります。
これに対して、お餅やおこわ、赤飯をつくるのに使われているのが「もち米」です。
この違いまでは知っている方が多いのではないでしょうか。

では、ここからは4つのポイントに分けて2つのお米の違いをご紹介していきます。

*見た目

まずは食べなくても見ただけで分かる違いがあります。
それはお米の色と形です。
うるち米が透き通ったような半透明な色に見えるのに対して、もち米は白いです。
さらにもち米は丸みのある形をしています。

*粘り気

食べたときに粘り気が違うのも特徴です。
これはお米の粘り気を決めるアミロペクチンというでんぷんの成分量に違いがあるからです。
この成分が多いほど粘り気がでるのですが、もち米は全てアミロペクチンでできているため、粘り気が非常に強いです。
お餅やおこわに使われている理由が分かりますよね。

*加工してできる食品

加工してできる食品にはどのようなものがあるのでしょうか。
さきほど、お餅やおこわについてはご紹介しましたが、煎餅にももち米が使われています。

また、意外なものといえば、日本酒やビーフンにはうるち米が使われています。
食べ物に加えてお酒にも変わるなんて驚きですよね。

*保存のしやすさ

2つのお米の見た目や食べることを中心にご紹介してきましたが、美味しく食べることができる期限に違いはあるのでしょうか。

実はもち米の方が、美味しさが長続きするのです。
これには理由があり、粘り気が変わるという話で少しご紹介したアミロペクチンという成分が関わってきます。
もち米はアミロペクチンだけでできているのに対して、うるち米はアミロースという成分と合わさってできています。

このアミロースがアミロペクチンよりも傷みやすいと言われているため、どうしても美味しく食べられる期間に違いがでるのです。

□まとめ

今回はもち米とうるち米の違いと、それぞれの特徴についてご紹介しました。
普段からよく食べるものだからこそ、違いに関してはあまり考えませんよね。

違いを知ることによって、それぞれのお米をさらに美味しく食べられるのではないでしょうか。