鹿児島産のお米「あきほなみ」の特徴を紹介します!

鹿児島県産のあきほなみというお米をご存知の方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、鹿児島県の独自の品種であるあきほなみの味や歴史についてごはんソムリエ徳永真悟がご紹介します。

□鹿児島県産のあきほなみの特徴をご紹介!

あきほなみは、鹿児島県のみで栽培されているお米です。
鹿児島県は日本でも南の方に位置しているので、暖かい気候が特徴ですよね。
その暖かさを生かして、鹿児島県では7月中旬に収穫する早期水稲と10月上旬以降に収穫する普通期水稲で稲作を行っています。

そのような稲作の特徴を持っている鹿児島県が、普通期水稲のために独自で開発したお米があきほなみなのです。
初めは伊佐市やさつま町などの一部の地域で作付けされていたのですが、次第に県内全域に広がっていきました。
そんな鹿児島県の独自のお米の味の特徴について解説します。

*あきほなみの味を知ろう!

あきほなみは食味ランキングの特A評価を獲得したことがあるとても美味しいお米です。
特A評価とは、お米の食味を審査員が査定して評価するお米のランキングの中でも、トップクラスの味わいがあるという証です。
査定項目は外観、味、香り、粘り、硬さ、総合評価の6つです。
外観、味、香り、粘り、の4つの項目でヒノヒカリを上回る評価を得たこともあるようなお米なので、かなり美味しさを感じられるでしょう。

粘り気が強く、程よい硬さが特徴のお米です。
粒は大きくツヤツヤしているため、美味しそうな見た目から食欲がかなり湧きますよ。
また、甘さとうま味を兼ね備えた味で、冷めても美味しく感じられます。
和食、洋食、中華などのさまざまなジャンルの料理にもよく合います。

□あきほなみの歴史や名前の由来について解説

あきほなみは、ヒノヒカリの系統である99S123と越南179号という品種を掛け合わせて誕生しました。
鹿児島県では今までヒノヒカリが栽培されていることが多かったのですが、台風の被害や高温による品質の低下などの問題がありました。
それを解決するために、10年かけてあきほなみが開発されました。

*あきほなみの由来とは

あきほなみは、秋にたくさん実った稲穂が波打つ様子から連想して命名されました。
豊作を思い浮かばせるような名前から、美味しそうなイメージが湧きますよね。

□まとめ

あきほなみという品種の特徴について知っていただけましたでしょうか。
あきほなみはとても美味しいお米なので、ぜひ一度試してみてくださいね。
他にもご興味のあることがございましたら、いつでもお米のくりやにご連絡ください。