兵庫県産のお米コウノトリ米と蛇紋岩米について詳しく紹介!

隠れた米どころ兵庫県産のお米である「コウノトリ米」と「蛇紋岩米」について知りたい方は多くいらっしゃると思います。

それぞれどのようなお米なのか「ごはんソムリエ徳永真悟」がそれぞれの特徴について解説していきます。

□蛇紋岩米こしひかりとはどのようなお米なの?

蛇紋岩とは、ミネラル分を豊富に含んでいる岩石のことで、それが堆積してできた土壌で生産されているお米のことを蛇紋岩米と呼びます。

蛇紋岩の土壌は全国にもたくさんありますが、水田が広がり、たくさんの量のお米が収穫できるような地域はなかなかありません。
兵庫県養父市の一部に広がる蛇紋岩土壌で作られたお米だけを蛇紋岩米として出荷しています。

そんな蛇紋岩米コシヒカリの味わいにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
つやつやした大粒のお米で、ふっくらとしており、噛んだ時に粘り強さがあるのが特徴です。
また、おかずがいらないほどの甘さを感じられると評判で、炊き上がった時の香りもとても良いです。
このような美味しさを実現できるのは、豊富なミネラルを含んだ土壌で、綺麗な水と昼夜の温度差があることが理由です。
お米としての旨みや栄養価が高いので、オススメの品種だと言えます。

□コウノトリ米(豊岡産コシヒカリ)について解説します!

以前は至る所で見られていたコウノトリは、現在では数が減少し、兵庫県の豊岡市でしか見られなくなってきました。
コウノトリはたくさんの食料を必要とするので、豊岡の肥沃な田んぼにいるたくさんの生き物を目当てに来訪するようになったのでしょう。
そんな減り続けるコウノトリを助けるために、より自然にちかい「コウノトリ育む農法」を使ったお米が生まれました。
田んぼも自然界の法則に従って動いているので、多くの生き物が宿るために徹底して水管理をし、肥沃な農地を実現させています。

そんな肥沃な農地にはコウノトリ以外にも様々な鳥たちが餌を食べにこの水田に顔を出します。
水管理を徹底した場所で作られたコウノトリ米を食べることで、鳥類を含む環境への貢献もできます。
環境のために行動すると聞くと少し億劫になってしまうかもしれませんが、このお米の購買を通じて間接的に貢献してみてはいかがでしょうか。

コウノトリ米を栽培している水田では、通常より早い段階で水を張ったり、水深を深くして管理したりすることで、多種多様な生き物が生息できるようにしています。
農薬や化学肥料をほぼ使わず、安全で安心なお米作りを行なっていますので、健康にも優しいのは嬉しいポイントですよね。

□まとめ

蛇紋岩米とコウノトリ米それぞれの特徴について知っていただけたでしょうか。
健康だけでなく、環境にも優しいコウノトリ米を買うのも、ミネラルを豊富に含んだ土壌で作られる蛇紋岩米を買うのもおすすめですよ。
これらを参考にぜひお米のくりやで注文してみてくださいね。